気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

感想(ライトノベル)

魔術学院を首席で卒業した俺が冒険者を始めるのはそんなにおかしいだろうか

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「そういった魔術師もいるだろうな。だが俺は、そのような愚者は真っ先に死ぬと考えている。無駄な早死には御免被りたいというのが本音だ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

長文タイトルがすべて系ラノベ。

学院教授や宮廷魔導士といったエリートコースが約束されていたのに、それを蹴って冒険者になった青年・ウィリアム。

彼は、それらの収入がよいものの国などに縛られてしまう立場に魅力を感じず、自分の夢に邁進することに。

 

親からは勘当を言い渡されて。それは受け入れるが、学費などの恩をいずれ利子をつけて一度だけ跨がせてくれとか言う辺り、自分を曲げないというか。

相手の態度によって価値基準がぶれないのは良いことだと思いますよ。実際、冒険者になってから生き生きしてますし。

 

可愛い女子ばっかりのパーティーから声をかけられて、一緒にゴブリン討伐とかしてましたが。

念には念を入れすぎて、ヌルゲーと化してるのは正直笑った。下手打てば死ぬわけで慎重なのは悪いことじゃないですけどね。

大抵の事をわりと困らず解決できるので、安心して読める作品ではあるかと。読み放題で読んだから甘め。

撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ~弾丸魔法とゴースト・プログラム~

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「お前は、この戦争を終わらそうとしてるんでしょ」

 

東西の国家が、機甲車と弾丸魔法を用いた戦争を続けている世界。

主人公のレイン・ランツは学生兵として戦場に駆り出され、追い込まれてた……筈なのに、気が付いたら教室に戻っていた。

彼の手元には弾丸魔法によって、殺した相手の名前が残っていて、あれが夢だったとは思えない。

しかし、名の売れた相手だったはずなのに、誰に話しても通じず。

どういうことかと思いながら日々を過ごしていたら、またしても世界が「切り替わる」のを実感して。

 

謎の「切り替え」を為したモノこそが、「悪魔の弾丸」。

それによって殺された相手の功績を全て消し去り、世界を再構成する破格の弾丸。

作中の例示で、車を発明した相手を殺したとしたら、車のない世界になる。誰かを殺した人をその弾丸で殺せば、殺された筈の人が生きている世界になる。

……そんな弾丸をもたらした亡霊の少女・エアと契約し、戦争を失くそうと決意する話です。

 

「悪魔の弾丸」が効果を発揮する度に。殺した相手の影響力が多い位ほど劇的に。

世界が書き換えられていき、弾丸を使用しているレインたちにも予想できなかった事態になる事もあって。

長期間続いている戦争の裏事情の片鱗なんかも見えますが……「亡霊」が出てきた時点で今さらですが、なんともキナ臭いですね。

激戦に飛び込み、辛くも生還した感じですが。不発弾と言うか、今後が不安になる情報が最後に残されて、ちょっと肝が冷えた。あれは予想外。


このライトノベルがすごい!

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このラノ2021結果発表。
昨年までは10作品に投票できましたが、今年は半分の5作品に。

結構悩みましたねぇ。他の方もそうだったのか、今年のランキングは結構様変わりした印象を受けました。
よう実、連れカノ、友崎君辺りは継続して入っていました。と言うか。連れカノは去年もランクインしてましたし、他2作は最低でも3年連続(パッと確認できるところに2019ランキングまでしかなかった)ランクインしてるので、結構強い作品ってイメージですね。実はどれも読めてないんですが……。

 

勢いとかを見るに今年は友崎君かよう実か、と思っていたので千ラムネが1位をかっさらったのには正直驚きました。1巻は買ってあるので、近いうちに読みたいですね。

単行本部門では『異修羅』がトップを獲得。昨年は『Unnamed Memory』に続き、これで2年連続、電撃の新文芸が単行本部門1位だったわけで、知名度上がってどんどん売れて欲しいところです。

トップをとった2作品の作者インタビューと、注目作品として6作品ほどカラーページで著者コメントが付いていました。『楽園ノイズ』の2巻製作中という情報は嬉しいですねー。

 

私の投票結果は下記の通り。

1、Babel  単行本5位/新作21位/総合38

2、今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。 文庫14位/新作7位/総合16

3、竜と祭礼 文庫39位/新作24位/総合46

4、わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) 文庫23位/新作13位/総合25

5、たとえば俺が、チャンピオンから王女のヒモにジョブチェンジしたとして。 ランキング外

 

去年は10冊投票して、ランキングに入ったの6品(総合96位とかのスレスレも在りましたが)。
それに比べると今年は5分の4がランキング入りしてるので、それなりに良い確率なのではではないでしょうか。
文庫トップ10はかすりもしませんでしたけど。あっちは2冊くらいしか読めていませんでしたので、そっち当てるのは難しかったかな……。

今年は新作縛りにしたため泣く泣く見送ったのですが『Unnamed Memory』にも入れたかった……けど、新規読者もついたのか単行本3位と結構いい位置にいてほっとしました。

年々参加者が増えており、今年は9576人。この調子でいけば来年には1万人を超えますかね。もっともっと盛り上がってくれるといいですけど、さて。


Magica Technica2 現代最強剣士が征くVRMMO戦刀録

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「これは決闘ではない。討伐でもない。ただの、駆除だ。貴様の死に意味などくれてやらん、そこで無意味に朽ち果てろ」

 

 ゲーム内で、「見えない妖精を仲間にする」と言う、前代未聞のイベントを達成したクオン。それは現地のNPC達からしても、稀少なことで……それ故に信頼を勝ち取ることができた。メタ的に見れば隠しデータとして「信用度」みたいなパラメータがあるっぽいと言われてましたけど。

 それまで誰も見つけていなかった、悪魔を倒すためのキーアイテムである聖印を入手。一緒に話を聞いたから、と雲母水母たちのパーティーとそのままボス戦へ。まぁ、時間が悪かったので翌日に先送りとなり。

 その挑戦では、聖印の効果などもあってわりと危なげなく勝利。王都へ直進し、そこでもイベントを起こして……条件を満たしたために、大規模イベントのタイマーが進み始める結果になっていましたが。掲示板回で他のプレイヤー達が慌てふためいたのも頷ける、驚きの速さ……。これで開始したばっかなんですよ、この人。スペックの暴力怖い。

 武人としての誇りがあって、悪魔と戦い破れた騎士たちを尊重したり、命を弄ぶ悪魔に強い怒りを向けたり、引っかかるところでちゃんとリアクションしてくれるので、わりと分かりやすく読みやすい主人公ですよね。

 

一方で緋真は、先生なら現状最も難しいステージに向かうだろうと東のダンジョンを探索していたものの……残念ハズレ。最前線は誰も突破できてない2ボスの方じゃないですかー。うっかりしていて出遅れて。

師匠を探しに行っている場面とか、後に彼女が2ボスのアンデッドたちと戦うシーンが追加されていましたかね?一緒にボス戦も出来ずに消沈している様は可愛かったですけど。周囲からすると、凄い顔していて気圧されるような雰囲気出してたそうで。哀れな……。早く合流できるといいね……。

週4で部屋に遊びにくる小悪魔ガールはくびったけ

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「もう一度聞きます。聖也さんは過去にしかいないんですか? 本当に『これから』はないんですか?」

 

九曜先生の新作―。

同年代や先輩キャラがヒロインの事が多かったイメージなので、今回は年下キャラがメインと言うことで新鮮。

とは言えその少女黒江美紗は、中学生とは思えない程身体が成長していて、それを自覚して武器にしてくるんだから、なるほど小悪魔……

でも、メンタルまで育っているわけではなくて、沈んだり悩んだりするところもあるのは年相応な感じがしてよいですね。

 

主人公の比良坂聖也は、両親の離婚を切っ掛けに母について引っ越してきた高校2年生。

以前はバスケをしていて、プロを目指していたくらいだったが……離婚前後の騒動がもとで引退。引っ越しの際に持っていた道具なども全部処分してしまって、無気力になっている状態。

何の展望もないが「余生」を送るつもり……とか言っていますが。

 

彼は彼でまだまだ青くて、全然バスケへの想いを振りきれてないんですよね。

学校でもバスケをやっていた事は伏せたり、陰キャぶったりしていましたけれど。

実際にボールを手にしてしまえば、それまで積み重ねてきた時間に嘘を吐くことができず、つい真面目にプレイしてしまう。

 

美沙相手にフリースロー勝負でちょっとした賭けを持ち掛けられた時とかも、良いようにからかわれて、彼女の願いを叶える形になってますしね。

不利な条件設定な賭けに乗らなきゃいいのに……と思いますけど、それが出来ないくらい真剣だったんだろうな、というのが伝わってくる。スイッチが入る感じが分かりますからね……。

 

美沙との交流を通じて少し前向きに慣れたのなら良かった。美沙の方は美沙の方で、抱えていた悩みが落着したようですし。

そうポンポン立ち消えにしていい話なのかなぁ、と美沙母に対してモヤっとしたというか。お相手が少し可哀想に思えてしまったのは歳か。

タイトルが「小悪魔ガール『に』」じゃなくて「小悪魔ガール『は』」なのが美味しいというか。それを踏まえると美沙のアピールが可愛く思えますね。頑張れー。

ジェノサイド・リアリティー 異世界迷宮を最強チートで勝ち抜く

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「ああ。お前だから正直に言うが、俺はこの世界から出たいとは思っていない」

 

ちょっと前3年ぶりくらいに2巻が出たシリーズ。

なろうからの書籍化で、時間あけて続き出るのは珍しいなーと思って購入。

WEBも読んだことはありますが、大分前なので記憶薄れている上に、話数増えてるから読み直さないとなぁ。

 

クラス単位……というか、学年単位での異世界転移系です。

地震に巻き込まれたと思ったら、気づいたらダンジョンの中に居た。

それは、一部マニアに公表を博したゲーム「ジェノサイド・リアリティー」と同じ環境で。

モンスターや罠によってバンバン人が死んでいって、先生とかも居たけれどゲーム内イベントに巻き込まれて死亡するなど、容赦ない展開が続きます。

 

主人公のワタルはこのゲームをやり込んでいて、さらには攻略サイトまで作ったことがあるため情報には詳しかった。

とは言え、成績でクラス分けされる学校で一番下のクラス。おまけに普段は不真面目に暮らしてる不良扱いで。本人の性格もあって、情報を提供してみんなで生き残ろう、と言う方向には行かず。

 

親しい相手にまず打ち明けて、そこから情報を流そうとはしていますが……

陣頭指揮を執っている男子の傍に、邪な思想持ってる奴がいるので、どこまで効果があるのやら。

おまけにワタル本人は、自分が強くなるために単身ダンジョンの下層へと踏み込んでいってますからね。

 

大人数で転移して、追放されるとかでもなく進んで単独行動するキャラは初めて読んだ当時新鮮に映ったような。

我が道を往くタイプのキャラなので、彼を好きになれないと辛そうですが。まぁ、スタンスが明確なので、読みやすくはある感じ。

しかし、表紙のキャラはゲーム内で登場するイベントキャラなわけですが、登場後半なのによく表紙に抜擢されたな……とか思ってしまった。
なんだかんじゃ嫌いじゃないシリーズ。

七人の魔剣姫とゼロの騎士団

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「だけど、いつか人類種は飛島を全て征服する。ならそれは俺達の手でやってやろうぜ。……やられたままじゃ、悔しいだろ。奪われただけ、取り戻してやろう」

 

様々な種族が暮らす、ただ一つの大陸がある世界。

それ故に、かつては国家間での争いが絶えなかった。

しかし、古代人の残した飛空船といくつもの空飛ぶ浮島が発見され……飛島には遺跡がありそこから新しい技術や資材を獲得できると明らかになって。

歴史の中でそういう流れが築かれ、探索するための騎士団を各国は設けていた。その騎士になるための技術を習得するための学院もあって。

 

主人公のナハトは、魔力を持たないと言われる赤毛の少年で。

厳しい試験があるはずの学院に、学院長代理すら断れない伝手で「転入」してきて。

転校初日に風紀委員と誤解からとはいえ戦う羽目になったり。学院にある七つの魔剣を全て頂くと宣言したり。

とにかく騒動に巻き込まれるというか、進んで起こすタイプで。魔剣を持つ少女の一人が、お目付け役の任務を頂戴していましたが。

 

彼の言動を見て、事情や夢を聞いて絆されている辺りは、お約束ではありますけど。

監視につける人選間違ったんじゃないですか、とは正直思った。とは言え、1年生にいる魔剣持ちがシャーロットとアリアとなると、まだシャーロットの方が御しやすいのかもな……

学院から魔剣を預けられていながら、自分の騎士団を持っていなかった彼女なら、最悪まとめて排除するって方法も考えられるでしょうし。

元老院とか言う学院の意思決定機関っぽいお歴々もナハトを危険視していましたし、まだまだ安寧には遠そうですねぇ。

天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~8

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――いいや、全て違う。自分には解る。ティグリスが抱いたものは、意地だ。

 

ウェインは再び西で開催される、選聖公会議に参加する事に。

今回は、聖王直々の招待とあってはウェインに拒否が許されるはずもなく。

着実に力を付けているナトラに、東西どちらにつくのか去就を明らかにさせようとする思惑が当然蠢くことに。

 

この状況でも蝙蝠を貫こうとするウェインはただただ凄いわ。

まぁ実際、東は未だ帝国の後継が決まらない状態ですし。西は西で伏魔殿だから、行き来して美味しい所だけ取りたいというのは正義ですけど。

帝国との繋がりを、いずれウェインを追い落とす弱みとすればと自分で示唆したりして、交渉を乗り越えていた場面とか、感心してしまった。

 

冒頭、描かれたナトラ内部のフラム人達の熱。

ナトラが発展している今だからこそ、フラム人が地位を得よう、と。彼らの私欲ばかりではなく、国外から人材が流れ込んでいる中、フラム人に対する偏見を抱いている輩も多いため、危機感が募っている状況のようで。

 

若者たちの主張も間違って遺灰ないものの、危うさを感じる流れではありますね。実際に、首長は代替わりの時に伝えようとした秘密をまだ抱えておくことにしたようですし。

……ニニムを垣間見た西側の人物が、彼女に注目した、という事実がおっかなくてしょうがない。

ナトラの慣例として、王族がかつて存在したフラム人の王国について学ぶ時、王家のものが直々に教える、というのがあるのも気にかかる。百年前のラーレイは、いったいなにをしたんだ……

 

今回も選聖公の一人が死んで、その殺害容疑がウェインにかかったりとトラブルに巻き込まれてましたが。

各勢力の思惑を描きつつ1冊でエピソードを纏めてくれるのは読みやすくていいですね。

相変わらずカルドメリアが暗躍していて、おっかない。誰か排除してくれ。あまりにも彼女が怪しくて、聖王傀儡説とかもあったみたいですけど。聖王は聖王で、爆弾じゃないですかヤダー。

次も西側の話になりそう、とのことで。今度はどんな騒動が巻き起こるのか楽しみです。

 

あと、道中の馬車内でニニムがウェインの癖を利用して良い時間すごしてたり、ウェインが西側で活動するニニムの髪を染めてみたり、相変わらず隙あらばいちゃつくなこの主従は……いいぞもっとやれ。


本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ふぁんぶっく5

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「護衛騎士であるお姉様が守ってくださるのでしたら、わたくし、怖いものなんてございませんね」

 

通販専売の本好きふぁんぶっく。シリーズも電子化はされてましたが、それは発売しばらくたってから……というのがパターンでした。

けど、今回は電子が同時発売! シリーズを電子で追いかけてる身としてはとてもありがたいですね。

第四部IX~第五部III、ジュニア文庫やアニメエンドカードなども収録した口絵ギャラリーからのラフ画、先生の書き下ろし短編やQ&A、ドラマCDレポートなどなど。相変わらず盛りだくさんです。

 

そして、鈴華先生の「リーゼの葛藤」が特に破壊力高くて良かったですねぇ。

ダルア契約の更新をベンノと一緒に旦那様へ報告に言ったリーゼ。そういう関係になったのは良いが、店内では言動に殊更気を付けるように言われて。

そもそも仕事に追われていちゃつけない中で、ミルダが提案した作戦を実行することにしてましたが。

 

いやぁリーゼ可愛いし、ベンノもリーゼ大好きなの伝わって来ます。

リーゼから見えてないけど、カッコつけた後、ちょっとほほ染めてるのいいですよね。

そりゃ、ベンノ彼女のこと忘れられませんよね……ってのが短い中から伝わってきて楽しかった。

 

そして書き下ろし短編はリーゼレータ視点の「色合わせと婚約式」。

彼女の婚約者は、色々と難しいとか。中級貴族の跡取り娘なので、婿を取ることになるけれど、ローゼマインの魔力圧縮を教わって、両親たちとの魔力格差が生じてるとか。

上級にはなれないけど、魔力的には上級に近く、中級の両親の伝手だと中々難しい部分もあるようで。

実際、一度は魔力が釣り合わなくなってご破算になった話もあったみたいです。

 

そして何とか、ヴィルフリートの文官であるトルステンを見つけて、彼自身も中級に落ちる事を受け入れてるとかで、話が進んで。

色合わせの方法とかが明らかになったのは面白かったですね。まずは両親が試して、その後当人たちで~みたいな順番があるのとか。やっぱり設定作り込まれてるなぁ。

 

ちゃんとリーゼレータも側近仲間から情報収集してるのも偉い。リヒャルダの評価は領主や領地に重きを置き、ライゼガング系であるブリュンヒルデからは、旧ヴェローニカ派だから辛口で。この辺りも性格といかスタンスの違いでますよねぇ。

 

リーゼレータからのトルステンの評価は、「文官らしい文官」でハルトムートと同じく、穏やかそうな笑顔を見せながら躊躇なく他者を陥れられる雰囲気を感じた、とか。

実際対面した部分を見ると、思っていたよりは好青年っぽかったですけど。アンゲリカを繋ぎにローゼマインに近づこうとする親族の思惑とか見ると、微妙に信頼しきれない空気を感じる。

WEB最新話まで読んでると、この後どうなったんだろうとか正直凄い気になります。

 

Q&Aも特大情報多くて、いちいちびっくりしてたんですが。

ローゼマインのシュタープ二刀流の真相に一番驚きましたね……。

騎士コースで習う武器と盾を出すやり方は、一つのシュタープを分裂させて実現してるそうで。なるほど、ローゼマインの常識が違うわ……彼女視点だと分からないことですからね。前例はゴロゴロいるけれど、今出来るのは彼女だけって言うのも衝撃的。

フェルディナンドすら出来ないってのは、意外と言えば意外。条件整えればあっさりやってのけそうですけど。

キノの旅XXIII

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「無理に死ぬ必要ないのに」

“今日は、傘は必要ないのに”と言うような、軽い口調で言った。

「いいや、私は死ななければならないよ」

 

帯文の『「みんながそう言っている」の“みんな”はあなたが選んだ人達だ。』が好き。

いやぁ、しかしキノの旅23巻ですって。ここまで出るラノベも減りましたよねぇ……と言おうかと思いましたが、最近完結したシリーズとかでもっと出てるのもありましたね。

まぁ、それはさておき。今回も、相変わらずな旅人たち(キノとエルメス、シズ一行、師匠たち、フォト)の日常が描かれてます。

 

一番気に入ったのだと第四話「愚か者は死んでもいい国」。

クーデターを起こした総統によって支配されている独裁国家。しかし、外面は良くしたいので旅人からは良い評価を下されている。

実際、監視網を確かなものとするために技術が発展し、キノとエルメスも満喫してましたしね。

 

そして、滞在中に総統が新しい政策についてのアンケートを取り始めて……

結末があっけないというか、予想外のオチがつきましたが、全部上手くいくわけじゃないもんなー。こういう、無情なところ好き。

 

他には、フォトのエピソードである第二話「ピンクの島」。

絵はがきでみた「全てがピンク一色に塗られた島」の写真を撮りに行ったフォト達が島で予想外の光景を見る話。

短いんですが、見え方とか文化の違いが感じられるの好きなんですよね。

虹の色って国によって6色とか7色だったり、太陽の色を日本では赤にするけど海外では白や黄色にするとか。

そう言う系統の表現見るの楽しいです。……まぁ、あの島の住人たちの現状とソウが評したRGBを見ると、皮肉も聞いてて別種の楽しみもあるんですが。


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