気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

感想(ライトノベル)

デュアル・クリード

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「もはや、潮時だな……」

 

異世界に召喚された英傑たち。

召喚に使うアイテムは各国に配られていて、しかし協定によって封じられていた。

一国が協定を破り、異邦人を召喚。

その力を畏れた周辺諸国は続けて召喚を行った、と。

 

戦力比とか定石を吹き飛ばす英雄達の活躍は凄まじいですけど。

召喚した異邦人に国を乗っ取られたり、呑み込まれたりして、全く持って御しきれてないんですよね。

亮も召喚される時に女神さまに会ってましたが……「基本的に神は地上に不干渉であるべき」という割に、「わかりました以外の返事は求めていません」と地上に放り込もうとするあたり、信用ならないんだよなぁ。

 

とりあえずクロノス王国では軍師の亮と、研究者の皐月という人材を招き入れ困難を乗り越えてます。

老将の反発とかもありましたが、上手いことあしらって成果を上げてますし。

プロローグを想えば、この後も仲間を増やして活躍していくことでしょう。

英雄達の戦いというテーマとしては概ね満足。ただ、異邦人たちがキャラ濃すぎて、召喚した国の人々を割と喰ってる感じで、この辺のバランスは難しいですよねぇ。

クロノス王国の陛下とか、亮に任せてくれるシーンとか好きなんですが、同時に君らの国だろ、もっと奮起しろよと思ったり思わなかったり。
魔法士隊は最初こそネタ度高かったですけど、現場で奔走してたのは好感が持てる。


EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩の惑星クラフト 上

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「それを承知で来てくれたんだから、僕はその神様が一番いいです」

 

川上稔先生の新刊。

AHEADGENESISをつなぐ、EDGEシリーズの開幕です。

「チャットノベル」と帯にあるとおり、間に地の文が挟まる事もありますが、結構な割合が会話主体。
アイコンがついた状態で台詞が描写されます。

イメージしにくい方はカクヨムで連載してる作品なので、そちらを見てみるのもいいかと。

とか言ってますが私、カクヨム版読み損ねてる間に書籍化しちゃったんですよね……
フリースタイルの方は読んでたので「ダメサーの王子達」みたいな感じで楽しめました。

質疑応答も含めて、ポンポン進んでいくので、読みやすくはありますが……2段組みで純粋に文章量が多いのはちょっとしたトラップですかねぇ。面白かったですけど。

 

『境界線上のホライゾン』で言及されている“神代の時代”、人類が宇宙に進出し神へと至った時代の物語。

ですが、舞台は1990年代の立川。そこにある広大な学園で、古き良きゲームで盛り上がったりしています。

なんで? と思った時点で負け! 作品に引き込まれてるので読んでください。そこから派生させて沼にハマろう。

 

ただのゲーム、ただの90年代にしては疑問点が多い導入から始まり、何もわからない状態で主人公が、少しずつ進んでいきます。

隣室に越してきたらしい先輩や、ゲーム部の面々に教わりながら天地創造&神話再現とかスケール大きいこと言い始めるあたりは流石というか。

それを聞いて即座に順応出来てる住良木君は馬鹿だけど柔軟で、テラフォーミングの人間代表としては中々適しているんじゃないでしょうか。

 

巨乳信者で言動不規則というか、思った事ポロポロ零す、アクセル全開みたいな子ですけど。

彼の言葉は良く言えば純粋、悪く言うと欲望に正直なんですが。どっちにしろ先輩に良く刺さってるので、いいコンビですよ。

サポートしてくれるゲーム部の面々も個性が立っていて、やり取りが楽しいですし。上巻という事もあり、全体的に説明多めのチュートリアル風味でしたが、最後の状況からすると下巻では熱いバトルもありそうで今から楽しみです。

あと帯にコードを印刷してAR表示する企画は面白かったですね。
購入直後に真っ先にやってTwitterにあげたりしてましたし。この作品で言う啓示盤とかこんな感じかなぁ、とか。
何がとは言いませんが合言葉は「デカアアアアアアイ!!」です。


ソードアート・オンライン14 アリシゼーション・ユナイティング

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「ああ……立つよ。お前のためなら、何度だって」

 

整合騎士となったユージオと戦うキリト。

言葉を投げかけながら、切り結び……ユージオは意識を取り戻して。

正直、思っていたより早い段階で戻って来たと思いましたが。

自責の念に駆られたユージオは一人最高司祭の下へ。

抱え込みすぎるのも良くないと思いますけどね……外野だから言える事で、彼は止まれなかったんでしょう。

 

ユージオも非常に徹してキリト達を封じたわけではないので、途中でキリト達も合流しましたし。

そこでついにアドミニストレータから、彼女の成して来た事が語られるわけですが。

恐ろしいというか、おぞましい。そこまでのことが出来るのか、と絶句してしまう。

ここまでこの世界を、人を弄んでいたのか。

 

それに異を唱えるカーディナルの言葉が、全く響いていない感じが、ラスボスって感じで良かったですねぇ。

死力を尽くし戦いを制した後、キリトはついに念願の外部へつながるコンソールを見つけてましたが、現実側も予想外の状況に在るようで、上手く情報共有が出来ず。

というか、ラースが襲撃されてるって何事!?

 


数字で救う! 弱小国家4 平和でいられる確率を求めよ。ただし大戦争は必須であるものとする。

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「えっとだな、僕は“ひょっとして”って思ってる。勘違いじゃないといいんだけど」

「奇遇ですね。わたしもです、ナオキさん。最愛の人に隠しごとをされてたのかもって、思ってます」

                                                                                          

主人公とヒロインが結婚して、5年後の物語。

ヒロインと愛人の間にそれぞれ1人子どもが出来てるとか、かなり思い切った方向に舵を切ったなぁという感じ。

でも、面白かったです。今のところシリーズで一番な巻ですね。

 

5年の間にファヴェールはおおむね平和だったけれど、周囲の火が消えたわけではなくて。他国との同盟を組んで、他の諸国連合に対抗している状況で。新しい、大規模な戦争が起きようとしている、一歩手前。

同盟も一枚岩ではないので、無理難題を吹っ掛けられない程度に要求を拒み、同盟を追われない程度の貢献を計ろうしたりしてましたが……

最終的に、同盟他国が予想していなかった新しい戦争を起こすことに。

 

しかし、ナオキがますます宰相らしくなってきた、といいますか。

露呈すれば糾弾されるだろう汚い手も使えるようになったようですし。政治家らしい一面が強化されてましたね。

前線に出て演説をぶったときなんかも威厳というか、迫力がありましたし。

 

ライアス公やケズテルド伯との関係も良好。なんか悪友って感じになってましたけどね。楽しそうで何より。

一方で、ソアラは……「かわいそがらないでください」って言われても、ちょっと……子どもの前で「友達がいない」宣言は流石に……

交渉の場では女王らしく振る舞ってましたが。ちょっと涙が。

ファヴェールは今回予定通り勝利しましたが。一方で予想外の展開も起こっていて、周辺が落ち着くのはまだまだ先の事となりそうですねぇ。



非モテの呪いで俺の彼女が大変なことに

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「もちろんこんなシステムいずれなくさなければいけませんけど、その産物は悪いものばかりでもないんじゃないでしょうか」

 

級友への恋心に気付き、告白しようと決意した主人公。

担任の先生が妨害して来ようとしたものの、謎の勢力の協力を得て告白成功。

しかし、学院に伝わる呪いが成立したばかりの二人に降りかかる事となって。

「非モテの呪い」。誰もがうらやむカップルが標的で……何らかの欠落を抱えた者が、標的と自身の要素を交換できる、というもので。

 

一応呪いを解呪するチャンスはあるものの、失敗すると好感されたままというハードモード。担任教師は、かつて呪いを身に受けたため、告白阻止しようとしていたんですよね……

実際に呪いが成立してからは頼れるアドバイザーになってくれて良かった。

主人公が、どれだけ変わろうと彼女を好きであり続けたのも中々ですが。周囲がサポートしてくれたのが大きいですよねぇ。

彼らの負担を当然のように感受するのではなく、申し訳なく思う気持ちがあるのも上々ですし……呪いの負の側面だけを見ず、美点を見つけられる彼女の方のメンタルも良い按配でした。



数字で救う! 弱小国家3 幸せになれる確率を求めよ。ただしあなたの過去は変わらないものとする。

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「今回は違うね。平気だね」

「そうですかィ? 俺ァ賭けてもいい。もっと兵隊が必要になる、に大銀貨1枚」

「いいぞ、乗った」

 

12巻よりなんか読みやすく感じましたね。

帝国の戦いから少し時間が経ち……ファヴェール宰相ナオキは苦境にあった。

ナオキに領地を与え、貴族階級に迎え入れるという案をソアラが提示。

しかしナオキはそれを拒否。胡乱な宰相に地位を与えることに反対意見があったのは確かなようですが、そもそも抗おうとはしなかったとかで。

ソアラからはちょっとしたいやがらせを仕掛けられるし、ライアス公にもツッコミをもらう事に。

 

異世界人であること以外にも、彼にはしり込みする事情があって。

彼の過去。特に、数学を語らう仲であった祖父の最期と残された数式。それを読み解くことができなかったナオキが得た呪い。

悩み続けた彼は、答えを求め続けていた。

そんな折に、ある地方から届いた書面から数学の天才の気配を感じ取り、急行。

 

大きな騒動にはならないだろうと少数の手勢と共に行ってみたら、見事に厄介事にぶち当たるから凄い運だな……

実際ナオキが足を運んでなかったら、トゥーナという才能ある少女が喪われていたわけですし。幼いながらも、頭脳明晰な彼女の言葉を無視することは出来なかった。

どうにか丸く収まるか、と思ったところで騒動が大きくなって。かなり追い込まれてました。

あと一歩のところまで追い込まれてましたからね。天秤はともすればナオキの死へと傾いたかもしれない。

そこを乗り越えたナオキが、最後しっかりとソアラと向き合ってくれてちょっと感動した。



ソードアート・オンライン13 アリシゼーション・ディバイディング

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「私は、人形ではない!」

 

積読の山から発掘。発売日には買ってたはずなんですがね…6年前ですってよ。

つまり、私は塔の外に放り出され何とか壁に張り付いていたキリトを6年放置していたことに……ごめんよ。

 

何とか塔の中に戻ろうと画策するキリトとアリス。

下手に争うよりも協力したほうがいいとキリトが説得してましたが……

塔の外壁にダークテリトリーの尖兵が居たりして、中々難儀な状況でしたね。

 

1人になったユージオは、キリトならどうにかして戻ってくるだろうと上層を目指して。

そこで整合騎士のトップ、ベルク―リとぶつかる事に。

流石は長というだけ会ってユージオも大分苦戦してました。

どうにか勝ち筋を見つけたかと思いきや、元老長という怪しい男がやって来てユージオを連行。口絵に居るので行ってしまうと、ユージオを新たな整合騎士とする手を打ってきて。

いやぁ、反則的ですね。そうやって手駒増やせるとか。

最高の相棒が一転敵役とか、燃えるシチュエーションではありますが。最後の挿絵がまたいい感じでした。



レベル0の魔王様、異世界で冒険者を始めます 史上最強の新人が誕生しました

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「いまこそ見せてやろう、魔王イシュヴァルト・アースレイの本気をな――」

 

暗黒大陸に君臨した魔王イシュト。

勇者に討伐された彼が次に目覚めたのは、見知らぬ場所、見知らぬ戦場で。

かつての力をそのまま振るう事が出来たので、ドラゴンを素手で討伐するという荒業を披露。

討たれた反動か記憶が曖昧な部分もあり、戦闘中だった冒険者たちの保護を受け、自分も冒険者となることに。

 

元魔王としては冒険者という身分に身をやつすことは、中々の屈辱だったようですが。

日々の糧を稼ぐ必要もあるため渋々受け入れて。

養成学校に通えば、たまたま魔獣の群れと出くわして一蹴。一日で卒業という前代未聞の成果を上げたり。

由緒正しい神木を味方が傷つけたら、魔力を注ぎ込んで復活させたり。

 

他にも、ステータス表示の魔法がある世界で、使用者の力量を遥かに超えたせいで、本来レベル1スタートのハズが0、数値はカンスト、スキルは文字化けと異常事態のオンパレード。

タイトルからも分かる通り、主人公最強もののお約束を踏襲して、問題がおきてもイシュトが思い切りよく解決してくれるのでサクサク読めます。

 



数字で救う! 弱小国家2 電卓で友だちを作る方法を求めよ。ただし最強の騎兵隊が迫っているものとする。

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「理想的な世界だということは、認めてくれるのですね」

 

国難をなんとか乗り切ったものの、問題は山積み。

素性のしれぬまま宰相となったナオキに対する反発もありますしねぇ。

いや実際、彼のいう事は数学的に間違いのない正論なんですよ。

ただ、一方的に正論を押し付けて黙らせてるだけで、その内不満が爆発しそうな心配が湧いてくるだけで。

 

実際、自分数学苦手なんで、彼の理論聴いてもふんわりとしか判りませんしね……自分で説明しろと言われたら無理と答える。

でも、現場に彼らを理解しようと行動する人がいてくれたのは、何よりでした。

紆余曲折はあっても最終的には味方得られてましたしね。首の皮一枚つながったと言う所かなぁ。他人事ながらほっとした。

 

西部戦線へ向かったソアラとナオキ。

そこにはソアラが苦手にする、前王に頼りにされていた従兄殿が居て。

彼は彼なりに王を立てようとしていたようですが……ソアラと向いている方向が違うもので、意思疎通に失敗し続けている状況。

まぁ、数学的思考でソアラと意思疎通できるナオキが特殊なんですが。一度徹底的にソアラに拒まれて、それで退かずに残ってくれた彼を尊敬します。

 



昔勇者で今は骨4 わたしからあなたへ

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「それでも、何かあるさ。後の奴らに渡せるものは。心でも、なんでも。……まあ俺、心臓も無いけど。なんかあるよ、なんか」

 

修行を要するハルベル達をエルフの国に置いて、ふらっと船上の人となったアルとイザナ。

いやぁ、コレはひどい。

修行を終えた彼女たちが「さーちあんどですとろい!」と骨を追いかけることになったのも無理はない。

 

愛船、ソカリスヘヌ号の修理の為に帝国を訪れて。

そこでもまた面倒事の対処を依頼されて、サクッと解決。

と思いきや、次の厄介事に繋がっている辺りは流石アル。

封印された「神の骨」とか言う、危険なニオイのするものを探しに行って……

 

フブル経由でダイスも似たような事態に遭遇していて、全員が丁寧にフラグ建てていくから、コレは「起きる」なと思ってました。えぇ。

あらすじでアルが取り込まれるとは書かれていましたが、思った以上の大物だったと言いますか。

『神の残滓』案件、怖いわぁ。王家はまだ安泰ですけど他のどれでも碌な事にならないって保証がされてるのが怖い。いつの日かアル他の案件にも絡んでくるでしょ絶対……




プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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