気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

感想(ライトノベル)

超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!3

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「……もっと私を、頼って、ね?」

 

冬期の行軍、しかもブリザード吹きすさぶ山を越えて、なんて難題も良い所ですが。

ギュスターヴからの脅迫よりの指令が飛んだために、万単位を動員して一気呵成にせめるつもりだった討伐軍は、司に行動を全て看破されて、敗北。

その手腕によって彼らを味方に引き込みました。

 

一方で、ギュスターヴ打倒に協力した『碧の団』は、方針の違いから、表面上は協調体制をとってはいるものの……いずれ、破綻するだろうという見通しもあって。

その辺りの事情まで加味した上で作戦を練っている司は「超人」の名に恥じない活躍っぷりですねぇ。

けれど、彼一人で成し得た偉業という訳でもなく。仲間が一人でもかけていたらここまでトントン拍子には進まなかったでしょう。

オーバーワークが過ぎて、途中でドクターストップ入ってましたしね。

 

司と林檎が、過労により休養を言い渡されて。

その内の一日を、二人でデートする事になったりしていました。

意識して慌てている林檎が可愛い。

 

帝国側も元帥が動いて来たりしてましたが。

相手が打ってきた手を、微妙に危うい場面がありつつも潜り抜けていって。

生死不明状態だったギュスターヴが、生き延びていて、また攻撃を仕掛けてくる場面もありましたが、それも乗り越えて。

……あれだけの狂信者が忠誠を誓っていた皇帝陛下ってどんなキャラなんだ、と謎が深まる。

司に対し、不穏な台詞を遺して逝きましたしねぇ。どうなるやら。



なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 運命の剣

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「見せてみろっていったよな冥帝。だから見せてやる」

「何をだ? 人間の強さか。可能性か。未来か」

「――真髄を」

 

悪魔や天使といった異種族と、人類。

5つの種族が地上の覇権を争い……一人の英雄の活躍によって、人類が勝利した時代。

四種族を封印する事に成功したが……もし、封印が解かれたら。それによって大戦が再発したら

そうした有事の際に備えるために「人類庇護庁」が戦後設立された。

国民に兵役を貸し、その中で四種族に対抗するための知識等を伝えていく組織なんですが。

長い時間が流れ、封印がほころぶ様子もない、という事で庇護庁の兵役もほぼ形だけのものになってきて。

そんな中カイは、平和な世で悪魔を見たことがあって。故に、兵役にも真面目に取り組んでいたが……

                                            

ある日、世界が「人類に英雄が立たず、大戦で敗北した」状態に上書きされる異常事態が発生して。

友人たちも、ほぼカイの記憶通りの性格や癖などを有している物の、「勝利した未来」の記憶と……カイの事だけを忘れていて。

ただ一人、違う未来の知識を持ったカイは混乱の中……特殊な事情があるらしいリンネという少女を保護して。

 

彼女は、かつて人類を勝利に導いた英雄――シドの名前を憶えていて。

二人で改変前の世界に戻るための手法を探る事に。

そうやってちょっと前向きになったところで、避難場所に悪魔たちが襲撃してきて。

カイはこれまでの経験と知識で、その撃退に寄与。

人類反旗軍の上層部と対面する事に。

 

嘘のように聞こえる本当の話、を嘘か真実かという点ではなく「その話でもたらされた情報が有用かどうか」で判断できるあたり、有能ですねー。

敵にアジトが知られてしまった事、カイから情報を得られた事など理由はいくつかありますが、反攻に転じることに。

割と綱渡りではありましたが……意地を貫き通したカイに軍配が上がって。

「書き換えられた世界」について、気になる情報も出てきましたし、序章も良い所ですから続きに期待。



ロクでなし魔術講師と禁忌教典9

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「私は先生を信じています。たとえ、どんな結果になろうと……私は先生を信じていますから……そのことに後悔なんてきっとありませんから……だから……」

(略)

「……どうか、私の『異能』を、お使いください、先生……」

 

行方をくらませていたジャティスが、またしても現れて。

ルミアを誘拐し、グレンをフェジテ市庁舎爆破テロの容疑者に祭り上げ、目的遂行の為に好き勝手動き回っています。

同調するかのように、天の智慧研究会も現れたり、宮廷魔導士団の方でも色々と思う所があるようで、イヴがフェジテに来訪したりとかなり混沌とした状況になっておりました。

 

グレンは事件解決の為にまた走り回ることに。

システィーナの助力を得ながら、ルミアをさらったジャティスからの要求に振り回されていましたが……

そんな中で、かつて倒したはずの敵から襲撃を受ける、という事態まで発生して。

あちこちで状況が動き続けていて、一場面ごとの描写は少なくなっているはずなのに、かなりの熱量がありました。

 

宮廷魔導士団の『愚者』であったグレンには、オリジナルの魔術以外にも切り札がまだあったようだ、なんて情報が出て来たりしてました。

手札少ない状況で、辛勝が多かったとはいえ、これまでの騒動で勝利収めてきたのか……ここぞという時の勝負強さはあるんですねぇ。

 

一方で、立ち位置が定まらず、今回良い所なしだった某「彼女」。

まぁ……うん。あとがきでも触れられていましたが、ある種の愛だよ……

揺れまくっている精神面が安定すれば、もっと頼りになるキャラになれると思うんですが。今後に期待……出来るのかなぁ。

グレンの奔走もあり、目先の問題は片付けられましたが……本命は、これからだっていう状況。

かなり風呂敷を広げた感じがありますが、これがどう畳まれていくのか。10巻が楽しみです。


 

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。6

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「この残念勇者め……っ」

 

タイトル通り娘――もう娘じゃないけど――の為に、勇者が魔王を倒してしまった後の話なので、壮大なエピローグって感じですねぇ。

ラティナが良かれと思ってした事が、結果として他の魔王による災害を招いてしまったことを反省する話ですとかもありましたが。

最愛の相手を取り戻したデイルが本当に残念勇者の道を邁進していて、もうちょっと次長城、と。

 

クロイツに無事に戻ったラティナをリタ達が、クロエが勝手な行動をしたことを叱りながらも暖かく出迎えてくれて。

勇者であることを明かす機会を逃し続けていたデイルもそうですが、あの二人はもうちょっと自分で抱え込むってことをやめて、誰かと相談したほうがいいですよね……

まぁここまでの騒ぎを起こした以上、次は無いでしょう。多分。

 

ラティナの両親の前日譚も描かれていましたが。

「私に関われば、貴方は死することになります。立ち去りなさい」。

予言の巫女であったモヴの幼少期、ラグとの出会い。

始まりの言葉こそ辛辣でしたがそこから交流していき……幸せそうな日々を置くているのが描かれて。

育児の空回りってた部分とか笑える部分もありましたが、それだけにあの幸せな家族がバラバラになってしまったことが悲しくて仕方がない。



霊感少女は箱の中2

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「ただ、そんな実態を、どう解釈してもいいし、想像してもいいし、同情してもいいし、できなくてもいい。ただしどれも《インストルメント》としての行動には必要ない。分からないならわからないで問題ない。俺たちはただの仲立ちに徹する」

 

守屋が主宰する「交霊会」の手伝いをすることになった瞳佳。

順調に経験を重ねていってましたが……以前、ロザリア・サークルの交霊会でトラブルを起こし、出禁になった少女からの相談が持ち込まれて。

依頼が来ようが断り続けていたようですが、ロザリア・サークルのスポンサー側の意向なども絡んできて、守屋は相談に乗ることに。

 

この学校にオカルト絡みの関係者が多いわけなんかにも触れられていました。

元々、そっち方面で有名な学校だそうで。有力者が、占いなどを信奉していて、お抱えの霊能力者とかもいるほど。

だから若い霊能力者の登竜門的な裏の顔があるとかなんとか。……つまりまぁ、トラブルの種には事欠かない学校ってことですね……

 

おどおどとした少女、的場茜から持ち掛けられたのは、ロザリア・サークルでの交霊会の後、オカルトにのめり込んだ親友について。

「一人で交霊会を行う方法」を思いついた、と怪しいことを言い出して……

それから人が変わってしまった、と。

依頼という事で彼女たちが所属する女子テニス部に視察に行ったりもしていましたが……顧問が中々にクズだったので、報いがあったのは、まぁ、良かった気はします。

しかし、「棺」に注目している人物も結構いるようですし、またトラブル持ち込まれそうな予感しかしませんね……




機巧少女は傷つかない16 Facing “machine doll Ⅱ“ 下

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(こんなすげえ奴が、俺の仲間だ)

やはり捨てたものではない。この人生も、今日までの旅も。

だからこそ、そのすべてを否定するような結末は受け入れられない。

 

終わった……長く続いたシリーズ、それもお気に入りのシリーズの終わりは、やはり満足感もありますが、ちょっと寂しくもあるような。

……この作品に関しては、クライマックスで待たされ続けたので最後まで読めたという満足感の方が強いですけど。

 

個人的には今回の雷真の暗殺者ムーブが好きです。

戦闘能力が上がった雷真が刀を手に、小紫と一緒に忍び寄って切り伏せたり、相手の死角へ回り込む動き。

魔術師の階梯も高位になってますし、真面目に雷真が暗殺者やったら対応できるのって本当一握りなのでは……

 

あちこちで戦闘が起こっているので、一つ一つは結構テンポよく片付いていきますが。

対応しているのが一人だけだったら負けていたり、打つ手がなかったりしただろう、って場面はあちこちにあって。

これまでの夜会を送ってきた日々は、決して無駄な時間ではなかったと証明されたのが良かった。

 

エピローグで、秘術を盗るためにロキと薔薇の師団に忍び込む計画を練ったりしてましたが。

……今のあの二人に突撃かまされたら、かなりたまったものではない、というか。魔王級二人VS金薔薇の遺産争いでゴタゴタした組織……うまくすれば壊滅させられるのでは? 南無。

これからも、争いには事欠かなそうな就職口を得ていましたが。まぁ、これまでやってきたことをやり続けるだけで良い、と思えばある意味天職なのでは。



機巧少女は傷つかない16 Facing “machine doll Ⅱ“ 上

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「いや、改めて思ったんだ。俺ってやつは、めちゃくちゃついてる」

(略)

「思い返してみれば、いつも俺には運があった。でなきゃ、ずっと前に死んでるはずだ。俺はいつだってギリギリのところで、誰かに、何かに、救われる」

 

遂に刊行された、完結巻。上下巻で同時発売。

正直このラストエピソードを見ることは出来ないのではないかと半ばあきらめかけてましたが。

こうして無事に刊行されて、ほっとしてます。

 

過酷な道を歩みながらも、誰かに助けられながら進んできた雷真は自分を「ついてる」と評してましたが。

家族が死に、仇討の為にやってきて、何度も死にかけて、それでもついてると言える彼の心の強さは凄まじいですね……

天全の前に立ち、持てる全てでぶつかる雷真。最初はなすすべもなかった相手に、追いすがり、戦いの中で成長しその力を認めさせた。

平坦な道ではなかったけれど、それを踏破した雷真と雪月花のコンビネーションは、成長したなぁと感慨深かった。

 

そして、赤羽一門が壊滅した理由や天全の真意など多くの情報が明かされていって。

赤羽一門ってのは不器用な家系なんですかね……

天全を倒し、真実を知り……得難いものを取り戻した代わりに、かけがえのないものを失う、というのはまた。

運命というのは、この局面においても雷真に負担を強いてくるんだな……

流石の雷真も、動けなくなりそうになったところでシャルに後押しをされて、動き出せたのは何よりでした。

 

が、雷真が天全と戦っている間も、王子様と薔薇の暗躍は続いていて。

ついに神性機巧が完成し、おまけにその段階に及んで学院への襲撃が再開されて。

絶望的な状況で、雷真が賭けではあるけれど道を示して。ここまで来て諦めるのも彼らしくないですし、最後まで意地を見せてほしい所。



超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!2

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(俺が頼もしいなんて思う人間、この世にお前しかいねえよ)

そして、だからこそ恐ろしい。

(より多くを救おうとするこいつと、より多くを得ようとする俺の道は……いつか必ず、決別する)

 

異世界にやってきた超人高校生たち7人。

彼らは、異世界においてもそのスペックを存分に発揮して。

地方領主を打倒し、帝国との全面戦争に備え諸々の準備を整えております。

その為に打った手のひとつが……宗教。

 

天才マジシャン暁あらため、ゴッド暁として旗印になったりしてました。

地球に帰る手がかりを求め『七光聖教』を名乗り、市民革命の行動を勧めつつ、本物を知る相手からの接触も期待する。

1つの行動にいくつも意味を持たせたり……情報を集め、油断なく対策を打つ。

なるほど司は優秀な指導者ですねぇ、ホント。

彼らが居なくなった地球においても、いざという時の為に準備しておいたマニュアルのお蔭で、問題なく対応出来ているようですし。

 

どんどんと勢力を拡大していってますが……当然それをよく思わない相手も居るわけで。

北部四領の総督である『潔癖公』は、中々厄介な手合いのようで。

皇帝陛下に揺るがぬ忠誠を誓った統治者。「死ね」と命じられれば、嬉々として疑いも持たずに死ぬだろう……と言う、狂信者。

 

戦場に在れば、あるいは英雄となったのかもしれませんが。為政者としては、最低の存在で。民が飢えて死のうが、それで構わないと言ってのける精神はおっかなくてたまりませんね。

おまけに一発限りの切り札を、苛立ちから発動して来る短気っぷり。

あの情緒不安定な相手が心酔してる皇帝ってどんなキャラなんだ、とは思いましたねぇ。

明確な敵が居て、ゴールもはっきりしていて、それに向かって準備している段階なので、高校生たちは協力して事に当たってはいますが……

勝人が何やら不穏な思いを独白してましたし、途中で道を分かつ可能性もあったりするのかなぁ。

 



ロクでなし魔術講師と追想日誌2

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「真面目な事は結構。だが、物事には緩急というものが肝要じゃ」

 

短編集―。

「紙一重の天災教授」、「帝国宮廷魔導士アルバイター・リィエル」、「任務に愚直すぎる男・アルベルトの落とし穴」、「貴方の私の忘レナ草」、「二人の愚者」の五話収録。

 

第一話は……緊急職員会議が開かれて。

グレンも中々ロクデナシですが、他の教授たちもかなりの変人がそろってますよね……

そんな中でも、一級の変人。五階梯に至った天才ながら……斜め上に才覚を発揮し、周囲を大騒動に巻き込む、自然災害と同じ扱いを受ける「天災教授」。

この人にもうちょっと常識があったら、この世界をより良い方向に持って行けそうな人ではありましたが……残念度も突き抜けてるな……

 

2話はタイトル通りリィエルがアルバイトを試みる話ではありましたが……

猪武者の彼女にそんな高度なことを期待してはいけない……3話のアルベルトも、中々コメディよりでしたし。

……実は特務分室ってポンコツの集まりなのでは疑惑が。

いや、戦闘力とかそっちに極振りしてるせいで、他の分野にボロボロな部分があるだけですが。下手にスペック高い分残念部分がなお笑える。

 

4話は、白猫ことリィエルが魔法薬の効果で記憶喪失になってしまい。

解毒するために行動していますが……何者かの妨害も入って。

その真相が何とも残念なものだったというか、この学校生徒も極まった子が居るなぁ、という感じでした。

 

5話は、グレンの幼少期。彼が『愚者の世界』を編み上げるまで。

魔術特性を知った直後はやはりかなり荒れていたようです。

憧れていたような正義の魔法使いにはなれないけれど……魔術師として無様な姿でも、はじめて彼がオリジナルを使った時、それを肯定してくれる相手が居たのは、救いだったのではないでしょうか。



魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?3

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「貴様も〈魔王〉なのだ。殴ったくらいで死にはしないだろう?」

(略)

「キミに殴られたらどんな魔術師でも死ぬからね?」

 

執事と娘が増え賑やかになるザガンの居城。

ザガンは魔王の刻印や、聖剣などの研究を続けながらネフィやフォル達と仲を深めていってますが。

ネフィが街で襲われるという事件が起きて。その相手は肌の色が違うだけでネフィにそっくりな少女。

更には事件の直後に、ザガンの元へ他の魔王が主催する夜会への招待状が届いて。

 

確実に罠だ、と思いながらも夜会へ参加する事にしたザガン。

彼を招いた魔王はビフロンス。ザガンが魔王となる前は最年少だった相手で。

最年少とは言っても三百年くらいは魔王の座についてる手合いのようですが……それで最年少って……

 

シャスティルまで招待されていましたが、彼女はまた本当にポンコツだな……

魔王の夜会で、自分の存在と派閥を見せつけたザガン。反感を買いたくないだろうからの失態を見せなければ大丈夫だろ、という場面で

「逆に訊くが、この状況で私がポカをやらかさないとでも思うのか?」

と行ってしまえるあたり、もう……自覚があるだけマシではあるでしょうけど。

相変わらずあたりがキツいフォルは「尻尾頭はいつもポンコツで恥ずかしくない?」とか言われてますしねー。

 

魔王同士が対面して、色々と話をしていました。

基本的にはビフロンスが先達の魔王として新参者を試してみようとしたり、自分の研究成果を自慢しようとしたりする場でしたが。

ザガンがやられっぱなしという訳ではなく、ビフロンスにも痛い目を見せてくれたのは良かった。

ネフィの生まれについて。魔王の刻印について。

色々と明らかになったことは多いですけど、ここからどう進んでいくのか楽しみです。

コミカライズも決まって順調なようですし、シリーズもうしばらくは続くんじゃないですかねー。



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