気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

電撃文庫

ソードアート・オンライン18 アリシゼーション・ラスティング

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「ああ、終わりにしよう」

 

長らく続いたアンダーワールドでの戦いの終結。

9巻から続いたアリシゼーション編も、未来への希望と問題を孕んだ状態とはいえ、一先ずの幕引き。

アリシゼーション編は相変わらず、イラストの見せ方が上手いと言いますか。最後の演出には驚きました。

 

長らく心神喪失状態にあったキリトがついに目覚め、活躍してくれました。

ここに至るまでに積み上げて来たもの。ユージオを筆頭にアンダーワールドでの縁が彼を助けてくれた部分もありますが……

敵集団を壊滅させて、Pohを封じて、ガブリエルまで撃破するとは。

「オイシイとこ持っていきすぎなんだよ」とクラインの言葉取り。いやまぁ、これは、復活してくれた彼への冗談みたいなものでしたけど。

回復を泣きながら喜んでくれる、危地に駆け付けてくれた友。結構いいキャラしてるので、クラインの事好きですねぇ。

 

さて、課題山積ながらとりあえずは落着。

この後、最大最後の戦いが待っているそうですが、キリトの心神喪失状態や戦争が長くてじれったかったので、次はスカッと解決してほしい所ですが。さてはて。



読者と主人公と二人のこれから

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「――傷ついたり、傷つけたりする覚悟はできた?」

「……ああ」

 

『三角の距離は限りないゼロ』と同じ学校が舞台なんですねー。

『三角』の2巻で登場した、柊時子と細尾晃がメイン。

細尾と幼馴染という事で広尾と須藤も登場してます。

これ読んでから2巻読んでたら、更に楽しかっただろうなぁ。

他の作品とリンクする描写とか、結構好きなんですよ。

 

『十四歳』という小説に惚れ込んで、読みこんでいた細尾。

高校に入学して、最初のホームルーム。早く帰りたいな、と思いながらクラスメイトの自己紹介を眺めていた。

そんな彼の、出席番号が一つ前の少女。彼女は『十四歳』に登場するヒロイン、トキコにそっくりで。

 

少し接点が出来て聞いたところによれば、彼女の姉が本の作者で、ヒロインのトキコは彼女をモデルにしているとか。

それがきっかけで交流が始まって……少しずつ距離は近づいていく。

けれど、「トキコ」と「時子」は似ているけれど、どうしても違う所がある。

人一人を一冊の本で描き切るのは困難ですし、そもそも人は年を重ね、変化してくわけで。

ズレが重なり、違和感を覚えるようになって……一度は、距離を取ったりもした。

それでも側に居てくれる友人がいる、というのは宝だと思いますねぇ。良い青春モノでした。


魔法科高校の劣等生30 奪還編

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「これまで、およそ五年間。お世話になりました」

 

今回は、達也への妨害が少なくてストレスフリー。

新キャラが登場してバックアップしてくれたり、四葉からの支援などもあって、無事に水波を奪還できましたし、おおむね好調な感じかなぁ。

達也の恒星炉プロジェクトを評価してくれる人……つまり、現状の魔術師の扱いに異を唱えてくれる人が増えているのはいい感じですねー。

 

戦略級魔法が抑止力としてではなく、実際に兵器的運用されてる辺りに危機感を覚えている人も多いようですし。

佐伯少将がなーんか根回ししてるのも、不穏というか。大筋では正しいけれど、達也を駒扱いしてるのがあからさまというか。

海外では魔法の発動長考を察知して無力化する首輪、なんて代物まで開発が進められているそうです。奴隷扱い待ったなし。

 

佐伯が達也を畏れすぎている感じがしますがね……普通の人と同じで、彼にとっての地雷踏まなければ、とくに爆発しないんですが。

傍から見てると判断基準判りにくいしなぁ。一般人が魔法士を畏れるのも、同じような感じでしょうか。

水波は奪還したものの、光宣との決着はつかず。パラサイト側の騒動があって、姿を消したようですが、どこにいったやら。



86―エイティシックス― Ep.7ミスト

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「もう充分、助けられた。……俺たちもいい加減、解放してやるべきだよな」

 

……え、ライトだった、だと……?

表紙が綺麗で、作者様もTwitterでライト回と仰ってましたが。

いや、騙されんぞと思って読んだら、本当に『86』なのかと思うくらい穏やかな時間が流れていて驚かされました。

 

立て続けに過酷な戦線を超えた、独立機動打撃軍に休暇が与えられることとなって。

ヴァルト盟約同盟にて羽を伸ばすことに。連邦のお偉いさんたちが、悪の大幹部ごっこしてたのには笑ってしまった。言葉に出さなかった副官は偉い。

お互いを意識しているシンとレーナが、見ていてもどかしいから、そろそろくっ付けと周囲が有形無形の援助をしているのも良かったですね。

 

エイティシックス達が驚いたように、シンにも変化があって。人間味が増したというか、柔らかくなりましたよね、態度が。

レーナの方がハッキリと自覚せず足踏みしていたのは、ちょっと意外というか……休暇中に割り込んできやがった、共和国の人材を思うと、納得できる部分もありますが。

 

いやまぁ、本当に未だに価値感変わらないんだな。地獄を見ただろうに。いや、地獄を見たからこそ、責任を押し付けたいのか。

共和国から更に西にある国家の生存も確認されて、狂国とか呼ばれていたのが恐ろしい。え、この大陸あの邪悪よりも評判悪いとこあるの……?

 

同時に、第三国の協力のもと前回確保した「無慈悲な女王」の尋問も行われていたようです。

最初は情報部が行っていたものの、成果が上がらずシンやヴィーカが駆り出される状況にもなってましたが。

難航しながらも得た情報が、値千金かつ爆弾みたいなもので、恐ろしい。


ソードアート・オンライン17 アリシゼーション・アウェイクニング

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「お前は、神でも悪魔でもないわ。ただの人間よ」

 

アンダーワールド内部の時間を等倍にして、外部からのアクセスできる環境を整えて。

VRMMOベータテスターとして勧誘し、兵力を増やすという手を敵が打ってきて。

ユイの活躍もあって、キリトやアスナに味方してくれる人々も居ましたが、時間帯や条件などもあって、戦力比としては厳しい状況。

オマケにアスナを「閃光」と呼んだ敵側の一人が、よりにもよってラフコフのメンバーとか、運がないにも程がある。

 

ベルクーリが奮闘して、格好良い所を見せてくれてましたが。

スーパーアカウントで入って来たにしては、リーファの活躍が少なかったのが残念。

ラースも裏切り者に気づいたのがギリギリで、なんとか命を拾ったって感じでしたね……綱渡り過ぎる。

敵側にもタイムリミットがあるため、アメリカ以外にも情報を流して、戦力増員してましたが。ちょっとあそこは冗長に感じましたね。

文章量の関係とはいえ、「アウェイクニング」の割にキリト目覚めませんでしたし、ブレーキガン踏みって感じ。

 



吸血鬼に天国はない

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『人は、事実をつなぎ合わせて物語を作る』

では自分は、自分がどういう事実を人に与えたかを、考えたことがあっただろうか。

 

大戦と禁酒法によって道徳が崩れた時代。

マフィアの抗争があり、非合法なモノがはびこる街。

運び屋を営むシーモア・ロードのもとに在る日持ち込まれたのは、吸血鬼の少女だった。

「どこへ、いつまでに」しか聞かない運び屋と怪物の縁は、彼女を送り届けて終わるはずだった。

 

けれど、届け先が爆発するトラブルに見舞われて。

なし崩し的に吸血鬼、ルーミー・スパイクとの同居生活が開始。

退廃的な街で、依頼された物を運んで日銭を稼いでいるだけのはずだった。

しかし状況はどんどん変化していく。

配達の得意先だった人物の死、マフィアたちや、少女の動向。

 

いやはや、シーモアが情報を集めて、真相に気づいた中盤の山場には、こっちの背筋に冷たいものが走りました。

「嘘」を抱えながら生活を続ける人間と怪物の、距離感や温度まで伝わってくるようでした。

 

シーモアが、かなりいいキャラしてましたね。非合法な仕事をして、悲劇にはなれていて。

「人殺しはいけない」なんて倫理や正義に駆られるほど青くはない。

でも清濁併せ呑めるほど、達観してもない。迷いながら、平穏を装ってしまう所も等身大って感じがしてストレスなく読めました。

 

「きっと。価値なんて全てが錯覚なんですよ。どこにもなんの価値もないんです。僕にも、あなたにも、この世界にも」

「だから、この世界のどこにも、罪や罰なんてないんですよ」

迷いながら、違う缶を選んだ彼の言葉が響いている。あぁ、いいお話でした。2巻も刊行決まってるそうで、楽しみですね。



ソードアート・オンライン16 アリシゼーション・エクスプローディング

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「あいつにはでっかい借りがあるからな。ここらで少しは返しておかんとな」

 

思った以上に丁寧にダークテリトリーの軍勢と、整合騎士たちとの戦いが描かれていたと言いますか。

正直もうちょっと巻きで進行してもいいんじゃないかとは思った。

表紙と帯で「閃光アスナ降臨」とか書いている割に、登場したのわりと後半でしたしね。

 

そしてアスナとアリス、ロニエやソルティリーナまで交えてキリトの話してる場面は笑った。

他人事だから笑えるけど、キリトは本当にもう……正妻と現地妻さんの相性悪そうなんで早く目覚めて調停してほしい。語弊がありすぎるな。

 

ラース側もかなり後手後手というか。スパイの存在にまだ気づいてないし、ダークテリトリー側のロックは漏れてたし。

敵側の取った、ある操作にすらユイの活躍がなかったら打つ手がなかったでしょう。

最後は気付いて、縁を頼って人を動かしたユイのファインプレーともいえますが。

正直、敵対陣営に魅力をあまり感じないのでサクッと蹴散らして欲しい所ですが、どうなるやら。


へヴィ―オブジェクト 七〇%の支配者

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「うるせえな!! 今さら何だってんだ!? こんなクソむかうつく結末の先に、まだ何かやろうとしてやがんのかよクウェンサー!!」

「だからそんな終わらせ方はさせないって言っているんだ!!」

  

積読。五年ものですってよ。

ナンバリングがないから、追いかけ直す時は買い間違えに気をつけないとなぁ……

 

さておき。

今回は、へヴィ―オブジェクト発祥の地らしい極東へ。

『資本企業』の一角『島国』と表現されていますけどね。

何やら内輪もめをしているから、不利な方に味方して敵の戦力を長期的に削ごうという鬼のような作戦。

いやまぁ、敵対国相手の工作としては理に適ってますけどね。

 

例によって学生のはずのクウェンサーが死地にばっかり送られてて、乾いた笑いが出ます。

良く生き残っているな、ホント。なんで敵地侵入とか、潜水活動とか、ロウゴクは言ったりしてるんだ。学生とは。

敵の拠点に忍び込んで行動するときの指揮権。階級順が機能しそうになく、実績順を採用したらヘイヴィアとクウェンサーに注目が集まる、と。

功罪あって低空飛行ですが、個人でオブジェクト壊してるってヤバい戦果ですよね、うん。

 

今回は一機の強力なオブジェクトを、いかにして攻略するか。

かなりギミックが複雑で、バカ二人もかなり手間取っていましたが、最終的に戦果出すあたり、前線に出しとくと光るジョーカーですよねぇ。

ヘヴィーオブジェクト 七〇%の支配者 (電撃文庫)
鎌池 和馬
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2014-03-08

ソードアート・オンライン15 アリシゼーション・インベーディング

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「心……魂だけが、唯一確かに存在するものです。そして魂の有り様を決めるのは、自分自身なのです」

 

アドミニストレータの撃破に成功したキリト。

しかし、友であったユージオが死に、さらに現実世界でも騒動が起きた事が重なり心神喪失状態に。

帯で隠れる部分に剣を置いてるのがニクい演出ですねー。

 

アリスは彼を連れて、生まれ故郷のルーリッドの村に身を寄せて。

整合騎士の身分を隠しているため、罪人と思われているアリスは歓迎されてませんでしたが。それでも、彼女は日常を大切に生きていた。

 

けれど、最終負荷実験という最大の試練が迫り。

現実側でラースを襲ったメンバーが、アリスを目標としてダークテリトリー側に介入。

ラース襲撃さえなければ色々と丸く収まっただろうに、どんどん状況を厄介にしてくれるなぁ。


マッド・バレット・アンダーグラウンドⅡ

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「シエナ、もう諦めなよ。こいつはこういう奴なんだ。私よりよっぽどイカレてる」

 

主に警察から依頼を受けていた野良の銀使いだったラルフとリザ。

しかし、1巻の騒動で縁が出来た上にシエナを人質に取られた状態のため、フィルミナード・ファミリーにこき使われる事に。

リザは現状に思う部分もあるようで、イライラしたりもしてますが……

 

他の銀使いの能力とかを見るに、二人の能力ってそこまでぶっ飛んでもないんだなぁ、とつくづく思いますね。

今回の敵、復讐者ウェイドの能力とか、汎用性高い上に強力でしたし。

「吹けば飛ぶような存在」とかあるキャラクターには言われてましたしね……

 

迷いもあったためか、ラルフ達今回わりと良い所なしというか。

銀使いや、組織のトップの思惑で良いように動かされてしまってた感じ。

とはいえ今回の騒動で覚悟を決めて、得た情報を元に交渉し、より深みへ足を踏み入れていくようですし……しぶとく生き抜いて、希望を掴み取ってほしいものです。


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