気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

★2.5

魔法科高校の劣等生26 インベージョン編

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「それでも私は、今のお前を認めてやれない」

 

リーナ、何もしてねぇな。

スターズから離反者を出して、バックアップもない状況で、他国の戦略級魔術師がほいほい出歩けるはずもないって言うのは判りますけど……

このままだと、戦略級魔術師という立場でありながら、逃げ出した上に解決に寄与できず、良い所なしでパラサイト騒動終結後の居場所がないのでは……?

 

達也がベゾブラゾフを撃退した影響で、戦略級魔術師の圧力が弱まったと戦争吹っ掛けた国もありましたが……

この後反撃を受けるのかと思うと、何というか、ご愁傷様。

光宣と水波の問題、新たなパラサイト問題とそちらの対策に紙幅が割かれていて、ちょっと前までディオーネー計画で騒いでたのは何だったんだみたいな感じが。

 

新たなパラサイト達は、同類とみなした光宣と接触。

そこから悪影響を受けて、光宣も変質してしまったようですけど。

案の定闇堕ちか……前回まではまだ人間らしさ残ってましたけど、次達也と対峙したら止まらないんじゃないかなぁ、彼。




食戟のソーマ30

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「……それで? お父様」

「お味はいかがかしら」

 

開始直前にじゃんけんで前菜とメインのどちらを出すか決める幸平達。

おいおい相手の方が格上なのに大丈夫かよ……と心配になるスタート。

このコース対決の決着までを30巻でまとめてくれたのは良かった。

これで、皿を出したところで決着は次回となったらまたモヤモヤしたでしょうし。

 

正直現時点で司に勝てるビジョンが浮かばなかったので、どう処理するのかは気になっていたんですが。

幸平がえりなに味見させて、それによって皿の完成度を上げるというのには驚いた。

「神の舌」を使って良しあしを選別するというのはセントラル側の思想ですが……それによって皿をより面白い方向に変えていくあたり幸平、転んでもただでは起きない男です。

 

結果として、薊政権の思惑を打破する一品をえりなが出してくれて。

学園祭の時の恐怖に震える彼女ではなく、しっかりと啖呵を切って、成長した姿が確かにありました。

……とはいえ、ここに至るまでの道のりが長かったというか、薊政権が非常に鬱陶しかったので、ここから浮上していってくれれば良いんですけど。



優雅な歌声が最高の復讐である

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「いいことばかりじゃないぞ。自由にやったらやったで新たな悩みが増える。そりゃもうたくさん増える。自分が責任をもたないといけないことが、わんさか増える。行きたいように生きるのは、相応の苦しみを伴うんだ」

 

うーん、何というか惜しい感じ。

怪我でサッカーを辞めた少年。歌えなくなった少女。

大切だから多くの時間を割いたけれど、それを失ってしまって。

同病相憐れんで、もっと鬱屈とした感じになるかと思っていたので、そこまで暗く落ち込まずに済んだのは良かった。

 

けど、サッカーと音楽と。

蘊蓄を披露している場面がちょっとくどかったかなぁ、って言うのが一つ。

あとは、もうちょっとキャラを削って、隼人と瑠子に集中させた方が良かったんじゃないかなぁ、って感じがしますね。

 

隼人は瑠子と会わなかったら、まだまだ無気力ゾンビを継続していたでしょう。

そこから立ち上がって、『サッカーが好き』という自分の気持ちを確かめて、先に進めるようになった事。

同じように悩みを抱えていた瑠子が隼人に助けられ、また歌を歌った事。

悩みの底から浮上してきたのは良いことなんですが……押しつけがましい部分があったかなぁ、というか。ちょっと物足りなさを感じてしまって残念でした。

雰囲気は良いので、あらすじ読んで気になったのなら手に取ってもいいのでは。なぜこのタイトルになったのかは謎ですが。



ソード・ワールド2.0 魔法文明リプレイ ロード・オブ・グリモワール

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ジュゼ:じゃあ、ここは封鎖しようか。物理魔法【ロック】で。

GM:そんな魔法系統は存在しな……あぁ、岩で塞ぐ、ってことか!

 

近々2.5へとアップデートされる、ソード・ワールド。

2.0として、最後のリプレイとなったわけですが…うーん、2.0の最後がコレかと思うと、ちょっと物足りない。

まぁ、すぐに2.5になって、新しい展開になるわけでそっちに期待。

 

魔法文明時代を描くリプレイです。

古き時代。現代にはいない種族や、文化などが息づく世界。

当然ながら、後の世界で発展してきたアイテムなどは使えないわけですが、そういう制限を差っ引いても楽しそうな時代ではあるんですよね。

ソード・ワールドのサプリもそろえようかしら。……2.5に更新されようというこのタイミングで? ってなりますけど。

 

シナリオの冒頭でダイスを振って「ランダム陳情シート」に対応したイベントが発生するという仕組み。

中期的なスパンで解決する課題で、当該のセッション中に必ずしも解決しなくてはならないものではない、という事ですが。実際に出たイベント以外にどういう想定があったのかはちょっと気になります。

 

現代でもこれまで舞台になったことがない、モーロック地方が舞台。

そこに住まう貴族PC(士族もいるけど)たちが領地の問題を解決していく流れ。

問題を解決するために呪歌を使いたいけど、バード技能持ちのPCが居ない。

……芸術を愛する貴族NPCがいたから紹介してもらおう、という話になって。その貴族が「せっかくだからパーティしよか」と言いだしたのはちょっと笑った。

かなりシナリオの自由度が高いというか、PCたちの選択に魔開かせる場面が多めだった感じでしたね。



食戟のソーマ29

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「――えぇ確かに けれど今の私はもう」

「上座にふんぞり返っているだけの女王では ありません」

 

第四戦、えりながももと対決。

パティシエ相手に黒糖とか言う相手有利なお題を引きながらも、えりなが燃えていて、見事勝ち星を獲得していたのは流石。

……というか仮にここで負けてたら、えりな良い所なしだからな……

 

そして戦いは一色VS司。

野ウサギというフランス料理よりの食材ながら、一色も見事に調理してましたが……敗北。

彼自身はいつも通り楽しそうに調理してましたけどねぇ。

しかし、一色家は名門という情報は出てましたが……随分と驕った連中の家何だなぁ。出来て当然、という指導方法は子供の成長に良くないと思うんだが。

一色が暗い幼少期を過ごし……けれど、紀ノ国と出会ったことで変われた、と結構重要そうな情報が間に出ていたりもしましたが。

 

タクミも竜胆に負けてしまってましたが……

竜胆先輩がいろいろと葛藤しているらしい、というのを感じていたり、ラーメンマスターもどうも忸怩たる思いをいただいてるようではありますが。

どうも彼女のキャラが未だに掴み切れてない感じがしますねぇ。

そして、最後幸平・えりなと司・竜胆が残り、コース料理を作って最終決戦となりましたが。反逆者連合は不安しかないスタートだな……


魔法科高校の劣等生23 孤立編

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「――魔法師が道具として利用される構図は、魔法師を兵器として使い潰す現状と、何も変わらない。そのようなことは、認められない」

 

どんどん魔法師を取り巻く状況が悪化していくようで、読んでいて窮屈な感じがしますねぇ。

真綿で首を締められている感じというか、こういう搦め手でもなければ達也は真っ向から打ち破ってしまうので、彼の行動を縛るという意味ではありなんでしょうが……

もうちょっと爽快さが欲しいなぁ、と思ってしまう。

魔法という力は簡単に悪用されうるし、人々は情報に踊らされる、という意味である意味リアルではあるんでしょうけど、なんだかなぁ。

 

情勢が悪化する中で、達也が九校戦で使用した「能動空中機雷」が紛争地帯で使用された、何て事態も発生して。

それを受けて、九校戦実行委員会が、今年の開催を見送るという決断をして。

昨年の実施時に軍事色が強い協議に切り替えたのも逆風でしたねぇ。そして、他校からは達也の術式が原因じゃないかと反感を買う、と。

見ていて気持ちのいいものではなかったですね。

 

そして状況はどんどんと変化していって。

魔法技能を活用して、金星のテラフォーミングをしようという壮大な計画を他国が打ち出して。

そのプロジェクトにトーラス・シルバーを招きたいと言い始めたのでさらに厄介なことに。

緊迫した状況下において、達也の協力が必要だと十文字が説得に来てましたが……達也が勝利。相性が悪いと散々行っていましたが、ちゃんと対策を作っているあたりが流石。

そして隠された意図があるとも指摘して。十文字や七草といった十師族の若手がそこまで思い至らなかった辺り、思考が固くなってる疑惑はありますが。

達也の友人たちが、彼を孤立させない、と宣言してくれたのは良かったんですが――達也がトーラス・シルバーだと最後に暴露してくれる馬鹿がいるんだものなぁ。




平兵士は過去を夢見る9

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「……ファレーナ」

「なあに?」

「ありがとう」

 

なんというかかなりダイジェスト版みたいな感じでしたねぇ。

エルフの国を訪れ、過去の記憶で見た英雄の一人、精霊王に助力を請いに来たジョン達。

ジョンはかつて勇者が、精霊王を仲間に入れた時のエピソードを頼りに、彼と交流していましたが……

精霊王はジョンのお願いを最初は断って。

 

しかし、その後エルフの国に魔族の襲撃があり。

戦闘時のジョン達の姿を見た事、ジョンに憑いているファレーナを目撃した事……色々と事情が重なり、協力を約束してくれました。

襲撃時に高位の魔神がいたことから、勇者が魂を得ることにも成功し、聖剣を抜いて。

 

準備は着実に進み、魔族による各国への同時襲撃が発生しても、備えていたジョン達と勇者の活躍により見事撃退。

魔族の拠点へ攻め入り、進軍の邪魔になっている結界を解除しようとしますが……対策軍の中に潜り込んでいたナルが魔王として覚醒して戦闘にもつれ込んで。

まぁ、何とか綺麗に話がまとまっていたような状況ではありましたけど……なんというか、イベント詰め込み過ぎて一個一個が薄味な感じがして、これで最終章なのかと思うと、ちょっと物足りなさがあって残念。

平兵士は過去を夢見る〈9〉
丘野 優
アルファポリス
2018-01-01


恋愛至上都市の双騎士

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「死んで良かったとか軽々しく言わないでください! 死んでいいわけないじゃないですか! 死んでいい人なんているわけないじゃないですか!」

 

魔王という災害が現れ……強力な兵器を作り、それを使いこなした二人によって世界は救われた。

その少年少女は「騎士」として称号を与えられ、かなり優遇されたりもしているようですが……

 

犯罪組織を追いかけ回す任務に駆り出されたり、また魔王出てきそうだから出現しそうな未来に行ってくれと放り込んだり、危機に対し活躍した英雄に対する扱いではないのでは。

しかも、「未来に行くだけのアイテムを作った。過去に戻る機能はない」なんて実験的なアイテムの対象にするとか、本当に未来の危機を排除するつもり会ったのか、って感じがして正気を疑う。

 

そして、送り込まれた未来。

過去とは環境が変わり、恋愛感情が生む力が強さに変わる、特殊な装置が開発されていて、武器を持ち変えて調査に戦闘にと活躍していますが。

実績に対しての扱いが、どうにも相応のものではない、という感じがして入り込めなかった。

あぁ、でも勇也が未来で彼氏を探し求めている女子に対してスタンガンで武装し、「そういうわけで僕は大丈夫だ。お前が襲ってきても確実に意識を刈り取れるぞ」とか言っている場面は少し笑ってしまった。


食戟のソーマ28 

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「遠月の連中みーーんなとの研鑽が きっと俺の後ろにゃあついてくれてるんす」

 

表紙はタクミ・アルディーニ。

カバー裏にメッザルーナがあって、裏表紙側では、幸平が預かっているメッザルーナをちゃんと自分の包丁と一緒に手入れしているという心温まる一コマが描かれましたねー。

叡山との対決。秋の選抜で美作をけしかけてきやがった、因縁のある相手。

ここでも妨害料理を出してくるあたり彼の性根の黒さは筋金入りですよね……

 

タクミがさらに成長しているのが見られたのは、今回良かったですかねぇ。

薊政権樹立以降、何というか失速しているように思えてるので。多少浮上した感じがある。

叡山がタクミが時雨煮を作るのを見てから、妨害のための食材を取りに行った……つまり観察していたのと同様に、タクミも叡山の事を観察していたのだ、と。

そして、相手の手を読み切って、それに合わせたアレンジをしていたタクミが見事白星ゲット。

叡山先輩は、巻を追うごとに顔芸のレパートリー増えてくなぁ……

 

もも先輩と田所の試合は田所も奮闘し、ここまで30で一方の圧勝で会った審査員の票を21と割ることに成功していましたが、そこまで。

一方で幸平は、これまでの研鑽を活かし、十傑の三年生に勝利を飾る、と。

いい調子で相手のメンバーを削れてる感じはしますけど、この後に控えている一席・二席をどう倒すかは課題なんだよなぁ。



ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン下

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「世界でただ一人、嘘をついてはいけない相手はだれだと思う?」

昭子はしばし考えた。

「自分か」

「それでもみんな嘘をつくけどね」

 

友人からの借り物。

帯にもありますし、巻末の謝辞・解説にも名前が出ている『高い城の男』を知っていると、おそらくはもっと楽しめたのではないか。

普段SFを読まないので、新鮮ではありました。

しかしまぁ、どうにもビターな感じですなー。好みからは少し外れる。

 

どうにもこうにも、あちこちが不器用に過ぎると言いますか。

もう少し言葉を尽くせば、行動を惜しまなければあるいは変わった部分があったかもしれない。

六浦賀と妻が、或いは父と娘が。

紅功が口を閉ざしていなければ。

そんなIFを考えたりもしてしまいますが。けど行き着く先はあまり変わらなかった気もしますねぇ。

 

この世界はあちこち歪んでしまっているような感じで、修正するにも大分行き着くと衣まで行ってるような。

多分その内GW団ないし他の組織のテロ活動によって、致命的な打撃をこうむるのではないかと思ってしまいますが。

自浄作用とか弱そう……でもそんな世界でも彼ら、彼女らにとっては今生きるただ一つの世界なわけで。

好き勝手やっているように見えた紅功に覚悟があったように、揺るがぬ忠誠を捧げていた槻野が揺れた場面があったように、ギャップの演出は割と好みでしたが。



プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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