気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

★3

湖底ゆらめく最果て図書館 光の勇者と涙する姫君

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「館長は優しいんだ。ぼくも、図書館がこんな風になっちゃって、怖い。でも、ぼくそれでもやっぱり、優しい館長が好きだよ。優しいから、こんな風になっちゃうけど、優しいから、守ってくれるんだよ」

 

魔王を倒した後の彼らのお話。

名実共に勇者となった少年は、魔術師の声を取り戻すために旅を続けることに。

その前に図書館によって色々と調べものをしていましたが。

最果て図書館に訪れる人が増えて、ウォレスが楽しそうで何より。

ま、色々と取り戻して、無くしてしまったものがあっても、自分で館長であると立ち位置を決めたのも大きいでしょう。

 

図書館の魔力の扱いですとか、まだまだな部分もあって図書館の魔物たちからは「結界が弛んでる」とか指摘されたりしてましたけど。

ウォレスがちょっと舐められてる分、リィリの方はスパルタだから、バランスとれてるんじゃないでしょうかね。

 

最果て図書館と同じように『空間』を核とした、地底湖の博物館なんてものがあるそうで。

そこの館長に追われて、逃げ出して来たという女性が図書館を来訪。

……剣で磔にされているという、奇妙な状態でしたが。拘束するためのアイテムらしく、痛みはないとか。まぁ、普通剣五本も刺さってたら死ぬわな……

 

図書館の客として彼女を認め、助ける為に色々と調べたり、博物館に足を運んだりもしてましたけど。

博物館の館長である少女は、「全てが欲しい」と、図書館を取り込もうとして。

ウォレスの対応は、甘くて遅かった。図書館がピンチにもなった。けれど…誠実であり正しかった。

 

「泣けばよかったんだ! (中略)泣けなくなるまで、声が出なくなるまで! 泣けば!」

必要だったのは、それだけだった。泣けずに、意地になって進み続けて、迷子になってしまった彼女が、立ち止まれて良かった。

ウォレスは、図書館乗っ取りに来られたりとかで、呑み込み切れない感情を抱いたようですが。ま、それもまた人生だよ。

 



変態王子と笑わない猫。13

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「そうよ。自分が楽しいから書くの。自分を楽しませるために書くの。ほかのことなんか一切合切どうだっていい。ただ自分のための、自分による、自分だけの創作。始まりも自分、終わりも自分の自己完結。二次創作……いえ、すべての創作って、本来そういうものでしょ?」

 

別の個所で掲載していた短編の再録と、描き下ろしによるエピローグ。

半分くらいは書き下ろしで構成されていて、楽しそうで退廃的な日常を送ってる感じがありましたが。

 

「ネット戦争」での小豆梓の創作論が好きですねー。

他人に影響されないエネルギーが感じられるのが、面白そうだ、と。

読んでいて、こういうのが好きなんだよなと熱と圧とか感じられると、楽しいですよね実際。

 

「それから」の混沌具合が凄かったですね。

最後にこれを描くあたり流石というか。エミが大変そうだなぁ、と笑ってしまった。

日々が楽しそうで何よりです。えぇ。



変態王子と笑わない猫。12

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「そうやって、みんなで、幸せになりましょう?」

 

全てはリセットされて、それでも残ったものがあるのだと。

月子の記した横寺君ノートに従って、大切なものを取り戻しにいくってことですが。

あらすじの時点で著&脚色って書かれてるじゃねーか!

 

とはいえ、いくつか変化があったとはいえ、横寺君は相変わらずの変態王子というか。

行動力には溢れていますよね……

少しずつ、かつてとは違う形であろうとも、歩み寄っていく展開は、とても暖かい気持ちになるものでした。

横寺はマジに通報されないように気を付けて、と同時に思いましたが。

 

そうして距離を近づけて。

マイマイからツカサさんの残した言葉を聞いて。

月子に「新しいものをみつけた」という横寺が、格好よくて。

良いエンディングだと思います。……まぁ、エピローグ的な13巻も出てるんですけどね。

 



ソード・ワールド・ノベル 混沌の夜明けⅣ

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「あの男が戦ったのなら、俺も戦おう。あの男がしたことを無駄にはできん」

 

混沌の地を描くノベライズ、完結巻。

現地の氏族エリアラの協力により、安全な土地を確保する事が出来たプライア達。

けれど、平穏な日々は遠く――「混沌」と呼ばれるこの地の災いが降りかかって。

 

手から酸を出す、など人間離れした能力を発揮する彼らによって騎士にも犠牲者が出て。

「混沌」によって村を滅ぼされ、彼らの奴隷のように使役されている者もいて。

様々な理由で氏族を追われた「はぐれ者」故に、氏族に助けは求められない。

けれど、そうした柵がないプライア達ならば、と助けを求められたりもしていましたが。

 

巡り合わせによって、殺し殺される展開。

エイクが混沌に落ちた相手とした「そうだよな。あんんた、俺を殺したいか?」「殺したくはない」という会話が切ない。

スタート地点からは想像できなかったところに連れてきてくれた、良いストーリーだったと思います。



ソード・ワールド・ノベル 混沌の夜明けⅢ

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「こんなことをすれば、あなたの運命は大きく変わりましょう。二度と故郷の地を踏むことは、おそらくかなわなくなります」

「わかっています」

 

魔法使いが死に、女盗賊も砦を去って。

さらには囚人たちの反抗があって……始まりが始まりゆえに仕方がないともいえますが、彼らを押さえつける人員が致命的に不足してるんですよね……

 

不幸にも川に流されることとなったエイクは、現地住人に保護されて。

言葉が通じぬと分かってから、速攻で切り捨てるような輩ではなかったことが救いでしょう。

少しずつ交流し、言葉を覚えて。現地の風習についても教わって。

 

「混沌」と呼ばれる禍についても知り。現地住人との争いを続けている場合ではない、と悩みを得て。

この大陸に来て成長していたエイクだからこそ、決断を下せた部分もあるでしょう。

自身の力量を示すために、攻撃を躱し続けるパフォーマンスは中々の見ものでした。

終盤、エイクとプライアが軽く打ち合うシーンは、初期の彼らから考えられない程穏やかで……同時に力量が近しい男同士の通じ合ったやり取りという感じで、好きですねー。



ソード・ワールド・ノベル 混沌の夜明けⅡ

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「危険だ」

「承知の上です。しかし、わたしはそう判断したんです」

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「わたしの頭は飾りではありませんから。意見を言ってみました」

 

船上でトラブルがあったものの、運よく混沌の地に辿り着いた一行。

しかし、事故により船は沈み帰還の術はなくなり。

ひとまずの拠点を得る為に、探索に出れば毒をもった植物、獰猛な獣など危険が多く存在して。

 

プライアへの反発から参加したエイクたちも、生き延びる為に協力し合える程度には距離が近づいたようですが。

船長はこの地にかなり怯えて、最終的には別行動をとってしまって。

偽りの英雄にしたてあげる他なかったプライア達の決断が辛い……と言うか。

 

曲がりなりにも船員たちのトップであった彼が居なくなったことで、導火線に火がついた感じはありますよね。

いつか不満が爆発しそうで怖い。

魔術の働く迷いの森、意思疎通の出来ぬ現地住人による襲撃。

森を抜けた先で得た拠点と、魔術師の死。

順調に歯車が欠けていっている感じでハラハラしますね。



ソード・ワールド・ノベル 混沌の夜明けⅠ

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「わたし自身が行きたがっているのです。『混沌の地』を見たがっているのです。自分のしらないものを」

 

たしかTRPGにはまった後、イエサブあたりでセット買いしたハズ。

今では2.5までアップデートされたソード・ワールド世界ですが、2.02.5は同世界の別大陸舞台。無印と2.0は色々と変更が入ってたんいたはず。

リプレイなどで描かれてこなかった、西の「ケイオスランド」。混沌の地を舞台とするノベルだそうです。

 

アレクラスト大陸のはるか西にある未踏の地を探索せよ。

事実上の追放に等しい指令を、騎士プライア・ウルグは受諾して。

元冒険者で王に気に入られている存在が邪魔と思う勢力の横やりではありましたが。

プライア自身は知らない場所に赴く、それ自体に興味を持っていて。

 

神官や魔術師なども幸いにして参加はしていましたが。

植民を進めるため囚人を積み「恩赦」というあたりに、危うさがあると言いますか。

プライアと罪人をまとめて追放できればそれでよし、という思惑が透けてる。

騎士たちと船員と囚人とでバラバラになってしまって、成功する未来が見えないな……


上流学園の暗躍執事 お嬢様を邪魔するやつは影から倒してカースト制覇

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「疑問に思ったことがあったのなら何でも聞きなさい。疑問を解決せずにいることは人として最も怠慢な生き方よ」

 

政財界のトップの子息・令嬢が通う星人学園。                                                                   

エリート層が主人となり、一般生徒が執事として侍る。

父が株で失敗し、祖父に引き取られた結果その学校に通う事になった主人公が、主人となった少女の為に奮闘する話。

 

元々使用人の家系として、名が知れた一門でもあったようですけどね。

本人のスペックもそれなりに高いけれど、何でもござれの超人ではない。

結構綱渡りな部分とかもありますしね。

年始にやってるバラエティ番組の「芸能人格付けチェック」とか好きな人は、気に入るんじゃないですかねぇ、みたいな感じでした。

 

あらすじに買収・脅迫なんでもあり、と書いてあったり。

実際に使用人たちもナイフや拳銃で武装していたり、厄介事の種には事欠かない感じですが。

学長しかり、他の学生しかり、チョロイ部分があるというか。

いやまぁ、主人の財力とかその辺の札も使って交渉してはいますけどね。校則の変更とかサクッと決めてる場面には笑った。

ラノベらしいラノベって感じでした。




地下室ダンジョン~貧乏兄妹は娯楽を求めて最強へ~

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「ねえおにい、ちょっとダンジョン潜ってみない? たしかモンスター倒すと肉とかも手に入るんだよね。節約だよ、節約」

 

WEB未読。

ダンジョンもの、いくつも出ているのは知ってるけどあまり読んだことはなかったので、ものは試しに購入。それなりに読みやすい感じにまとまってます。

現代地球の各地にダンジョンが出現して。中では火気や電子機器が使えないなどの問題と、内部に住まうモンスターが外に出てくる場合もあって大騒ぎ。

 

そんな世界で生きる兄妹が主人公。母が亡くなり、父が出奔って。特に父のゲスさが酷い。

ボロ家に住んでましたが、そこの地下にダンジョンの入り口が出来て。

臆せず探索に突入するあたり若さがある。一応出来る範囲で準備とかしてましたけどね。

彼らなりに安全マージンを取りながら、トライアンドエラーで進んでいって。

貧乏で娯楽の類も少ないから、時間潰すのにはちょうどいいって言うのも、まぁ、あるようですけど。着実に進み、気がつけばかなりの実力者に。

 

一方で、国は国で情報を元に色々と対策を取っていて。

自衛隊のチームで探索したり、テストケースで民間から選考をしたりして。

ダンジョンから得られる資源を期待して、門戸が開かれる事となっていましたが……一方で深部での犠牲者については情報を伏せたりと、政治の黒さもあったり。

公認の最強パーティーは、バランスこそいいけど、もう少し頑張りましょうって感じですかねー。

ユニークボス相手に危険な状況になってましたし。たまたま兄妹が見てなかったら死んでたろ。

 

2人チームで動いてる兄妹、二人とも本来は後衛職ってこともあって安全マージン多く取ってるとか色々条件は違いますけどね。

一般公募で資格を取って、ダンジョン資源の換金を目指している兄妹の将来に幸あれ。先に進みすぎてるから、彼らの抱えているアレコレ放出できるのもうちょっと先になりそうですけどねー。最後、ちょっと収入があったのは何より。



ソードアート・オンラインオルタナティブ ガンゲイル・オンラインⅢ セカンド・スクワッド・ジャム〈下〉

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「よしっ! 行くよっ! ピーちゃん!」

 

いやぁ、中々に厚い。

500ページ超えのラノベはそこそこ珍しいのでは。いやまぁ、同じ電撃には1000ページ超えてくる化け物も居るのでアレですけど。

展開も熱いので、大満足。

 

ピトフーイ達が活躍している裏で、レンも当然ながら動いていて。

最短距離を通るために、ドームに踏み込んだら、内部はジャングルになっていて。

視界が最悪の状況で内部にいる三チームが結託しているという状況。

対ピトフーイ用の札を切る羽目になったとはいえ、2人で3チームを壊滅状態にするあたり凄まじい。

 

SHINCの方も、エムの盾対策を用意して、仲間を盾にすると言うゲームならではのトンデモ戦法を披露してましたが。

いやぁ、あれには驚かされました。第三回があるとしたらなんらかの対策が取られるのでは?

色々な助けもあってピトフーイに迫るものの、彼女は彼女で傑物で。気圧されてましたが、最終的に吹っ切れて勝利に突っ走る様は見ものでした。



プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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