気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

MF文庫J

終焉ノ花嫁

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「これより先、貴方が損なわれ、潰え、失われようとも、私は永遠に貴方と共にあります」

 

綾里先生の新作だー! 『異世界拷問姫』半分くらいしか読めてないのに、新作に浮気してしまった。追々読みます。

相変わらずのダークなテイストは健在で、その中で培われた絆の描き方がお見事と言いましょうか。

 

突如として【キヘイ】と呼ばれる脅威が現れ、人類を蹂躙した世界。

生き残った人々は学院を作り、【キヘイ】の死骸を回収し分析するなどして、対抗を続けていた。

主人公のカグロ・コウは、学院研究科に所属する学生だったが、遺跡の調査に赴いた先で命を散らした……はずだった。

 

【キヘイ】の少女によって救われ、秘められていた情報を知ることになったコウ。

一部の【キヘイ】はなぜか人間と【婚姻状態】になり、その力を貸してくれるという。

期せずしてそうなってしまったコウは、研究科から戦闘科、それも存在しない筈のクラスへと移籍になり……自分と同じ境遇の仲間たちと出会う事になる。

元居たクラスでは白面と呼ばれ、得体のしれないものとして扱われていたコウ。理解者も居るにはいたようですが、移籍によって縁も切れて……

 

代わりに、クラス百こと【百鬼夜行】の面々との交流がスタート。

【キヘイ】と婚姻関係にある彼ら・彼女らは中々に個性的で、白面と呼ばれていたコウが振り回される事に。

コウ自身も白姫という婚約者を得た事で、少しずつ変化していったという事もあると思いますが。

クラス百にじっくりと馴染んでいった。荒廃している世界においても、人を気遣える心は残っているだなぁとちょっとほっとした。

 

……まぁ、【キヘイ】に対して一般生徒のほとんどは無力なので、油断してると初期のコウみたいにあっさり死ぬんですけど。

救援任務に赴けば、救出対象の亡骸を見つけてしまうくらいには、あっさり。

本当に絶望的な状況で、【百鬼夜行】と言う戦力がいるのは、望外の奇跡なんだなぁと思えましたが。

そんな彼らですら対処しきれない事態が勃発するんだから、この世界は本当に容赦がない。

 

【キヘイ】の女王の降臨、一斉侵攻のはじまり。

余りにも強大な彼らの行進に対抗するためにコウが取った手段が、中々に反則的で………

一度は折れそうになりながらも成し遂げた彼に拍手を。

ある程度の犠牲は出る結果となってましたが、困難を乗り越えた彼らに幸いが合ってほしいなぁ。この後も絶対波乱万丈だという確信しかないからなぁ。

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?9 君の世界

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「いつだってそうさ。おれが一人で何かを成し遂げたことなんてない。ただ女神、アンタに伝えなきゃいけないことがある」

『?』

「諦めてないのは、俺一人じゃないってことを」

 

シリーズ完結巻となる第9巻。

やっと一種族解放したところだったので、もう1冊くらい墓所編やるのかと思ってましたが、早かったですねぇ。テンポ良くて読みやすかったですけど。

 

人間組だけで大始祖の前に立ったジャンヌ達が、心配でならなかったんですが……

レジスタンスとして抗い続けてきた彼女達は、そう簡単に折れることなく。

大妖精シルクがくっ付いていたのも大きかったですが、見事に囚われていた聖霊族を解放して逆転勝利したのは痛快でした。いやぁ、種族の英雄って強いわー!

 

封印のまで立ちはだかった、二人のシドも撃退して、無事に四種族を解放。

一人核心に迫っていた英雄ラースイーエが、ただ封印の時を待つのではなく手を打っていた辺りには感心してしまった。一番油断ならない英雄でしたよね……。

世界種アスラソラカが立ちはだかった時に、そんなラースイーエも協力して、5種族決戦が繰り広げられたのは熱かったですねぇ。

解放後、バルムンクを取り合って六元鏡光とシルクが喧嘩していて、アルフレイヤすら丸め込まれていた場面とか笑えるところもありましたし。

 

世界輪廻の解決後、正史になるのか別史が続くのかは気になっていましたが。

上手く混ざって、世界種すらも受け入れられる未来に続いてくれたのは何よりでした。

調停の場でのそれぞれの種族の反応を見ると、良かったなぁと言う感じで、自然と笑顔になりますね。

……いやまぁ、ハインマリルに気に入られたサキとか、トンデモ体験記させられたミンとか、突然連行されることとなったバルムンクとか、大変そうな人々はいましたが。

そんな場面が見られるのも、今だからこそ。良い最終回でした。


異世界、襲来02 王の帰還

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「刻一刻と変わる状況の中で、どれだけ早く相手の戦術をつぶして、離れた仲間と連動できるかが勝利の鍵――。僕たちは勝つべくして勝った」

 

気絶したユウとアインを保護したのは、『魔法使い』こと旋風のクアルダルド。

二人を捕えて何をするつもりかと思いきや……1巻最後で、「気まぐれこそが旋風の本領」とありましたが、割とその場のノリで行動してるな……?

アスラフレームとその装着者は、適正に扱う限りにおいて、侵略者たちに抗しうる鍵となる。そんな重要人物を押さえたんなら、とっとと排除した方が障害なくなると思うんですが。

 

……まぁそれを言ったらパワーバランスからして、装着者が不在だった期間に人類滅んでておかしくない筈なので、気にも留められてないってのが正解な気がします。

そんな中から、自分たちに届き得る可能性持った存在が出てきたら、ちょっとちょっかいかけるぐらいはするのか。

中盤、水上租界が襲撃を受けるようになったのも、ポータルの主に認識されたから、って書かれてましたしね……

 

クアルダルドは、ユウとアスラフレームの力に興味をもって、自分が力を注いだ使い魔とどちらが強いのか競わせてみたい、と思っただけ。

満身創痍ではつまらないと回復までしてくれのは、ありがたかったですけど。価値感の違いを突き付けてくる場面でもあって、怖かったですねぇ。

異世界、恐ろしい所だわ……そりゃ賢人も逃げてくるよ、と思わなくもない。

いや、その後出て来た賢人たちも、中々癖があったので、それなりに適応していた疑惑はありますが。

 

賢人達の齎した技術によって、電力の確保が出来ている水上租界・那由他。

しかし、住む場所を負われた避難者が流れ着いて、簡易住宅の街が出来るようになって。

設備を維持するために、中央部に優先的に電力を回したりしている事情もあるようですが……

エルフの賢人たちと、この世界の人類との間には、深い溝が出来ていた様子。

そもそも、賢人たちの技術がなければ、抗うことすらできていなかっただろうに……とは思いますけど、緊急事態に理性的であれる人ばかりじゃないですからね……

 

追い込まれて暴言を吐いたり、内乱が勃発したりする有様。

中学生のユウは、そうした人々の醜い面もみたこともあって、色々と迷いを得ているようでした。

オマケに三号フレームの性能が良いもんだから、ユウのメンタルとリンクして、装着出来たり出来なかったりする不調まで起きて。

それでも、いざという時に行動を起こせる彼にはヒーローの素質があるように見える。

支えてくれる仲間がいるから平気だとは思いますが、今後も潰れずに頑張ってほしいですね……

 

伊集院やアリヤ、なつきにもナノマシン適合者として活躍シーンがあって良かったですねー。

特になつきの活躍する場面での挿絵は格好良かった。
あと某怪獣映画でみたことある、「爆弾」が出て来た時には正直笑った。

しかし、修理のためとはいえ他国に貸与されていたはずのフレームまであるって、人類の戦線本当にヤバいのでは……?

終盤、また別の装着者の存在が描かれていましたし、この後の戦いも激しくなりそう……


異世界、襲来 01 プロジェクト・リバース

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『なんとかする。大丈夫、こういうの慣れてるから』

 

丈月城先生としらび先生のタッグ! どちらも好きなので買わない筈がない。

現代社会に、異世界に繋がるポータルが開き、異世界文明の侵略を受けている世界が舞台。

魔法を扱う相手に近代兵器は効果が薄く、苦戦を強いられているようです。

ただ、以前こちら側に向こう側の住人である、エルフの賢人達が移住してきたことがあったそうで。

 

彼らの持ち込んだ知識等を活用し、新しい技術が生まれ活用されてもいるようです。

その集大成が、国防の要である人型戦闘機械『アスラフレーム三号』。とは言え、それも人類が扱い切れているとは言えず、劣勢にも程がある状況ですけどね……

 

主人公の一之瀬ユウは、中学生だったがある適性の高さから軍所轄の研究所に徴用されます。

プロローグから怒涛なんですよね。研究の為に転校まですることになって、新しい出会いがあって。

そんな最中に、敵の大規模呪詛によって東京が壊滅。さらに各地でも同じな事態が続いて……

 

人々の心は、どんどんと荒んでいった。生き延びた軍人からの、弱い者への嫌がらせが目立つようになったし、ユウ達が標的になる事も多かった。

この世界には、希望がない。

敵の干渉によって通信も叶わない状況で、じりじりと沈んでいってる感じ。

 

絶望的にすぎる現状を伝えるのが1巻の中心だったので、ちょっともどかしい部分もないではないですが。

そんな世界だからこそ、アスラフレームの活躍が光るんだろうなぁ。本来ならまだ中学生という事もあって、拙いところもままありますが。今後の成長に期待したい。

状況説明に文面割いたのもあって、続きが気になる終わり方してますねー。2巻は連続刊行で来月発売予定とのこと。楽しみです。


今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。2 先輩、ふたりで楽しい思い出つくりましょう!

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「……みたいだな。そうなんだよ、こころ。僕は忘れ物をしてるんだ」

(略)

「忘れものなら、取りにいかなくてはいけませんね」

 

1巻読了後に、2巻プロローグを読んだっきりでした。

いや、発売前の宣伝で試し読み企画をやってたのは知ってたんですけど、読もう読もうと思ってるうちに発売日になってしまったんですよね。

読み始めて速攻で読了。涼暮先生の文章好きだなぁ。

ちなみに、日付変わってすぐ読む用にBOOKWALKERで購入して、特典目当てでアニメイトにも行きました。紙と電子で2冊買いだ……

 

灯火が星の涙に願った出来事が無事に解決し、戻って来た日常を謳歌できるかと思いきや。

翌朝からもう次の星の涙に遭遇するんだから、伊織もツキが凄いというかなんというか。

読み進めて行くにつれ、今回の遭遇もまた必然だったと分かるんですけどね……

 

表紙も飾った今回のヒロイン、天ヶ瀬まなつ。

1巻で灯火を探しに行った時に遭遇した、彼女の友人らしき子。

朝出くわすなり伊織は洗脳されて……「まなつは恋人だ」と思い込んでしまう。

衝撃を受けて獣性言語を喋る灯火ちゃん、ヒロイン力よりマスコット力の方が強いのでは……『自分より強い奴に会いに行く』じゃないんだよなぁ。

 

灯火ちゃんが浮かれて面白枠に寄ってるのを抜きにしても、まなつが普通に強いんですけどね。目力とか、色々と。

しかしまぁ、わざわざ名前を出していた辺り何かあるかとは思っていましたけど、予想以上の爆弾持ってたね、と言いますか。

全部読んでからサブタイトルを見ると破壊力が凄い。担当さんの仕事だそうで、お見事です。

 

新キャラの女子小学生、こころちゃんもいいキャラしてて好き。

人の心がないと言われ続けた結果、2巻で「人の心(物理)」として具現化するとは思いもしなかった。

一風変わった思考回路をしている子ですが、「忘れもの」の下りとかが特に気に入ってます。

 

あとは、1章にて伊織の毎週水曜日ある用事についても描かれましたが。

どれだけ背負ってるんだ、伊織は。あそこまで行くともう呪いの類に思えてきます。

いやまぁ、星の涙なんて存在自体、解明できないオカルトですけどね……。

謎と言えば、ナナさん一体何者なんでしょうね本当。登場してないのに存在感はバリバリにあるし、なんなら嫌いじゃないですけど、不気味ではある。

というか、まなつが星の涙を拾いに行ったことを知っている人物に心当たりしかないんですが。おいおいあのキャラも星の涙持ってるんかい。一度疑い始めると、全てが伏線に見えて来て怖い。

 

まなつが何を想って星の涙を使い、伊織に影響を及ぼしているのか。

彼が気付けていなかったこととはなにか。考えて考えて、最終的に答えに辿り着いている辺りは素晴らしい。ちょっと遠回りもしてましたけど、人間味あって良いです。

 

描写されてなかった過去回想を挟むことで、強度を増してくるのが凄いですね。

実は、かつて2人は出会っていた。

その時はまなつが偽名を使ったりしたこともあって、伊織が連想し辛くなっていたようですけど。あの時伊織に助けられたから。恩人だから。だから……星の涙に願ったのだ。

不器用にも程があるとは思いますし、星の涙なんて怪しいものに手を出したのはいただけませんが。その想いまで間違ってるとは言いたくない。

このまま、まなつちゃんがヒロインでもいいんじゃないですかね(洗脳済)。

 

どのキャラも個性的で好きと言うのが大前提なんですが。

灯火ちゃんよりまなつちゃんの方が好きですねー。BOOKWALKER特典で玲夏が見たようなクレバーな灯火ちゃんとか気に入ってるんですが。

でも、出番少ないですけど、一番好きなのは小織なんですよね。アニメイト特典が小織視点と聞いて、思わず買ってしまった。彼女の内面描写が新鮮で良かったですね。
今回のラスト的に次の巻が楽しみですけど怖くて仕方がない。



探偵くんと鋭い山田さん 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくる

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「解りました。やるだけやらせてもらいます」

雪さんにああ言った以上……信じてみよう。不幸を呼ばない探偵をやれることを。

 

入学早々失敗をしてしまった、男子高校生戸村和。

自己紹介の時にうっかり、実家は探偵業をやっていると口走ってしまったのだ。

探偵をやっているのはあくまで父なのに、クラスメイトから浮気調査の依頼をされてしまって。

 

性格もあって、そこで断り切れずに調べる事になったのですが。クラスで両隣の席に座っている双子、活発な姉と冷静な妹に、なぜか事情を説明する事になって。

戸村君はかなり振り回されていますが、三人であーでもないこーでもないと、情報を整理していく中で、真相に迫ることが出来て……

 

それが評判になってしまい、事件が事件を呼ぶような状態に。

どこかで連鎖を着れれば良かったんですが、戸村君かなりの巻き込まれ体質で、断れないくせに引き受けたからには出来る事を尽くそうとするからなぁ。

雨恵からは、「損しかないような性格」と評されてましたが、それが全く間違ってないからなぁ。

 

素人の推理だから、報酬を受け取らないのも正しいけど、無償でやってるから人が寄ってきてる面もあるんだよなぁ。難しい。

家庭の事情もあって、戸村君自身は「探偵」に関して色々と思う所があったようですが……ネガティブ寄りだったそれに、少しでもポジティブに向き合えるようになったので、彼自身の為にもなっているのは、一つの救いでしょうか。

BOOK☆WALKER電子版には、巻末に書き下ろし短編『訊かないでほしいことほど訊かれる気がするのはたぶん、訊かないでほしいことを訊かれた時だけ記憶に残るから』。
本編終了後の一幕。双子とは別行動してる戸村君が、浮気調査を依頼してきたギャルに囲まれる話。
話題は「いったいどっちと付き合ってるの?」。
それに対する戸村君の回答よ……彼女たちが穏やかな顔になるのも分かる。
「友達の幸せ呪うようになったら本格的に負け組っぽいしさ」と言って、応援してくれるのは偉い。
まぁ、下手につつくより見守る方が楽しい三人ですよねアレ。

14歳とイラストレーター8

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「成長していると思えないのなら、それも含めて成長よ」

「……そう……でしょうか?」

「何度も言っているように、楽しみなさい。描くことを楽しみなさい。見る事を楽しみなさい。試すことを楽しみなさい。見せる事を楽しみなさい」

 

水織に告白されたが「好きになってはいないと思う」と、ユウトが断って。

鈍感な部分はあれど優良物件だとは思いますが、競争倍率も高いぞーとは言っておこうかなぁ。

仕事に熱を上げ過ぎて倒れた時なんかも、真っ先に駆け付けたの女性ばかりでしたし。人気者は辛いね(棒)。

 

ちゃんと錦も様子を見に来てくれましたけど、距離の問題ばかりはいかんともしがたい。

……いやまぁ途中で怪獣大決戦が勃発してると聞いて、「電車が混んでるからちょっと遅れるかなー」とか言ってる辺り、意図的な部分もありますが。

車じゃないんだから混んでようが、そこまで遅れないでしょ……乗車密度によっては何本か見送る羽目になるかもしれませんが。

 

さて、今回の主題はイラストを描きはじめた乃ノ香の悩み。

自分の成長を実感できずに焦り、ユウトともすれ違い、他の人との交流も最低限になってしまった。

それでも絵を描いていたあたり、向いてはいると思いますけど。ただ、楽しむことは出来ていなかった。

 

スランプはこれまでもありましたけど、プロのイラストレーターとして各々が超えて来てましたからね。初心者の迷いと言う意味では新鮮でした。しっかりそれを乗り越えましたし、一安心。

距離が縮まったように見えて、ナス先生はちょっと衝撃を受けてましたが。さて、どうなるやら。ナス先生応援したいんだけどなー。

14歳とイラストレーター8 (MF文庫J)
むらさき ゆきや
KADOKAWA
2020-03-25

わたしの知らない、先輩の100コのこと2

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「……最高でした。ありがとうございます」

「そりゃあ、よかった。こちらこそ、ありがとう」

 

いやー相変わらず後輩ちゃんが強い。

先輩の母親とLINE交換して、来訪の許可を取り付けて先輩を驚かせるとか、順調に外堀を埋めている感じ。

なんでここまで後輩ちゃんが攻めておいて、先輩の方もそれを受け入れておいて付き合ってないんでしょうね……

 

面白いくらい後輩ちゃんがグイグイ来るので、こうTwitterとかで「グイグイ来る後輩はホラー」とか言う意見が出てくるのも頷けてしまう。

でも、質問スタートしてから日記をつけてしっかり回数カウントしてたり、日記付けてるシャーペンをハートのシールでデコってたり、好きだからアクセル全開なんだなぁ、と言うのが伝わってきていいですね。

 

自転車に乗る練習をしたり、休日も頻繁に出かけている二人。

本当、早く付き合ってしまえばいいのに。

「一日一問正直に答える」以外に、お願いを聞いてもらえる権利なんかをかけたカラオケ勝負なんかもしたりしてましたしね。それで願う事が、誕生日を祝ってほしいとかなんだからもう……

ただ、校則を変えて欲しいという願いが出たり、後輩ちゃんがラブレターをもらったりと、じりじりと変わっては居るんですよね。

正直もう答えは出ているようなものだと思いますけど、このもどかしさが癖になる感じ。

男が告白するべきって風潮嫌いだ、とは言っていましたが。わざわざ猶予をもらってるんだから、こういうべきですかね。頑張れ男の子。


なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?8 久遠の魂

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「俺はリンネを信じるさ。その為にも、ここに囚われてる種族を片っ端から解放する!」

 

封印された、全ての種族を解放するべく準備を進めるカイ達。

アスラソラカの離反、イフとミスカルシェロが見いだした2人のシドの敗北があり、多少動きが鈍ったようにも思えますが。

大始祖側が打つ一手一手が容赦無くて、ハラハラするんですよねぇ。

浮いた勢力に軽度の洗脳を施して争いの種まくし。それを乗り越えて踏み込んだら、当然ですが眷属を筆頭に襲撃してきますし。

 

洗脳抜きにしても人間側からも、本当に全ての種族を解放するのか、という意見だって出てきますしね。

それでも、大戦の最中カイ達が育んできた絆は間違いではなく、この状況で希望となってくれて。心配の種は尽きませんが、覚悟を決めて、取り返すべく戦うカイの姿は格好良かったです。

 

墓所に踏み込んだ後、分断されて。カイとアルフレイヤが同じエリアに居るのは幸い、なのかなぁ。

危険視されて立て続けに襲撃されてますしね……二人だったから撃退出来たのは確かにそうです。しっかり戦果を挙げているし、目的も一部達成しているし、目下トップクラスに活躍してますが。170Pで解放されたキャラの反応が可愛らしくてとても良い。

ただ、他の場所の戦力バランスが気になるところ。容易く折れる人々でもないですけどね。

 

ラスタライザの正体とか、アスラソラカの事情とか少しずつ描写されてましたが。

望みがないのに、あんなことを仕出かしたことの方が怖くて仕方がない。何か不吉なものを招いたようですしね……

どうか勝ち抜いて、よりよい未来に辿り着いてほしいものですが。


探偵はもう、死んでいる。2

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『大丈夫。一応策は施してあるから、万に一つ助かるよ』

「万に一つしか助からないのか、俺は」

『ジョークだってば』

 

全てを見通す探偵が残した、過去からのメッセージ。

1巻ではカットされた三年間の一部。探偵と助手が一緒に行動していた時の思い出。

シェスタ、ヒロイン力高いですね……これは強い。まぁ、それ以上に主人公力の方が強くて、だからこそ誰よりも早く駆け抜けて去っていってしまったんでしょうけど。

 

助手だった君彦が忘れてしまっていた事。

かつての事件で紡がれた、未来の話。SPESは本当に手を変え品を変え事件を起こしていたんだな、と言いますか。

思った以上に厄ネタの宝庫だった感じが凄い。よくもまぁ、これと頻繁に遭遇して生き延びてたな。シェスタに振り回されながらも、彼自身も強かに育って、いいコンビだったんだなと言うのが伝わってくる過去編でありました。

このメッセージを受けて4人がこの後どう動くのか。3巻で描かれるだろう決断が、少し楽しみ。


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ちゃか

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