気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

その他

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部 貴族院のお称図書委員VII

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「わたくし、そういうことはしたくありません」

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「存じています。だからこそ、ローデリヒは名を捧げようとしたのでしょうし、他の者も注目しているのです」

 

プロローグはハンネローレ視点。

本好きのお茶会でローゼマインが倒れた事が、彼女から、ひいては他領からどう見えていたのかが詳しく描かれているのは新鮮。

ローゼマインに慣れすぎてて、読者としてはそりゃ倒れるよなーって感じだったんですが。

突然倒れたように見えるわけか。うん。

 

ローゼマインの現代語訳をアウブに確認してもらわなくてはいけない。その為に領主候補生としてレスティラウトも確認したい。

いやそれなら私が読みたいというクラリッサ達の暴走っぷりが癒しですね……

挿絵ついてるのには笑った。

 

ローゼマインは倒れた事から強制帰還し、エーレンフェストで過ごしていますが。

魔獣討伐に関する事での事前打ち合わせが必要という事で、情報共有。

ローゼマインがまだまだ貴族として不足している部分もある、という話もありましたが。

フロレンツィアが、上位との交流を作った功績も見ずに叱るのは教育に良くないと、ジルヴェスター達に釘を刺してくれたのは良かったですねー。

彼女、本好き過ぎて暴走しやすいですけど、優秀ですからね。ちゃんとした報告書を書けば、領主が対抗戦の資料替わりにするくらいに。

 

しかし、不穏さを増していく貴族院の空気が怖いですねぇ。

魔獣討伐に絡んで事情聴取が行われ、中央神殿の不穏さが描かれたりもしてましたが……イマヌエル、顔が怖い。アレにぎらついた眼を向けられたら、そりゃ引くよ……

王を認めぬ勢力の襲撃があったり、中央騎士団長とフェルディナントが気になる会話をしたり。

 

エピローグがエグランティーヌ視点で、襲撃を受けての王族案件について。

アナスタージウスが彼女を大切にするべく、言葉を交わしていましたが。これが後の祠巡りに繋がるのかと思うと憂鬱ですねぇ。

巻末短編はクラリッサ視点とレオノーレ視点での東屋でのエピソード。

貴族の恋人として、温度差がひどくて思わず笑いました。レオノーレが乙女で可愛い。


本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部 貴族院のお称図書委員VI

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「わたくしが行きます」

「ローゼマイン様!?」

 

プロローグはシャルロッテ視点。

ローゼマインとヴィルフリートの婚約によって、アウブになる道は途絶え、兄姉の補佐を望まれるようになった。

物足りなさを感じつつも、ローゼマインへの恩返しの為に頑張れる彼女は、本当にすごい。

兄はもうちょっと見習え……って思ってしまいますね。

 

ローゼマインが実行した髪飾りを配る、という作戦についてもシャルロッテの側近から見ると「声をかけてもらいたかった」案件なのかぁ。

領主候補生難しいわー。シャルロッテがちゃんと窘めたり、逆に側近に背を押されたりと良い関係が気付けてるのにはほっとしましたけど。

 

講義が始まり着実に合格し、今年もどんどん話題を作るローゼマインよ……

うん、まぁ彼女はこうやって勝手気ままに動かしてる方が成果上げますよね。自分の好きなものに突撃するための手間を惜しまないから。

フラウレルムがエーレンフェストの妨害をしようと、課題を変更したりしてましたが。過去の問題を引っ張りだしてきたもので、そこを抑えていたエーレンフェストは無事合格。

しかし、研究領地のドレヴァンヒェルにおいても、講義課程の変更が問題になってなかったのは意外。地頭がいいから、現場で覚えられてどうにかなってたという事だろうか。

 

今回収録のエピソードでは、ローデリヒ回りの話が好きですね。

言葉を尽くして、願いを告げる姿。挿絵にもなっていましたが、願いと焦燥とが混じった良い表情だと思うのです。

名を刻む魔石を得るための採集から発展した魔獣退治と、癒しの儀式もローゼマインがいたから被害が抑えられましたしね。

次の騒動に繋がるタネにもなってましたが、裏で暗躍している陣営が居る以上、どうせ別の形で問題は起きたでしょうし。被害を抑えるという意味でファインプレー。

癒しの儀式をしているローゼマインのイラストが口絵と挿絵でそれぞれ雰囲気が違って良かったです。

 

巻末の短編一つもローデリヒ視点でしたしね。

ハルトムートがいい仕事しているとみるべきか。

魔石を得る資金が足りないローデリヒに、旧ヴェローニカ派を利用しろと助言して。

ラウレンツはその状況をもって、逆にローデリヒの扱われ方を見る事で、指針と出来ると利用しかえす算段。それを口にしてる辺り、善良ですよね。

 

もう一つ、ルーフェン視点の旧ベルケシュトック寮の探索。

封鎖された寮から魔獣が来た形跡があるため、調査する事になっていましたが。

フラウレルムは本当にろくな事しないな……誤魔化すにしても方法が荒い。

初手ヴァッシェンは無いでしょう……ヒルシュールが研究以外にも色々考えている事とかが知れたのは良かったですね。

騎士団長がやってくる流れにグンドルフ先生が関与してるのは驚き。

確かに傍から見てるとエーレンフェストに大きな被害出てないように見えますね。

領主候補生の魔力という貴重な資源をこれでもかと使って、領主候補生倒れてるんだけど。

……ローゼマインが倒れるのいつもの事だからなぁ……

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿10「case.冠位決議(下)」

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「本当に、ボクは、お前の望みを叶えてやりたかったんだ」

 

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿、ここに完結。

ハートレスの思惑を阻止するべく、霊墓アルビオンに突入するⅡ世チーム。

そして冠位決議に挑むライネス側のエピソードの、同時進行。

どちらも面白かったですねぇ。魔術師の業というものを強く感じた。

 

Ⅱ世達の状況から始まります。

一日足らずで、深奥まで簡単に辿り着けるような場所ではなく。

フリューの伝手で情報やなんかを得てましたが、こんな所にまで伝手あるあたり傭兵凄いというか。

彼の師父殺しという異名についてもしっかり触れてくれて満足。微妙に気になってたんですよね。

即席のチームではあれど、実力者揃いであるので何とか先に進んでいました。

その中に混じったⅡ世が要所要所で自信ないことを明言してて、ちょっと笑ってしまった。

 

冠位決議に望むライネスが、アルビオンの工房を見学したりしてる一面もありましたが。

秘匿をなげうった複合工房とか、そこで行われている蕩尽とか、魔術師の側面を見られたのは新鮮でしたね。

一筋縄ではいかない決議の場に、油断ならない相手を引っ張り込んでくるあたりライネスも策士というか。暗躍好きな魔術師ですよね。しかしあの人形師、とことん自分のやりたいように場を作るな……

 

最後、全てはⅡ世がハートレスを止められるかどうか、という局面になって。

残り14分という時間で、答え合わせに時間を割くあたりが彼だよなぁ、と言いますか。

魔眼蒐集列車の時のような激しさはなく。思ったよりも、静かな幕引きになったのは少しだけ、意外でした。

……そこに至るまでが大変だったんですけどね!

 

グレイが、良い立ち回りをしてくれていましたね。

内弟子としての彼女が、彼をエルメロイⅡ世として引き締めさせた、というか。

わざと間違えた言葉を口にした時。師匠にも言わぬ秘密を得た時。

「君が居なければ、困る」というロードの言葉が、彼女たちの日常そのもののようで、綺麗なエンディングだったと思います。




ソード・ワールド 蛮王の烙印 古の冒険者と捨てられた姫騎士

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「……我らのクソッタレな未来に」

「乾杯!」

 

ソード・ワールド世界を、デザイナーがノベライズするという事で。

ドラゴンノベルス初ですね。他にも気になってるのはあるんですが……積読の山が……

帯では、「世界を救って300年、目覚めたら戦乱の世でした。――なので、ぶっ潰します」とか書かれていますけど。

そこまで力づくってキャラでも無かったですね。

 

ソード・ワールド世界で300年と言うと、文明を破壊した蛮族の大侵攻〈大破局〉があった時期なわけで。

さすがに300年たってからの蘇生という事で、記憶に怪しい所もあるようですけど。

魔動機文明時代の話が聞ける生き証人ってかなり貴重なのでは。

 

元は超越者っぽい雰囲気で、蛮族の首領を打ち倒すプロローグが描かれていましたが。

今の世界には、勇者としての側面ではなく、「破壊の魔王」としう悪名が残っているようです。

本人、その辺りの記憶がないみたいですが。蘇生した事もあって穢れがたまり角が生え、守りの剣に不快感を覚えるレベル。限界の4点まで溜まってる辺りヤバい。

 

仕事を任されて、ある街を目指す小国の姫君。

けれど彼女は、実家から疎まれているため、手勢も少なく魔王だろうと頼る状況に陥っていて。

綱渡りしているようでエルヴィンを見出し、彼の協力を得て、目的を達成しているあたりは運が強いというか。当初の印象より強かで、愉快なパーティーになりそうですね。



嘆きの亡霊は引退したい~最弱ハンターによる最強パーティー育成術~

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今回の任務は遭難の救助だ。迅速に向かう必要がある。
ゆっくり準備している時間はない。
(略)
「まずは……遺書を書く」


世界各地の宝物殿を探索するトレジャーハンター。
それに憧れて、幼馴染たちと英雄にならんと帝都に出てきたクライ・アンドリヒ。
どんどんと向上していく友人たちの技量に、彼はついていけなくなり、前線を離れた――はず、だった。

いや実際高レベルの宝物殿の探索とかに行かず、基本引きこもってるので、前線に居ないのは確かなんですが。
彼が動くと、騒動が起こるんですよね……
そして結果的にそれを解決してしまう。
だからこそ周囲からの期待や信頼は高まり、また別の厄介事を持ってこられたり、持ち前の煽りスキルで引っ張り寄せたりしてるわけで。

基本的には、勘違いモノの要素強めなんですが……
本人自覚してないだけで、絶対クライもなんか持ってるだろ、コレって言うぐらい厄ネタの宝庫で。
WEB版も面白いので気が向いたら読んでみて欲しい。
トレジャーハンターにも互助会、というか協会があって。

そこから厄介事を振られたクライが、自分の知り合いにそれを横流しして。
途中で気がかりな点があったから自分も様子見に行ったりしてましたけど。
行き当たりばったりのはずなのに最善を引き寄せる辺り、運だけはとびぬけていいのでは。
悪運かもしれませんが。


Unnamed MemoryⅡ 玉座に無き女王

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「親父殿、駆け引きは不要だ。俺は既に決めている。負ける気はないし何かを手放すつもりもない」

 

あぁ、やっぱり好きだなぁ。

ラノベニュースオンライン191月期で3冠を達成したというのも納得というか。

この作品に票を入れてくれた人がたくさんいるんだと思うと、凄い我が事のように嬉しいですね。

 

今回は、冒頭の章から書き下ろしがあり、加筆も多く読み応えがありました。

後はイラスト。帯裏にも出張してきていた、イラストが美麗で。ティナーシャの黒いドレス姿が素敵です。それぞれに武器をもって危うい状況でもあるんですが。

挿絵にイカが登場してるのも笑いました。ラノベで巨大イカの挿絵は流石にはじめて見た気が。

 

書き下ろしの冒頭「魂の呼び声」。

城下町で見つかった怪しい魔術具。それに禁術の気配を感じ取ったティナーシャとオスカーが調査に赴いて。

この二人、能力高くてフットワークも軽いから、こういった騒動もさくっと解決しちゃうのにただただ感心してしまう。悪人はご愁傷様。

いやまぁ、悪巧みしてるところに王剣の持ち主と魔女がくるとか普通想定はしませんが。

 

青き月の魔女、ティナーシャ。

最強と呼ばれた彼女が四百年生きたわけ。秘めていた過去と、探し続けていた者。

「罪」故に、彼女は魔女として行動した。

オスカーの呪いを解いて契約者との柵をなくし、ナークを託し、彼に王族としての責務を説き……ファルサスを去った。

 

その彼女を追う事に躊躇いがないオスカーが、もう格好良くて。

父からの叱責にも覚悟を持って返答する様が。王位を継ぎ、自身の為すべきを為し続ける姿が。

真っ直ぐで、眩しい。ルクレツィアがこぼしていましたが、このタイミングで、オスカーが居てくれて良かった。

騒動が終わってからの「海の青」での二人の交流とかを見ていると本当にそう思います。

 

……真面目に助言とかしていたかと思ったら、媚薬盛りにくるあたり、ルクレツィアも魔女だなぁ、と思う部分もありますけどね!

「緑の蔦」が結構別物になったりもしていましたが、総じて言えるのは、今回も面白かったという事ですね。

 







◇おまけ

今回は販売店でのSS特典はなかったようですが、作者さんが自サイトにて公開しております。

書籍を買って、サイトにアクセスして読もう!
文章は素直に読んで足し算しような!(二十ってあったら、2と10じゃなくて20だよ)

腹ぺこな上司の胃をつかむ方法~左遷先は宮廷魔導士の専属シェフ~

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「いいんですよ、俺が自分の意思でエステル様の側に居るんですから」

 

小説家になろうの書籍化作品。

WEBで読んでたので、発売日に飛んでいって購入してきました。

エステルがかわいい。

後書きにも書かれてますがコンセプトが「ヒロイン可愛い」だそうで、十分に満喫できます。扉絵の最後。「……おいひいです」と言ってるエステルが特に可愛くて好き。

 

筆頭魔導士を夢見るヴィルフリートは、組織のナンバーツーに目をつけられて、変人の巣窟である第二分室へ異動させられることに。

そこで最初に出会ったのは、空腹で倒れた美少女エステルで。

ヴィルフリートが出したパンケーキを気に入って、おいしそうに食べているエステルが直属の上司。

しかも、特級魔導士という位階の高い相手という事もあって、最初のうちはヴィルフリートもプライドを刺激されてる部分があったようですが……

 

順調に餌付けして、懐かれて、そんな環境にも慣れていってる辺り、適応力高いというか。

周囲に規格外が多いせいで物差し壊れてますけど、彼自身もそこそこスペック上なのでは。

実際、同僚となったエリクからは「一般からすれば飛び抜けてる」と評されてましたしねぇ。

 

 

ヴィルフリートも普段は平然と仕事していますが、彼が魔導士という職を志したのは中々重めの過去があって。

幼少期に誘拐され、助けられた。記憶があいまいだが、あの時の人にお礼を言いたい。

それでしっかり成果を出して職場に在り着いてる辺りは凄い。

彼が魔導士として組織に入ったからこそ、ディートヘルムは彼を使おうとしたのでしょうし。

ヴィルフリートの存在がエステルの救いになったのは、彼自身の為した事ですから、そこは誇ってもいいと思います。

……最終的に男としては大変な目を見てますが、彼の理性に期待。頑張れヴィルフリート。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部 貴族院の自称図書委員V

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「ダームエルは、わたくしが成人するまで、恋人も、結婚も、できなければ良いのです!」

 

表紙のローゼマインの衣装が鮮やかでいいですねー。

貴族として流行発信をしないといけない、という事でローゼマイン色々手広くやってますし、絵師さん大変そう。

特にこのシリーズ登場人物も多いですしねー。そして、アウレーリアのヴェールが予想以上に怪しい。いや、なるほどこれは不信感抱かれますわ……

 

イタリアンレストランの会食で神官長のつぶやきに周囲がハラハラしてる挿絵もいい感じでしたねー。

ベンノとオットーが面白い見世物を楽しむように見てるのも納得。

 

書き下ろしのエピローグと巻末の短編が良かったですね。

エピローグはヒルデブラント視点。                                         

親睦会での挨拶を乗り切るために側近も色々と工夫していようで。

ミスが無いよう、テーブルの下に座っていた文官も居たとか。  

王族から見た時のローゼマインの意味不明さも際立っていたというか。

情報源がアナスタージウスだからな……

 

アウレーリアが頑なにヴェールを脱がないわけも発覚。

エルヴィーラが認めるくらいには、エーレンフェストを混乱させたガブリエ―レに似ている、と。

いやぁ、本当にゲオルギーネは嫌がらせに手を抜きませんね……

あとは夫であるランプレヒトも頻繁に出てきてましたが、かなり楽観的なのが気になりましたね。

ヴィルフリートとローゼマインの婚約で、将来的に二つの派閥がまとまるとか……本気で言ってる? 順調に婚約が進んだとしても、ローゼマインの異質さを踏まえないと失敗するぞ、と言ってやりたい。

 

最後の「専属への道」もエーファの家族愛が分かって良かった。

トゥーリも協力して、作り上げた布。使えるものは何でも使う強かさも見れましたし。

名前を表記しない方式はオットー達商人じゃなくて、エーファ達職人側からの提案だったというのにはちょっと驚き。

まぁ、名札つけてると、速攻でそれ選ぶ神殿長いるからなぁ。難しい所ではあります。



本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 貴族院外伝 一年生

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「あのディッターで不満以外に得るものが、本当に何もなかったのですか?」

 

SS置き場のハンネローレ視点を本編に入れられなかったため、外伝でまとめることになったそうで。

書き下ろしが多くて嬉しいですが、作者さん的にも厳しいものがあったようで。二年生以降の予定が無いのは少し残念。

とはいえ、体調第一ですからねー。無理のない範囲で刊行していってほしいものです。

 

見どころはいくつもありますよねー。

オルトヴィーン視点は上位領地側の意見とかも見えて新鮮でしたし。

ヴィルフリート視点の「女のお茶会」は、彼とその側近の稚拙さが光ってましたしね……割と自分で問題抱え込んでいるくせに、ローゼマインの側近に不満を抱いてるとか、何してるの……

トラウゴットが親族会議を経てもなお自分の犯した罪を自覚してないのも中々頭がいたかったですけどね。ユストクスが格好良かったので良し。

 

ただ、特に印象に残ったのはやっぱりルーフェンとアンゲリカのエピソードですね。

ルーフェン先生、正直もっと脳筋かと思ってたら、ちゃんと先生していましたし。

正直ディッターしたいだけかと思ってた……

エーレンフェストの姿勢を確かめたいと思ったからディッターを仕掛けた。

そして自分たちが敗れた後の生徒たちの発言から問題点に気付き、改善しようと手を打ち、領主候補生相手にもしっかりと訴えかけた。

二年生以降のディッターでダンケルフェルガーが手ごわくなってたのこのせいかよ……

 

あとはアンゲリカ。

貴族女性らしくない判断基準と、勉強苦手というイメージが強かったですけど。

彼女は彼女なりに色々と考えているんだなぁ、というのが分かってよかったです。

ローゼマインが笑顔で出迎えてくれて。自分の居場所がある、と感じてくれているのが嬉しいなぁ。

貴族らしからぬ彼女だからこそ、神殿の側仕え達とうまくやっていけそうなのもうなずける描写です。



死にゆく騎士と、ただしい世界の壊しかた

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「は、はか、謀ったんですか、わたしを……!?」

 

最愛の女性の命と引き換えに生き延びてしまったラミ。

偶々立ち寄った街で彼は、エイネの後輩である神子シトリーと出会う。

彼女は、神子としてのスペックはあれど、それを使いこなせていなかったため……ラミを師と仰ぎその教えを受けることに。

しかしまぁ、このシトリー神子として選ばれたスペックあるのに概ねポンコツというか。朗らか脳筋ガールというか。

 

作中で師と競争して、女子力の勝利だと叫んでましたが。女子力とはと聞かれて、

「それはもう体力腕力脚力その他諸々の総合力ですよ、師匠!」

「完全に物理じゃねえか……」

と言われるくらいには筋力に全振りというか。初代神子を、これが神子で本当にいいんですかと問い詰めたい気分。

 

まぁ、ラミが「救世を諦めさせようとしている」のに対し「絶対にあきらめない」と分かっているシトリーという組み合わせはアリだったのでは。
シトリーが間に居るおかげで、アウリも話を聞いてくれてる部分あるでしょうし。

簡単に真意を語らないラミが最初にアウリと出会ってたら……戦争になってたろ……

いやアウリもアウリで、あの詠唱は卑怯というか。彼女もかなりひねくれてる感じがしてますけどね。


プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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