気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

感想(ライトノベル)

むすぶと本。『外科室』の一途

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『忘れません。ずっと』

 

『文学少女』などのシリーズを書かれた、野村美月先生の新作。

本の声を聴くことのできる少年、むすぶ。

彼は「本の味方」を自称し、悩みのある本達の声に耳を傾け、解決の為に行動する。

なんというかまっすぐで青くて、眩しいなぁ。

 

かなり行動力はありますけど、入れ込み具合も中々で、危うい雰囲気も感じる。

本と話せること隠す気もそんななさそうと言うか。必要であれば口にしてますし。

迫害とか、そうでなくてもいじめの標的になりそうですけど……大丈夫だったのだろうか。

頼りになって、能力への理解もある先輩が居るようですし、そこまで心配はしてませんけど。

 

駅の貸本コーナーにあった、かつてある少女が持っていた『長くつ下のピッピ』。

図書館で声を発し続けていた『十五少年漂流記』や『外科室』。

そうした本の声に触れて、人を探したり、時には冒険をしたり。はたまた、想いを告げる手助けをしたり。

『外科室』の結末に関しては、妻科さんの意見に近いんですが。

そうなるんだ、と思ったのはありますが。選んだならば貫き通してほしいものです。


ラストエンブリオ8 追想の問題児

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「……それは科学者としての意地か?」

「いいえ。人として、そして俺自身の誇りの為の行動です」

 

第二次太陽主権戦争、その第一回戦が終了。

次のゲームが開始するまでには、いくらか時間があるため、問題児三人が久しぶりに顔を合わせ穏やかな時間を過ごす。

いやぁ、やっぱりこの三人が揃ってるのはいいですね。飛鳥は別のコミュニティを創るために動いているわけで、いずれ道が分かれるわけですが。連盟って手もあるわけですしね。

実際、飛鳥の抱えていた案件が確定したというか、立場を得る事に成るようですし、成長著しいな……

 

カクヨムで連載していた問題児シリーズの短編を間に挟みつつ、次のゲームに向けた準備を描写していく感じですね。

1回戦の裏で発生していた「蛟魔王VS風天 兄妹の章」。

以前刊行されたムック『ザ・スニーカーLEGEND』に収録されていた、十六夜が外界で経験した事件「秩序を守る神様の日常」。

 

耀が一時期行方不明になった一件、「崖の上の非行少女」。十六夜に振り回されたある人物を描く「人は、生まれついて悪を知らない」。

などが既出のエピソードですかね。とは言え、カクヨムでも前半部分が収録されているものばかりですが。収録に当たっては、ちゃんと結末まで描かれています。

短編タイトルはなしで、短編参加キャラの扉絵が掲載されてる形式。飛鳥が北側でかかわった遊郭の事件は初出かな?

 

十六夜が関係しているエピソードがどちらも好きだったし、番長は頑張ってください。

飛鳥の遊郭での戦いぶり、未熟なりに頑張ってましたね。ちょっとポカをしてる辺りも彼女らしさがあって、うん楽しかった。

十二天の新顔なんかも居ましたし、情報量が多い。問題児シリーズ、やっぱり好きだなぁ。

 

と、新刊を楽しんでいたんですが。あとがき。

倒れて病院のお世話になった先生の決断という事で、正直に言ってとても悲しい。

でも、それで懸念されている通り、また倒れても元も子もないので、お身体第一にしてほしいですね。

先生がおっしゃった「何時か」を、いつまでも待っています。

すべての愛が許される島

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「だって、存在証明の失敗は不在証明にならないんでしょ」

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「そうだよ。ほんの一ミリグラムの望みは、絶望の千倍つらい」

 

BOOKWALKERでわりと前にやってたセールに合わせて購入。

昔図書館で借りて読んだんですが、手元に確保しそびれていたので。

……まぁ、セールとっくに終わってるんですけどね! どうせなら期間中に感想書きなさいよ(自戒)。

 

大西洋赤道直下に浮かぶ、名前もない小さな島。

そこには教会があり、神父とわずかばかりの住人が暮らしていた。

その教会では、あらゆる愛がゆるされ、近親だろうと不倫だろうと結婚式を挙げる事ができる。

ただし本当に愛し合い、教会の扉を開くことができるのならば。

 

愛を証明するために、島を訪れた人の話です。

メインとなるのは4人で、胸中の思いはそれぞれに異なるようですけど。

「すべての愛が許される」島にわざわざ来るという事は、「許されない愛」を育んでいるという事で、どうしたってドロドロしているというか。

重たく暗い情念のようなものが織り交ぜられている感じ。

 

「いいですか、小説家はほんとうに大事なことは書かない」

「書かないのは、それがなにより大事だと、知っているからですね」

迷いの中で自分自答して、無駄に彩った言葉を使うキャラが多いです。作中でも、「言葉遊びの巧い神父だった」なんて評を下してる場面ありましたし。

個人的にはその言葉遊びが気に入ってるんですけどねー。いい機会だからと購入して、再読するくらいには。

狼領主のお嬢様2

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「私も、願っています。カイドに生きていてほしいと、ずっと願っています」

 

シャーリーと同じく、何の因果か前世の記憶を持って生まれた彼。

その策謀によって、狼領主には熊殺しの毒が投与され死んだという情報が流された。

……えぇまぁあらすじで明かされていたので、言ってしまうとカイド死んでなかったんですね。そもそも表紙にも口絵にも居ますからね。

で、上手い事追いつけるように色々と手を回していたようです。

 

まぁ流石に毒が効かなかったわけではなく、死にかけたところをなんとか蘇生された状態のようでしたけど。

それでも、シャーリーを取り戻すために即座に行動できる辺りは凄い。まだまだ若いなー。

シャーリーだからこそ、狼領主のそうした反応を引き出せるというのは、有るんでしょうけど。

 

過去に因縁があったのは確かだけれど、未来を向いて生きる事を決めて。

ちゃんと言葉にして想いを告げてるのは良かったです。お嬢様、かなり鈍い部分があるようで、伝わらない可能性もいくらかありましたからね……

終盤のイザドルの話にも全く気付いてないみたいでしたし、うん、今世でも割と箱入りだと思います。

色々とトラブルはありましたが、カロンたちのようにシャーリーを受け入れてくれる人が居る終わり方は良かったですねー。

領地の後継のこととか、課題は多そうですけど。仕事を割り振ることを覚えた領主様と彼女なら、大丈夫でしょう。


 

狼領主のお嬢様

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「私、何か……そんなに特徴的なこと、ありますか」

(略)

「……瞳が、あなたを映していますから」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

悪政を敷き、民を虐げた領主一族。

彼らは内部に侵入したスパイによって悪事を暴かれ、裁かれた。

蝶よ花よと育てられた、箱入り娘すら処刑された。

彼女自身は、真実、領主一族の悪徳に与してはいなかったのに。

……まぁ、家族の放蕩を知っていながら止めなかったというのは、確かなんですけれど。

そうする発想が出てこないくらい箱入りだった。

 

前領主一族を絶やし、革命の旗手となった男が新しい領主となって、その地は少しずつ快復しつつあった。

悪者は去り、めでたしめでたし……で終わったら、この作品始まらないんですけど。

処刑された筈の領主一族のお嬢様、その記憶を持って今の世に生を受けた少女シャーリー。

親も無く養護院にいた彼女は、ある時、院長から縁が巡り巡って、領主の屋敷で新人メイドになることとなって。

 

前世の記憶を持つ故に、上手く馴染めずにいた部分もあるようですが。

しっかりと仕事はするし、同僚からの受けも悪くはない。ただ、食事をあまり取らずにやせ過ぎな部分は心配されているようですけど。

ひょんなことから屋敷で働くことになった彼女は、更に予期せぬ遭遇によって領主付きのメイドとして勤める事となって。

 

お互いに相手を見て、秘している事情に察しを付けながらも触れずにいる、初期の微妙な距離感のやり取りが好きなんですよね。

領主の友人であるイザドルが踏み込んできた後の、しどろもどろになる部分とか。

そこに二人が触れた後、「仕事を終わらせるぞ」で空気を切り替えられる辺りとか。

 

それぞれの間に漂う空気が、気に入っています。長い台詞が連続したり、好みから外れる部分も無くはないですが。

1巻の引きがかなり良い所で終わっていて、続けて2巻を読み始めた身では何も言えません。

異世界、襲来 01 プロジェクト・リバース

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『なんとかする。大丈夫、こういうの慣れてるから』

 

丈月城先生としらび先生のタッグ! どちらも好きなので買わない筈がない。

現代社会に、異世界に繋がるポータルが開き、異世界文明の侵略を受けている世界が舞台。

魔法を扱う相手に近代兵器は効果が薄く、苦戦を強いられているようです。

ただ、以前こちら側に向こう側の住人である、エルフの賢人達が移住してきたことがあったそうで。

 

彼らの持ち込んだ知識等を活用し、新しい技術が生まれ活用されてもいるようです。

その集大成が、国防の要である人型戦闘機械『アスラフレーム三号』。とは言え、それも人類が扱い切れているとは言えず、劣勢にも程がある状況ですけどね……

 

主人公の一之瀬ユウは、中学生だったがある適性の高さから軍所轄の研究所に徴用されます。

プロローグから怒涛なんですよね。研究の為に転校まですることになって、新しい出会いがあって。

そんな最中に、敵の大規模呪詛によって東京が壊滅。さらに各地でも同じな事態が続いて……

 

人々の心は、どんどんと荒んでいった。生き延びた軍人からの、弱い者への嫌がらせが目立つようになったし、ユウ達が標的になる事も多かった。

この世界には、希望がない。

敵の干渉によって通信も叶わない状況で、じりじりと沈んでいってる感じ。

 

絶望的にすぎる現状を伝えるのが1巻の中心だったので、ちょっともどかしい部分もないではないですが。

そんな世界だからこそ、アスラフレームの活躍が光るんだろうなぁ。本来ならまだ中学生という事もあって、拙いところもままありますが。今後の成長に期待したい。

状況説明に文面割いたのもあって、続きが気になる終わり方してますねー。2巻は連続刊行で来月発売予定とのこと。楽しみです。


カンピオーネ! ロード・オブ・レルムズ

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「だといいけどな……。でも、俺たちカンピオーネにはいつだって予想外の何かが起きるもんだ。おまえもいずれ、この世界にもどってくるかもしれないぞ」

 

シリーズの新章開幕となる1冊です。

『カンピオーネ!』と『神域のカンピオーネス』のキャラが、神話が再現された世界に集って好き放題暴れる、その序章というかダイジェスト版な感じ。

描写的には、カンピオーネスの主人公である蓮陣営の物が多いですねー。新ヒロインの子も蓮たちと今後行動をともにしそうな雰囲気。

 

最も新ヒロインの子、救世の神刀を振るう秩序側の存在で、カンピオーネ諸氏との相性悪そうですけどね……

だからこそ、カンピオーネらしからなぬチャラさも備えた蓮たち陣営なのかな? 護堂さんハーレムをこれ以上拡大するのもなんでしょうし。いや、彼は彼でなんか新キャラ侍らせてるっぽかったけど。

 

章ごとに、時間とメインキャラが変わる構成。

1章は、蓮と護堂の初対面エピソード。もともとはカンピオーネス4巻のドラマCD収録だったものを、再構築したものだとか。

護堂が、キス無しの自前の知識で剣を披露していて、凄い成長を感じた……護堂ヒロインズ達の活躍も今後あるといいんですが、どうなるやら。

 

2章は、鳥羽妹と厩戸皇子の珍道中。舞台となる、ヒューペルポレア世界を旅する二人が、現地住人と交流する話。皇子は始終楽しそうですけど、振り回されてる芙実花は大変そうです。

いやまぁ、彼女は彼女で中々強かになってきているというか、神に近しい現地住人たちにアイデアを齎し、急速に文明を発展させて満喫したり、地味にパワーアップしたりしてましたけど。

何と言いますかこう、混乱の一端を担っているのは間違いなく彼女達ですが、信じられるかこのコンビ、カンピオーネ居ないで都市発展させたんだぜ……? 

まぁ流石に武力面では劣ったようですけど、なんか剣の王様拾ってて嫌な予感しかしない。

 

3章は、新ヒロインの少女・雪希乃の物語。イラストが結構好みですねー。

護堂や蓮とはまた違う平行世界に住まう子のようですが、どうも神の末裔が治安を維持し、神殺しが生まれない世界だったようです。

その代わり、救世の神刀を抜けるようなジョーカーが生まれたりもしていたみたいですが。

彼女の世界が滅亡の危機に瀕しているため、その原因となっているヒューペルポレアに向かって対処しよう、という感じ。

 

4章が、ヒューペルポレアでの最新時間軸になるんですかね。

この章の前の幕間で、護堂が最初にこの世界に来てからは1年半くらいたっているようで、その間のエピソードが断片的に描かれたりもしてました。中々に気になるんですが、2巻が待ち遠しい。

ヒューペルポレアに到着した雪希乃が、蓮たちと遭遇して、情報を貰ってましたが……もうすでにヤバそうな気配しかない。本当に何してるの、神殺しの皆様方は……



竜魔神姫ヴァルアリスの敗北2~魔界最強の姫が人類のグルメに負けるはずがない~

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「いい加減に向き合い乗り越えなくては、胸を張って前に進めません。母上と会うのは、そのために必要なことなのです」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

キャンペーン追加タイトルで、対象期間は7月末日まで。

 

1巻では都内の店舗を中心に食べ歩きしていたヴァルアリスですが、首都ならそりゃ美食が多いだろ、という考えのもと別の地域にも足を運ぶことに。

そしてそこでもまた美食パンチに敗北をするんですが。

今回もしらす丼を釣ろうとしたり車に引かれたり、奇行要素もあり。情報収集に難がありますね……いやまぁ、異文化交流って大変なものですけど、なんか違うような。

 

ヴァルアリス、基本スペックが高い分帳尻併せてしまうからな……

あと、地の文で書かれていましたけど、何だかんだ最後には美味しいものに辿り着いている辺り「食の天運」は確かに持ってそう。

餃子の時とか、店でトラブルが起きても、ピンチヒッターが美味しい料理を提供してくれてましたしね。

 

孤高の姫だった彼女が、サチュラやインフェリスと一緒に食事をすることで、少しずつ変わってきているのもいい感じです。

父親が言う、王の資質についても気が付けるんじゃないだろうか。

そんな彼女が人界で、かつて魔界から姿を消した母の痕跡を見つけて。

自分と向き合うために、心の穴を認めて、先に進むと決めた彼女の在り方は眩しい。

いや、グルメに敗北するばかりかと思っていた所に予想外のドラマが発生してびっくり。懐に余裕出来たら買って応援したいなぁ……

今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。2 先輩、ふたりで楽しい思い出つくりましょう!

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「……みたいだな。そうなんだよ、こころ。僕は忘れ物をしてるんだ」

(略)

「忘れものなら、取りにいかなくてはいけませんね」

 

1巻読了後に、2巻プロローグを読んだっきりでした。

いや、発売前の宣伝で試し読み企画をやってたのは知ってたんですけど、読もう読もうと思ってるうちに発売日になってしまったんですよね。

読み始めて速攻で読了。涼暮先生の文章好きだなぁ。

ちなみに、日付変わってすぐ読む用にBOOKWALKERで購入して、特典目当てでアニメイトにも行きました。紙と電子で2冊買いだ……

 

灯火が星の涙に願った出来事が無事に解決し、戻って来た日常を謳歌できるかと思いきや。

翌朝からもう次の星の涙に遭遇するんだから、伊織もツキが凄いというかなんというか。

読み進めて行くにつれ、今回の遭遇もまた必然だったと分かるんですけどね……

 

表紙も飾った今回のヒロイン、天ヶ瀬まなつ。

1巻で灯火を探しに行った時に遭遇した、彼女の友人らしき子。

朝出くわすなり伊織は洗脳されて……「まなつは恋人だ」と思い込んでしまう。

衝撃を受けて獣性言語を喋る灯火ちゃん、ヒロイン力よりマスコット力の方が強いのでは……『自分より強い奴に会いに行く』じゃないんだよなぁ。

 

灯火ちゃんが浮かれて面白枠に寄ってるのを抜きにしても、まなつが普通に強いんですけどね。目力とか、色々と。

しかしまぁ、わざわざ名前を出していた辺り何かあるかとは思っていましたけど、予想以上の爆弾持ってたね、と言いますか。

全部読んでからサブタイトルを見ると破壊力が凄い。担当さんの仕事だそうで、お見事です。

 

新キャラの女子小学生、こころちゃんもいいキャラしてて好き。

人の心がないと言われ続けた結果、2巻で「人の心(物理)」として具現化するとは思いもしなかった。

一風変わった思考回路をしている子ですが、「忘れもの」の下りとかが特に気に入ってます。

 

あとは、1章にて伊織の毎週水曜日ある用事についても描かれましたが。

どれだけ背負ってるんだ、伊織は。あそこまで行くともう呪いの類に思えてきます。

いやまぁ、星の涙なんて存在自体、解明できないオカルトですけどね……。

謎と言えば、ナナさん一体何者なんでしょうね本当。登場してないのに存在感はバリバリにあるし、なんなら嫌いじゃないですけど、不気味ではある。

というか、まなつが星の涙を拾いに行ったことを知っている人物に心当たりしかないんですが。おいおいあのキャラも星の涙持ってるんかい。一度疑い始めると、全てが伏線に見えて来て怖い。

 

まなつが何を想って星の涙を使い、伊織に影響を及ぼしているのか。

彼が気付けていなかったこととはなにか。考えて考えて、最終的に答えに辿り着いている辺りは素晴らしい。ちょっと遠回りもしてましたけど、人間味あって良いです。

 

描写されてなかった過去回想を挟むことで、強度を増してくるのが凄いですね。

実は、かつて2人は出会っていた。

その時はまなつが偽名を使ったりしたこともあって、伊織が連想し辛くなっていたようですけど。あの時伊織に助けられたから。恩人だから。だから……星の涙に願ったのだ。

不器用にも程があるとは思いますし、星の涙なんて怪しいものに手を出したのはいただけませんが。その想いまで間違ってるとは言いたくない。

このまま、まなつちゃんがヒロインでもいいんじゃないですかね(洗脳済)。

 

どのキャラも個性的で好きと言うのが大前提なんですが。

灯火ちゃんよりまなつちゃんの方が好きですねー。BOOKWALKER特典で玲夏が見たようなクレバーな灯火ちゃんとか気に入ってるんですが。

でも、出番少ないですけど、一番好きなのは小織なんですよね。アニメイト特典が小織視点と聞いて、思わず買ってしまった。彼女の内面描写が新鮮で良かったですね。
今回のラスト的に次の巻が楽しみですけど怖くて仕方がない。



竜魔神姫ヴァルアリスの敗北~魔界最強の姫が人類のグルメに負けるはずがない~

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「……それでも、私は戦う」

(略)

「私が竜魔神姫であるからだ。いずれこの魔界を統べる、王となるべき者……」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。 

キャンペーン追加タイトルで、対象期間は7月末日まで。

 

もう、タイトル・サブタイトルが完璧ですよね。

魔界最強の姫が、人類を滅ぼすべくこの世界に来て、グルメに負ける話です。

滅ぼすって言ってるのに、なんで食事してるのかと言えば、それが必要だから。

とある儀式で人類世界を滅ぼそうと決めたが、その儀式には厳格な決まりがあり、その一つが、「滅亡させる世界の存在した証を保管する」というもの。

 

そしてそれは、その世界に住まう生命が作り上げた文化の成果でなくてはならない。

なのでヴァルアリスは食文化にピントを当て、食べ歩きに興じてるんですが……舌が敏感だったばっかりに、美食にノックアウトされるばかり。天丼芸は鉄板。

狙ったように、その道に邁進し続けた店にばかり当たっているのもあって、運がいいのか悪いのか。人類目線だと良いことですけどね。滅びが先送りになるので。

 

本人はいたって真面目なのに、情報収集の魔法に粗があって、奇怪な行動をとってる場面も笑えました。それらを受け入れているお店の人々の心が広い。

……いやまぁ、接客やってると変わったお客様っているので、いちいち反応してられない部分もなくはないですけど。手が増えたりする客は、もうちょっと訝しんでいいと思うよ……

 

あと、ルビが分かりやすくて笑えます。位が高い兵士は「天魔星将(ドエライヒト)」、「神格天魔星将(ゴッツエライヒト)」みたいな感じですし。

主人公のヴァルアリスの称号も、竜魔神姫でトンデモナイゼですし。

他にも、シンデナカッタッスという蘇生魔法、アタランカラナという結界などなど。新規用語をバンバン出しつつ説明をルビで片付けている。

メインはあくまでも『竜魔神姫ヴァルアリスの敗北』だからこそ、この辺のスピード感は好き。

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ちゃか

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