気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ファミ通文庫

暗黒騎士様といっしょ!~勘違いから始まる迷宮攻略~

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「お主は本当にドアホじゃのう」

 

ある迷宮を抱えている帝国が舞台。

千年の長きにわたって続く国で、迷宮によって得られる利益、迷宮探索を行う冒険者という戦力を抱えている優位性はとびぬけていた。

 

そしてそれ故に、冒険者になろうと、一獲千金を目指す若者は多いとか。心折れてしまう者もかなりいるようですけどね。

主人公のアルバも同様に、マイホームの夢をかなえる為にこの地を訪れて。

中身は純粋で純朴な男の子なんですが……育った環境が良かったというか悪かったというか。

 

新人としては圧倒的な力、出身地故に常識に疎く、そもそも迷宮のボスに酷似した鎧姿と諸条件が重なって暗黒騎士の異名を得ていたのには笑った。

もうちょっと気にしろよ、アルバ……

そんな彼が、帝国の第七皇女でルーファとその友人のガーネットと迷宮で出くわして、帝国の秘密に巻き込まれていくわけですが。

割とサクサク秘密が明らかになっていって、この後続いたとして展開どうするんだ、みたいな気分にはなった。

 



やがてはるか空をつなぐ

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「だから、ね、青桐くん。夜明け前にウチの高校まで一緒に来てください」

 

表紙絵に惹かれて購入。

ロケットを飛ばす活動をしている物理部に関係する5人の男女の青春モノ。

視点が切り替わって、それぞれの思いが描写されていた所をみると、結局は一人でロケットを飛ばし続けていた青桐が中心にいるんだよなぁ。

本人は、そんなつもりはないようですけど、あちこちに影響を与えている。

 

割と作中の雰囲気も好みではありましたが……

ロケットマン、サムライなどと青桐をからかうクラスメイトの描写はどこまで必要だったかなーとか。

ちょっと引っかかる部分もあって、惜しいとは思いました。

 

ファミ通たまにこういうの刊行して来るから油断ならないというか。

高校生の鬱屈とした部分もあり、ままならぬ青春を描いた作品としてまとまっていて、結構好みでした。



彼女のL~嘘つきたちの攻防戦~

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「……やっぱり訂正。私、嘘も好き」

 

嘘が分かる、という特異体質を持つ男子高校生遠藤正樹。

彼の通う学校には嘘をつかない少女と、常に嘘を吐いている少女とが居て。

その二人の共通の友人が亡くなったことで、正樹は真実を知るために少女たちと距離を近づけていくことに。

 

傍から見てると、可愛い女子と急激に接近して羨ましいシチュエーションではありますが。

目的が、学友の死の真実を暴くというもので。

旅先で事件ばかりと遭遇する類の探偵とかでなければ、踏み込むのは中々躊躇われるよな……と思ってしまいますが。

 

この一件にかかわったおかげで、彼は自分の嘘が分かるという体質に少し折り合いをつけられたでしょうし、苦手に思っていた相手の違う側面を知る事だってできた。

正樹が見つけた真実を聞いて「後悔していない」と言ってくれる子だっていた。

少女は何故死んだのか。嘘に隠された真実は……かなり重いというか暗いものでしたけれど。結末は優しいものだったと思います。

少なくとも、救われた人が居るのだから。



女神の勇者を倒すゲスな方法6 なんと、我と結婚したいと申すか!?

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「シンイチお兄さんは、いなくならないですよね?」

(略)

「俺は死ぬまで、リノちゃんの側にいるよ」

 

勇者を生み出し歪んだ形で力をつけていた女神教のトップ。

女神そのものを邪神と偽り、打破したゲス参謀。

御伽噺なら悪者倒してめでたしめでたしですが、現実は続いていくわけで。

女神教も権力者が離れていったり、支配力が弱まったおかげで一部で戦争の気配がしたりと色々不穏。

 

けれど、シンイチはそうした動きが出てくることも読み、手を打っていた。

いや、本当参謀として恥じない働きしてますよね、彼。

概ね戦法として間違ってない筈なのに、所々のリアクションがゲスなせいでゲス度強調されている感じがあります。

 

女神教の今後について。アリアンの母親の事。

リノの友人問題。人と魔族の関係。竜たちについて。

これまでに登場したキャラほとんど出して、これからの道筋を示してくれていました。

この後も、色々とトラブルは起きるでしょうけど、陣営厚くなりましたし、乗り切ってくれると信じられる感じでいいエピローグになっていました。

新作が同時発売してて、そっちはまだ読めてないのですが、結構作風好きなので楽しみです。



佐伯さんと、ひとつ屋根の下 I’ll have Sherbet! 5

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「そりゃあそうでしょう。僕にとって君以上に甘いものなんて世の中にないんですから。今は何を食べても見劣りしますよ」

 

シリーズ完結巻。

佐伯母の実家での騒動がちょっとこっちに響いて来たり。

父親公認ではあったけど、母には知られてなかったので、その絡みでドタバタしたりはしてましたが。

これまで二人で積み上げてきた時間があるので、まぁ、乗り切れた感じ。

 

ルームシェアしている部屋に、佐伯さんのアメリカでの友人が止まりに来るなんてイベントもありました。

巻末の番外編もバレンタインの準備をする佐伯さん視点のストーリーで、今回は彼女よりの展開が多かったかなぁ。

まぁ、弓月の方は色々と喪失したりと経験したあとですし。残ってる問題も、総監谷解決する類でもないですしねぇ。

 

アリス絡みの描写は、よくわからない部分もありましたが。

まぁ、イチャイチャが目に毒というか、うん。糖度高めなラブコメでアリだとは思います。



廻る学園と、先輩と僕2 Simle Life

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「おーおー、強気に出たね」

「ええ、もちろんよ。今のわたしは怖いものなしだわ……ね、那智君?」

 

司と恋人関係になった那智。

まぁ、司が注目されている人という事もあり公言はしてませんが。

那智は那智で先輩のお姉さま方から注目されているようですしねぇ。本人無自覚だけど。その手の噂をキャッチした周囲が口を閉ざしているから……

 

……ばれるのも時間の問題なのでは?

呼び方を変えたりもしていましたし、「後は公式発表を待つばかり」なんて噂も出てきてるようですし。

もはや確定情報としてあつかわれているのでは……

 

あとは、一夜も素直じゃないキャラというか……

まぁ、家庭事情的にそりゃあひねくれもするわなぁ、って感じです。

那智が友人でいてくれることに結構救われているのでは、とは思いましたけど。

なんだかんだ賑やかな学園生活で見ていて楽しくはあります。もうちょっと糖度高くてもいいのよ。



女神の勇者を倒すゲスな方法5 そして日常へ……

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「おっと誤解するなよ。リノちゃんの仲直りしようって言葉も、俺の罪滅ぼししろって言葉も嘘じゃない」

 

女神の襲撃を受け、魔王の機転により窮地から脱した真一たち。

最後に打たれた手は真一のトラウマを刺激し、魔界に来ても沈んだ状態でしたが・・・・・・・

それでも、ちゃんと頭を働かせて、自分の望まぬ結末でも見据えた様子は、立派なものだったと思います。

……シリアスモード抜けたら最終的にゲス参謀として策を練るわけですけどね。ギャップがすごい。

 

エレゾニアに対する考察を進め、アリアンの父親と思しき赤き竜の下で真実を教えてもらった。

古代文明に対する考察が概ね当たっていた、というか。真一、本当頭の巡りいいよな……

勇者システムを作り、自身を女神と偽ったエレゾニア。

その鎧のはがし方が、うん、まぁ……女神の自業自得って面もありますが、罠を仕掛けてから行くあたり周到です。

 

これにてシリーズ完結。

後日談をもう1冊出してくれるそうなので、期待して待ちます。

しかしまぁ、後日談まで出せるってことは、ネタがあるってのもそうですが売れてたんだなぁ……とか考えてしまってちょっと世知辛い。



クーデレすぎる未来の嫁の面倒な7日間 First Step

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「麻友、俺のそばにいてくれ。いてほしいんだ。俺の、わがままだ」

 

電子書籍専門レーベル「オシリス文庫」から刊行されていたシリーズのリメイク版?なのかな。

オシリス文庫もKADOKAWA系だったんですねぇ、と書店員としてどうなんだみたいな感想を抱いたりしましたが。

 

電子のみ、ってのも増えてきてるのは分かってますが覚えきれてない。

……元々あそこって、官能系メインのレーベルだったのでは……?

結構はっきりエロい事しててコレをファミ通で出せるんだ、ってところに関心してしまった。

 

家出少女を拾ったフリーター。二人の交流を描くラブコメ。

お互いに心に傷を負っていて、それ故に距離がどんどんと近づいていくわけですが。

まぁ、最終的には上手くまとまった感じになってますが。

ガッツリ手を出している以上、克樹下手したら捕まってたのでは……? とか思ってしまいますが。ま、創作物にあまり突っ込みすぎるのも野暮か。

割れ鍋に綴じ蓋というか、なんだかんだ良いカップルといえるのでは。

 



詩葉さんは別ノ詩を詠みはじめる

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「過去は取り戻せる、か……。そいつは分からねえけど、二回目は同じ間違いを繰り返さない。そのために過去はあるのかも知れないな」

 

大切な思いや言葉が形となった影。

幽霊みたいな存在が見える主人公。

同じように、その姿が見える女性――詩葉と出会い、彼女に色々と教えてもらっています。

誰かが発した、届けられなかった言葉。それが形を持ったものだ、と。

故に「迷い言」と呼んでいると語っていましたが。

 

数年前の事故で無くした幼なじみの「迷い言」を見つけてしまった事もあり、詩葉に助力してもらって色々と手を打っていますが。

彼女に頼りきりになるのではなく、彼自身も動いているのは好感が持てますかね。

事故以来疎遠になっていた幼なじみたちと連絡を取る、なんていうのは中々踏み出しにくいことだと思いますが。

それを実行して、言葉を聞きだせたのは、感心した。

 

しかしまぁ、幼なじみ達の心は少し軽くなったでしょうけど……

誰も彼も重たいもの背負ってるなかで、詩葉自身も何か抱えて混んでいそうだからなぁ。

続きが出るとしたら、その辺りをつまびらかにする話になるでしょうが……ビターな展開になりそう。



僕の珈琲店には小さな魔法使いが居候している

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「そうなんだ。だから、僕はいつでも君の側にいるよ。君が困っていたら、真っ先に助けにいく」

 

……タイトルに難があるのでは。

文章系のタイトルはまぁ、良いとして。別に「僕」の珈琲店じゃないし。あくまで主人公バイトだし。

魔法使いの少女も居候じゃなくて、このコーヒー店の常連客に過ぎないような。

 

大学浪人となった主人公、篤志がバイトをしている珈琲店ロッコ。

そこには、まともに豆の補充もせず、珈琲を入れれば劇的な不味さにしてしまうマスターと、常連客である彼の姪が居て。

まだランドセルを背負っている少女――亜理寿の事を、篤志は結構気にしているようで。

 

まぁ、学校があるだろう時間に、小学生が親戚の目の届くところとはいえ、珈琲店に入り浸っていたら気にもするか。

彼は、かなり善良なんですよねぇ。亜理寿が困っているとみれば、それをフォローしようとしますし。

ただ、彼女は普通の少女ではなく。制限があるものの、魔法を扱うことが出来て。

ゲーム的な派手な出来事を引き起こすものではなく、古めかしい「おまじない」みたいなものですが。

 

篤志自身にも、普通ではない事情があったりするようですが。

彼自身はどこまでも普通の青年で。だからこそ亜理寿に懐かれているんだろうなぁ。

篤志が後輩の緋美子の悩みを解決し、彼女と仲良くしている場面を見た時の亜理寿が可愛かったです。

なんか最後には大団円みたな雰囲気になっていましたけど……それまでの展開と最後の逆転劇は温度差が激しかった気がしてならない。



プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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