気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

一迅社文庫

双剣使いの封呪結界

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「死んだ仲間に、大切なひとへの思いに引きずられるのは、やめておけ」

「あんたがいうな、バカ」

「自分が大馬鹿なのは、わかってるさ」

 

積読消化―。

黒い霧と怪物に苛まれている異世界に召喚され、その世界を救い、日本に帰ってきた。

けれど、日本にも黒い霧は現れて。異世界で得た能力をそのままに帰還した彼ら彼女らは、未だ閉ざされた東京を解放するために戦っていた。

黒い霧の中に在る御柱を倒せば、異世界から解放され、黒い霧に封鎖されていた東京のエリアも解放されるそうですが。

 

一年がたった今も帰還したものは23名を数えるのみ。

そもそも異世界で御柱を倒しに行く途上で倒れたものも多く、黒い霧の侵攻をなんとか防衛している状況だとか。

帰還者達は強制的に政府チームに組み込まれることになっていますが……主人公たちは、ヒロインの実家の権力を使ってそのチームには入らず独自の目的をもって動いているとか。

最も、帰還者のチームのトップとの仲が悪いわけではなく、利害が一致したら協力したりしてる様子ではありますが。

 

主人公はかつて共に歩んでいた少女を敵に殺されて。

その仇と勘違いして襲ってきた少女と今は二人で行動していましたが。

ある事情から、一人の少女を保護し、三人のチームとなったところで色々と動きが出てきます。

 

こちら側が一枚岩でないのに、敵は容赦なく襲い掛かってくるわけで。今回みたいに分散して行動している時に、片方を狙われるとなぁ。

また同じことがあったとき、今度も間に合う保証はないわけで。機関車が急激に増える見込みがない以上、一人一人の戦力増強が必須なのではないだろうか。

そういう意味では、最後トレーニングを開始した彼女の行動は間違っていないでしょう。ああした積み重ねがきっと生きてくると信じたい所。

 

高度に発達した魔法は神の奇蹟と区別がつかない2

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「施設ごとこの地に飛んできてしまって……こんなことになって、わたしは思うんです。あとで悔やまないよう生きていくべきだって。自分が本当にやりたいことをやるべきだって」

 

過去の大戦が起きた事態に飛んでしまった主人公たち。

歴史を替えながら、自分たちにできることをして、情報を集めたりしています。

今回の舞台は古代文明の遺産を活用していた都市アルフェ。

正史においては、遺産が機能を停止したことによって滅びに向かった都市ですが……ダナンの知識をフル稼働してそれを修復。

そしてそのままアルフェで行われる各都市との魔族軍対策会議に、ダナンも参加する事に。

 

エルドの婚約者となったこの時代の傑物スピカが今回もいい感じに動いてましたねぇ。

ケーネも優秀ですが、未来に生きている彼女からすれば馴染めない部分もあるわけで。そういった部分の不足を上手く補ってくれている。

更に今回兄が登場したことで、素の部分というか、これまでとは違う一面も見られて生き生きしている感じがして良かったです。

それだけに、途中の展開には辛いものがありましたがね……

 

一方でガゼットもなんか順調に魔族軍の内に入り込んでいると言いますか。

ダナンが人族を強化している一方、ガゼットが魔族を強化しているからなぁ……

どちらも目の前の相手を見捨てることが出来ず、泥沼に入っている感じはありますが。

ある程度の覚悟はそれぞれに決めているようです。

 

冥神の信者がなんらかの方法で未来の記憶を得ているのも、ほぼ間違いがなさそうだ、という所まで情報が得られましたが……

それはつまり冥神の信者たちの行動によって、さらに歴史に変化が生じる可能性も高く、前途多難です。

……作中の彼らだけでなく、このシリーズも前途多難のようで。担当編集の移籍に伴い終了となるとか。

別の形でお届けできれば、と言ってるのでレーベル変更して、という可能性がワンチャンあるかも……?

出来うるなら三巻以降の物語も読みたいものです。

 

高度に発達した魔法は神の奇蹟と区別がつかない

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「兄さんは、がんばってるよ。わたしは、知ってる。アレミアさんも、ケーネさんも、みんなが知ってるから。だから、元気出して」

 

かつていくつもの種族が滅びるほどの大戦が起きた世界。

ある一人の英雄の尽力によって、迫害されていた魔族も市民権を得て、平和な世界を実現し順調な技術発展を遂げていた。

主人公たちが通う魔道学院もその一つ。千年の時間をかけて、大戦のころより発展した技術を学べる、学府。

 

その女子寮が……なぜか千年前の大戦の渦中へ転移してしまって。おまけに、状況把握もろくに出来ていない転移直後に攻撃してきたのは、後に大戦の英雄となる人物で。

そうしなければ死んでいた……とはいえ返り討ちにしてしまって、今からタイムパラドックスが怖い。

主人公は重度のシスコンで、妹の様子を心配して女子寮に忍び込んでいたため、転移騒動に巻き込まれた男子。

唯一かと思いきや、別口で忍び込んでいた男子がもう一人いて。どちらも重要な役回りを果たしていくことになるんですが。

 

救国の英雄を倒したことを転機に、既に色々と歴史とは異なる展開になってます。

滅びるはずだった都市が生き延び、そこと交流することになり。なかなか強かな女性と知り合ったりと、イベントも順調に展開。

この転移事件を起こしただろう、黒幕たちの影も描かれていましたし。これからどうなっていくのかが気になる作品です。

他レーベルでのシリーズが打ち切りっぽかったので続いてほしいところですが、どうなるかなぁ。

 



銀煌の騎士勲章3

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「あなたは、騎士なのですか?」
いえ、と首を振る。
「ですが、いつか騎士になるつもりです」
言ってから、怖くなった。騎士になるな、と言われたりしないだろうか。強制力があるわけではないが、心に重いものは残る。
「それでは、あなたの望む騎士になってください。兄がそうしたように」

イングリドが、アウレリアとカインの旅路を心配している場面が、なんか心温まる感じがしていいですね。
アウレリアさんが、良い人なんですよね。本当に。夫に対してはアレですけど。
一方で、カインたちはようやく王都に到着。
皇女は相変わらず、勝手気ままにうろついていますけど。

カインが因縁の相手であるアリキーノと思わず鉢合わせたり、そこにバルトまで合流してしまって、中々修羅場っぽかった。
なんだかんだで、アリキーノのこと嫌いじゃないんですよねぇ。
国では、平民取り立てて……とかであまり好意的じゃない意見もあるようですけど。
暗躍して、調べてはいたけれど。
いざ事件が起きた時。王都で他国の皇女やその従者に危害が加わるようなことがあってはならない、と責任を果たそうとするあたりとか。
それだけに、彼がここまでだっていうのが惜しいなぁ。

今回もアヴァルたちのエピソードが間に挟まっています。
こうやって、別の視点が入ると、物語の枠がしっかりするのでいいと思います。
この描写がないと、カインたちのいるところにいきなり敵が登場して、ってことになるのでかなりご都合に見えてしまいますし。
伏線というには堂々としてますが、前振りを受けてちゃんと話が展開してく安定した作品ではありますね。

カインは、この出来事からいろいろと吸収して成長していけると思うので頑張ってほしい所。
ファンタジア文庫版は読んでるんですが、だいぶ前なもので。
あぁ、そういえばこんな展開だったなぁ、とぼんやり思ってました。今度読み返そう。


銀煌の騎士勲章2

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「諸君は帝国の騎士だ。それらを守らなければならない。平和を守る盾であり、平和を脅かすものを討つ剣でなければならない。諸君が騎士としての任務をまっとうできることを祈る」


ライタークロイス新装版の2巻ですねー。
ファンタジア文庫時代は5巻で止まってしまいましたが、順調に行ってほしい所です。
扉絵はファンタジア文庫時代の方がいい場面抜いてた気がしますが。
……それだけに、兼ね合いとかあって変わったんだろうか。

皇女に協力していた、オームスが帰還し、カインを歓待しています。
奥さんがまたいい性格をしていて、オームスさんに対して毒を吐く。
まぁ、本人たち分かり合ってて、楽しそうだしアレはアレでいいんじゃないでしょうか。
カインがちゃんとイングリドのことについて聞いているのは、彼なりに真剣だってことで、まだまだ青いですけど、

自分なりの正義感があるのは好感が持てます。
それにのっとって行動した結果、騎士試験は残念な結果に終わったわけですが。
本人満足しているならいいんじゃないでしょうか。
カインは納得したことについては力が入るけれど、不満があると気が抜けるっていうあたりも、まだまだ幼稚さがあります。
先輩のクローディアに短剣での戦い方。槍が使えなかった場合の対処法について教わりますが、槍に専念したいと、気もそぞろで。
幼さがあるっていうことは今後、成長できる可能性が残ってるってことで、主人公らしいよなぁ、と思いますが。

カインの幼馴染の騎士になったアヴァルサイドのエピソードとか、隣国の要人で暗躍している人々の話とか。
世界が作りこまれていて、決して主人公たちだけで話が進んでいくわけではないっていうのは割と好きです。
描写する人や場面が増える分、勢いが殺されたり、ともすればパッとしない印象にまとまってしまうものですが、割と上手に、それぞれの立場の違いが描かれているんじゃないかと思います。

暗躍しているらしい隣国に、皇女たちが赴くことになってますが。
道中怪しい奴に襲われ、危機的状況になったりと、皇女とその従者がそんなことしてていいのかって感じですが。
出会いからして相当でしたし、今更治らない関係か、これは。

1、2巻同時発売だった割に、3巻との上下巻なんですよね。
……1巻とりあえず出して、どうせだから2、3巻同時発売とかじゃダメだったんだろうか。


銀煌の騎士勲章1

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「君の用事がどんなものかは知らない。だが、君の師は理解を示すのか」
「先生は口を一切出さずに手を百倍出すようなひとですが、分かってくれると思います」

リメイク版。ファンタジア文庫版は既読。
既読とはいっても、昔のことなのでさすがに記憶薄れて生きていますね。
とはいえ、5巻のあの終わり方には納得がいかなかったのは覚えてます。
是非続いてほしいものです。

大筋は覚えていたんですが、細かい部分は忘れてましたね。
問題なのはこれがすっかり忘れてたのかリメイクで浮いてきた部分なのかがよくわからないってところですか。
……原作の方読み返そうかなぁ。
なんでも、担当と作者が、復刊にあたって本編を読み返したところ「あれ、こんなんだったっけ」となったので加筆修正とかは結構されているらしいですよ。

大陸の東からは魔獣がやってくる。
帝国の騎士は、その魔獣から国を守るために、勲章を用い聖獣を駆って戦う。
要するにわかりやすい騎士というか、子供があこがれるのには十分という存在。
幼少期に騎士を見た田舎育ちのカインも同じように騎士に憧れ、登用試験を受けるために帝都までやってきた。
そこで彼はいくつかの出会いを得てそれによって、色々と面倒事に 巻き込まれていく。
 
同郷の知人が絡んできたり、ちょっとお気楽な知り合いができたり。
槍の師匠を知っている相手と語り合ったり。
行動派の姫様と知り合ったことが一番の不運だったんじゃないのかなぁ。
まぁ、そこから道がつながっていくんだから災い転じて福と為せればいいのか。 
カインのまっすぐさが主人公らしくていいんじゃないでしょうか。


千の魔剣と盾の乙女12

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「――おまえら」
そう言ったときには、バルトゥータスはロックたちに再び背を向けていた。
「やつは俺がもらう」


バルトゥータスとロックの師弟対決。
短いながらになかなかの密度だったと思います。
ロックも強くなっていたけど、バルトゥータスもまた強かった。
帯からして「バルトゥータスVS魔王バロール」ですし、もうこれ主人公バルトゥータスでいいんじゃない、みたいな感じもあちこちにありましたが。

さておき、最終決戦。
これほど、まっすぐにラスボスを体現した敵というのも珍しい。
容赦なく与えられる死の魔眼、巨大な体躯、圧倒的なまでの戦闘力。
そしてそんなラスボスに対して同じようにまっすぐぶつかっている主人公たちがまぶしい。

ドゥガルドの最期なんて壮絶でしたけど、その顔に最後笑みを浮かべたというのがまた。
魔王に一度破れ、生き延びたのち、呪いを刺青で抑え込んだ状態でなお戦いに臨んだ男の姿というのが、これ以上ないほど、まぶしい。
ファーディアにも活躍の場所があったのはいいですね。
剣と術を両方扱える彼ならではの援護がありましたし、戦場にも駆けつけて活躍をしていました。

ロックだって、ホルプと協力して攻め続け、魔鋼を用いた技でもって、魔王に傷を負わせますし。
他のメンバーだって、活躍していないわけじゃないです。
でも、やっぱり今回の主役はバルトゥータスだったなぁ、としか。

今回もう一人のメインが誰かといえば、ロックではなく、リャナンシーになるのかな。
リャナンシーは、自分の思惑を持っているようだっていうのはうすうす感じていましたが。
彼女の過去、考えていたこと、過ごした時間。
そうしたものが描かれていくにつれて、リャナンシーっていうキャラが結構好きになってきましたねー。

見事魔王を討ち果たしたと思ったら、魔鋼も残さず消えたのかとか思われていたケンコスが暗躍。
因縁が続き、第三部に突入ということに。
バルトゥータスたち師匠組は、魔王を倒したこともあり、名誉職など与えられて注目される存在に。
こうなるとあまり自由に身動きもできないでしょうから、本当にロックたちの物語に移っていくんですかね。
しかし、あのメンバー的に一人抜けがあるというのはなかなか大変そうですけど、さて、どうするのかな。



千の魔剣と盾の乙女11

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「ロックは、あの人に証明しなければならないんです」
「足手まといではないことを、ですか? 傷だらけでも戦えると……」
(略)
「弟子ではなく、戦友ではあることをです」 


前回、ようやくホルプを取り戻したロックたち一行。
それ自体は喜ぶべきことですが、その回り道によって、魔王城攻略戦には間に合わない時期になってしまっていた。
焦りを感じていますが、ここで戻ってきたホルプが活躍。
大陸のあらゆる場所へど移動できる転移門がある塔に向かうことに。
アドバイザーとしても優秀ですし、相棒がいることでロックがいつも以上にまっすぐになった感じもするのがいいでうすね。

一方で、魔王城へと向かうガーリャ。
術を巧みに使って、進んでいっているようです。
ただまぁ、都市を使っているとはいえ、実質的には船旅みたいなもので。
向かう先が魔王城ともなれば、いろいろ不安が出てくる場面もあるようです。
バルトゥータスが魔剣使いと試合を演じたり、ニーウが会話して回ったりと、手は打っていますね。
で、向かってくるのをそのまま放置する魔王でもなく。
ケンコスやリャナンシーといった、高位の敵がガーリャに攻撃を仕掛けてきたりします。

ただまぁ、魔王は今回あまり動きがないので、決戦前の準備段階といった感じもありますね
魔王が何かしたのって、サーシャの盟友だった竜が、様子見に来たのを返り討ちにしてパワーアップしたくらいですか。
逃げられる当てがないのに、単身で突っ込むとか何やっているんですか、ヴェロニカさん。

ケンコスを打倒し、魔王との最終決戦に臨む、その手前。
バルトゥータスは、弟子のロックを追い払おうとします。
そして彼は証明の為に剣を師へと向ける。
こんな時に何やってるんだ、とも思いますし、熱い展開だなぁ、とも思います。
いいさじ加減でイベントが進んでいくので、退屈しませんね。


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