気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

感想(ライトノベル)

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部 領主の養女Ⅳ

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「……お前、性急さを直せ、と神官長に言われたんじゃなかったのか?」

「そうでした。自重、自重……自重、捨ててもいいですか?」

「いいわけがあるか、この阿呆!」

 

プロローグはギルベルタ商会のダプラ見習いになることが決まったトゥーリとルッツの話。

これまでとは環境が変わるため準備が必要だ、と。

ルッツがマインのギルドカードを預かり、そこから金を出したりしてましたが。

トゥーリの髪飾りが他の職人と比べて見劣りするようになれば、他人の作った髪飾りをマインに納品しなくてはならなくなる。

それは嫌だ、と専属であり続ける努力をしたトゥーリが眩しい。

 

ブリギッテに新しい衣装を送ろうとして、それが母にバレて当初の予定より大事になったりしてました。

根回し大事。ベンノも胃が痛いだろうなぁ。

あとはダームエルに、魔力圧縮の方法をこっそり教えたりもしてました。

アンゲリカが護衛に復帰して、かわった魔剣を入手する事になったり、神官長が還俗したりと色々と状況が変わっていましたが。

 

一番大きいのはやはり、領主会議。

そしてそこでジルヴェスターの姉ゲオルギーネとのやり取りがあり、エーレンフェストにやって来たことでしょう。

大領地アーレンスバッはの第三夫人として嫁いだはずが……いつの間にか第一夫人になっていた。ジルヴェスターが生まれるまでは、エーレンフェストの領主になるはずだった、領主候補生。

エーレンフェストに騒乱を招く、混沌の女神。彼女がやって来た事でエピローグがかなり不穏なものでしたしね。あぁ、怖い怖い。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部 領主の養女Ⅲ

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「姫様のことを詳しく知らない貴族の方が多いので、貴族たちは面食らったでしょうけれど、わたくし達にとっては今更のことですよ。……ローゼマイン姫様、魔力が多いことは貴族として誇ることで、そのように困った顔をすることではございません」

 

役職が多いのに側仕えが少ないと指摘を受けて、少し人員を増やすことに。

フランやギルの意見を優先するあたりがマインだよなぁ。

そして、印刷機の改良をするために、グーテンベルグを集めて異業種交流をすることに。

 

巻末の「神殿長の専属」でインゴは大分悩んでいたようですし、専属認定されたのはおめでとう。

……マインの起こす騒動にひりまわされる運命が確定したよ! やったねインゴさん仕事が増えるよ!

マインの思い付きでどんどん加速していく変化に対応するの大変だよなぁ。ハッセの孤児院みたいに、他の貴族の思惑ものっかって制御不能になることもありますし。

そりゃあギルド長も悲鳴上げますよ。

 

冬のお披露目、子供教室など他の貴族の子供との交流も開始。

お披露目の音楽で祝福ばら撒いたり、子供教室でカルタや聖典絵本を活用したり、ローゼマインの影響が如実に表れている感じ。

ヴィルフリートの側近たちも、能力の高さに警戒している面もあるようです。

周囲が見れるようになったのは成長だと思いますが。そもそもヴィルフリートは教育足りてないんだし、その辺もうちょっと頑張れよ、とは思わなくもない。




本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部 領主の養女Ⅱ

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「それから、お前は虚弱であまり外に出ていなかったせいか、もともと常識に疎いところがあった。その上に、商人の常識が混ざり、神官の常識が混ざり、今、貴族の常識が混ざろうとしている。お前の常識はどの階層から見てもどこか歪だ。その辺りをきちんと話し合わなければ、お前の考えていることは神官長に通じないぞ」

 

上級貴族から領主の養女、そして神殿長となったマイン。

そんな彼女と公に家族といえなくとも。会える機会を逃さず、絆を大事にしているエーファ達がいいですねぇ。

この絆があったからこそ、マインは慣れない環境においても平穏を保てた部分が大きいと思う。

 

ただ、そうして今までと変わらない部分もあったりするから完全に意識が切り替わってないというか。

ベンノが言った通り、いろんな常識が混ざり合って……異世界の知識まで抱え込んでいるもんだから、温度差があるんですよね。

その差があるからこそ、マインは色々と改革が出来ているって言うのもありますが。違いを踏まえて修正してくれる人は必要です。

その意味ではベンノが叱ってくれたのも大きいし、神官長の存在もかなり重要なんですよね。

 

今回のポイントは、ハッセ絡みの騒動に対する対応と……

ヴィルフリートとの入れ替わり生活でしょうか。いやぁ、予想以上に酷い有様だったと言いますか。

これマインが居なかったら本気で廃嫡コースだったろうなぁ……            

平民から貴族となったマインと比べるのは可哀想ですが、それにしたってという状況で。

改善していってくれればいいんですが、ねぇ……




佐伯さんと、ひとつ屋根の下 I’ll have Sherbet! 5

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「そりゃあそうでしょう。僕にとって君以上に甘いものなんて世の中にないんですから。今は何を食べても見劣りしますよ」

 

シリーズ完結巻。

佐伯母の実家での騒動がちょっとこっちに響いて来たり。

父親公認ではあったけど、母には知られてなかったので、その絡みでドタバタしたりはしてましたが。

これまで二人で積み上げてきた時間があるので、まぁ、乗り切れた感じ。

 

ルームシェアしている部屋に、佐伯さんのアメリカでの友人が止まりに来るなんてイベントもありました。

巻末の番外編もバレンタインの準備をする佐伯さん視点のストーリーで、今回は彼女よりの展開が多かったかなぁ。

まぁ、弓月の方は色々と喪失したりと経験したあとですし。残ってる問題も、総監谷解決する類でもないですしねぇ。

 

アリス絡みの描写は、よくわからない部分もありましたが。

まぁ、イチャイチャが目に毒というか、うん。糖度高めなラブコメでアリだとは思います。



廻る学園と、先輩と僕2 Simle Life

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「おーおー、強気に出たね」

「ええ、もちろんよ。今のわたしは怖いものなしだわ……ね、那智君?」

 

司と恋人関係になった那智。

まぁ、司が注目されている人という事もあり公言はしてませんが。

那智は那智で先輩のお姉さま方から注目されているようですしねぇ。本人無自覚だけど。その手の噂をキャッチした周囲が口を閉ざしているから……

 

……ばれるのも時間の問題なのでは?

呼び方を変えたりもしていましたし、「後は公式発表を待つばかり」なんて噂も出てきてるようですし。

もはや確定情報としてあつかわれているのでは……

 

あとは、一夜も素直じゃないキャラというか……

まぁ、家庭事情的にそりゃあひねくれもするわなぁ、って感じです。

那智が友人でいてくれることに結構救われているのでは、とは思いましたけど。

なんだかんだ賑やかな学園生活で見ていて楽しくはあります。もうちょっと糖度高くてもいいのよ。



ジャナ研の憂鬱な事件簿4

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 人はキマイラだ。身体は一つでありながら、決して両立しない二つの意思を抱え込むことがある。どちらが真実、というわけでもないのだ。愛しながら憎むし、沈黙しながら叫ぶ。

 

いやぁ、容赦ないわ……

って言うのが正直な感想。相変わらず苦い展開が多いと言いますか、傷口に塩を塗るような容赦のなさがあると言いますか。

1話「金魚はどこだ?」、第2話「スウィート・マイ・ホーム」、第3話「ジュリエットの亡霊」の3話を収録。

 

第一話は、ジャナ研の隣に部室がある写真部で起きた騒動を解決する話。

良太郎と同じ部活の由香子は、強い。「その時が来たら、誰だって、戦うべきよ」と言って。

それを実践し続けているんだから、強いというほかない。

自分で選んだことならば、諦めるな、と。それを強いるだけではなく、ちゃんと出来る限り協力するというあたりも、流石と言うほかない。

 

1話は、謎解きがうまくハマった感じではありましたが。

……2話、3話はまた謎が解かれても救いがないというか。

真実を公言するのを啓介が躊躇する気持ちも分かってしまうなぁ。

真冬がかつての出来事から、いなくなるまえの対話を望む気持ちも分からないではないですけれど。

 

2話の件に関しては、啓介の肩を持ってしまうなぁ。                   

家族だからと言って、無条件に愛情が湧いてくるわけでもなし。かつてはあったとしても、時の流れの中で、諦めてしまうことだってあるでしょう。

そして下手に手をだせば、状況を更に悪化させる可能性が高いでしょうし。とはいえ、他人の秘密を知って、それを抱えているというのもまた、重荷にはなりそうですが。

 

考えの差異から、啓介と真冬が疎遠になったところで、3話。

ユリの状況もまた厳しいなぁ。努力が実を結び、夢がかなう。それは絶対の事ではないけれど。これまで積んできたものを他者に台無しにされるのは、辛い。

啓介がどんどんと追い込まれている、と言いますか。真冬との関係に答えが出るのかとか思っていたら、それどころじゃなくなった感。



精霊幻想記11 始まりの奏鳴曲

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「し、知らないわよ。私なんかのために……」

 

910巻に比べると薄め。

展開もちょい落ち着いた感じでしたかね。

貴久と亜紀の処遇について話し合いをして、兄姉の行いに衝撃を受けた雅人が今後について決断をして。

強い子ですね、本当に……あの兄姉の弟とは思えない。リリア―ナ姫にも同様に評価されてましたし。これからももっと強くなってくれるでしょう。

 

そして、リオがかねてからの約束通りセリアを連れて、彼女の実家を訪問する。

そこで意外な人物との再会を果たして。

10巻で第一部が終わり、ここから第二部とのことですが。

状況を整理して、次の展開につなげるための準備段階って感じでしたねぇ。

 

リオに大事な人、と言われて顔を真っ赤にしてるセリア先生が可愛かったです。

あと、美春救出の様子を目撃してリオに惹かれていると、父に宣言し、リオにも今度デートしようとか言えるシャルロット姫が強い。

リオのたらしめ……まぁ、スペック高いし普通に優良物件ではありますが。

 

レイスが相変わらずいやらしく動いています。

肩書をいくつも持って、いくつもの国に干渉しているようですが……未だにその目的が読めずに不気味極まりない所です。

今回もまた爆弾を放り込んでくれましたが、それを聞いた面々がこの後どう動くかが気になってならない。

 

とはいえ、ガルアーク王国の名誉騎士という身分を獲得し、王や姫、勇者の覚えも目出度いとなれば、あまり過去の事に突っ込むのも憚られるのでは。

そもそもがベルトラム王国追放される原因が冤罪なわけですしねぇ。

ただ紗月との関係は良好とはいえ、貴久とか弘明とかとは距離がありますし。

瑠衣個人との関係は悪くなさそうでしたが、互いの立ち位置が微妙ですし、勇者絡みの問題には巻き込まれていくんだろうなぁ。

ドラマCD付くっていう12巻も楽しみです。


精霊幻想記 11.始まりの奏鳴曲 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2018-08-31

幼い女神はかく語りき2

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「この世に真理はなく、万能は遠く、おれたちは必ず、いつか何かを間違える!」

 

激闘を制し、一時の安寧を得た真人たち。

鬼と人と神とが協力して、特別な刀を生み出したことで、人に歩み寄る鬼も出てきて。

概ね順調に進んでいるかと思いきや、厄介事を持ってくる輩が居て。

女神アメノウズメと名乗る少女は、荒神霊に狙われた都を救ってほしいというものの……真人は、絶対に嘘を吐いていると取り付く島もなく。

 

当人は行く気がなかったものの、常夜の説得などもあり都に足を運ぶことに。

そこではまた、これまで見てきたものとは違う神と人との交わりがあって。

どこまでも勝手で、目の前の事しか見えていない、愚かな人間。自分たちの行いを横に捨てて、目の前の救いに飛びつく。

 

アスラウグなんて「何故、あの愚か者どもに罰を与えないのです?」と常夜に直接聞いてましたからねぇ。……いやまぁ、常夜への嫌がらせって言う面もありましたが。

そうして浅ましさを目にして、責められて、それでも人を幸せにできる神なんだと自分を信じると宣言する常夜は眩しいですねぇ。

 

元クラカヒメ、ことアスラウグ。

あの戦いの後、真人に縛られていた女神。

滅びゆく神話世界を渡り歩き、極東までたどり着いた乙女。

幼い頃に見た夢、抱いた願いの為に旅をして、戦い続けて敗れた後に死ぬこともできず自暴自棄になっていた彼女。

諦めの淵から浮上して、新たな願いを抱けるようになったのは何よりです。



やりなおし英雄の教育日誌3

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「殺す気はないよ。殺したくもない」

「なら、」

「だから言っておこう。殺されないでくれよ、と」

 

灰色の魔女。

アキを過去に送ったと思しき相手。

リューリから『魔女に会いに行け』と言われたこともあり、捜索に行こうとしてましたが……学院長から許可が下りず。

そうしたら、向こうの方からやってくるって言うんだから、ひねくれ者というか。

 

彼女は、救世衆に世界を救ってもらわなければ困ると言い。

二代目を鍛えてやろうといって、イフリアとソニカを攫っていって。

それをアキ達が追いかけたりと、予想外の状況に転がっていきますなー。

殺す気で襲うから、殺されないでくれとか無茶苦茶いうなぁ、この魔女。

 

色々と情報が出てきて、正直よくわからない部分もあるんですが。

過去は確定情報だから改変できない、と言いつつアキが送り込まれてるのはどういうか絡繰りだ?

アミという存在が今なお説明できずに謎として残っていて、不気味ですねぇ。いつか必ず爆発する爆弾、って感じがしてならない。

やりなおし英雄の教育日誌 3 (HJ文庫)
涼暮 皐
ホビージャパン
2018-07-31


ジャナ研の憂鬱な事件簿3

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「俺が本当に怖かったのは――俺です」

 

第一話「自画像・メロス」、第二話「鬼の貌」、第三話「怖いもの」を収録。

啓介は不器用極まりないというか。

もうちょっと要領よく生きられるんじゃないかと思いますが。

 

友人・知人から真冬との関係を勘ぐられて、「釣り合わない」と卑下する姿はあまり見ていて楽しいものじゃないですねぇ。

ま、それを周囲の連中が指摘してくれたのは何より。……正確には、そこでちゃんと指摘してくれる人が居るのが、何より彼の糧になるでしょう。

 

第一話は、真冬の遠い親戚が残した絵の話。

処分してくれ、と言われたその絵に込められていた願いとは。

第二話は、啓介の地元の祭りで起きた、逃げ続ける少女の話。

なぜ、彼女は逃げたのか。現代にもいる、鬼の姿とは。

第三話、啓介が思い出した、幼少期の怖いもの。

忘れていた事と、何故それを恐れていたのか。

 

相変わらずどのエピソードにも苦い物がありますが。

何かからの逃避、について描かれているようにも感じました。別に逃げることは悪いことじゃないんですよね。二話の少女も、逃げ続けたからこそ、謎が解かれたわけですし。

ただ、いつまでも逃げ続けられるわけでもなく。何かしらの変化は必要になってきそうです。

真冬との関係を進展させるのか、どうなのか。その決断が迫られようとしているのでは。



プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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