気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

★3.5

Fate/strange Fake5

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「見事だ、人の子よ。神の支配を否定し、己の足で立つ我が同胞よ」

 

いろんな陣営の思惑が入り混じりすぎて、何がどうなってるんだ、みたいな気分。

ただ、ついに脱落者が現れて。いやまさか、彼が最初に退場するとは思わなかった。

マスターが諦めずに色々手出しをしてますし、下手すると復活すらありえそうなので脱落と評していいのはなんとも言い難いですが。

 

難敵だらけの戦場で、最初に戦線離脱したのが英雄王とはまた意外。

宝具を奪われて霊基を傷つけられたバーサーカーとか、戦闘力皆無な作家キャスターとかが最初かと思ってました。

ウォッチャーは正直色々微妙なところがありますが……シグマ絡みで掘り下げが出来そうだし、しばらくは生き延びるかなーと予想。

 

フリューが傭兵として情報収集に紛れ込んでいたり、事件簿読んでる身としては楽しめる要素もありましたけど。

毒を食らい時間制限が出来たサーヴァント、操丘椿の世界に引きずり込まれた何名かのサーヴァントとマスター辺りが次回の肝になりそうですかねー。

キャスターが表に出てきて、回想みたいなシーンも出てきてましたし、巌窟王絡みのネタでまた何か仕掛けてくるんでしょうか。

続きが気になるところですが、作者さんが病気してるみたいなので、まずは身体を大事にしてもらいたいですねー。

Fate/strange Fake(5) (電撃文庫)
成田 良悟
KADOKAWA
2019-04-10


疑似ハーレム1

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「…やっぱり先輩の前で演技するの好きだな」

 

漫画のようなハーレムに憧れる先輩とそんな彼に思いを寄せる後輩。

演劇部に所属する二人のお話。

ツイッターで公開されていた分を見て気になっていたので、書籍も購入。

 

後輩少女、七倉凛の芸風が広い。

好きな人の前で、彼を好きなヒロインを演じるって言うのもあるでしょうけど。

捨て身技の「甘えんぼちゃん」とか可愛いですね。

もう早く付き合ってしまえばいいのに……



わたしの幸せな結婚

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「美世さま。泣くことは、悪いことではありません」

(略)

「むしろ涙を我慢して、お気持ちをため込んでしまうほうが、よほど悪いのですよ」

 

ガンガンオンラインでコミカライズが掲載されていて、そちらで気になったので小説も購入。

名家に生まれたものの、母が早くに亡くなり、後妻と異母妹に虐げられていた美世。

特殊な力でしか倒せない怪異が出る世界で、異能持ち故に栄えた家柄で、美世は異能を発現しなかったため父も彼女を重視せず。

彼女に味方した使用人は追いやられ、一般的な令嬢とはかけ離れた生活を送る毎日。

 

そして父親は、彼女を政略結婚の駒として使うことにして。

相手は、婚約者候補が三日と持たず逃げ出したという悪評の持ち主。

美世が朝食を作った時なんか毒を疑ったりして、酷い事言ってきましたが。……後に「言い方がきつかった」と自覚できるあたり、人付き合い苦手なだけだよな清霞……。

美世がこれまでの候補とは違う部分が気になり、不快感もなく、様子見をすることに。

 

通いの使用人であるゆり江の手伝いをしたりして、段々と認められていくのがほっとしますね。

清霞が美世を気にして、優しくしていく様子がとても微笑ましい。

彼女の母が特殊な血筋だったがゆえに、欲しがっている連中が横やりを入れて来たりもしてましたが……

美世も強くなって、譲れないことを主張できるようになったのが、本当に良かった。



ロクでなし魔術講師と禁忌教典14

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「足踏みを止めろッ! 未来で足掻けッ!」

 

魔術祭典編突入、という事で。

隣国との関係が悪化したため数十年単位で開催されていなかった、交流イベントが行われることとなって。

魔術の腕を競い合う祭典。しかし、既に働いている魔術師達を派遣するのは、手の内がバレて危険。

故に、今後を担う学生たちが選手として選ばれる事になっていて。

 

隣国との首脳会談が実施される事になった、とかかなり大きな話も動いているようで。

直前まで表に出てこなかった話の様子。

グレン達教師陣が、突貫スケジュールで代表選手選抜の為に動くことに。

リィエルは既に軍人であること、ルミアは立場の事情などがあって不参加。

 

故にいつものメンバーの中で参加の可能性があるのはシスティーナだけ。いやまぁ、クラスメイトの何名かも候補に選抜されていましたけど。

そしてシスティーナは、祖父がこの代表選手に選抜された事があるため、かなり思い入れがあって。

グレンやイヴの指導を受けてめきめき実力を伸ばしている彼女が選ばれる事はほぼ間違いがない状況で。

彼女が選ばれないってことは、彼女以上の学生が10人いるって事でそっちの方が怖いとかグレンに言われてましたが。

 

システィーナはただ代表になるだけではなく、メインとなるたった一人の座を望んでいて。

その彼女の座を脅かす、システィーナの幼馴染とか、長らく留守にしていた学校の教授とかが出てきてドタバタ騒動が起きます。

今回はトラブルをグレンしか認識できない状況からスタートして、その情報を外に盛らせないという事で結構苦労していましたね。

しかしまぁ、本当に色々と動き始めてる感じですね。隣国との首脳会談とか、この段階で行われるとかまた厄介事の匂いがするんだよなぁ。



ヴァニタスの手記6

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「彼女の本当の望みがなんなのか」

「何が彼女達にとっての救いなのかも」

「それを知ろうとしないまま 離れたくないです」

 

冒頭からジャンヌが可愛い。

ヴァニタスに思いっきり振り回されていますな。

情報屋とも合流して、ノエとヴァニタスの書を求めて白銀の魔女の下へ向かおうとして。

 

一方、魔女に連行されたノエは吸血されたり、ビンタされたり忙しいな……

呪い持ちの吸血鬼を作る、ネーニアまでいて。ネーニアは強い力を持った吸血鬼相手だと、無理やり名前を奪うことが出来ない。

だから、「願いを叶えたら真名をくれる?」と交渉を持ち掛けるらしい、という情報が出てきました。

 

更には、クロエの過去からオーガストやジャンヌと交流した過去の話。

オーガストの歪みまでも描かれて、うわぁ。元は穏健派で、けれど裏切られて。

そうして彼は権力を掴み、上にいた者を蹴り落としていったようですが。いやぁ、予想以上に重いというか。

オーガストの吸血と呪い、それを弾けるくらい強かったクロエ。そんな彼女も、自ら真名を手放したんだよなぁ……

 

マキナ侯の熊だけが過去編の救いだった感が。

シリアスな場面でアレは卑怯だ……笑った。

ヴァニタスと合流したノエ、獣と処刑人と教会と吸血鬼。

色々と思惑が絡んだ中で、どんな結末に辿り着くのかが、怖くもあり楽しみでもあります。

 

ヴァニタスの手記(6) (ガンガンコミックスJOKER)
望月 淳
スクウェア・エニックス
2019-02-22


魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだがどう愛でればいい?2

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「だからネフィ」

「そんな顔をするなよ」

「お前が必要だと 言っただろう?」

 

ネフィが表情豊かになっていってるように、ザガンも雰囲気明るくなってるんですよね。

自分の特技である魔術に関しては饒舌になるザガンも、不器用で良い。

そうやってゆっくりと関係を変化させていく中……教会が、ザガンの拠点に攻め込んできて。

 

下っ端騎士なら軽く蹴散らせる辺り、ザガンも魔王候補と呼ばれているだけのことはある。

戦いながら保身とか、後処理の事とか考えられる程度には余裕ありましたしね。

そこを突かれて怪我する事になって。ネフィが切れてましたが。制御できてない魔法は中々の迫力。

ある聖騎士にはトラウマ残したみたいですし(WEB最新話)。

 

「俺は悪だと言われた」のあとの「ええっ」って言ってるネフィが直前までとの温度差酷くて笑ってしまった。

あと巻末の「もしもバルバロスの訪問があと少し遅かったら」とかも笑えた。

ザガンが聖騎士相手に「恐怖がどう伝わるか」語っている時はまさしく悪人、って感じでしたし、シリアスもギャグもちゃんと楽しめるように描かれているのが流石。


本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部 貴族院のお称図書委員Ⅳ

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「下町の皆の生活が守れるか否か、貴方達の方にかかっています。協力し合って守ってください」

「ローゼマイン様の我々へのご配慮、ありがたく存じます。皆の生活は私が必ず守ります」

 

プロローグはローゼマインとの婚約について聞いたヴィルフリートの話。

人払いした上で聞いた話に対する返答を、側近と相談したいと持ち帰る優柔不断さよ。

WEB完結まで読んでるのもあって、側近たちの見通しの甘さも見えて、なんというか頑張れとしか。

ジルヴェスターが形式上の第二夫人として娶る可能性も考えていた、というのには驚きました。

 

今回収録のエピソードの中だと「ハルデンツェルの祈念式」が好きですね。

ユルゲンシュミットの神様の力がよくわかる話ですし、ローゼマインが相変わらず「不思議だなぁ」くらいで済ませてるのに、周囲の大慌てっぷりの温度差がなんか好きです。

 

なので、ギーベ視点の「ハルデンツェルの奇跡」が巻末に収録されいたのは嬉しかったですね。

ギーベからのカルステッドやアウブの評価が思った以上に低くてびっくり。

春の到来にかなりの衝撃を受けたようで、ブレンリュースの実を1つ渡す予定だったのを2つに増やしたとかは驚きです。

十数個の実と書かれていましたし、仮に19だとして領主候補生三人に2個渡したら6個。

勝手に盗ったら殺すほど貴重な実を三分の一も献上していたとは。

それほど感謝していたんでしょうね。感情を抑えるべき貴族が歓喜の涙をこぼしたくらいですし。

 

あとはローゼマインの助言を受けた兵士たちが奮闘した「大改造を防ぐには」という裏話が良かったです。

貴族と接点の少ない平民は、その怖さを知らない。無知ゆえに家を失ったかもしれない。周知が不十分で、処罰が下ったかもしれない。

ハッセでギュンター達に助言をしたことで、ローゼマインは下町を守った。それがよりわかりやすい形で示された感じですかね。


ロクでなし魔術講師と禁忌教典13

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「だから、そろそろ一つ白星もらうぜッ! アルベルトッ!」

 

後期課程がスタートした学院。

また騒がしい日常が始まるかと思いきや……リィエルが体調を崩し、その治療が出来ないという深刻な事態に。

通常の手段では治せず、特務分室の持つ極秘資料に望みをかけるものの、女王暗殺を企てた逆賊アルベルトの討伐を交換条件に出されて。

 

後輩の特務分室メンバーが三流魔術師とグレンを揶揄したり、自分の腕を誇示したりしてましたが……アルベルトに一蹴されてて笑った。

どうにも小物っぽいとは思ったものの、かなりあっさりで笑った。

そして、グレンとアルベルト。共に多くの任務をこなしてきた二人が相対する事に。

得意の狙撃に専念するアルベルトと、その癖を把握し距離をつめるグレン。

お互いを判り合っているからこその凌ぎ合い、いいですよね。こういうイベントは大好きです。

 

アルベルトという最強クラスの相手を、グレン一人で足止めしてる……させられている事を思うと、敵の作戦は理に適ってます。

まぁ他の戦力蹴散らされたから、結果として一騎打ちになったんですが。

新たな室長が裏で企んでいたことに気が付き、ちゃんと手を打ってる辺りグレンも流石ですが……

そのさらに裏側で暗躍してるヤツがいるとか、帝国の闇は深いわ……




やがてはるか空をつなぐ

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「だから、ね、青桐くん。夜明け前にウチの高校まで一緒に来てください」

 

表紙絵に惹かれて購入。

ロケットを飛ばす活動をしている物理部に関係する5人の男女の青春モノ。

視点が切り替わって、それぞれの思いが描写されていた所をみると、結局は一人でロケットを飛ばし続けていた青桐が中心にいるんだよなぁ。

本人は、そんなつもりはないようですけど、あちこちに影響を与えている。

 

割と作中の雰囲気も好みではありましたが……

ロケットマン、サムライなどと青桐をからかうクラスメイトの描写はどこまで必要だったかなーとか。

ちょっと引っかかる部分もあって、惜しいとは思いました。

 

ファミ通たまにこういうの刊行して来るから油断ならないというか。

高校生の鬱屈とした部分もあり、ままならぬ青春を描いた作品としてまとまっていて、結構好みでした。



死を見る僕と、明日死ぬ君の事件録

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『助けたかったんだ……それだけだった……なのに』

 

やがて死を迎える人の幻影が見える『僕』。

それは普段は薄い影のようだが、死が近づくにつれてどんどんと濃くなっていく。

『僕』は何度か、幻影を見て死を食い止めようとしたものの、失敗し、折れてしまった。

 

不登校になり、フラフラと日々を過ごす中で、ある幻影に救われた。

溜め込んでいた感情を吐き出すことで、心の安定を得て――その幻影の『君』に恩を返したいと、彼女の下へ足を運んでいた。

幻影が濃くなったら、彼女の死が近づいた、という事だから。警告ぐらいは出来るだろう、と。

 

近いうちに死ぬよ、と言われて信じてもらえることはほとんどないけれど。

いざ、彼女と出会った時。危険を知らされた彼女は――ちゃんと話を聞いてくれた。

幻影に訪れる死を遠ざける為に協力もしてくれた。

 

いくつかの幻影は実際に死をもたらす事件とかを阻止する事が出来てました。

命を救えたことは素直に喜ばしいですけど。

多分、それ以上に『僕』が救われてるんですよね。

あまり語りすぎるとネタバレになってしまうので難しいな……少し前の作品ですが、オススメです。




プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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