気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

その他

Myrla〈ミルラ〉~VRMMOでやりたいほうだい~3

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「やあ、ジミコ。時の彼方まで会いに来たよ」

「思い出したの?」

「忘れるわけないじゃん」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

ラスボスと思われたウルマティアを相手取り、命を賭けて戦い、燃え尽きたラストワン。

しかし、彼女はリグリの手引きによって再び生還し……地球を滅ぼしたという少女、遠野朝日に出会う。

そこでラストワンは、この歪な世界に隠されていた事情を聞いて。

方針を転換して、神々と再度対峙したり譲歩交換を始めたりしていくわけですが。

 

独自要素のSF設定が、面白いとは思うんですが。

デスゲーム風だけど大規模イベントを「文化祭」と称して乗り切る、とか。ゲーム廃人たちの狂気的なノリの方が好きだったなぁ。

でも、彼女を2週目に引き込んだ謎の存在の事とか、神々の設定の事とか、そういう部分をしっかり詰めて描写してくれたのは信頼できる感じで良かった。

 

この世界の神々と情報交換して、カームコールとウルマティアの間でラグナロク開始したのには笑いましたが。

事情を知らないプレイヤー達が、余波で巻き起こる災害に対処しまくっててんやわんやしてる図は、一端を見ただけでも楽しかったし。

……対応に追われる面々は、そりゃ大変だったことでしょうけど。

思わせぶりな言動をしていた相手の秘密を解き明かしに行ったり(ゲーマーらしくバトルが発生)、黒幕を叩きのめしにパワープレイを実行する羽目になったり、彼女達らしい最終巻だったのではないでしょうか。

Myrla〈ミルラ〉~VRMMOでやりたいほうだい~2

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「勝ち得たものは素材じゃない。なんで気づかなかったんだろうね。永遠は、ずっとそこにあったんだ」

「寝て。お願い。休んで。生きて」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

最前線級のモンスターが、冒険者たちの拠点に襲いかかる大規模イベント。

1回目も善戦はしたものの、ボスを撃退することができず。守護神が力を振るうことで辛くも生き延び……けれど、それによって神様の力で維持されていた、守護結界などが消失。

デスゲームの過酷さが増していく結末になってしまったようです。

 

ラストワンは今度こそ、悲劇を回避するべく情報を出していって。彼女の働きは本当に、多くの人を救っている事でしょう。

ほとんどの人が、何が起きているか分かっていない状況で、即座に救援を出す体制を作れたのは、ラストワンの言葉を信じて動いてくれる人が居たからですし。

その後も、モンスターの襲撃に備えて職連を筆頭にプレイヤーが奮闘していて楽しかったです。

 

「文化祭」と称して、職連内部で対策のための「部活動」を結成して。

各々が欲望に忠実に楽しそうに準備している様子や、実際のイベントで生き生きと成果を発揮している場面は、中々に笑えました。

採集委員会として活動しまくっていたラストワンが、永遠になろうとしたり一時的狂気発症してたりもしましたが。

発想がぶっ飛んだレールガンとか、火力を積みまくったせいで、斉射1回で半壊する船とか、他の部活も相当でしたよね???

 

とは言え、この「文化祭」ではしゃぎすぎて。これまでの行いも重なって、ラストワンの抱えている事情について、主要なメンバーに明かされることに。

その結果として、攻略組が悩みを得てペースダウンするとかの事態が引き起こされたり。

生き急ぐ彼女を心配する余り、監視が厳しくなったりとするわけですが。

 

その程度で止まるんだったらラストワンなんて名乗ってない、という彼女の決意というか。

狂気の深さを見誤っていたかなぁという終盤の展開には驚きました。

後書きによれば、衝撃的だった三災編が書籍版の書き下ろしで、これ以降の展開はWEBから違ってくるそうで。時間見つけてWEB版と比較してみたいなぁ(なお積読の山が控えている模様)。

Myrla〈ミルラ〉~VRMMOでやりたいほうだい~1

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「精神論なんて安物だ。そんな安物すら変えないなら、本物は一生手が届かない」

(略)

「何者か歯問題じゃない。大切なのはどうありたいかだよ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。WEBは未読。

なんか文体が合ったのか、妙に楽しく読めました。一部スラングというか、分からない表現も混じってましたけど。

擦られ続けている「14へ行け」とかは分かったけど、「おま着」は調べないと分からなかったしな……。他にも見落としてるネタは多そう。

で、ネタをかなり盛り込んでるから、その辺り苦手な人も出そうではある。

私は先述の通り、結構楽しんだというか。ゲラゲラ笑ってましたが。変なゲームの話聞くの楽しー。

 

ログアウトができず、デスゲームと化したVRMMOMyrla」。

主人公は、その最前線で戦う攻略組に属する女性だったものの……ボスに敗れて死亡。

しかし、諦めずに足掻き続けた彼女の強い思いに引かれた、何者かが力を貸してくれて。

記憶を持ったまま、リリース初日からやり直せる事となった。

 

今度は犠牲を減らすために、出来る事を全てやろうと決意した少女の奮闘記です。

1周目においては攻略組と生産組の協力体制が整わず、敗退に繋がったという苦い記憶から2周目では、自分が生産組を加速させてくことを決意したようですが。

この「Myrla」、ログアウト・復活不可のデスゲームをする割に詰めが甘いというか。

リリース直後のゲームなんてまぁ、バグの温床だというのは分かりますけど。テストプレイしろ、と思わずプレイヤーが零すくらいには抜け道があったりする模様。

 

懇切丁寧に、閉じ込めた目的やクリア条件を教えてくれる黒幕も現れず。大規模イベントが発生しようとプレイヤーに周知するための通知も行われない。

バグがあちこちに眠っていることもあって、手を尽くしてデスゲームなんて状況を作り出している割に、黒幕の至らなさが見えるというか。

何がしたいのかさっぱりわからないんですよね。全員殺したいなら、早々に街にボスラッシュでもしかければいいだろうにそれもしないし。

明確な目的がないから、ライトプレイヤーがかなり増えているように思います。

まぁ、デスゲームでわざわざ最前線にへばりついてる攻略組は攻略組で、色々と削ぎ落してる感が強いですが。

 

ネームを敗残兵……ラストワンに変更し、生産者として生きる事を決めた少女。

前線組にも伝わってきていた仕様の穴をついて、廃材を釣って釣り技能をカンストさせるし、農場を買ったかと思えば魔界を誕生させるし。

一歩も街から出ない状態で、どんどん新情報をばら撒いて、状況を加速させていってるのは中々愉快でしたねー。

 

条件が整ったからと言って前線に踏み込んで、高価なアイテム発掘してるのには若干引きましたが。道中で6回死にかけておいて「このゲームまじ楽しい」じゃないんだよ。

元攻略組としての狂気が全然抜けてないじゃん。そりゃ、邪神なんて仇名つける奴も出てくるよ。

あまりに色々とやりすぎて、ボス戦攻略にまで駆り出されてたり、アイテムとPS駆使してかなり活躍してるのは正直笑った。何しているんだこの生産職(偽)……。

このライトノベルがすごい!

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このラノ2021結果発表。
昨年までは10作品に投票できましたが、今年は半分の5作品に。

結構悩みましたねぇ。他の方もそうだったのか、今年のランキングは結構様変わりした印象を受けました。
よう実、連れカノ、友崎君辺りは継続して入っていました。と言うか。連れカノは去年もランクインしてましたし、他2作は最低でも3年連続(パッと確認できるところに2019ランキングまでしかなかった)ランクインしてるので、結構強い作品ってイメージですね。実はどれも読めてないんですが……。

 

勢いとかを見るに今年は友崎君かよう実か、と思っていたので千ラムネが1位をかっさらったのには正直驚きました。1巻は買ってあるので、近いうちに読みたいですね。

単行本部門では『異修羅』がトップを獲得。昨年は『Unnamed Memory』に続き、これで2年連続、電撃の新文芸が単行本部門1位だったわけで、知名度上がってどんどん売れて欲しいところです。

トップをとった2作品の作者インタビューと、注目作品として6作品ほどカラーページで著者コメントが付いていました。『楽園ノイズ』の2巻製作中という情報は嬉しいですねー。

 

私の投票結果は下記の通り。

1、Babel  単行本5位/新作21位/総合38

2、今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。 文庫14位/新作7位/総合16

3、竜と祭礼 文庫39位/新作24位/総合46

4、わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) 文庫23位/新作13位/総合25

5、たとえば俺が、チャンピオンから王女のヒモにジョブチェンジしたとして。 ランキング外

 

去年は10冊投票して、ランキングに入ったの6品(総合96位とかのスレスレも在りましたが)。
それに比べると今年は5分の4がランキング入りしてるので、それなりに良い確率なのではではないでしょうか。
文庫トップ10はかすりもしませんでしたけど。あっちは2冊くらいしか読めていませんでしたので、そっち当てるのは難しかったかな……。

今年は新作縛りにしたため泣く泣く見送ったのですが『Unnamed Memory』にも入れたかった……けど、新規読者もついたのか単行本3位と結構いい位置にいてほっとしました。

年々参加者が増えており、今年は9576人。この調子でいけば来年には1万人を超えますかね。もっともっと盛り上がってくれるといいですけど、さて。


Magica Technica2 現代最強剣士が征くVRMMO戦刀録

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「これは決闘ではない。討伐でもない。ただの、駆除だ。貴様の死に意味などくれてやらん、そこで無意味に朽ち果てろ」

 

 ゲーム内で、「見えない妖精を仲間にする」と言う、前代未聞のイベントを達成したクオン。それは現地のNPC達からしても、稀少なことで……それ故に信頼を勝ち取ることができた。メタ的に見れば隠しデータとして「信用度」みたいなパラメータがあるっぽいと言われてましたけど。

 それまで誰も見つけていなかった、悪魔を倒すためのキーアイテムである聖印を入手。一緒に話を聞いたから、と雲母水母たちのパーティーとそのままボス戦へ。まぁ、時間が悪かったので翌日に先送りとなり。

 その挑戦では、聖印の効果などもあってわりと危なげなく勝利。王都へ直進し、そこでもイベントを起こして……条件を満たしたために、大規模イベントのタイマーが進み始める結果になっていましたが。掲示板回で他のプレイヤー達が慌てふためいたのも頷ける、驚きの速さ……。これで開始したばっかなんですよ、この人。スペックの暴力怖い。

 武人としての誇りがあって、悪魔と戦い破れた騎士たちを尊重したり、命を弄ぶ悪魔に強い怒りを向けたり、引っかかるところでちゃんとリアクションしてくれるので、わりと分かりやすく読みやすい主人公ですよね。

 

一方で緋真は、先生なら現状最も難しいステージに向かうだろうと東のダンジョンを探索していたものの……残念ハズレ。最前線は誰も突破できてない2ボスの方じゃないですかー。うっかりしていて出遅れて。

師匠を探しに行っている場面とか、後に彼女が2ボスのアンデッドたちと戦うシーンが追加されていましたかね?一緒にボス戦も出来ずに消沈している様は可愛かったですけど。周囲からすると、凄い顔していて気圧されるような雰囲気出してたそうで。哀れな……。早く合流できるといいね……。

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ふぁんぶっく5

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「護衛騎士であるお姉様が守ってくださるのでしたら、わたくし、怖いものなんてございませんね」

 

通販専売の本好きふぁんぶっく。シリーズも電子化はされてましたが、それは発売しばらくたってから……というのがパターンでした。

けど、今回は電子が同時発売! シリーズを電子で追いかけてる身としてはとてもありがたいですね。

第四部IX~第五部III、ジュニア文庫やアニメエンドカードなども収録した口絵ギャラリーからのラフ画、先生の書き下ろし短編やQ&A、ドラマCDレポートなどなど。相変わらず盛りだくさんです。

 

そして、鈴華先生の「リーゼの葛藤」が特に破壊力高くて良かったですねぇ。

ダルア契約の更新をベンノと一緒に旦那様へ報告に言ったリーゼ。そういう関係になったのは良いが、店内では言動に殊更気を付けるように言われて。

そもそも仕事に追われていちゃつけない中で、ミルダが提案した作戦を実行することにしてましたが。

 

いやぁリーゼ可愛いし、ベンノもリーゼ大好きなの伝わって来ます。

リーゼから見えてないけど、カッコつけた後、ちょっとほほ染めてるのいいですよね。

そりゃ、ベンノ彼女のこと忘れられませんよね……ってのが短い中から伝わってきて楽しかった。

 

そして書き下ろし短編はリーゼレータ視点の「色合わせと婚約式」。

彼女の婚約者は、色々と難しいとか。中級貴族の跡取り娘なので、婿を取ることになるけれど、ローゼマインの魔力圧縮を教わって、両親たちとの魔力格差が生じてるとか。

上級にはなれないけど、魔力的には上級に近く、中級の両親の伝手だと中々難しい部分もあるようで。

実際、一度は魔力が釣り合わなくなってご破算になった話もあったみたいです。

 

そして何とか、ヴィルフリートの文官であるトルステンを見つけて、彼自身も中級に落ちる事を受け入れてるとかで、話が進んで。

色合わせの方法とかが明らかになったのは面白かったですね。まずは両親が試して、その後当人たちで~みたいな順番があるのとか。やっぱり設定作り込まれてるなぁ。

 

ちゃんとリーゼレータも側近仲間から情報収集してるのも偉い。リヒャルダの評価は領主や領地に重きを置き、ライゼガング系であるブリュンヒルデからは、旧ヴェローニカ派だから辛口で。この辺りも性格といかスタンスの違いでますよねぇ。

 

リーゼレータからのトルステンの評価は、「文官らしい文官」でハルトムートと同じく、穏やかそうな笑顔を見せながら躊躇なく他者を陥れられる雰囲気を感じた、とか。

実際対面した部分を見ると、思っていたよりは好青年っぽかったですけど。アンゲリカを繋ぎにローゼマインに近づこうとする親族の思惑とか見ると、微妙に信頼しきれない空気を感じる。

WEB最新話まで読んでると、この後どうなったんだろうとか正直凄い気になります。

 

Q&Aも特大情報多くて、いちいちびっくりしてたんですが。

ローゼマインのシュタープ二刀流の真相に一番驚きましたね……。

騎士コースで習う武器と盾を出すやり方は、一つのシュタープを分裂させて実現してるそうで。なるほど、ローゼマインの常識が違うわ……彼女視点だと分からないことですからね。前例はゴロゴロいるけれど、今出来るのは彼女だけって言うのも衝撃的。

フェルディナンドすら出来ないってのは、意外と言えば意外。条件整えればあっさりやってのけそうですけど。

聖女の魔力は万能です

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「まぁ、でも、よくやったな」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

危機にさらされた世界が、救いを求めて「聖女召喚の儀式」を行った。

儀式は成功したものの……聖女は一人だけのハズなのに、なぜか儀式上には2人の女性が召喚されて。一人は十代の少女で、もう一人はOLをしていた主人公の小鳥遊聖。

 

しかし、召喚した側の王子は少女だけに声をかけて聖の存在を無視。

それにキレて、一時は感情に任せて国を出ようとしたものの、良識的な方々に止められて。ひとまずは王宮に滞在する事になった。

実際、隣の国に行こうと思ったら馬車で一週間かかる上に、街を出たら魔物が闊歩してる状態で生き抜くの難しかったでしょうし。

 

「聖女」という救いを求めて、異界から招いた(しかも帰る方法が無い)のに、対応を間違えて見捨てられたら、儀式行った意味ないですしね。

どちらかが聖女だと思われるが、例外的に二人とも聖女の可能性も考えて、手放すわけにはいかなくて。それだけに、初手で王子が対応ミスったのは、あまりにも痛い。

時間を置いて落ち着いた聖が、冷静に話を聞いてくれる状態になっていて良かったね……

 

で、保護を受けた聖は、けれど時間を持て余し始めて。

ハーブやアロマセラピーにハマっていたこともあり、植物研究所に興味を持って、そこで色々と教えてもらって、どんどんとスキルを向上させていくわけですが。

                                                                                                                               

実際、聖が聖女なんですよねぇ。タイトルで丸わかりですし。

そんな彼女が作ったポーションやら何やらが通常の性能で収まるはずがなく。否応なく注目を集める事になって……とそんな話。

聖の性格がさっぱりしてるので、読んでいてストレスはそんなないですかね。王子がアレなだけで。

 

ステータスやレベルがある、わかりやすい異世界転移モノで読みやすいです。

王子の一件で蟠りを感じて、聖女という札を表に出してないのもあって、1巻では説明&世界観描写の、山谷抑えめな感じ。

実績積み立てて、ボチボチ隠し切れなそうですし、今後の展開に期待。

異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー

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「低燃費高出力。最小限の努力で最大限の成果を。無理せず、できるだけ本気を出さずにこの世界で普通に生き残ること、だ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

なろう書籍化作品で、集団転移モノではありますが、主人公は早々に離脱して個人行動を始めます。

ブラックバイトの経験から、王様たちの言動に胡散くささを感じて、情報をもっと出せと突きまくったら追い出される羽目になったんですが。

 

引き留めに来た学生もボンクラというか、詰めが甘いので実際組むのも危うい状況だったから、早々に逃げ出せたのはラッキー。

その後、運よく情報を提供してくれる存在と遭遇して、少女を助けたりして旅の同行者が増えたりしてましたが。

 

ナギが街に出てから遭遇したトラブル、自分から踏み込んでいった案件なので、そこはちょっと意外と言うか。

いや、てっきり王様側から刺客でも送られてくるかなーとちょっと思ったんですが、そんなことはなかった。情報が無い状態で1人放り出せば、追い込まれて助けを求めてくるとかそういう算段だったんだろうか。

 

異世界に来た際に獲得したスキルは、自分と奴隷のスキルの効果を組み替えて新しくするもので。

スキル使うと、身体を実際に撫でまわしているような感覚になったりして、奴隷少女が甘い声を漏らすシーンとかもあります。

ユニークスキルを使ってる重要シーンだとは思うんですが、主人公が再構築する度に喘ぐことになるので、段々くどく感じてくるな……。

 

道中で宗教勢力と接触して、結果的にまた奴隷を増やしていましたが。

異種族差別が根付いて居たり、大分歪んでいるといるというか。大分生きにくそうな世界だなぁ、とは感じます。

さてはて、ナギは目的通り「普通」に生きられるのやら。……既に無理そう。


エリスの聖杯3

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「あなたの誠実さが、わたしを助けてくれたのよ」


スカーレットの処刑の真実に辿り着いたコニー達。

ランドルフを頼りにスカーレットの父、アドルファスに会いに行って。

挿絵で触れられてるので行ってしまうと、思いっきり平手を叩き込むことに。

いやぁ、コーネリアの系譜に属する女性たちは強いですね。代々伝えられていた、とっておきの魔法の呪文が、中々痛快でした。

 

スカーレットの両親のエピソードも間に挟まっていましたが。

章間の登場人物紹介で父親が「歪んでいるように見えて意外に真っすぐな人」とか言われてて……生きるのに不器用という感じがしたなぁ。

国の為に決断をした。いや、出来てしまった父親の慟哭が痛かった。

 

少しずつ少しずつ。コニー達は味方を増やし、【暁の鶏】の手駒を洗い出し、敵の計画に迫っていた。

当然、あちら側からすれば邪魔をする勢力なんて面白いはずがなく。

末端を囮にコニー達を罠に嵌めて。それに気づいたコニーが取った行動が、無謀で勇敢で、そんな勇気を出さなくていいんだよ、と言ってあげたかった。

 

でも、コニーが冤罪を被ったことで、ランドルフたちが自由に動けるようになって、結末に繋がるわけだから、全く無駄でもないんですよね。

ハームズワース子爵がただの丸い貴族ではなくて、曲者だったのも愉快でしたし。

グレイル家が積み重ねてきた「誠実たれ」という家訓。それが、この局面で活きてくるのが面白い。

 

【暁の鶏】達も、一網打尽とまでは行かずともかなりの痛手を負ったでしょうし。

セシリア王太子妃の秘めていた事情と、彼女が導き出した答えもまた悲しいものでしたけど。

全く。誰も彼も、いざという場面で覚悟が決まりすぎでしょう。そういう血でも流れているのか、この国には。

誰も彼もが諦めず、意外なつながりから助けを得る事が出来たりして、多くの人が手を取り合った結末を祝福したい。

 

巻末には描き下ろし短編が2編。上手く逃げ延びた二人を描いた「ショシャンナとサルバドル」。終章後を描く「花笑む人々」。

どっちも良かったですけど、特に後者が好きですねー。

ハームズワースが笑いそうな場面で、しばらく耐えていたのはお見事。正直、目の前でアレを繰り広げられて、笑わない自信がない。最後には耐えきれなくなってましたが、仕方ないね……

WEBでは後日譚とか掲載されてますが、ひとまず書籍は完結なんですかね(電子ストアで完結タグがついてた)。
イラストも綺麗ですし、章間にある登場人物紹介が笑えて楽しいので、書籍版いいですよー。是非是非。

リビルドワールドⅢ下 賞金首討伐の誘い

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「分かったよ! 覚悟を決めるのは俺の担当だからなぁ!」

 

ヨノズカ駅遺跡の騒動から、なんとか生還したアキラ。

本格的な探索はせず、遺物売買などの事後処理をすることになっていましたが。

売り先のカツラギがヨノズカ駅遺跡に挑むハンター相手に、荒野価格で色々売りに行ってたもんだから、遺物を持って往復する羽目になってましたが。

その結果、遺跡から出てきた変異種との遭遇に、アキラを護衛として雇えたのだからカツラギとしては不幸中の幸い……なのかな? なし崩しでタダで護衛させようとしたカツラギの思惑を、アキラがちゃんと潰してるのも成長が感じられて良い。

 

遺跡から出てきた変異種が、かなり強大になっていてハンターオフィスから「賞金首」として通達が来て。

自分の運の悪さを自覚しているアキラが、荒野へ積極的に出かけなくなったのは、正直笑った。実際これまでの彼の実績を想えば、うっかりで出くわしてもおかしくないからな……。

高額の賞金目当てで挑んだハンターもいたようですが、返り討ちにあってどんどん賞金額が上がっていって。

 

ドランカムを筆頭にハンター徒党も討伐に向けて動きはじめて……アキラも、以前の縁からシカラベに誘われて賞金首の一体に挑む事に。

ハンターだかといって、ただ危険な敵を倒したり、貴重な遺物を集めるだけではなくて。徒党が大きくなるほどに、内部の問題って言うのも出てくるようで。

ハンターオフィスを通さない非正規の依頼、という形ではありましたけど。

 

しかしまぁ、話を聞くにドランカムも大変だな、と言うか。

これまで何度もアキラと出くわしているカツヤ一党も中々ではありましたが、新登場のトガミやリリーみたいなのを見ると、シカラベ達古参の応援をしたくなってくるな……

増長しているのが良くわかる。ヤラタサソリの時に噛みついてきたレイナみたいなのばっかりか。

 

ドランカムの若手勢力も、外部の応援を雇いながら賞金首の一角に挑むことになっていて。

カツヤに指揮を学ばせるために、別の討伐を見学させたり色々と手は打っていたようですし、カツヤ自身も慎重に判断してたと思いますが、暴走する子が出るんだからもう……

外部の応援から文句が出てましたが、アレは仕方ないと思ってしまった。

まぁ、ドランカム若手勢力の一番の問題は、カツヤに対するもう一人のアルファの侵食が大きいというか。

影響がどんどん広がって行ってる所ですよねぇ。アレを見てると本当に、遺跡の亡霊が怖くなってくる。

 

アキラが雇われた以上は、しっかり働くという考えてかなり奮戦していたのは楽しかったです。アルファのサポート付とは言え、あそこまで動けてランク21ってのは、周囲の反応見るに相当詐欺なんだろうな……

シカラベに誘われた一件の後も、別の徒党の賞金首討伐のサポートとしてバックアップに従事して。さらには後日、エレナ達に声をかけられたとはいえカツヤの指揮する作戦にも参加する事になって。

 

結果として、4体現れた賞金首の内3体の討伐に参加してるんですよね、アキラ。キバヤシが目にかけるのも良くわかる。まぁ、サポートに徹したマイマイは直接賞金首とぶつかってはいませんけど。

終盤の101話~102話でもトラブルに見舞われていましたし、本当にキバヤシを飽きさせないな……

 

巻末の閑話「運の問題」は、また装備を更新する事になったアキラが、普段より軽装でシェリルの徒党に顔を出しに行ったら襲われる話。

軽装とはいえ、しっかり武装していたので返り討ちにしていましたが。色々とスラムでも蠢いているというか、暗躍してる人が多いな、という感じ。次回に向けた伏線エピソードなんですよね。

巻末の次回予告でも「WEB連載版より全面改稿」となってる4巻が今から楽しみです。

 

 

プロフィール

ちゃか

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