気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

★2.5

異世界薬局

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「そうです。昨日は効いて、今日も効き、それでも明日は分からないのが病気であり、薬というものです」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。WEBは未読。                        

現代地球において、薬学の研究をしていた准教授・薬谷完治。彼は、病没した妹のような人を増やさない為、より良く効く薬の開発に身命を賭して挑んでいた。

……その理念は尊いとしても、自分を放り投げるほど業務をつめこんで、最後に死んでるんじゃ、絵に描いた餅というか。

もっと自分を顧みないといけなかったんだろうな、という印象は受けます。

 

そして、死んだはずの彼は、気が付いたら異世界に転生していて。

薬師の家に生まれた少年、ファルマ。

雷に打たれ意識不明の重体になった彼が目覚めた時、意識は完治のものに塗り替わっていた。

 

中世ヨーロッパ風、間違った知識が広まり、神術という魔法のような力が存在する世界。

知識チート系でもあるし、転生時に変調をきたして、神術の方でもハイスペックになってる(なりすぎてる)ので、能力チート系でもあります。

 

ファルマ少年の記憶や知識はなく、戻る方法もわからない。「この世界に馴染めるよう切り替えよう」と決意していましたが。

治療法が見つかっていない為、患者を見殺しにする決定を下した先達を前に、その辺りの自重を結構放り出してる感はあります。

元より、薬学の発展で多くを救いたいと理想を抱いていたからこそ、見捨てられなかったんでしょうけど。

 

薬神が宿ったと見做されて、父親が支援してくれるようになったのは、いい塩梅だと思います。

一人で出来る事限られてますしねー。前世、それで死んでるので、頼れる部分は頼っていくといいと思います。

薬師としての仕事に主体を置きすぎてて、影が消えてることとか神術の効果がおかしい問題が先送りになってる感じがするのは、ちょっとモヤモヤしましたが。

1巻で全部解説しようとしても、一つ一つが薄味になってしまうから難しいか。終わり方的に、次の巻では触れてくれそうですが、さて、どうなるやら。


公女殿下の家庭教師3 魔法革命で迷える聖女を導きます

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「同時に――良い選択だったのかどうかも、分かりません」

 

今回のヒロインはティナのお姉さんのステラ。

父に反発し家を飛び出して、生徒会長を務めるまでになったものの……彼女は迷いの中にあった。

アレンの指導の元、極致魔法を使いこなすようになり、自己を確立し、主張するようになった妹に対して隔意を抱いた、というか。

ステラが自分に自信が持てずに、足踏みしていた感じなんですよね。

 

でも、公爵家の一員である以上、背負うものはあってその重さに潰れそうになってしまった、と。

それを助けるのがアレンだって言うんだから、相変わらず手広いというか。ここまで来ると、手が早いと言った方がいいのでは……?

弱ってる所につけこむのとか、常套手段ですよね! という冗談はさておき。

 

彼の指導によって、ステラが成長できたのは良かったです。

とはいえ、アレンが2つの公爵家に与えてる影響が大きく、優秀過ぎて怖い。

なんか新しい極致魔法作ったとか言ってるし。そうポンポン作れるものじゃない筈では……?

学院生時代には、オルグレン公爵家庶子の後輩との接点まであったようですし。ギルが女子だったらヒロイン戦争が更に危ない事になっていた……。

オルグレン家も一枚岩ではなく、次なる波乱の元になりそうな気配はしますけど。まぁ、アレンが居ればどうにかするんだろうなぁ感。

公女殿下の家庭教師2 最強剣姫と新たな伝説を作ります

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「あんたの隣に私が居て、私の隣にあんたがいる。至極当然な話だと思うけど?」

 

1巻でティナとエリーの家庭教師として、最高の仕事をしたアレン。

リディヤの家にお世話になっていますが……彼女の妹にも懐かれているし、母親からも信頼厚く息子のように思われているとか、既に外堀を大分埋められている状況なのでは。

 

アレンとリディヤが剣姫とその頭脳、みたいにコンビで扱われているのも頷ける信頼関係が伺われた、というか。

これでヒロイン確定してないで、幼女たちに慕われているとか。初対面の相手の頭を撫でようとする癖を発揮しかけたりとか。

絶対以前にも同様の事例があっただろう、というか。過去からヒロイン出て来ても驚かないぞ、って感じでもうアレン本当に誰かに刺されるんじゃないか。

……彼自身のスペックが高いし、そもそも彼を良く知る人々からも注目されているので、手を出した後の保証ができませんが。

 

しかしまぁ、極致魔法をポンポン使うリディヤのせいで、かなり物差しが歪んでたと言いますか。

彼女の実兄であるリチャードが、アレンを認める好青年ではあるものの、妹には絶対勝てないと言って。「明日の朝日は拝めないとしても」今を生き残るために全力を賭けるとか口にする割に近衛になれている辺り、リチャードの力量が割と標準な気はするんですよね。

 

そうすると、アレンの周囲にバランスブレイカーしかいないんだなって……。

学院長からちょっと授業やってよ(やりすぎ厳禁)と釘刺されてたのに、子供達の常識ぶち壊すようなことしてるし。ブレーキが存在しないのか彼には。

イラストは可愛いし、読みやすい読み口は変わらず、といった印象。

魔法科高校の劣等生32 サクリファイス編/卒業編

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――自分は弱さを、許されなかっただけだ。

 

シリーズ完結巻。

昨今では珍しい30巻を超えた超大作となりましたが、終わるんですねぇ。

……まぁ、直後から続編を刊行する予定なので、まだまだ続くとも言えるんですが。

光宣やパラサイトとの決着がメインではありますが、達也がその実力を広く知らしめたことで起きたあれこれに対する、事後処理と今後の為の根回しがほとんどでしたね。

確かに必要なことですが、最終巻でそれをやるあたりは勇気がある。

 

達也が多芸でスペックが天井突破していて、そんな彼を上手くあしらっている真夜を見ていると、十師族会議とか魔法協会の一支部長の反応とかもうちょっと頑張れと思ってしまうな……

まぁ大人全員が、真夜なり八雲みたいに達也にマウント取れる相手ばかりだったら、彼の活躍度合も変わってくるわけで。このシリーズに達也の活躍を期待していた身としては、いい塩梅だったと思うべきなのか。

 

そういう意味では、ラスボスが光宣なのはちょい物足りなかった感はある。

実戦経験などもあるので仕方がありませんが、順当に決着ついたなぁという感じ。

ただ、そこに至るまでの心情とかをくみ取れていなかったのは、年相応みたいなさじ加減にはなっていましたか。

……最終的に見出した解決方法が、技術者としての達也の真骨頂みたいで笑いましたが。何を作り上げているんだ君は……。

 

一年生からスタートして、順調に進学して後輩キャラも増えて……をやり続けた結果、気に入ったキャラの描写が減ったとかはありますが。長編シリーズの宿命でもありますからね、それ……

なにはともあれ、完結おめでとうございます。

甘く優しい世界で生きるには3

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「他の男にやりたくなかったから、迎えに来たんだ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

ドイルがその才能を広く知らしめる回。

読み放題だと13巻が対象なんですが、正道を往くと誓った彼の行いが認められる一つの区切りが描かれるので、施策として正しいくくりですね。

……そもそも2巻までだと、合宿途中も途中ですからね! あそこで終わってたら生殺しも良い所ですよ。

 

魔獣の数が多いなど、異変を感じ取っていたドイル達。

深部に近づいているからかと思っていた所、他の魔獣を従える魔王と称される存在を察知して。

非戦闘員を連れて逃げ切れる状況ではなく、敵に近づくとしても、森に散らばってる教師の下へ向かう事を選んで。

結果としては最良の判断になったように思います。先生方でも協力すれば、倒すことも可能みたいですが。ドイルほど鮮やかに、手早く始末する事は出来なかったでしょうから。

 

その功績故に、新しい縁なんかにも恵まれてましたしね。

ドイルの祖父と同じく四英傑に数えられる魔術師、セルリー。曲者っぽいというか、彼に気に入られるとは、可哀想な……みたいな雰囲気がありますが。

正道を往くと誓ったからには、認められるに越したことはありませんからねぇ。頑張れドイル。

 

隣国からの干渉で、婚約者が攫われるなんて事態も起きていましたが。

即座に行動を起こして取り返しているんだから、もう……

スペック高すぎて、大抵の判定には成功するTRPGPCを見ている気分だな……

婚約者との久しぶりの再会が、とんだ修羅場になってましたが。二人が幸せそうだったからいいんじゃないかな……


甘く優しい世界で生きるには2

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「王の隣に立つのに大事なものはですね……」

「はい!」

「決して王に頼らないことです」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

 

ドイル賛歌は相変わらず。

馬術訓練を行う段になって、動物からも慕われる寵愛っぷりを披露していて、ここまで来ると清々しいですねー。

とは言え、彼のかつての行いがなかったことになるわけでもなく。

 

入学の宣誓の役回りを奪われた平民、リュート・シュタープには酷く恨まれていて絡まれることに。

まぁ彼がドイルに対する当たりが強いのは、それ以外にも理由があると後々明かされるんですが。恋は盲目とはよく言ったものですねー。

状況が切羽詰まってるとはいえ、手段は良くなかったので、ドイルに目論見を潰される羽目に。

 

そこで完全に切り捨てられず、想い人との関係が丸く収まる方法はないか悩むあたりドイルも人が好い……

まぁ、お相手が自分の婚約者付きのメイドで乳母姉妹でもあるから、失恋したら婚約者が悲しむよなぁとか。上手くすれば恩を売れるよな、とか。打算含みではありましたけど。

 

悩みながら合宿開始。

森に入って魔獣を狩りつつ野営をする、というもので。

下級魔獣の間引きをして、強い個体が生まれないようにするという役割もあるとかなんとか。

ドイルがこれまで打ち明けていなかった過去を、王子様をはじめとする親しい相手に伝えられたのは良かったですね。少しずつ、前進している感じがする。


甘く優しい世界で生きるには1

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「それは無論。この試合中に、この刀をもって、全力で証明させていただく!」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

WEBは半分くらい読んだことあるかなー、って感じです。

 

英雄と聖女。そう呼び慕われる両親から生まれた息子、ドイル。

公爵家の嫡男であることを笠に着て、傍若無人な振る舞いをしていた。

そんな彼が、薬も回復魔法も効かない原因不明の高熱に倒れ……意識を取り戻した時には、地球で21歳まで生きた記憶を取り戻して。

それまでの自分の行いを反省し、今度こそ間違えず正道を進もうと誓うファンタジーです。

 

異世界転生。高貴な血統。異界の知識の活用

剣と魔法・スキルなどがある世界で、世界そのものから寵愛された高いスペック。

これぞなろう小説って感じの、ある意味王道の作品ですね。

 

タイトルにある通り、舞台は「甘く優しい世界」です。

勝手気ままにふるまったドイルの事を両親は溺愛していて見捨てなかった。

ギリギリのところで踏みとどまって、やり直しの機会を得た。

再起を誓った時に、それを果たせるだけの能力を兼ね備えていた。彼を慕い、力を貸してくれる人も居た。

なので、かなりポンポン進むと言いましょうか。側近のバラドが、ドイル至上主義で彼の行いの全てを肯定し賛歌するタイプなんですが。

作品全体に、その雰囲気は浸透している感じですねー。賛歌を疎ましく思う人も出そうな感じ。

                                                                                     

炎槍の勇者と呼ばれた祖父と、雷槍の勇者である父。

三代目槍の勇者になることを期待されていたドイルは、しかし槍の才能も、炎と雷魔法の適正も無かった。

期待に応えられない、と歪んで道を誤ってしまったわけですが。

他の適正は軒並み水準が高いので、その気になれば正道を進めるドイルの成長譚という感じ。

登場するキャラのほとんどが貴族ではありますが、親近感の湧くキャラばかりなので、読みやすい作品ではありますね。


そして異端の創換術師2 現代魔術師、千年前に転移させられたので新たな歴史を創る

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「だけど、それでも俺達の世界は発展を続けている。いつか人間が技術に追いつく日も来るさ。いつかな」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。           

キャンペーン追加タイトルで、対象期間は7月末日まで。

 

1巻で千年前の世界に飛ばされ、なんとか現代に生還するための道筋を付けたエリオット達。

特殊な時間魔法を使い、千年をやり過ごす……魔法の眠りのようなもの。

しかし、それには魔力塔が健在であることが必須条件で。

                                          

外部の時間で言えば20年弱で目覚めてしまった、現代魔術師一行。

それは塔に入った当初よりも状況が悪化して、戦乱の余波によって魔力塔が一時停止してしまったのが原因で。

再起動しようにも、エリオットたちを見送ってくれた王は既に亡くなり、後を継いだディランも不在。

アーシェの薬問題もあるため、可能な範囲で問題を解決しようと行動を開始していますが

 

……まーた随分なトラブルに巻き込まれてますねぇと言うか。

創換術の影響力故、問題が発生しやすいというのはあるんでしょうね。

今回もエリオットたちが目覚めていなかったら、歴史が変わっていたかもしれないレベルですし。

国家間の争いで、現代魔術師たちのスペックがいくら高かろうと犠牲は出る。

その辺りしっかり描いていたのは好印象ですが、全体的に淡泊な感じもしましたねぇ。

魔法科高校の劣等生 司波達也暗殺計画3

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「お前を助けた理由だったな。――何となくだ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。           

キャンペーン追加タイトルで、対象期間は7月末日まで。

 

有希と奈穂は、情報屋の鰐塚と一緒に変わらずチームのように動いていて。

潜入とかもあるので、単独行動も多いですけどね。

本格的な作戦の時は打ち合わせしたり協力したりもしてます。

今回は応援で狙撃手も出てきた上に、暗殺を実行しようとしたら私怨で行動している調整体の魔法士に先を越されたり、新キャラの描写が多くて奈穂の活躍少な目でしたが。

 

調整体の魔法士が復讐しようとしている状況で、有希たちは依頼を実行しなくてはいけない。

途中で鉢合わせたりもしてましたが、極力干渉しないほうこうで話をまとめていた辺り、有希も意外と弁が立つ。

……いやまぁ、相手がわりかしチョロかったというのも、無きにしも非ず。その前に軽く一当たりして有希たちが勝ってるのも大きいですが。

 

リッパーと呼ばれている調整体の彼が、復讐に目が向きすぎてかなり猪だからなぁ……

今回もまぁ、達也を狙っている無謀な連中を先んじて刺しに行くわけですけど。

どうしてこう命を無駄にするんだ。……まぁ、リッパーみたいな復讐鬼もいたので、達也にちょっかい出さなくても、いずれ死んでいた気もしますけど。

周公瑾に注力していた時期のため、黒羽からのバックアップも最小限。肝心なところに間に合わせてくるあたり、地力の高さを感じさせますが。

標的を片したあと、後日談の修行パートからの実践がかなりスピード感あって笑った。

 

『暗殺計画』シリーズは『魔法科高校の劣等生』本編完結に合わせて終了の予定で、現在のスケジュールだと4巻出る前に本編の方が完結するそうです。マジか。

まだまだ本編の方でも不穏抱えてると思いますが、どう解決するんだろ……まぁ気長に待ちます。

 

 

魔法科高校の劣等生 司波達也暗殺計画2

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(……あんな大魔王みたいなやつが高校生をやってるってのが、そもそもの間違いなんだろうけどな)

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。           

キャンペーン追加タイトルで、対象期間は7月末日まで。

 

暗殺を生業とする少女、榛有希。

達也を狙って失敗し黒羽に組み込まれた彼女は、変わらず殺し屋として活動していた。

そんな有希の下に、四葉は桜崎奈穂という、少女を派遣してきて。

奈穂は護衛用に考案された、桜シリーズの調整体でありながら、複数人を守れるシールドをつくれなかった為、教育が暗殺者見習いの方向に切り替わったとか。

 

その最終試験として殺し屋の傍において、現場を経験させることになったみたいです。

家政婦としてのアレコレもこなせるようでしたけどね。ナッツの甘党っぷりに毎度驚いているのは正直笑った。

あと、彼女は四葉の関係者とはいえ、まだ「見習い」という事もあって色々と未熟な部分もあって新鮮でしたね。

本編だと達也がスペック高すぎるし、ブレないので、この辺りはスピンオフでないとできない描写だとは思いました。

 

本編の時間軸としては、達也が恒星炉の実験を披露した後。

それによって未来のエネルギーが確保されるかもしれず、電力会社のお歴々の中には当然面白くないと感じる人も居て。

おあつらえ向きに裏仕事をしているチームがあったため、彼らが、達也暗殺に動くことに。

まぁ周公瑾が依頼人と実行犯を繋いでいたり、いくつもの思惑が重なったうえでの計画のようではありましたが。

 

……だからさ、やめよ? わざわざ虎の尾を踏んだり竜の逆鱗に触れたりする必要ないじゃない……

恒星炉作った後のタイミングで情報を集めて、「戦闘力は大したことがないはずだ」なんて判断下すようじゃ、成功する可能性は0だよ……いや成功してほしいわけじゃないんですけど。

有希が大魔王って評してたのが的確すぎて笑えました。
面白いポイントは点在してましたが、ナッツが警戒してたのに罠にかかってる辺りとかはまだまだ甘い。これも奈穂と同じで、本編で失敗できるキャラ・場面が少ないってのはあるように思いますけど。

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ちゃか

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