気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

★2

お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか

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「お付き合いしてください!」

 

秘密結社が暴れまわる街。

そこには彼らに敵対する魔光少女が居て、日々戦っていた。

世界政府推進機構という組織の名前の割に、活動はしょぼいものの。

魔光少女のかわいさに惹かれて観衆が居る事もしばしば。

……いや、そんな奇行をとってる集団がいたら、とりあえず逃げよう? とファンタジー台無しな感想を抱きましたけど。

 

で、主人公はひょんなことから、魔光少女の正体がクラスメイトだと気がついて。

バレると罰則があるらしいので、秘密裏にサポートしようとするものの……彼女かなりのうっかりさんで……よく今までばれずにいたな。

もう正体発覚させて、引退させた方が彼女のためなのでは……みたいな気すらする。

 

で、もっと親密になって補佐しようとして……「付き合ってください」と言ったものだから誤解が加速。

誰も彼もが一言足りないというか、自分の中で補完してしまって、勘違いしたまま突っ走るラブコメ。アクセル全開って感じの作品でした。

 


魔法科高校の劣等生29 追跡編〈下〉

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「八雲師匠にも、同じことを問われました。それからずっと、考えています。ですが自分には分からない」


相変わらずというかなんというか。
いろんな状況が重なりすぎて、誰もかれもが自由に動けていない感じ。
光宣が手配していた人喰い虎の密入国。
それを察知していた風間達は、劉少尉を扱いかねていた上層部から手出しを禁じられて。

光宣への対応にしても、反応がかなり違ってきてますね。
「九」の魔法師として完成形に在る彼を惜しむ勢力が助力して来たり、逆にパラサイトという人外の存在が跋扈してるのが我慢ならないと国外に押し出そうとする流れまであって。

そんな中で達也は水波を取り返すべく新しい魔法の開発までしてのけてましたが……
そもそも、なんで使用人一人を追いかけるのにここまで労力をかけているのか、と黒羽貢から問われていたり。
八雲からは、光宣絡みの騒動であちこちに火種が散っているという指摘も。
達也が、人間らしい悩みを得た成長とも取れますが、柵がさらに増えて、歯がゆさが強い。


 

魔法科高校の劣等生28 追跡編(上)

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「人喰い虎……呂剛虎! 今日こそ決着をつける!」

「望むところよ!」

 

まぁ、順調に下降しているというか。

スローペース進行ではありますねー。

幻惑魔術パレードを良く使いこなし、大陸古式魔術の知識を得ている。さらには周公瑾の隠れ家なども活用できる。パラサイトの横やりもあって達也の足止めが出来た。

 

そうしたプラスの要素が多くあっても、隠れ家にこもるのが限界で逃げきれない辺り達也が怖い。本当敵に回したくない相手です。

というか、今回の追跡劇を以てまた新しい着眼点を得てる辺りが本当に恐ろしい。

一条と吉祥寺の二人が『海爆』の件で英雄視されてインタビューを受けてましたが。そこで達也の名前を出すあたり、カーディナルも融通効かない、というか。

ここで今以上に達也に注目集めるのも得策じゃないと思うんですがね……まぁ、その辺は計算じゃなくて、これ以上借りを作りたくないというライバル心なのでしょうが。

 

光宣の段取りの甘さも際立つ、と言いますか。水波の決断を尊重すると言っている割に、余裕がなくなったらどうなるか分からない不安もあります。

達也の余裕を奪えないか、と敵性組織に手を貸したりしてる辺り、かなり引き返せないところまで言った感じが。

しかしまぁ、人食い虎呼び寄せて、達也に当てる想定だったのに……因縁の相手である千葉修次と相対して撃破されてたのには、ちょっと笑った。


忘却のカナタ 探偵は忘れた頃にやってくる

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「君は本当に危なっかしいね」

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「だから仲間が必要なんだろ?」

 

忘却社。

12階建てのビルの13回に在る、本当に助けを求めている依頼者だけがたどり着けるという探偵事務所。

一風変わった関係者たちのストーリーなんですが……

 

こう、面白くなりそうな要素は詰まってるのに、構成がそれを台無しにしている感じ。

プロローグでちょっと先のエピソードを入れて、本編は巻き戻った状態でスタートする、っていうのはよくある手法ですが。

一巻読んでも、一話の状態に辿り着かないって言うのはちょっとなぁ。先の情報が出すぎて、訳が分からないまま終わってしまった感じがあります。

 

オマケに、そこで色々描かれてしまっているせいで、社長代行を名乗る翼と先代社長との戦いの場面が盛り上がらない事。

火村が色々と忘却してしまって……でも、いつかは1話の時間軸に戻るんだよなぁ、と思うと、シリアス要素が全く息してないというか。

キャラが多すぎだと思うんですよね。

ミリとか一体何のためにいるのかわからないですし。忘却社に居る以上、なにかしら事情はあるんでしょうけど。

総じて、惜しい。




神託学園の超越者2

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「お姉ちゃん、私は……っ!」

(略)

「……もう、独りじゃないんだ」

 

同じく友人から借りた本―。読んではいたものの感想書いていなかったので。

まさかの続刊。

いや、勝利者の能力を人類に与えるって話で。能力を持たない「無能」が覇者となったから、能力は失われたはずなのに、なぜ話が続くんだ、という。

 

能力消失後に行われた臨時生徒会選挙を以て、覇者となった少女たちは生徒会の役職を獲得して、活動していたようで。

御厨が会計として辣腕を振るったというあたり、意外な才能持ってるなぁ、とか思いましたが。

「無能」の少女天枷杏奈は見事生徒会長になり活動していたわけですが……

そこに、彼女の姉にして先代生徒会長、天枷凰華が現れて、杏奈の相棒、「六行視」の文乃の周囲をうろつき始めて。

その影響を受けた文乃の幼馴染にして副会長の奏の暴走っぷりも怖かったですけどね。よく文乃は逃げ続けられたな……

 

騒がしくも平凡な日常の一コマとなるのかと思いきや、そんなことはなく。

失われたはずの異能が再度世界に現れ始めて。

元々超越者となった生徒たちを管理する立場だった、管理室の人間が、超越者を生み出して戦争を始めるとか……

 

1巻読んだときに、「この能力がほしいだろ?」と交渉すればよかったんじゃとか思いましたが。大人はもっと黒かった……

「天才になれる能力」を持った生徒を管理室にスカウトし、異能を分析し、奪い取れるように画策していたとか。おまけに、異能を組み合わせて新たな異能すら作れるようにしてしまっただとか、世も末ですな……

そうして、暴走を始めた連中をどうにか止めようと、杏奈たちが奔走するという流れになっておりました。

「六行視」による書き換えが頻発していたので、設定上仕方ないこととはいえ、読みにくく感じましたねぇ。

神託学園の超越者<トランセンダー>2 (GA文庫)
秋堂 カオル
SBクリエイティブ
2014-03-14

王立図書館の笑わない司書

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『私は信じる。この声を、耳を澄ませて聞いてくれた人だから』
そこから先は、まだ書かれていなかった。
この続きがどうなるかは、そう、まだわかっていないからだ。

 

なんというか、平和な世界だなぁと思いました。

いや、国の上層部の人たちは暗躍したり、暗殺計画企てたりと真っ黒なんですが。

全体的にふわっとしてると言いますか。粗が見えてると言うか。

館長と王様いれば後モブでも話回ったんじゃね、みたいな。

 

主人公たちの存在感が薄く感じられたといいますか。

レインの事情に関しても、もったいぶってはいるけれど大凡はこんな所だろうなぁ、と割と予想が付く範疇ですし。

ロザリンデが務める『編纂者』というもう一つの仕事。彼女が聞き、記した本の価値とかその辺の話が掘り下げられていると個人的にもっと楽しめたかもなぁ。

 

面白くなりそうな要素はあるんですけど、形がバラバラで上手くかみ合わなかった印象。

寛大な心を以て、滑らせるように文章を読むのがコツだと思いました。

一回読んだら満足かなぁ。

 


 

聖剣のソードラビリンス

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「これだけは言うておく。人と人との交わりに永遠はないぞ……」
表情はわからない。だが、声色から切実ななにかを感じる。
「必ず終わりはやって来る。その時、無闇に人と関わらなければよかったと後悔しても遅いんじゃんぞ……」

デビュー作の『月光』が好きだったので、それ以降の作品も隙を見つけては手を出しているんですが……
今回は特にコレジャナイ感がひどかったといいますか。
設定的には、面白くなりそうではあるんですけど。
身近にダンジョンがあり、最下層に到達したものはまだいない。過去に大規模な部隊が派遣されたものの、生還したのはたった三名。

その大規模作戦に於いて、「裏切り者」として報告された父を持つ少年は、作戦から10年が立ち、一回の冒険者としてダンジョンに足を踏み入れる。
知人から得た情報を元に出会った、剣の女王を名乗るセレスティアと共に。
道中、裏切り者の息子とバレて騒動になったりするんですけど……

驚きが足りないといいますか、山も谷もなく一直線な感じがしてどうにも楽しみ切れなかった。
もうちょっと盛り上がりが欲しい。今のところ、主人公良い所ほとんどないし。
続きが出たとして、買うかはちょっと悩むレベルですね……

聖剣のソードラビリンス (電撃文庫)
間宮夏生
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-07-10

異世界で生きていく方法

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「冒険者をやっていればかならずどこかで、何らかの形で身近な仲間の死を経験することになる。それは避けられない現実だ。慣れろとは言わないが、耐える方法は知っておくべきだ」
(略)
「それはな、簡単だ。考えるな!」


小説家になろうの書籍化作品。
例によって、チートスキルを獲得しているわけですが。
スキルボーナス。
レベルアップによって得られるポイントを任意のタイミングで好きな場所に割り振れる。
基本のスペックは低いけれど、そのチートによって、色々と器用にこなしていく、という展開。

言語が分からないままではあったものの、幸い村の教会に保護してもらえて。
そこで過ごすうちに、教会での雑務を手伝ったり、村の周辺の魔物退治を始めたり。
異世界転移ものとしては分かりやすく冒険者活動してますねぇ。
ゴブリン、オーガと判りやすいモンスターを対峙していってお金稼いだり、経験値得たりと、順調にやっている感じではあります。
護衛任務で街へ赴いたり、そこで冒険者として活動しつつ、いろいろ情報を得たりはしていますが。

なろうものの書籍化で、よくある青年~中年だった主人公が高校生に変化しています。
いやまぁ、悩みがリアル過ぎてもアレだとか、購買層に合わせて年齢の調整をしたとかそういう話なんでしょうが。
なろうの書籍化だなぁ、という感じで全体的に軽い。
スルスル読めるんですけど、記憶にはあまり残っていないような気がします。
多分次は買わないんじゃないかなぁ。


失楽ノア

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「今、はっきりとわかった。お前は素晴らしいくそ野郎だ。少しもためらわずに殴れる」


何がしかの代償を支払うことで、力を得る「契約者」がいる世界。
その中でも『神の弾丸』と呼ばれるエリートを育成するための学校があって。
主人公のノアは、妹の治療費を稼ぐために、この学校に出稼ぎにやってきた。
そこで、男嫌いの契約者、ユーナと出会って。

王道といえば王道な設定ではありますなー。
代償に羞恥心とかがあるあたりは面白かったと思うんですけど。
激痛っていう代償を払わないといけないから、裏工作で戦闘回数減らそうとした敵がいたりとか、その辺りは分かりやすくて嫌いじゃないです。

主人公の妹が患っている病気。
その背後にはなんかあやしい実験があるようですし。
居なくなった少女は、その実験行った誰かが回収してる上に、彼らも監察対象になっているとか、不穏な要素しかないですな。

一方でヒロインの方にも男嫌いとなった原因があって。
外面はいい家族による暴行。
それを知ったノアが、巻き込まれて決闘する羽目になってましたが。
展開が割と読めたからか、なんか、盛り上がり切れなかった。

ただまぁ、なんか煮え切らないといいますか。
スラスラ読めたんですけど、するーっと同じように抜けていったような感じがします。
主人公サイドの過去設定と、ヒロインの設定とネタが多かったから、全体的に物足りなさがあった。
ヒロイン候補か知りませんが、女キャラが多い割には、活躍も少ないといいますか。
王道になり切れず、テンプレと化してしまったような印象。

失楽ノア (講談社ラノベ文庫)
二階堂 紘嗣
講談社
2015-07-02

光刃の魔王と月影の少女軍師

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「……生命を削っているようなものじゃないのか? その技は」
「俺は死にたがりじゃない。身に着けた技のすべては生きるため……護るためにある」

第8回HJ文庫大賞。
……清々しいまでに微妙。キャラ多いし、展開早いし。
2~3巻かけてじっくり書いていたら、あるいは楽しめたのかもしれませんけど。

軍事大国アルマージア帝国に属する、天才少女のアルシェ。
侵攻された、エルセリア王国には六魔将という実力者がいて。
主人公のリクトは、その六魔将の一角で、不可能と言われていた二種の魔法を扱う神童で。
と、いろいろ盛ってるなぁ、という感じ。

強い強い言われてる六魔将の強さがはっきり分からない。
戦をしている、敵国の将軍同士である割には、リクトとクルドの対応が気安いというか。
女性陣に好意を向けられているらしいリクトが、どうしてそこまで想われているのかっていうのも、正直分からない。
全体的に見て、キャラクターが魅力的に映らない。
洗練されてない。新人とはいえちょっとこれはなぁ、という感じ。
もし続きが出るようでも買いません。

光刃の魔王と月影の少女軍師 (HJ文庫)
桜崎あきと
ホビージャパン
2014-11-28

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ちゃか

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