気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

感想(ライトノベル)

インフィニット・デンドログラム9 双姫乱舞

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「――御覚悟はよろしくて?」

 

アニメ化おめでとうございます。割と楽しみ。

……実家の方が地方局移るから録画交渉とかしないとかな……

 

この世界に対するスタンス、それと選択した視界。

まぁ、あとは本人の性格などなどが噛み合った結果、カルチェラタンで暴虐を振るう魔将軍。

スペックとして見れば相手が上であろうとも、一歩も引かずに立ち向かうレイは本当にヒーローですね。

……たとえ防衛する市街戦でガスをまき散らそうと、悪魔にかじりつこうと、聖騎士だもんな……

 

そして、UBMにまつわるアレコレの情報。

逸話級や伝説級についての設定。成長していくものも居るという話。

MVPにアジャストされる性質の話が出てきて。隠されていた第三スキルが披露されることに。

デメリットを抱え込むことで、効果が上がっている部分もありますが……デメリットガチャで燃焼する可能性もあったのに躊躇わない辺り、覚悟の決まり方が怖い。

魔将軍は散々な目にあってましたが、まぁ、うん。やったことは許せないけど、嫌いじゃないよ。強く生きろ。

 

アズライトが倒れているレイに薬を飲ませてるシーンが挿絵になってましたねー。やはり彼女がヒロインなのではって感じですが。

仮面を取り、隠していた能力を発揮。遺跡から現れた連動した兵器を、レイと協力して破壊する展開は熱かった。

管理AIたちの秘密や、フラグマンの謎など世界に対する疑問がどんどん増えていくので、レイでも他のマスターでも良いので、どんどん真実に迫っていってほしいものです。



鏡のむこうの最果て図書館 光の勇者と偽りの魔王

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「目に見えないものの方が、長続きすると思います」

「目に見えないもの?」

「はい。形があるものは、壊れやすいですから」

 

紅玉いづきさんの帯文にある《誰にも語り継がれないお伽噺》という文句が秀逸すぎて、感想もうこれだけでいいんじゃないかな感。

悪戯好きの魔物たちが本を集めている「最果て図書館」。お伽噺にも出てくる不思議な図書館。

 

そこの館長のウォレスは記憶を失っていて、時折魔物たちから情報を集めようとしていますが芳しくはなく。

ある日、倉庫に置かれていた鏡が他所の街にいた少女の姿を映し出して。

向こうからもウォレスの姿が見え、会話もできるという事で、二人の交流が始まるわけですが……

 

この世界には、世を乱す魔王を勇者が討伐する、という話があり。

それと同じような状況が今まさに発生していた。神託が下った勇者の手助けをしたいという少女にウォレスが知恵を貸して。

図書館だけで完結していたウォレスの世界がどんどん広がっていくんですよね。

そんな中で彼は自分の記憶を取り戻したりしていくんですが。

 

不器用なキャラが多いなぁ、と。もう少し気楽に生きることもできたのではないか、と思ってしまう。

魔王と勇者の争いに、ウォレスは中立を決め込んでいましたが……現状を打破するために動いていなかった、ってことなんですよね。

 

別のキャラで言えば、勇者も最初は魔王との戦いに乗り気じゃなかったけれど、周囲の状況がそれを許さなかった。

誰もが遠まわりする道に回されて。その過程で、失うものだってある。

リィリの手放したものなんか最たるものでしょうけど。ただ、最短距離で進めなくても、不格好であっても、最後にはちゃんとその道を歩き出してるのが良かったですね。

これからより良い方向に、よりよい未来に辿り着いてくれるだろうと思える終わりでした。


つるぎのかなた

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「うん。わたしは、強いよ」

 

25回電撃小説大賞の金賞受賞作。

2月頭から発売するまでの間全文公開のキャンペーンをしていて、そこで読みました。

正直それまでは、手を出すつもりもなかったんですけどね。懐事情とか積読が多いとか、まぁ諸々ありましたし。

スポーツもの、ましてや剣道となるとあまり読まないジャンルだったので。

いやしかし、読んでよかった。キャラが立ってるし、剣道はよくわからないままですが……勢いと熱が凄まじかった。

 

かつて最強と呼ばれながら剣を捨てた神童、悠。

けれど、幼少期から振るっていた剣は彼を逃しはしなかった。

新たな友との出会い。旧知の頼み。そして、昔交わした約束。

それらが彼をまた剣道に呼び戻し――さらに先へと進ませてくれた。

 

悠に強く影響を与えたのは乾兄妹でしょう。あちらはあちらで刺激されてますけどね。

それぞれの部活仲間も個性が光っていて、短いシーンながら印象に残ってる部分が多いです。

様子がおかしい吹雪を心配した友人の「何もしてないのにこわれた~!」ってところとか。

「スピード三輪車じゃ意味ねぇんだよ!」って場面がやたら笑えたし、その後の『一番頭悪そうなコーデした奴が勝ち選手権』をノリノリでやってるところとか。

 

メインキャラで言うと悠が剣道星人すぎて「いつか刺されろ!」「刺せそうなヤツ知ってたら興味あるから教えて」って返すところとか。

乾兄妹が悠の試合動画を何度も見返してニヤニヤしてたところも、似た者兄妹だなと思えて見てて微笑ましかった。

 

サブキャラの登場シーンも多くてそこが結構魅力的。

今回は特に乾兄妹との絡みが多くて、カラーイラスト貰ってる史織がちょっと押され気味だった感じがしたのは残念。

とはいえ、キャラとしては吹雪の方が好きなので、吹雪にはこの調子で頑張っていってほしいと思ってしまうんだよなぁ……うーん、度し難い。


つるぎのかなた (電撃文庫)
渋谷 瑞也
KADOKAWA
2019-02-09


リベリオ・マキナ―《白檀式》水無月の再起動―

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「もういい」

(略)

「……もうそんなことをしなくていいんだ」

 

25回電撃文庫大賞銀賞受賞作。

最近積読の山増えすぎてて、新規開拓は控えめにしてたんですが……試し読み企画で全文読んで、楽しませてもらったのでお布施。

今回の受賞作の中ではイラストが一番好み。

 

ファンタジー要素が混ぜ込まれた地球が舞台。

1960年に吸血鬼が人類に侵略をしかけたり、オートマタの技術が発展していたりとファンタジー要素が混ぜ込まれてます。

吸血鬼相手の戦闘用に開発された、オートマタ白檀式。

戦果は華々しかったものの、白檀式は暴走して虐殺オートマタとしてその技術ごと封印されることとなった。

 

表に出なかった、白檀式幻の六体目、水無月。

白檀式を作り上げた博士の娘、カノン。

この二人と、吸血鬼の王女リタが出会って、物語がどんどん進んでいくんですよね。

あくまでオートマタであることに拘る水無月は、現状を受け入れられずにいただけですが。

カノンが静かに、抗っていたのが良かったなぁ。

 

白檀式の暴走の真実も悲しいものでした。

禁則事項故に攻撃して来る相手を殺せなかった……なら逃げればよかったのでは、というのは現場を知らない者の繰り言ですかね。

まぁ、その白檀式も虐殺の原因となった事柄以外にもヤバい爆弾抱え込んでそうですけど。2巻以降で触れられるのかなー。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部 貴族院の自称図書委員I

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「ローデリヒにはこれからも期待しております。貴族院でも色々なお話を集めてくださいね」

「恐れ入ります。……必ず、ご期待に添えるよう頑張ります」

 

2年の眠りから目覚めたローゼマイン。

10歳になり、貴族院という全ての領地から子供が集まる学院に通う事に。

正式に貴族として認められるために必要な勉学を修め、他領と交流するための場所。

学生たちの成績や、お茶会で振る舞われたお菓子。服飾などなど。

これからの領地に影響する領主会議の前段階。

 

本人はかなり気乗りしない状態でしたが、シャルロッテと同じ学年になりたくないという意思でスタートして……

フェルディナンドに「国内第2位の蔵書を誇る図書館」の情報を聞き、加速。

その勢いを見たヴィルフリートの提案によって、暴走してしまう、と。

ある意味で完璧な流れですね。周囲への影響が甚大なだけで。

報告書を受け取る大人たちが大変だなぁ。掲載位置が違う関係でWEB版から微妙に変わってますねー。あちらはあちらで好きだったのでたまに読みに行ってます。

 

大人達だけじゃなくて、進学する事によってローゼマインに新たにつくことになった側近の学生たちも大いに振り回されていますけれど。

……頑張れ。色々と常識から外れた行動をとったりもする主ではあるけれど。

ローゼマインを不快にさせるようなよっぽどの悪事とかしない限りは、寛大だし影響力も大きくて成長できるよ! ただしたまに修羅場だ。

 

今回の注目は巻末の短編。

リーゼレータ視点「有意義な土の日」が新鮮でしたねぇ。

ローゼマインからは見えない側近たちの日常。彼女の虚弱さになれていないから、もっと注意しないといけないと話し合ったり。

 

中級・下級貴族が多いから、成績が低いと後々苦労するという話があったり。

レオノーレが側近たちで固まっている状況とはいえ「余計なことをしてくれた」とか言っちゃうあたり、ヴィルフリートの評価の低さが伺える……

ローゼマインの暴走はさすがに良く受け取られてないようですが。

その結果としてシュバルツとヴァイスが動くようになって、女の子たちの評価を勝ち取ってるんだから、人生万事塞翁が馬って感じですな。

上手い事問題を切り抜けている、運の良さがローゼマインは割と凄い。



異世界魔法は遅れてる8

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「それで十分だろ? 術が効けば、無敵じゃなくなるんだ」

「そうそう。それにダメだったらまた違う手を考えればいいよ」

 

読んでたけど感想書いてなかった。

9巻、刊行予定が延期され続けてて、出るのかなぁって感じですが。

なろうの方での連載は不定期ながら続いているので、そちらを気長に待ちます。

 

序章は魔族側の会議模様。

これまでの雑兵を潰し、その力を集約した駒を作ったとか言ってて手段選ばないなぁ、ってところが怖い。

 

今回のポイントとしては、やはり勇者となった幼なじみに水明が身バレしたところでしょうか。

黎二と言いあいをしてましたが、まぁ、子供の喧嘩みたいな感じで険悪にならなかったのは何より。

途中妨害にあって遅れたものの初美たちが援軍に来て、一時的に戦力アップしてました。

息抜きの為のプールイベントで着想を得て、帰還の為の魔法陣を水明が完成させたりと、こっちはこっちで順調に進んでると思うんですがねぇ。

 

魔族たちが手を進めてるのは描写されてますし、普遍の使徒の思惑はいまだ不明なままで。

その調査の一環として勇者エリオットの救助の為にハドリアス公爵のところへ乗り込むことに。

一筋縄ではいかない相手とは思ってましたが、自ら所属を明かし、トリアの勇者すら連れ出してくるとは予想外。というか彼自身が普通に強いって情報は共有しておくべきだったのでは!?

まぁ、公爵も水明が真っ当に戦えること把握してなかったぽいので普遍の使徒側も情報共有できてませんでしたが。



『Unnamed Memory 試し読み用書き下ろし短編』を読もう

※(19年2月16日追記)
無料の期間が終了したため、配信終了したそうです。
ややこしいのでリンクは解除しましたが、推しを推す為に記事は残しておきます。

『Unnamed Memory』が好きなんですよ。
えぇ、『Unnamed MemoryⅠ 青き月の魔女と呪われし王』の感想書いた時にも、好きだとは言ってましたが。
発売以降ツイッターでふと思い出すと『Unnamed Memory』の話をしてたりするくらいには、思い入れのある作品です。

そんな『Unnamed Memory』の試し読み用描き下ろし短編が今ならkindleで無料!
というアピールの為だけに記事を書くくらいには、推してます。
なんか設定の問題で、kindle版公開から少しの間は99円設定になってたんですが。
無料まで待ちきれなくて課金してました。
友人に倣って軽率に推しに課金してしまう軽率の民を名乗ろうかしら……

「そろそろ結婚する気になったか」と王子が聞いて「何寝ぼけてるんですか」と魔女が返答する。
二人のやり取りが、読んでいて楽しいです。
でも、この軽い部分は彼らの一面でしかなくて。
この短編で言うと「そうか……分かった」とオスカーが言った後に見せた強者としての姿が、その隣に並んで色あせない魔女の笑みが、美しいと思うんですよね……

短編は短編で面白かったんですけど、あくまで試し読みの断片でしかないので。
気になったらぜひ、書籍の方も手に取ってほしい。
ACT1とACT2、それから続くSideStoryがWEBでは展開されていますが……現状ACT1までしか書籍化されないとか言う話で、悲鳴を上げてるので。

Unnamed Memory 試し読み用書き下ろし短編
Unnamed Memory 試し読み用書き下ろし短編 [Kindle版]
古宮 九時
2019-02-08





本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部 領主の養女Ⅴ

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「お姉様、すごいです! わたくし、お姉様を尊敬します!」

「シャルロッテの一言で全てが報われた気がいたします」

 

プロローグでのベンノとマインの会話が、楽しくも悲しい。

隠し部屋があるから距離が近いけれど、どんどん遠くなってしまうのを思うと、惜しくなりますね。

傍から見ているだけでもそうなんだから、当人のマインの心情たるや。

……ハリセンで叩かれてふくれっ面になってる、気の抜ける部分もあるんですけどねぇ。

フリッツが有能。流石ギルやルッツに名前を上げられただけのことはある。

 

ハッセの町にこれ以上の騒動が起きないよう神官を派遣して。

イルクナーで問題がおきないようにブリギッテへ情報を渡して。

ダームエルの成長に気付いた保護者達に魔力圧縮の話をして。

妹となる、シャルロッテとの面会やお茶会をして。

……罪を犯してしまったヴィルフリートを救う助言をして。

 

洗礼式直後の身でこれだけ仕事してたら、健康体であっても体調崩すだろ……って感じがします。

マインは元々虚弱だから薬頼りになってしまってるようですが。それはそれで体に優しくなさそう。

 

挿絵も相変わらず綺麗でいいですねぇ。

シリアスな採集の戦闘シーンでマインの騎獣がぽつんと浮いてたのには笑った。

今回は襲撃があったこともあって緊迫した絵が印象に残ってますねぇ。フェルディナンドがマインを抱えている場面も、彼の焦りが見えるようでした。

 

毒を受けて眠る事になって――まさか二年も過ぎるとは。

かなり大胆な展開に初めて読んだ時も驚いたものです。

そして眠っている間にも、これまで積み上げてきたもので影響を与え続けるんだから大したものだよなぁ。



公女殿下の家庭教師 謙虚チートな魔法授業をはじめます

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「――後悔はしていません」

 

カクヨム大賞。

絵が目についたので、手に取ってみました。

まぁ大賞とっただけのことはあって、スラスラ読める感じ。

「話は聞いていると思うがよろしく頼む」「申し訳ありませんが何も聞いておりません」という部分とかは笑えた。

執事さんと公爵殿下と同じような会話する必要はあったのだろうか。

 

ちょっと主人公が謙虚すぎる、というかあそこまで行くと卑下の域なのでは。

王立学校があり、規定の三年で卒業する者は半分しかいない過酷さ。卒業短縮できる制度はあるものの、前述の厳しさ故に適用される例は少ない。

……にも関わらず、最近になってわずか一年で卒業した生徒が二人いて。その片割れ、という時点で普通じゃない。

 

年下キラーすぎて、あちこちで被害者が出てて、大丈夫かオイって感じでもありましたが。

その内誰かに刺されないか。……自分で対処できる程度の腕あるからなんとかなるか。

友人に初手で必殺技ぶつけられてもさらっとかき消してましたしね……

ヒロインは可愛いし、主人公のスペックも高いしで、概ね安心して読めます。ただ、驚きは少ない。



ビブリア古書堂の事件手帖~扉子と不思議な客人たち~

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一体、あの人はなにを律儀に記録しているんだろう。

でも、好きだ。

 

ビブリア古書堂の後日談。

栞子と大輔に子供が出来ているというのが時間を感じますねぇ。

二人の娘、扉子は母に似て本好きに育っているようで。

相変わらず変わった依頼が舞い込んだりすることもあるようですが。

時間が流れ、変化したものがあっても、ビブリア古書堂の空気は変わりませんね。

 

相変わらず古書にまつわる話のネタは尽きないようですが。

ビブリア古書堂で本を買った人が外で経験した話、栞子たち以外のエピソードが多かったのは嬉しかったですねぇ。

他のキャラも人間味があるというか、好きなキャラが多いので。その後を知れたのが良かったです。

 

「からたちの花」の「……誰かの優しさに触れたから、誰もが優しかったと思うことに決めた、わたしはそういう意味に解釈している」という部分が印象的でした。

「ただ感謝だけを心に残すと決めたのだ」という聞き手側の解釈を含めて。

陰湿さを含んだ過去の話なんですけど、新たな気付きを経て未来につながる願いが優しくて好きです。



プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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