気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

富士見ファンタジア文庫

放課後は異世界喫茶でコーヒーを3

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何かを諦め、捨てるということを自分で選ぶのだ。確かに持っていたものを放すことは、怖い。それを失ってしまえば、自分からどんあんいおおきなものが欠けてしまうのか、想像すら難しい。

けれどそれが、その怖さを乗り越えることが、今の僕には必要だと気づけた。

 

迷宮街に歌姫なる存在が来訪する事になって。

ユウも事情をよくわかってないので、アイドルのコンサートツアーみたいなものかなぁとか思われてましたけど。

来訪は3か月くらい後だというのに、歌姫目当ての観光客が増えて。

普段は閑古鳥が鳴いていることもある喫茶店にもお客さんが流れ込んできて。

 

そして同時期に学院でもトラブルが発生。

教授が実験で失敗し、校舎を吹き飛ばしたとか。死傷者は出なかったそうですが……失敗で校舎吹き飛ばすとかどんな実験してたんだ。

余波で寮にも被害がでて、残っていた学生を安全の為に退去させることに。

その中にはリナリアも含まれていて……歌姫騒動で宿が取れずに難儀していた彼女にユウは喫茶店の一室を貸すことに。

元々は酒場だったこともあり、二階に介抱用の部屋とか色々あったみたいです。

 

同棲じみた状況ですが、混雑している喫茶店の手伝いなんかもしてもらってるし……もちつもたれつ?

アイナの暴走もあって途中メイド喫茶になったりして、商人から商談を持ち込まれたり、リナリアの過去、彼女の両親について知る事になったりしてましたが。

そうした変化の中で、ユウが決断を迫られることに。ただ、目の前に用意された者から選ぶのではなく、ユウ自身が考えた上で答えを出したのが良かったですねぇ。

 

今回はノルトリの出番が少なくて残念ではありました。気だるげな彼女の雰囲気は、観光客でにぎわって状況が変化しているという状況と温度差あるから仕方ないかもしれませんが。



ロクでなし魔術講師と禁忌教典11

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「グレン先生。頑張ってください。……学院の皆が、貴方に期待しています」

総力を決し、フェジテに訪れた災厄を乗り越えたグレンたち。

しかし、それによって富国強兵の流れが起こり、アルザーノ魔術学院にも変化が。

学院長の交代、武に重きを置きまくった教育改革。

グレンはそれに異を唱えて。先の失態で左遷されてきたイヴと協力して生徒たちを鍛え直すことに。

 

グレンの知識によって、土台は出来上がっていた生徒たち。

一度は手早く戦闘技術として習熟していた、『模範クラス』との戦闘で一敗地に塗れたものの、強化合宿によって見返してやったのはスカッとしましたね。

まぁ、多少戦えるからって増長しまくってる奴等ばっかりだったからな……

 

生徒たちは、グレンの指導によって知識を深め手札を増やした。一方で、新学院長マキシムの肝入りの生徒たちは、ある程度の手札を使いこなすことを重視していた。

判断の速度で劣っただけで、スペックが劣っていないのだ、と。イヴがちゃんと言葉を尽くしてくれたのが良かったですねぇ。

 

それだけではなく白猫の個別指導に関してもイヴが活躍して。グレンがこれまで積み上げ来たものを無駄にしないで先に進ませてくれた辺り、意外とイヴ教師向いているかもしれませんねぇ。

左遷という形ではありましたが、少し前までの重圧から解放されたって言うのが大きいのかなぁ。グレンとキーキー言い合いしてるのを見てルミアとかが衝撃を受けてましたが、意外と相性悪くないんだな、この二人。まぁ、元々イヴ、グレンを意識しすぎな部分ありましたね……

今回の騒動の中でグレンが禁忌教典に近づく情報を獲得していましたが……色々と動いている状況ですから、また厄介事に巻き込まれていくんだろうなぁ……




恋愛至上都市の双騎士

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「死んで良かったとか軽々しく言わないでください! 死んでいいわけないじゃないですか! 死んでいい人なんているわけないじゃないですか!」

 

魔王という災害が現れ……強力な兵器を作り、それを使いこなした二人によって世界は救われた。

その少年少女は「騎士」として称号を与えられ、かなり優遇されたりもしているようですが……

 

犯罪組織を追いかけ回す任務に駆り出されたり、また魔王出てきそうだから出現しそうな未来に行ってくれと放り込んだり、危機に対し活躍した英雄に対する扱いではないのでは。

しかも、「未来に行くだけのアイテムを作った。過去に戻る機能はない」なんて実験的なアイテムの対象にするとか、本当に未来の危機を排除するつもり会ったのか、って感じがして正気を疑う。

 

そして、送り込まれた未来。

過去とは環境が変わり、恋愛感情が生む力が強さに変わる、特殊な装置が開発されていて、武器を持ち変えて調査に戦闘にと活躍していますが。

実績に対しての扱いが、どうにも相応のものではない、という感じがして入り込めなかった。

あぁ、でも勇也が未来で彼氏を探し求めている女子に対してスタンガンで武装し、「そういうわけで僕は大丈夫だ。お前が襲ってきても確実に意識を刈り取れるぞ」とか言っている場面は少し笑ってしまった。


キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦

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「お前は、いったい何者なんだ」

「あなたは、いったい何者なの」

 

科学力を有する帝国と、魔女の国と呼ばれるネビュリス皇庁。

この二国は永い争いを続けていて。

前線で戦うメンバーの中には、その戦いを止めたいという希望を持っている者も居て。

帝国側の最高戦力、使徒聖にまで上り詰めたものの、捕えた魔女を逃がしたために降格処分を喰らった少年、イスカ。

魔女の純血種として戦線を押し返している氷禍の魔女アリス。

 

最初は戦場で出くわした二人ですが、その後、中立都市で何度か出くわし、素の表情を見ることに。

偶然で何度も遭遇して。オペラを見たり、レストランでばったり会ったり、同じ画家が好きだという事が発覚したり。

プライベートな部分で、どんどんと距離を縮めていきますが……それぞれの立場があり、対話した結果、共に歩むことは出来ないと判断。

 

決裂するか、という時により厄介な状況になって、協力し合う事に。

お互いの理由を譲れなかっただけで、思想としては分かり合えないわけではないんですよね、この二人。不器用なだけで。

国の上層部は、二人を上手い事利用する腹積もりのようですけど、果たしてどうなるやら。

緊急事態に協力できる関係を維持して、この世界を変えていっていくれれば痛快ですけど。



誰が為にケモノは生きたいといった

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「それじゃあ、あいつを、あいつが望んだ場所に連れて行った事にならない。俺は嘘をつくのもつかれるのも、もう懲り懲りでな」

 

罪人の流刑場所として使われている『棄界(ゲヘナ)』。

現世とは異なる法と理の支配する異界。魔術によって罪人を送り込む、というあたり徹底しているというか、よくもまぁそんな術式を開発したもんだな……

ゲヘナ側からすると、現世は『天界』と呼ばれていて、そこからやってきた人間は天使と呼ばれたりしていましたが。

罪を犯して送られてくるという前提を踏まえると、何とも皮肉な呼び方です。堕天使も良い所だ。

 

上官殺しの罪を犯したイオリ・ウィンウッドもゲヘナに送られた一人。

最も、そこに至るまでには仲間を失い「生き残れ」と背を押されて、生きのびたという過去があるらしく。

……彼自身の性格も良好ですし、誰かに嵌められたんじゃないかなぁ、という雰囲気がひしひしと感じられます。

 

現世側で起きたあるトラブルの解決の為にゲヘナで動けば、無罪放免なんて裏取引も持ち掛けられてるぐらいですしねぇ。

果たして、罪人の中で適性があったからイオリを選んだのか。適性があるかを見極める為に嵌められたのでは、とか考えてしまうなぁ。

ゲヘナ送りにするための魔術に干渉されて、予定外の場所に到着したり、情報がゲヘナ側に漏れていたりと、裏で動いている思惑は一つではないようですし。

もう少し情報明らかになるかと思いましたが、シリーズ開始巻という位置づけらしく、あちこち気になる点が多いですねぇ。続きを早くお願いします。




ロクでなし魔術講師と禁忌教典10

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『だから、何度も言ってるでしょう? ……人間、舐めすぎなのよ、貴方』

 

復活した魔神アセロ=イエロ。

変わらずルミアを排除しようとする敵を相手取りグレンたちが奮闘しますが、相手にはこちらの攻撃が通じず、一方で相手の攻撃は此方に刺さるという無理ゲー感。

全滅してしまいそうな状況でナムルスが介入。一時的に時間を稼ぐことには成功しましたが……

 

街から逃げることを封じる結界を張られ。

メギドの火をフェジテへ打ち込む準備が始まっている。

ルミアの正体が露見したことで、もう少し騒ぎになるかと思いましたが、クラスメイト達が受け入れてくれたのはほっとしました。

他のクラスの生徒には、心穏やかでいられない連中もいましたが……学院長が大人としてフォローに入ってくれたりしましたしね。

 

とは言っても状況は中々に絶望的で。

敵一人でも強力なのに、空飛ぶ船から大規模術式打ち込もうとしているし。

その船自体に防衛機構があるようで近づくのも容易ではないし、仮に乗り込めたとしても内部にトラップがあるみたいだし……と問題のオンパレード。

まぁ、その一つ一つにどうにか対処法を見つけるあたり、流石というか。

 

誰か一人でも欠けていたら届かなかった、総力戦。

ルミアも天の智慧研究会に狙われている理由の片鱗も見えましたが……

アレは結構ヤバいものでは。折り返して後半戦、という事ですがここからどう状況が変わって行くのかが楽しみです。

 

ルミアが自分の気持ちに素直になると決めたようですし、そちらも気になるところではありますが……

白猫の方は相棒ポジションの方でポイント稼いでるからなぁ……ヒロインレースではルミアの方がリードしてる感じしますし、どうなるやら。




放課後は異世界喫茶でコーヒーを2

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「私は、運命の女神というものは信じていないんだ。きっと間に合うだろう、なんて言葉は使わない。無理やり、間に合わせるのさ。――でないと、後味が悪いだろう?」

 

今日も迷宮のある街にある、ただ一つの喫茶店はそれなりに繁盛しています。

閑古鳥がなくわけではなく、どうしようもないほど忙しくもない。

いい感じでお客さんが回転しているのでは。

 

コーヒーというこの世界では親しまれていなかった物を提供する店だからか、ユウの人柄ゆえか、変わったお客さんも集まってきてますが、まぁ、日々が楽しそうで何より。

モテ方を研究する男子学生たちとか。強面の医師とか、あいかわらずだらけまくってるノルトリとか。

 

引き続き登場している、コルレオーネが結構いい性格していて好きですねぇ。

あの兎、中々粋なところあって流石の風格を感じさせる場面                       

あとは配達員のシルルが純粋でかわいいかった。アイナがノックアウトされたのもむべなるかな。……いやまぁ、彼女は彼女で特殊な例な気もしますけど。

 

ギャンブラーなおじさんのエピソードは、短いエピソードでうまく見せてくれたなぁ、という感じ。

賭け事のゴタゴタで離れて暮らしていた妻子の元に帰ろうとした男。

もう賭け事から足を洗うつもりだったものの、妻子はある問題に直面していて、それを解決するために、彼は決断してしまって。

ああする以外の選択肢なんて無かったんだとは思いますが。

中々ビターなテイストで、これはこれで。ユウが最後にしていた小さな賭け、これはこれで結末判り切ってる感もあるますが。だからといって、やらない理由にはならないんだよなぁ。

いつか、結果が分かればいいな、とただそう願います。



東京レイヴンズ15 ShamaniC Dawn

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「(前略)……ったく、おれがこれまでやって来た中で、文句なく一番の荒技になりそうだぞ。やるだけやって、そのあとはもう、神頼みだ」

 

相当な難産だったようで、後書きによればほぼ二年ぶりの新刊。

しかも、過去編。次の巻では春虎たちと出会える…かも……? 一応現代に戻る予定ではあるみたいですが。

現代の方でもかなり差し迫った状況ですし、あそこからどう立て直すのかが気になって仕方がないので、早く出てくれれば嬉しいですが……ま、気長に待ちます。

 

時は遡り……ついに語られる夜行たちの時代。

土御門や相馬、大連寺など今に続く因縁の始まりに何があったのか。

夜光と飛車丸のやり取りが楽しかったなぁ。

思った以上に愉快な人ですよね、夜行。自由気ままな感じで、振り回される人々は大変そうですけど。

 

土御門の当主に就任しながら、呪の世界そのものの前途は暗いと達観していた面もあったようですけど。

陰陽寮を再建するから、陰陽頭を任せたい、という軍人からの依頼をすげなく断ってましたし。

それで引かずに、何度もアプローチを駆ける相馬も根性あるなぁ。いや、軍人として職務に忠実にふるまっていた、という面も多分にあるとは思いますが。

                                                                                             

結果として創設された陰陽寮のハチャメチャっぷりも好きですよ。

戦乱の気配が近づいてきている中でも、呪の世界という闇に近い場所でも、笑いあえる居場所を作る事が出来たのは良かった。

……様々な思惑が入り混じり、危うい気配がどんどんと差し迫ってくるあたりは恐ろしかったですけどね。



ロクでなし魔術講師と禁忌教典9

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「私は先生を信じています。たとえ、どんな結果になろうと……私は先生を信じていますから……そのことに後悔なんてきっとありませんから……だから……」

(略)

「……どうか、私の『異能』を、お使いください、先生……」

 

行方をくらませていたジャティスが、またしても現れて。

ルミアを誘拐し、グレンをフェジテ市庁舎爆破テロの容疑者に祭り上げ、目的遂行の為に好き勝手動き回っています。

同調するかのように、天の智慧研究会も現れたり、宮廷魔導士団の方でも色々と思う所があるようで、イヴがフェジテに来訪したりとかなり混沌とした状況になっておりました。

 

グレンは事件解決の為にまた走り回ることに。

システィーナの助力を得ながら、ルミアをさらったジャティスからの要求に振り回されていましたが……

そんな中で、かつて倒したはずの敵から襲撃を受ける、という事態まで発生して。

あちこちで状況が動き続けていて、一場面ごとの描写は少なくなっているはずなのに、かなりの熱量がありました。

 

宮廷魔導士団の『愚者』であったグレンには、オリジナルの魔術以外にも切り札がまだあったようだ、なんて情報が出て来たりしてました。

手札少ない状況で、辛勝が多かったとはいえ、これまでの騒動で勝利収めてきたのか……ここぞという時の勝負強さはあるんですねぇ。

 

一方で、立ち位置が定まらず、今回良い所なしだった某「彼女」。

まぁ……うん。あとがきでも触れられていましたが、ある種の愛だよ……

揺れまくっている精神面が安定すれば、もっと頼りになるキャラになれると思うんですが。今後に期待……出来るのかなぁ。

グレンの奔走もあり、目先の問題は片付けられましたが……本命は、これからだっていう状況。

かなり風呂敷を広げた感じがありますが、これがどう畳まれていくのか。10巻が楽しみです。


 

ロクでなし魔術講師と追想日誌2

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「真面目な事は結構。だが、物事には緩急というものが肝要じゃ」

 

短編集―。

「紙一重の天災教授」、「帝国宮廷魔導士アルバイター・リィエル」、「任務に愚直すぎる男・アルベルトの落とし穴」、「貴方の私の忘レナ草」、「二人の愚者」の五話収録。

 

第一話は……緊急職員会議が開かれて。

グレンも中々ロクデナシですが、他の教授たちもかなりの変人がそろってますよね……

そんな中でも、一級の変人。五階梯に至った天才ながら……斜め上に才覚を発揮し、周囲を大騒動に巻き込む、自然災害と同じ扱いを受ける「天災教授」。

この人にもうちょっと常識があったら、この世界をより良い方向に持って行けそうな人ではありましたが……残念度も突き抜けてるな……

 

2話はタイトル通りリィエルがアルバイトを試みる話ではありましたが……

猪武者の彼女にそんな高度なことを期待してはいけない……3話のアルベルトも、中々コメディよりでしたし。

……実は特務分室ってポンコツの集まりなのでは疑惑が。

いや、戦闘力とかそっちに極振りしてるせいで、他の分野にボロボロな部分があるだけですが。下手にスペック高い分残念部分がなお笑える。

 

4話は、白猫ことリィエルが魔法薬の効果で記憶喪失になってしまい。

解毒するために行動していますが……何者かの妨害も入って。

その真相が何とも残念なものだったというか、この学校生徒も極まった子が居るなぁ、という感じでした。

 

5話は、グレンの幼少期。彼が『愚者の世界』を編み上げるまで。

魔術特性を知った直後はやはりかなり荒れていたようです。

憧れていたような正義の魔法使いにはなれないけれど……魔術師として無様な姿でも、はじめて彼がオリジナルを使った時、それを肯定してくれる相手が居たのは、救いだったのではないでしょうか。



プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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