気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

GA文庫

処刑少女の生きる道3 鉄砂の檻

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「私は、誰かに私みたいになって欲しいだなんて思わないわ。それは導師だってそうだった。だって、そうでしょう。人を殺すのが、処刑人の存在意義だもの」

(略)

「誰かに人を殺して欲しいなんて、思わないわ」

 

塩の剣を目指して旅を続けるメノウとアカリ。

しかし、砂漠には大規模な盗賊団が巣食っていて、お約束のようにアカリが攫われる。

メノウが救助していましたが、そこで面識のある修道女サハラを発見、回収する。

片腕を義手に置換した彼女は、メノウに自らの殺害を依頼してきて。

 

東部開拓領域では四大人災の【器】に動きがあったり、【魔】とマノンも嬉々として先行して混沌を生み出してますし。

そもそも、砂漠で攫われた事をアカリが知らなかったというのが、ヤバい。

2巻でも差異は生じていましたが、どんどんとズレて来ていると言うか。本当に限界まで来ている感じがしますねぇ。

今回メノウの教典に異変が生じてましたが……仮にこの状況で書き換えると、持ち越しなのかな、アレ。ここから更に【時】で巻き戻したら、世界崩壊しかねない気がしますが。

 

例によって、メノウが行動を起こしアカリはお留守番。モモが、バックアップという体制を取っていましたが。モモが独断でアカリに接触。

かつて導師の修道院に居たというサハラの登場によって、モモの過去もいくらか明らかになりましたが。サハラがちょっかい出してるとはいえ、破壊特化モンスター呼ばわりされてるのも納得というか。

センパイ第一主義を極めているからなぁ、モモ。彼女とアカリの接触が、果たしてどう作用するでしょうか。続きが気になるところ。

 

とはいえ今回は、アカリの事情よりはメノウの背景の方が主軸だった感じ。

彼女の過去の事ですとか、内包している【白】。漂白されたという事実と、導師の教導によって生まれた処刑人としての彼女。

メノウと対峙したサハラの在り方。帯の文句『貴女に、なりたい。貴女に、なれない』が的確ですが。

憧れて、なりたいものがあって。でもなれなくて。足掻き続けた一人の、たどり着いた果てが悲しい。

いよいよ導師もやってきそうですし、続きが気になるけれど、怖い……



天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~6

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「さあどうだ、ウェイン・サレマ・アルバレスト! 船、人、技術、そして歴史! これらを前にして、貴殿は私に賭けるだけの価値を見いだすか!?」

 

ソルジェスト王国との一戦に勝利し、港の一部使用権を得たウェインたち。

しかし、選聖侯と戦ったという事実や、ウェインの名が良くも悪くも響くようになったために警戒され、交易を断られて。

せっかく得た港を活用できずにいるところに、トルチェイラ王女が大陸南方にある海洋国家への紹介、という話を持ってきて。

 

いやぁ、ソルジェスト王家強かですねホント。グリュエール王が良い性格していて結構好きです。

ウェインも傑物ですけど、青い部分もあるんだなと言うのを実感する。……アレでまだ成長の余地残してるとか怖いわぁ。そりゃ他国も警戒するわ。

 

そしていざパトゥーラに辿り着いてみたら、トラブルに巻き込まれてウェインは投獄される羽目に。

獄中にあっても動じずに自分を貫いて、良い待遇を勝ち取っている辺りには笑いました。

しっかりと手を打って早々に脱出している辺りも流石。その過程で、重要人物を保護して。

優秀な兄が居たために凡庸とみなされていた弟王子。いやはや、未熟ではあれど交渉してウェインを引きずりこんだ辺りとかは、中々の手腕だと思いましたよ。

追い込まれている状況ゆえに、政治家としてよりはギャンブラーみたいなイメージがありますが。見事乗り切ってましたし、今後に期待ができそうです。

 

日常回を書こうとしたものの、筆が乗らず本編を進行させたそうですが。

ニニムの水着挿絵を織り込んできたのはグッジョブ。

しかし、相変わらず西方諸国からの横やりがあったり、今度は帝国の方で動きがありそうだったりと、穏やかな時間は遠そうですねぇ。


りゅうおうのおしごと!12 小冊子付き限定版

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「たとえあなたが機械にどれだけ評価されていようと、俺には関係ない。自分の将棋を指して勝つ。それだけです」

 

三段リーグがついに決着。

さらに、八一はついに帝位リーグの挑戦権を得て、新たなタイトルに挑む。

姉弟子との関係を踏み込んで、封じ手した状態だったところに、刺客も現れて。

将棋を指している場面はやはり熱いし、なんだかんだでイチャイチャしてるし、控えめに言って今回も最高でしたね……

 

決着に至るまでの三段リーグが、長かった……と言うより、銀子が本当に全身全霊で望んで、ボロボロになっていくのをこれでもかと描いてきたので、そこは苦しかったですけど。

それ以外の三段リーグ在籍者だって、決して戦っていないわけじゃないんですよね。

負けてる奴ほど強くなる、という魔窟。

盤外戦術も飛び交う中で、戦い抜いた人々にただただ圧倒される。

辛香の背景なんかも明かされてましたが……聴くだけでも中々重い。死んだと思って出直して来た人なりの強さ。徹底的にヒールだった彼のことは、苦手ですけど嫌いには慣れないかなぁ。

 

あいが迷い、天衣が行動するという弟子たちの行動に差が出ているのも中々。というか天衣強いな本当に。その後悶えているのも可愛かったですけど。

姉弟子が現状強すぎるんだよなぁ。……桂香さん相手の惚気とか、うん、御しきれてない部分もありますけど、うん。

終盤見せた気合の入れ方が吹っ切れすぎてて怖い。月夜見坂さんがやべーという反応もそれはそうだ……としか言えない。

 

あとは帝位リーグでの戦い。於鬼頭帝位が、勝負に際して予想外の行動をとったのにも驚きましたが。

八一の強さに揺るぎはなく。いや、本当に最近の八一大躍進と言うか、主人公してて格好いいですね。

観戦記でついに関東の人々から呼ばれている彼の異名が明らかになりましたが。……あれ、それ主人公じゃなくてラスボスでは……?

 

りゅうおうのおしごと!、基本的に電子書籍で購入していたんですが、今回は察す付きの限定版が欲しかったので紙版で購入。表紙が既に強い。

書き下ろし短編『銀子とただイチャイチャするだけの話』が笑えました。いや、イチャイチャしてるんですけど、二人ともお互いが好きすぎて、割とブレーキぶっ壊れているから二人だけだと暴走するんだよなぁ……あ、イチャイチャはしてます。ちゃんと。


竜と祭礼―魔法杖職人の見地から―

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「俺の仕事に文句があれば、いつでも腕を落としてくれて構わない。客にはその権利がある。そして万が一杖が損なわれたら、俺は死んで謝罪に代える」

 

伝説の魔法杖職人ムンジル、その最後の弟子であるイクス。

師匠が亡くなり、店の始末をつけ村を去ろうとしたその日、師匠の杖と修理を請け負った約定書を持った人物が来訪して。

自分で半人前と言う職人見習いであるイクスが、依頼者と一緒に杖を治す為に調査する話です。

 

杖に使われている材料を調べる為に、姉弟子を頼って。
素材が竜の心臓だと判明して喜んでた職人姉弟は、根っからの職人と言うか。新しいもの見つけるの好きだろ、君ら……
師匠も偏屈だったと言いますし、一門こんな感じなんだろうなぁ……と言うのが感じ取れる。

しかし、素材が分かっても、1000年前に絶滅したとされる竜の心臓なんて、取り扱っているはずもなく。

図書館も活用して調査をするものの、断片的な情報しかなくて。

時間制限もある状態で、できる範囲で可能性を潰しつつ、「それっぽい」所に決め打ちで探しに行く事になってましたしね……

 

でも、その調査を結構丁寧に書いてましたし、非力な職人と杖が壊れた魔術師。

どちらもまだ道半ばに居る、若い世代であることを考えれば、かなり健闘してると思う。

イクスは、魔法杖職人として組合に登録していないこともあって半人前と言いますが。杖を修理する際の誓い、師匠に教えられた覚悟を貫く彼の姿は、結構好ましいと思います。

タイトルにあるとおり、『竜』を巡る話で……古き伝承を辿る中で、イクス達は今は失われた『祭礼』についても調べる事になっていくのですが。
その果てに辿り着いた真実には、ただただ驚きました。実際目の当たりにしたイクス達の動揺たるや、いかほどだったでしょう。

 

魔法もあって、竜の伝承もあるファンタジー色の強い作品ではありますが、派手なバトルとかはなくて、ただその世界を確かに描いている感じ。結構地味というか、渋い。

彼らに見えた世界を、見せてくれたようで結構満喫しました。2巻の準備もしているとかで、出たら買います。今度はどんな杖が出てくるんでしょうね。


帝国の勇者2 ―英雄は荒野に消えた―

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「わたしが保証してあげます。あなたはわたしにとって立派な勇者ですよ」

 

いやぁ、今回もまたカイムのシオンへの愛が止まらない話でしたね……

あそこまでブレないのに本人の前では、言葉を間違えるあたり何というかヘタレここに極まれりというか。

まがいものとして生み出された勇者が、蘇った英雄に奪われた仲間を取り返さんとする。

その決着を描くエピソードで、1巻のエピローグ的な感じでしたねぇ。

 

講和が成立したにも関わらず、エリーゼに従えない勢力をまとめて砦にこもって反乱軍活動に勤しんでいる辺り、レオンもぶれませんけど。

いや、だから正義を謳って「間違いを正すのが勇者の役目」とカイムを批判する割に、彼女のとる策がまぁ色々とアレというか。

当代の人を、自分の判断で殺して「残念だった」で済ませる辺りが、かつての彼女の最期を招いたと思うんですけど、どうなんですか。

 

そして好き勝手暴れた上で、自分と同じように「かつての勇者を復活させる方法」を他国に流したとか。実際それが結実してるのを見ると、戦乱加熱させてるだけじゃねーか、って言う。

いや、彼女の夢見た未来でないことに絶望して、燃え尽きてしまえとか思ってるからあながち打つ手として間違ってるわけでもないんですが。釈然としない。


友達の妹が俺にだけウザい3

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「むしろ目が覚めたよ。……やっぱり、考えなきゃ駄目だ」

 

実家に縁談を持ちかけられそうになったので、偽装恋人としての役割を明照に依頼して。

書類をかわすだけの仮面夫婦というのも良いかもな……的なことを言い出す辺りちょっと疲れてるでしょ。

生徒と教師の恋愛に関しては、一族でも前例があるため受け入れられる。

ただ、法的に結婚できる年齢ではないから、その期間中にどうにか解決策を練りたいという提案。

こうした問題を放っておけないからこそ、明照は5階同盟を作ったんだろうし、メンバーから慕われているんだろうと思います。

 

ただ、タイトルからはちょっと遠ざかってたのは残念かなぁ。

いや菫先生の問題を主軸にしている以上、どうしたって彩羽の描写は減ってしまうわけで。

そんな中でもしっかりイベント発生させている辺りは流石と言うか。

音井さんがみつけた、かつて活動していた声優。綾羽に似ている声というあたりがなーんか嫌な予感というか。綾羽の問題に取りかかる時のネタになるんだろうなぁ、という感じ。

今回は菫先生の問題が提示されて、それの解決方法を探す回だったこともあって、全体的に大人しめだった印象。

「なるほど。完全に納得しました!」じゃないよ!?

友達の妹が俺にだけウザい3 (GA文庫)
三河ごーすと
SBクリエイティブ
2019-11-14

ノラネコ彼女を餌付けしたい

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「お前たち……は…………」

()

――なんとかしないと。

 

Twitterで推してる人を見て購入。

齢十九にして、フリーのシナリオライターをしている守屋結人。                                       

しかし立て続けにドタキャンされたり、収入が少なく、ギリギリの生活をしていた。

家賃も滞納していた辺り結構追い込まれてる感じ。

そんなところに親戚の姉妹がやって来て。既に社会に出ている姉の方がオーナーの、シェアハウスの管理人として雇われる事に。

 

一癖も二癖もある少女たちが住まうシェアハウスは……中々の惨状を生み出していて。

風呂は腐海だし、キッチンは爆発しているし、絨毯はホコリまみれ。

いや、普通に生活するのにも難があるだろうに、よくこれまで生きてたな……

お約束と言わんばかりに、誤解されて拘束されるような事態もありましたが、少しずつ信頼関係を気付いていくのは良かった。

疑似家族みたいな感じで温かくなる場面が多かったですが……

 

今回、メインを務めた表紙の少女、春風雪菜。

まぁ、確かに癖のある少女ではありましたが。彼女の家族たちの在り様と来たら。

毒親を丁寧に描いてくれたので、こっちの胃が痛くなりました。絶対他のメンバーにも同様の重い過去あるヤツじゃないですか……

 

いや確かに、料理にチャレンジしてコンロを爆発させる少女に、諸々手伝わせるのは難事だとは思いますが、それと冷遇していいかは別問題ですからね。

冷たい家から、暖かいシェアハウスに帰ってくるのは歓迎できました。良かったねぇ、と素直に言える。

毒親から受けたダメージが大きくて、ちょっと感想書くの遅くなりましたが、彼ら彼女らの今後に幸いが多かれと願っています。


ノラネコ彼女を餌付けしたい (GA文庫)
天乃聖樹
SBクリエイティブ
2019-10-12

七代勇者は謝れない

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「助けて、って聞こえたんでね。こんな美味しい状況逃がしたら絶対セーネに笑われるし、怒られるし、俺も一生後悔する」

 

魔王が居て、対抗するための神意を伝える聖剣がある世界。

これまで六代の勇者が、聖剣を奮い偉業を為した。

吟遊詩人の妹のために勇者になりたい青年ジオは、見事聖剣を引き抜くことに成功し、勇者の器であることを示した。

……しかし。

王都には、ジオよりも相応しい人物がいる、と神々が勇者の証である紋章を授けたのは一人の少女であった。

それができるなら、もっと早く紋章渡しておけよ……と思わなくはないですけど。

 

かくして、紋章という確かな証を得た少女は、聖剣を勝ち取り魔王討伐に赴いた。

そして季節が廻り、勇者イリアが帰還した。

争いが終わるのかと思いきや、彼女は魔王に敗北を喫しなんとか脱出してきたのだという。更にイリアは、自らの敗北を隠蔽しようとした。

それによって神々の怒りを買い、紋章はイリアに次ぐ資格者であるジオの下へ移動した。

 

そこから物語が加速していく感じですね。

神々が結構下界を観察していると言いますか。

紋章を授ける「勇者力」の判定は、強さだけではなく、いかに勇者らしい行いをしたか。人々にどう思われているか、と言う基準まであるようで。

イリアの失態を受けてジオは紋章を得た。しかし、イリアも紋章の剥奪と言う罰を与えたので未だ候補者のまま、ジオが勇者力を落とせば紋章が移る有様で。

 

まぁ、コロコロと紋章が動くこと。いや、だから、そんなに頻繁に紋章動かせるんだったら、聖剣抜く必要あった!? みたいな気はします。

ジオもイリアも、我が強いというか私欲の為に勇者たらんとして。「勇者力」に関わるから、どちらも善行を為してる、良い人ではあるんですが。

紋章を奪いあうライバルであるお互いの前では、仮面をかぶらずガンガン言い合いしてるのは笑えました。

 

イリアの方は、勇者になりたいというよりは、ジオと関わって居たいという方向の欲で、もうちょっとやり様あるでしょ、って言いたくなりますけど。

如何せん、彼女生き方が不器用極まってるからなぁ。スペックは高いし、それを活用してはいるものの、色々と足りてない。

かつての旅の仲間が心配するのもうなずける。まぁ、仲間の方もちょっとネジ飛んでる感じはしましたが。

ジオの秘めていたものや、イリアの過去。さらには、魔王陣営の方にもネタが色々仕込んでありそうで、これから楽しくなりそうなシリーズですね。

七代勇者は謝れない (GA文庫)
串木野 たんぼ
SBクリエイティブ
2019-11-14

りゅうおうのおしごと!11

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「そんなものより、もっと…………もっと欲しいものが、あるッッッ!!」

 

私を殺してと言って、包丁を自らに突き付けた銀子。

そんな姉弟子を見て、どうすればいいと悩む八一。考えて考えて、上手く取り押さえて。

銀子の目に光がないのが本当に怖かった。

彼女の絶望は深く、言葉をいくつか交わした程度じゃ如何に八一でも、救い出せない。この場合は、八一だからこそ言葉が届かないというべきですかねぇ。

 

折しも名人が国民栄誉賞を受賞されるかもしれないタイミング。

そこで『浪速の白雪姫』と呼ばれる将棋界のアイドルが失踪したり自殺未遂したら、最悪のスキャンダルになる。

とそんな事情も相まって、月光会長から二人で数日の逃避行を勧められることに。

宿の手配をして、各所への連絡も請け負ってくれて、最高のサポートでしたね。

「悪党」とか八一に言われる場面もありましたが。

『八一くん』と。『銀子ちゃん』と。そう、名前を読んでくれたあの台詞はとても暖かくて、打算もあるでしょうけど、それだけじゃないと感じさせてくれました。

 

姉弟子を連れて自殺の名所に行って。そこから八一の実家に顔を出すことに。

衝撃を受けたり、緊張している姉弟子は可愛かったです。

合間合間で、表紙にあるような幼少期の二人のエピソードが描かれて。この二人、手をつなぐことに躊躇いがないなーと思っていたら、この時からだったんですね。

『二人で外に出る時は必ず手を繋ぎなさい。それが出来なければ破門や』という師の教え。それをずっと守って来て……けれど、いつしか離れてしまった。

 

空銀子という少女が、いかにして将棋に出会って棋士になったかも描かれていきました。

体が弱かったこと。病気のこと。八一の周囲にいる女子を蹴散らしていったこと。

女流のタイトルに挑戦したこと……そうした積み重ねの果て。「一番いいと思った道が行き止まりだった」という独白が胸に痛い。

ここまでフラストレーションを溜めた果ての「封じ手」は中々痛快だったというか、八一が男を見せてくれて評価を一段も二段も上げましたねぇ。格好良かった。

その後別の女の事気にしてばかりで減点くらってましたけど。まぁ、彼らしい。

 

銀子が復活し、彼女も将棋星人の領域へと足を踏み入れて、また壁にぶつかるかもしれないけれど、今の彼女なら大丈夫と信じられます。

……桂香さんが、伝えなければならないと思っている事とか、あいに関する気付きとかで不穏な気配もするんですけどね……


りゅうおうのおしごと!11 (GA文庫)
白鳥 士郎
SBクリエイティブ
2019-08-09

りゅうおうのおしごと!10

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「い………………いつ、から……? いつから……そんなことを考えて……?」

「最初に将棋を指した、その瞬間から」

 

始業式を迎え、担任が変わったというあい。

それまでの先生は将棋に理解があったが、若い女性の先生ということで、あいが内弟子として八一と同居しているのを問題視。

まぁ、打倒ですよね……とはいえ、始業式のその日から、事前連絡なしの家庭訪問には首を傾げてしまいますが。

JS研のメンバーの訪問と、小学生向けの大会の話が出て、そこで戦果があれば考えるということに。

 

とはいえ一番才能のあるあいは既に女流なので、アマチュア大会には出られないとのこと。

彼女自身も女流としての対局があって、JS研のメンバーと道を分かつような態度を見せてました。

指導の一環として小学校のスペースを借りたりして、八一のプロらしい一面も見れました。

 

しかし、本当に震えたのは、彼が隠していたあいの指導方針で。

将棋に全てを捧げた棋士の顔。観戦に来ていた先生が「わからなくなりました」と言うのも無理はない。

そして、大会が始まって。未熟だろうと、JS研のメンバーはそれぞれに最善を尽くして戦った。その姿はとても眩しく……

 

最後の、三段リーグで連敗を喫し、八一の下へ駆け込んできた姉弟子の深い絶望とのギャップが凄まじいことになってました。

桂香が八一と交わした約束の事と、これまでに描かれた姉弟子の追い込まれっぷりを見ると予想出来た展開ではありますが、予想以上に暗くて驚きました……

りゅうおうのおしごと!10 (GA文庫)
白鳥 士郎
SBクリエイティブ
2019-02-14


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