気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

富士見ファンタジア文庫

ロクでなし魔術講師と禁忌教典14

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「足踏みを止めろッ! 未来で足掻けッ!」

 

魔術祭典編突入、という事で。

隣国との関係が悪化したため数十年単位で開催されていなかった、交流イベントが行われることとなって。

魔術の腕を競い合う祭典。しかし、既に働いている魔術師達を派遣するのは、手の内がバレて危険。

故に、今後を担う学生たちが選手として選ばれる事になっていて。

 

隣国との首脳会談が実施される事になった、とかかなり大きな話も動いているようで。

直前まで表に出てこなかった話の様子。

グレン達教師陣が、突貫スケジュールで代表選手選抜の為に動くことに。

リィエルは既に軍人であること、ルミアは立場の事情などがあって不参加。

 

故にいつものメンバーの中で参加の可能性があるのはシスティーナだけ。いやまぁ、クラスメイトの何名かも候補に選抜されていましたけど。

そしてシスティーナは、祖父がこの代表選手に選抜された事があるため、かなり思い入れがあって。

グレンやイヴの指導を受けてめきめき実力を伸ばしている彼女が選ばれる事はほぼ間違いがない状況で。

彼女が選ばれないってことは、彼女以上の学生が10人いるって事でそっちの方が怖いとかグレンに言われてましたが。

 

システィーナはただ代表になるだけではなく、メインとなるたった一人の座を望んでいて。

その彼女の座を脅かす、システィーナの幼馴染とか、長らく留守にしていた学校の教授とかが出てきてドタバタ騒動が起きます。

今回はトラブルをグレンしか認識できない状況からスタートして、その情報を外に盛らせないという事で結構苦労していましたね。

しかしまぁ、本当に色々と動き始めてる感じですね。隣国との首脳会談とか、この段階で行われるとかまた厄介事の匂いがするんだよなぁ。



放課後は、異世界喫茶でコーヒーを5

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「そうかもしれませんね、本当に――そっか、これが夢なのか」

(略)

「夢って、苦しいんですね。楽しくて、まぶしくて、あまりに遠い」目を閉じて息をつく。

「わたしには、自分の夢さえ物語の中のことのようです」

 

歌姫が去り、日常を取り戻した街。

冒険者が活動を再開したり、歌姫効果で在庫品薄になったりしてすべてが元通りになるにはもう少しかかりそうですけど。

ユウの喫茶店は、営業時間を通常に戻して、穏やかな時間を取り戻していました。

季節に合わせ暖炉を稼働させたり、リナリアは試験の準備で忙しく来る頻度が下がったりと、こちらはこちらで変化もありましたけど。

 

暖炉前で丸くなってるノルトリが可愛いです。

ティセから来た手紙へ返事を書くためにアイナに字を教わり始めてましたし、こういう場面があったんだろうなぁ、と思うとちょっとほっこりする。

喫茶店の看板を書いた画家のエピソードが入って、いい感じのオチがついたりもしてましたが。

 

アイナに持ち上がった結婚話。

そして、同時期に街に広がったあるチェスセット。高名な職人の手によるもので、なぜか駒がバラバラに売り出されて。

それを求める人々が賭けチェスをする、なんて動きが街で置き、ユウも順調に巻き込まれてました。

この世界の貴族が面倒くさいのか、アイナの家族が面倒くさいのか知らないですが、回りくどい手を打つなぁ、とは思いましたね。

 

熱を出したユウが見た、地球に残した家族の描写が少し入って。

「帰っておいで」と言われて。「あなたの居場所はそこなの?」と言われて。応えられなかったユウ

おきた後、夢は夢でしかないという彼の姿がちょっと寂しいですね。

 

マスターとして生活しているユウの事も好きなので、すぐさま帰ってほしいってわけではないのですが。やはり残したものを考えると、どうしたって寂しさが募るでしょう。

歌姫たちと出会い、いなくなった、この世界に来た「誰か」の存在に触れられた後みた夢って言うのが、ちょっと気になりますねー。



ラストラウンド・アーサーズ2 聖女アーサーと赤の幼女騎士

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「そうだよな……お前はずっと頑張ってた……そろそろ肩の荷を下ろしてもいい頃だ」

(略)

「安心しろ。俺がお前を救ってやる」

 

継承戦に備えてしっかりお金も準備していた辺り、凛太朗は優秀ですね。

……問題はそれの運用を、瑠奈に一任してしまったところですね!

拠点が必要だという話になり、それなりの物件を賃貸するのかと思いきや、まさか屋敷を買ってくるとは流石に予想外ではありますが。

 

そして休む暇もなく次なるアーサー王候補が襲来。

凛太朗が諸国放浪している時に知り合い戦い方を教えた弟子で、彼のことを慕う娘。

師匠として慕う相手が、ロクでなしと評判の瑠奈の下に居る事が我慢できず、彼の所属をかけて王として競う事に。

それとは別に盤外戦術を仕掛けてくるあたり強かというか。

 

ラモラック卿もスペックが高く、難敵ではありましたが。

凛太朗が策を練り、見事に逆転。いやまぁ、トラウマを刺激するゲスな手ではありましたが。協力した相手からも最低最悪とか言われてるし、それでいいのか……

瑠奈が倒れず諦めず戦い続けたのも中々見ごたえはありました。




ロクでなし魔術講師と禁忌教典13

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「だから、そろそろ一つ白星もらうぜッ! アルベルトッ!」

 

後期課程がスタートした学院。

また騒がしい日常が始まるかと思いきや……リィエルが体調を崩し、その治療が出来ないという深刻な事態に。

通常の手段では治せず、特務分室の持つ極秘資料に望みをかけるものの、女王暗殺を企てた逆賊アルベルトの討伐を交換条件に出されて。

 

後輩の特務分室メンバーが三流魔術師とグレンを揶揄したり、自分の腕を誇示したりしてましたが……アルベルトに一蹴されてて笑った。

どうにも小物っぽいとは思ったものの、かなりあっさりで笑った。

そして、グレンとアルベルト。共に多くの任務をこなしてきた二人が相対する事に。

得意の狙撃に専念するアルベルトと、その癖を把握し距離をつめるグレン。

お互いを判り合っているからこその凌ぎ合い、いいですよね。こういうイベントは大好きです。

 

アルベルトという最強クラスの相手を、グレン一人で足止めしてる……させられている事を思うと、敵の作戦は理に適ってます。

まぁ他の戦力蹴散らされたから、結果として一騎打ちになったんですが。

新たな室長が裏で企んでいたことに気が付き、ちゃんと手を打ってる辺りグレンも流石ですが……

そのさらに裏側で暗躍してるヤツがいるとか、帝国の闇は深いわ……




ロクでなし魔術講師と追想日誌3

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「貴方が救えなかった人達より……救えた人達を見て欲しかったの」

 

ロクでなし魔術講師と禁忌教典の短編集、3巻。

これも積読の山に埋もれてて4巻出て笑った。笑えない。

いやもうホント最近本読めてなくて泣きそう。

 

閑話休題。

短編集としては、うん、グレンの周囲はいつも賑やかですね……

「魔導探偵ロザリーの事件簿」。魔導探偵になったグレンの後輩の話。ただまぁ、創作のキャラに憧れた情熱で突っ走ったポンコツで、容量の問題があり、魔術をほとんど使えない。

グレン並みに金銭感覚怪しいキャラが出てくるとは……よく今まで無事だったな……

 

「魔術学院わくわく体験学習会」。生徒会主導で、学院への入学を目指す子供に雰囲気を掴んでもらおう、というイベント。

閉鎖的な学院にしては珍しいもので……しかも見切り発車な部分があり、募集は殺到したものの準備が整っていない。

最終的にグレンが引っ張り出されて、混沌とした状況を作り上げた後にまとめてました。ギャップの演出が上手ですよね。夢を見るのをやめろ、と昔なら言っていた。

それを認めた上で彼が行った講義は、きっと素晴らしかったんだろうな、と思います。

 

このエピソードの後に「生徒会長と混沌議事録」を持ってきて、ふざけまくったグレンを描写するあたり作者さんは鬼だ。いいぞもっとやれ。

教育方針についてデモを起こした生徒がいて、生徒会長に腹案はあるものの時間が必要……ということで、交渉の結果グレンがデモを起こした生徒たちの前にたって時間稼ぎをすることに。

適度にふざけて生徒たちをガス抜きしつつ、真面目な議論もしたりと揺さぶり続ける様がすごい笑えました。

 

そのあとの「誰がために金貨はなる」もある少女の為に奔走するグレンのエピソードでしたし。

セラがまだ健在だったころのグレンの過去を描いた短編「White Dog」も収録されていて、今回はやたらグレン押しだったなーという感じ。



ロクでなし魔術講師と禁忌教典12

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「なあ、セリカ。俺はさ……『正義の魔法使い』になりたかったんだ」

 

うっかり積読に埋めてる間に次の巻がでて慌てて読んだ。

……のわりに13巻発売からすら時間が空いてるのは、まぁ……仕事が忙しかったので……

 

魔術学院にも学期休みはあるぞー、ということでグレンは旅行に行くことに。

ルミア、システィーナ、リィエルの三人娘に声をかけられていた所にセリカが帰還して彼らを凄まじい勢いで連行していったと言った方が正確だろうか。

セリカは今回の旅行でかなりテンション高めでしたが……それは不安を抱えているが故の行動で。

 

それが分かっているからグレンも何だかんだで付き合っていたんでしょうが……えーっと、うん。ホテルの件はご愁傷様です。

ロクデナシが市長の善意に心を痛めてるという貴重な絵面は、他人事なので笑えました。

セリカとルミアが渦中には居るんでしょうが。グレン一行の向かう先々で事件に巻き込まれてばかりで。これまでの縁で何とか乗り切ってきてますが……

 

『メルガリウスの魔法使い』という物語と合致する事が多すぎる事件。古代文明に対する一定の真実を描いた記録なんだ、とグレンは考察してましたが。

セリカがどう関係するのか、と言った真実にはいまだ辿り着けておらず。

天の智慧研究会のトップが表に出てきて、終わりに向けて動き出してるとなると不安しかわかない。

ルミアを重視している理由も、はっきりとはわからないですしね。さて、次はどんな騒動に巻き込まれるんでしょうか。



公女殿下の家庭教師 謙虚チートな魔法授業をはじめます

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「――後悔はしていません」

 

カクヨム大賞。

絵が目についたので、手に取ってみました。

まぁ大賞とっただけのことはあって、スラスラ読める感じ。

「話は聞いていると思うがよろしく頼む」「申し訳ありませんが何も聞いておりません」という部分とかは笑えた。

執事さんと公爵殿下と同じような会話する必要はあったのだろうか。

 

ちょっと主人公が謙虚すぎる、というかあそこまで行くと卑下の域なのでは。

王立学校があり、規定の三年で卒業する者は半分しかいない過酷さ。卒業短縮できる制度はあるものの、前述の厳しさ故に適用される例は少ない。

……にも関わらず、最近になってわずか一年で卒業した生徒が二人いて。その片割れ、という時点で普通じゃない。

 

年下キラーすぎて、あちこちで被害者が出てて、大丈夫かオイって感じでもありましたが。

その内誰かに刺されないか。……自分で対処できる程度の腕あるからなんとかなるか。

友人に初手で必殺技ぶつけられてもさらっとかき消してましたしね……

ヒロインは可愛いし、主人公のスペックも高いしで、概ね安心して読めます。ただ、驚きは少ない。



東京レイヴンズ16 [RE]incarnation

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「……いかがお呼びすれば?」

 

過去編の続き。

陰陽塾を築いたのちの、戦争が激化していく時代。

「神」を降ろし帝都を守る結界を築くという作戦を立てていましたが。

破滅が迫る中で、正しいと思う決断をしてもなお、正しい結末に至れるとは限らない辺り、世知辛い話です。

 

描かれたのは過ぎ去ってしまった過去の話。

掌からすくった水がこぼれるように、命がこぼれていく時代の話。

けれど、全てが失われたわけではなく。未来に繋がっていく話でもありました。

 

春虎が夜光の魂の果てであるように、夏目が辿った魂の旅の終わり。

途中で彼らがこれまで辿ってきた道程も挿入されていて。昔の巻読み返したくなりましたねぇ。

実際いくつかの巻は読み返したりして、懐かしさに浸ったりしたんですが。完結の暁には頭から通して読みたい。

当代の相馬たちが引き起こした騒動は落ち着いておらず、決して安泰ではありませんが。最後、二人が対面できただけでもう何とかなりそうな気分になります。いやぁ、良い展開でした。




誰が為にケモノは生きたいといった3

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「死ぬな。生きろ。お前達の命は――いや、誰の命であろうとも、一時の満足の為に、簡単に投げ捨てていい程に、安くも軽くもない」

 

指輪の示す方向へ向かうイオリ達。

目的の場所に近づいたかと思いきや、またそこでも騒動が起きて。

近隣の棄界人から『聖なる島』と呼ばれる場所が示されたものの――そこは既に他の罪人たちに占拠されていて。

 

その際に生じた争いで、現世人に憎しみを持つ少女カチヤとの出会い。

なぜか生じた、カチヤとタビタの決闘。

何とか協力体制を整え、島に乗り込み罪人たちと対決する事に。

あちこち展開を巻いている感じがあったので、薄々感じてはいましたが、3巻で完結だそうで。

 

本来ならもっと広げる構想もあったそうで、それはそれで興味はあったのですが、残念。

良い所で終わって続きがない、という事が無いように畳むときは畳めるように考えているというのは、多作の作家さんならでは、かなぁ。

次回作に期待。



放課後は、異世界喫茶でコーヒーを4

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「でも、僕は部外者じゃない。ひとつだけ――もしかしたら、ひとつだけ、僕はあの人たちと繋がっている。マッチ一本分の、小さな希望だけど」

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「たった一本のマッチでも、ときには爆発を起こせるもんさ。坊主に、それを灯す意思があるならね」

 

歌姫効果で人が増え、喧噪に包まれる街。

まぁ、深夜営業を開始して、それに合わせたサイクルで過ごしているユウを見るとあまりそんな感じもしませんが。

……歌姫効果から逃れたら、歌姫と鉢合わせるとか、ユウの引きの強さは相当だな……

1巻の頃から、コルレオーネとの縁があったりしたわけですし。

 

深夜営業になったことで、これまでとは違うお客さんが来て、この店に馴染んでいるのがいいですねぇ。

そこでできた繋がりがまた、ユウを助けてくれているわけですし。

深夜組のろくでなし同盟の様子も楽しそうで、和みました。ティセとコルレオーネさんの対面のところとか笑いましたし。

 

あとは、ノルトリが久しぶりに登場した感。まぁ、人の多さには負けるし、深夜営業時間に学生は来れないという真っ当な事情があったから仕方ない。

早起きして、気合で店まで来たけど、その後寝てしまったのがかわいい。ユウの内心がテンションMAXでちょっと引いたけど。

 

ユウが持っていた、歌姫たちとのつながり。

マッチ一本分の希望は確かに効果を発揮したわけですが……

ちょっとだけ、未来が怖くなりましたね。事情も分からずこの世界に来てしまったユウは、いつまでここに居られるんだろうか、という不安が。

後書きで作者的にシーズン2と言ってましたが。2に入ったからには、まだまだ続いてほしいものです。




プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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