気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

HJ文庫

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?2

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「この街は俺の領地だ。あまり勝手がすぎると、ひねり潰すぞ?」

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「〈魔王〉の言葉とは思えんな?」

「〈魔王〉だからこそ、傲慢なのだ」

 

年若い魔術師が〈魔王〉の座についた事は、魔術師たちの間に広まったようで。

駆け出しとも言っていい若さのザガンが〈魔王〉になってことに不満を抱く魔術師や教会の騎士たちが二日に一度は襲撃をしてくる日々が続いていたようです。

ネフィを陽の下で生きていけるようにするため、彼女に嫌われないために不必要な殺しは避ける。

勘違いして襲ってくる輩を生かさず殺さず、追い返してザガンに手を出すことが割に合わないと知らしめる。

そんな襲撃を行ってきた魔術師の中にいた、ウォルフォレという少女が魔王城に加わったことから話が進んでいきます。

 

しかしまぁ、ザガン1巻初期の頃に比べると大分人間味が表に出てきましたね。

元より「人間の皮をはいで触媒にする」とか外道な真似はしていませんでしたが。ザガンは顔を覚えていなかったけど、危ない所を救われた、なんて相手もいましたし。

周囲にそこまで興味が無かったから、とも取れますが。興味が無いからと、切り捨てる真似はしなかった。

 

だからこそ、ネフィを傍に置くことによって、安定したザガンは割と街に馴染んでる感じがしますねぇ。

ネフィにも「優しい方」だと評されてますし。なんだかんだ言い訳していますけど、ウォルフォレを可愛がってますしねぇ。

ザガンが庇護欲を感じ、知識を与え導こうとする姿は、先達として良い姿だと思いました。

……言葉選びがまだ苦手で尊大になったり、「正しい復讐の在り方」を教えようとしたりするあたりは「もう少し頑張りましょう」って感じですけど。

「正しい復讐のあり方」を教えるって場面では、あのバルバロスに「お前、自分の養女に教えることがそれでいいのか?」とあきれられてましたよ?

 

ザガンは、ネフィと過ごすこれからの安寧の為に魔王の遺産を発掘し、知識を増やし色々と対策を練っていますが。

教会側でも色々と動きがあって。斬った魔術師の数が五百に迫らんとする聖騎士がやってきたり、前回ザガンやネフィと縁が出来たシャスティルを狙った動きがあったりしますが……

シャスティルのポンコツな一面が光っていたというか、今回彼女の戦闘能力が本当は凄いって面も見えましたが、それ以外割と抜けすぎじゃなかろうか……

ザガンの周囲に面白いキャラが増えてきたので、今後の展開も楽しみですねー。



精霊幻想記7 夜明けの輪舞曲

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「言ったでしょう。貴方は貴方が最善だと思う行動を、ううん、貴方の気持ちを優先して行動して。立場は逆だけど、貴方が私を助けてくれた時と似た状況よ? 私のせいで貴方にそんな顔をしてほしくないわ。今の貴方、すごく息苦しそう」

 

ミノタウロスを含む魔物の大群に襲われていたリーゼロッテ達を救出したリオ。

ユグノー公爵やリーゼロッテと言った高位の貴族も興味を持つほどの技量を披露していましたが。

魔道具で髪の色を変えているとはいえ、フローラ姫は何か引っかかるものを感じているようですし……過去がバレた時には騒ぎになりそう。

 

この一行の問題点は、リオの過去を知っている相手が居ることと、さらに言えばリオに冤罪を着せた張本人が居る事。

さらに言えば、ヒロアキという視野が狭い勇者様を連れているところがなぁ。

政争が起きたところに降ってわいた勇者様という武器を手放すわけにも行かないのは分かりますが、彼は中々に難ある人物だからなぁ。

 

最初はセリアの友人を助けるためではありましたが、リーゼロッテに顔を売るという利の為にも、交流を続けることに。

襲撃を蹴散らされたレイスが懲りずに次の計画を実行に移していたり、リオに冤罪を着せたスティア―ドが悪友と一緒に、リオだとは知らぬとはいえ絡んでいったりとトラブルも。

スティア―ドに学習能力ってないのか……?

リーゼロッテの側近たちのスペックが高く、好印象のキャラが多いので、スティア―ド達のクズっぷりが光りますね。

 

そして、セリアとアイシアと共にリーゼロッテに勧められた宿に宿泊していた所……アマンド襲撃事件が発生して。

WEB版よりも戦力が増えた襲撃で、最終的にはセリアやアイシアも戦闘に参加しておりました。しかもリーゼロッテの前で力を振るっていましたので、この後どうなるか、少し心配ですね。

セリアに関していえば、同郷の人間も近くにいる状況ですし、正体バレが起きるかどうかも気になるところ。

 

ただ、今回のメインイベントは、リオの仇である男が、レイスの企画に乗って襲撃に参加していて……リオと相対する状況になったことでしょう。

救いようのないクズッぷりで、過去に囚われた復讐の道だとリオは自らが進む道を負のものととらえていますが……アレは、誰かが止めなきゃならない悪性の者だと思いますがね。

まぁ、人の命を奪うという事に対し、真摯に向き合っていると考えましょうか。

しかしかつて王の剣の候補にまでなった敵を相手にしても圧倒できるとは……リオに勝てる相手って本当いないんじゃなかろうか。

生き延びた敵が何かしらの手を打って来たら、判りませんが。リオが闇に飲まれることなく、幸せになってくれればいいんですが、さてはて。

精霊幻想記 7.夜明けの輪舞曲 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2017-03-31


新宿コネクティブ1

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「違いますよ」

「……何が違うというのだ?」

「本当にすごいのは――佐蛹君のほうです」

 

混沌とした街、新宿。

その街に広がる都市伝説のひとつ――『掃除屋』。

依頼したことを、なんであろうと必ず遂行する、とそんな噂話のひとつ。

要するに何でも屋ですね。主人公の慶介は、そんな何でも屋のところに下宿していて、家主と共に、依頼解決に動いている、と。

 

ただまぁ、彼の周りにいる人物って言うのが、誰も彼も一癖も二癖もある連中で。

家主の蔵祭もテンションの上下が激しいし、何でも屋の実態にしても彼の趣味で、興味を持ったものにしか関与しないという様な状況だとか。

慶介はそれに振り回されているようで……上手い事順応している感じもしますね。

 

依頼を通じて、あちこちに知り合いを作っているようで。

いざとなったらその人脈を武器に、立ち回れるって言うのは確かにすごい事だと思うんですが……

彼がアレだけ多くの人に手を貸してもらえるだけのモノを持っているように見えなかった、というか。

 

それだけの魅力を感じられなかったのが、ちょっと残念。

いやまぁ、主水くんやルドルフの件のように彼の行動によって助けられた人たちが、恩を返そうとしてるってのは分かるんですが……

何というか、肌に合わなかった感じがしますね。

新宿コネクティブ1 (HJ文庫)
内堀優一
ホビージャパン
2017-04-28
 

造られしイノチとキレイなセカイ

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「――この子には、幸せになってほしいって思うよ」

「……ええ。そうね」

 

聖殿騎士として、有数の実力者である青年カリアス。

彼は、幼なじみで精霊術を巧みに使う少女フィアナと共に、遺跡の調査を行っていた。

私的にも親しくしている上司からの命令で赴いたその遺跡で、彼らは古の技術で作られたホムンクルスの女の子を保護して。

 

造られた命であるため、神の祝福を得ていない。

祝福が少ない事が差別を受けることもある世界において、全く受けずに生まれたという事はどれだけの苦難があるか想像も出来ない程だとか。

だけど、カリアスとフィアナはホムンクルスの少女――イリスを保護し、いつくしむことを決めた。

少女に「おとうさん」と呼ばれ、カリアスは着実に親バカの道を邁進しておりましたが。

後にフィアナもイリスとは違うホムンクルスの少女を保護し、その子から「おかあさん」と呼ばれ、疑似家族を構築していくわけですが。

                                                                                                     

ホムンクルスってことでどうなるか……と心配していたけれど、割とあっさり受け入れられて。

まぁこれは、カリアス達の社会的立ち位置とか組織のトップとツーカーだとか、状況が幸いして、上手い方に話が運んだ感じですけれど。

何というか、上手くいきすぎてて怖いというか。悪い方でのギャップが感じられたといいますか。「これはヤバい」→「なんとかなった」って言う展開の見せ方が好みではなかったですね。残念。

 

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?

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「俺は俺のやりたいようい振る舞う。ネフィを陽の下で生きさせたいなら、陽の下も支配すればいいだけの話だ」

 

人に恐れられ、教会の騎士からは討伐の対象とされている魔術師の一人であるザガン。

自分の力を高めることにのみ注力する彼らは、財産にはこだわらないが……必要だと思った時、法規にもとらわれず他人から奪うのも躊躇わない人種だとか。

さらに言えば、人の顔の皮を媒体に使う輩も居るので、恐れられているのもわかりますが。

ザガン自身は特に生贄を使う術式とかには興味が無く、自身を高める為に、結界を張った自分の領地に引きこもってる研究バカのようで。

 

魔術師の友人に連れ出された、魔術を極めた「魔王」の遺産を巡るオークションで彼は、美しい少女に出会った。

一目ぼれしたので、思わずとんでもない額を積み上げて落札してましたが。

元が研究ばかりして、同類の魔術師とばかり話していた若い男子。

上手く言葉を紡げず、交流はかなり迂遠な感じですが……まぁ、割と微笑ましい感じですな。

 

落札された奴隷の少女……呪い子とも言われる白髪のエルフ。

彼女も色々な事情を背負っているようですが。ザガンの不器用なやさしさに触れて、彼を主人として慕っている感じがいいですねー。

ザガンとバルバロスの魔術師同士のやり取りは結構楽しいものがありました。続き出てくれるといいなぁ。

 

魔物使いのもふもふ師弟生活

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「実は私……ちょっと、頑張りました」

(略)

「だからそういって貰えて、すごく……すごく嬉しいです」

 

魔力を主食とする生命体、魔物。

理由なく人を襲うことはなく、上手く共存できれば土地を豊かにすることもできるようですが……

それは広く一般に知られた知識ではなく。魔物は害悪であり、人類の敵で、排除すべきというのが常識だとか。

 

怪我をした子供のドラゴンを保護した少女が、魔物使いシンラのところに転がり込んできたことで、色々と動き始めます。

とはいえ、このシンラ。過去に色々動き回っていたこともあったようで。

国の上層部に知己はいるし、変な二つ名まで持っているしで、昔のエピソードとか気になるところです。

 

魔物は害悪だ、という常識がある中で、怯えることはないと唱えるシンラは異端なわけですが。

その教えを素直に聞けるアレサは良い子ですねぇ。育ちがいいんだろうなぁ、とは節々から感じられましたが。

そんな彼女だからこそ、子ドラゴンを保護できたんでしょうが。

どうかこのまま歪まずに育っていってほしい所です。シンラの教えを受け入れてくれた村なんかもあるみたいですし、この調子で努力が結実していくといいですねぇ。

魔物使いのもふもふ師弟生活 (HJ文庫)
無嶋樹了
ホビージャパン
2016-12-28
 

精霊幻想記6 逢魔の前奏曲

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「助太刀します」

 

セリアを望まぬ結婚から連れ去ったリオ。

彼女の服やら必要な物資を補給するため、アマンドを訪れて。

途中でセリアの実家に、彼女の無事を伝える手紙を届ける為に潜入とかしてましたけど。

今のリオに潜入出来ない場所ってほとんどないですよねぇ。

あっさり目的を達成していました。その後しばらくセリアとアイシアの両手に華状態で行動しているんですが……セリア先生がちょろくて可愛い……

 

国賓を招いての式典だったため、王国では大変だったみたいですけどねー。

リーゼロッテは保護の名目でしばらく迎賓館から出られない日々が続いていたようですし。ようやく帰路につけたと思ったら、レイスが目をつけていたらしくて、襲撃計画実行しているし。

レイスの正体と目的が不透明で、不気味で仕方がないですねぇ、ホント。

 

勇者ヒロアキの言動が描かれていましたが……頼りないなぁ。コレを祭り上げなきゃいけない公爵閣下たちはご愁傷様です。

彼が「こりゃもう終わりだろ」と評した戦いを、リオ一人で盤面ひっくり返して勝利に導いたからなぁ。

リオのスペック本当高いですね。それだけの力を身に着ける為に苦労してきたらから、構いませんが……抱えてる闇も大きいからなぁ。

それに呑みこまれてしまわないよう、救われてほしい、彼の努力が報われてほしいと願わずにいられません。

 

WEBのアマンド騒動に変わるリオの功績になるのかと思いきや、そっちはそっちでやるつもりみたいですね。

アマンド襲撃に使う予定だった魔物の半分を蹴散らしてるとか。最も、レイスはそれでも計画を諦めるつもりはなく、戦力増強するみたいですが……よりにもよってソイツを呼ぶか、と。

書籍版が別ルートで進んでいくので、今後の展開も気になります。

精霊幻想記 6.逢魔の前奏曲 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2016-12-28
 

インフィニット・デンドログラム1 可能性の始まり

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なら、俺は俺の役目を限界まで……限界を超えてもやってみせる。

 

――勝利の可能性を掴んでみせる。

 

小説家になろうの書籍化作品。

知人からオススメされて、書籍化決まるちょっと前から読み始めてたんですが……面白くて、つい当時の最新話まで一気読みしてしまいました。

ダイブ型MMORPGを主な舞台として、たまにリアル側のエピソードが挟まることもありますが。

 

発売から瞬く間に一大ムーブメントとなったゲーム。

主人公は、その時期受験生だったため、その波に乗れず……大学受験を終えてようやく、ゲームを始めることに。

何をするのも自由、というこのゲーム。善人になろうが悪人になろうが、運営は咎めない。

 

……運営も、何がしかの目的をもってこの世界提供している感じですからねぇ。

プレイヤーに与えられる「エンブリオ」という、個人個人に合わせて変化・進化していくアイテムが肝のようですが、この辺り本編でもまだ明確にはなってないので気になるところではあります。

 

……兄の着ぐるみが思ったよりリアルで驚いたとか、マリーが予想以上に怪しかったとか、イラストつくとイメージ変わる部分もありますねぇ。

ログイン初日から高難易度のクエストに遭遇して。

先行して始めていた兄の手助けも得て、そのクエストに挑戦する事に。途中追い込まれて、ギリギリの状況でエンブリオを覚醒させて撃破。

その後も、色々とイベントに巻き込まれていきますが……厄介ごとに巻き込まれても、折れずに立ち向かう強さがあるのがいいですよねぇ。

 

WEB版の方で後に彼につくあだ名がよくあっていると思います。

発売に際して、ツイッターの方で色々やっていたり、PVが作られたりとHJ文庫としてもかなり力が入っている感じがするので、このまま順調に続いて行ってほしい所です。

 

精霊幻想記5 白銀の花嫁

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(俺が納得できないからです。先生は俺の大切な恩人だから。今日この時、この場に来なかったら、俺は一生後悔する。何もできずに大切な何かを失うのは嫌なんです。俺はそうして大切な何かを失って大きく後悔したことが何度かあったから……。一度喪ったものは二度と元に戻りませんが、失う前ならまだ間に合います)

 

WEB版とは全く違うルートに入った第5巻。

雅人にリオが剣を教えるところとか、セリアに会いに行くあたりとか要素としては類似のものが盛り込まれていますが。

流れがかなり変わっています。WEB版も嫌いじゃないですけど、個人的には此方の方が読みやすく感じますね。

 

美春たちを精霊の民の里へ連れてきたリオ。

ついにアイシアがドリュアスと対面しましたが……大樹の精霊である彼女も、アイシアの正体は分からず。

むしろ対面し、会話してみて謎がより深まった部分もあるとか。

高位の精霊ほど、自らの属性を偏らせるために得手不得手がはっきりするはずなのに、アイシアは全ての属性を使えるという点で既に驚いてましたね。

ドリュアスに精霊としての知識と技を教えてもらって、遠隔での通話等出来るようになってアイシアがさらに有能になっていく……

 

精霊の里のサラたちとリオの模擬戦も行われてました。

三体一で危なげなく勝ってしまうあたりリオって本当チートだよなぁ……

雅人へ剣を教えるための実戦さながらの試験。

戦士でもある精霊の民たちが、実戦の心構えを図る試練についての説明役になってくれたおかげで、ハルトが一方的な悪役にならずに済んだのもいい感じだと思います。

 

そしてセリアに会いに行ったリオ。

セリアの結婚式が行われんとする前日で。

もう少し精霊の里でのんびり……とかしていていたらあのシャルルの魔の手にかかっていたかと思うと、ゾッとしますな。

 

シャルルは幼少のリオに拷問まがいの取り調べを行った人物で、どうしたって好感持てませんからね……

当時は発言権も落ちていましたが、帝国の進行絡みで上手く立ち回ってアルボー公爵家の影響力が増してしまったためにこんなことになってるとか。

リオがその中でセリアに会いに行って……自分が嫌だから、と花嫁を公衆の面前で攫ってみせるあたりは痛快でした。

シャルルはもうちょっと痛い目見てもいいと思います。今後が大変そうではありますが。

仮に精霊の里に連れて行ったとして、女性陣にダメージ入りそうな。

次回予告によると、アマンドに立ち寄っていざこざに巻き込まれるようなので、WEBのイベントもまたアレンジされて入ってきますかね。今から楽しみです。

精霊幻想記 5.白銀の花嫁 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2016-09-01
 

精霊幻想記4 悠久の君

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「……美春お姉ちゃんは強いね」

「弱いよ。亜紀ちゃん達がいなかったら、生きていけないもん」

 

3巻までは加筆修正といった感じでしたが。

この4巻で、WEBとは違う方向に大きく舵が切られましたね。

両親の故郷を出立し、精霊の民の里へ立ち寄ったリオ。

そこから、シュトラール地方へと向かう所で、六つの光の柱が立つという奇怪な現象を目にして。

同時に聞こえた声に導かれるように、彼は、前世の天川春人の想い人と出会う。

 

WEB版だとここで、三人を保護し、セリアに会いに行って、アイシアが目覚める流れですが。

セリアに会いに行く部分が無くなってますね。5巻の内容がセリア寄りになっているようで、今回は三人とリオの交流が中心の展開。

街に立ち寄ることもほとんどせず、まさかの精霊の民に助力を請うルートへ入りそうですね。

 

いや、確かに知識・技術的に彼らの協力得られるならそれに越したことはないですが。

WEBだとアイシアが目覚めて以降、里に寄ってませんから彼女とあったドリュアスがどんな反応するのかが楽しみではあります。

一方で、不安も募ります。

リオの、精霊の民の事情を、三人はどこまで隠すことが出来るのか。

勇者として兄弟や学校の先輩という親しい間柄の人物が召喚されているようで、どうしたってそれに巻き込まれていきますからね。

王侯貴族にリオの価値に気付かれると、かなり面倒な展開になりそうです。彼単品でも一級品なのに、精霊の民たちの存在まで加わると……怖い。

 

ただ、リオが美春と言葉を交わしている場面とかは、何となく安心します。

この平和な時間が長く続けばいいのに、と願わずにいられない程。

リオはかなり険しい道を超えてきてますから、こういう安らぎがもっと与えられて欲しいと思うんですがね。

彼自身が、目標を定めてしまっているからなぁ。コレはコレで不安になる要素です。

まぁ、色々言いましたが今回も十分面白かったです。展開が変わったことで、WEBとは違う情報も出てきそうですし、今から5巻が楽しみですね。

精霊幻想記 4.悠久の君 (HJ文庫)
北山 結莉
ホビージャパン
2016-05-31


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