「……なにを選んだって、後悔が残るときってあるんだなぁ」
魔法やそれを扱う魔女がいる世界。
日本で誕生したのはグリモアコートという道具を扱う、大和魔女という在り方で。
女性のみにしか使えないけれど、魔法の道具としての完成度が高いグリモアコートの秘密を欲しがる外の組織なんていうのもいるようで。
主人公の織音は、ある目的の為に大和魔女を育成する学校に潜入した男子で。
生来の容姿もあって、女装して潜入した彼を疑う者は全くいない状況。
なぜ男子なのにグリモアコートを使えるのか等の疑問を彼も抱いているようですが……それは二の次。
この学院に潜入した理由は、彼にとって敵である人物を探すことで。
学院は特殊な空間におかれていて、色々と制限はありますが。
学生の中にも外の様子を知る人はいて。学長にしても一筋縄ではいかない感じがしますが。
学長は、組織の長として覚悟決めてる感じしますけどね。
下手に外の魔女に指示を出して方針を固めてしまうと、戦争の発端になるかもしれないわけですし。大の為に小を諦めている感じ。
最もそれで切り捨てられた小の側からするとたまったものではないんでしょうけど。
織音の目的を果たすことは出来るのか。最も彼は彼で復讐にとらわれ過ぎているきらいがありますので、もうちょっと学友たちにほだされてくれればいいんですが。