気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

★3.5

ふたりべや6

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「……疲れてるんでしょ」

「うん そう」

「少し休ませて」

 

女子大生になっても二人は変わらず。

……いや、時経るごとに桜子の「かすみちゃんLOVE度」は上昇しているようですけど。

とても幸せそうですけど、かすみには「大丈夫? 頭」とか言われてましたね。

「桜子が幸せならいいけど」と言いつつ、桜子の奇行にも付き合ってるあたりかすみの方も桜子好きですよね。

 

高校時代の後輩、芹が同じ大学に進学してきたり。

大学でできた友人たちとの交流があったりと、中々に賑やかではありますが。

どこまで行こうと、桜子とかすみが穏やかに楽しい日々を過ごしているのを見られるだけでこっちも幸せな気分になりますなー。



やがて君になる 佐伯沙弥香について

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こういう私にしたのは、あなたのくせに。

 

アニメ化もした「やがて君になる」外伝ノベライズ。

佐伯沙弥香の幼少期から高校進学まで。

昔から達観していた彼女が、今に至るまでどんなことを感じてきたのか。

 

習い事をいくつもやっていても苦にはならず。

その多くで褒められるだけの、努力に見合った成果を得てきた。

けれど、水泳教室だけは少し違った。不真面目なのに、敵わない相手。

彼女は沙弥香を意識していて。幼いがゆえに、その感情に明確な形を与えることはなく、先に気付いた沙弥香の方が距離を取って終わってしまった。

 

中学では合唱部に入り、一目置かれる立ち位置で。

先輩方の引退に合わせ部長に推薦されたりしてました。

それ以外にも、なにくれとなく周囲に来ていた先輩に、告白されて。

揺れて、迷って。心が定まったと思ったら、相手の方が遠ざかってしまった。

 

あぁ、うん。彼女の青春、生き様がしっかりと描かれていた。甘く優しいものではなく、痛みを伴うようなものでしたが。

その果てに、納得を得たなら。それまでの積み重ねは無駄ではなかったのでしょう。そう、思いたい。

けど、そうして出会った七海は後輩に近づいていくわけで、あぁぁって悶えそうになりますな。



銀剣のステラナイツ

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願いあるならば剣をとれ

二人の願い、勝利を以て証明せよ

 

積層都市アーセルトレイを舞台にしたTRPG

プレイヤーはこの世界を脅かす脅威と戦うステラナイツとして日々を過ごしている……

戦いに勝ち抜いて勲章を得れば、願いを叶えることが出来る。

だからこそ、彼ら・彼女らは同じ願いを抱く二人でペアを組み、戦うのだ。

 

というのがざっくりした世界観ですが。

基本的にステラナイツであるというのは公にならず、そもそもステラナイツが戦っているという事も秘されている。

一部、事情を知っていて融通を利かせてくれる人もいるようですけど。

 

そうした世界の危機を知りながら戦うキャラたちの交流、関係性を楽しむという所が一風変わってますね。

プレイヤーが順繰りにブリンガーとシースを担当しペアを作るって言うのも面白い。

それに結構文章が平易に書かれていて、読みやすい。

アドバイス多めといいますか。冒頭から「初めて遊ぶあなたへ」ってページがあり、

「間違えたらどうしよう?」「間違えても大丈夫です。TRPGに絶対の正解はありません。唯一の目標は「皆が最高に楽しいと思える時間を過ごすこと」です。」って書かれていた辺りが新設でいいなぁ、と思いました。

 

あとは「ブーケ」ルール。他のプレイヤーの行動が素晴らしかったりして心が振るえたらブーケを渡せて、クライマックス戦闘で活用できる、と。

応援システムみたいな感じなんですが。基本的に1発言に1枚渡せる。けれどあまりの尊さに手が止まってしまったら、最後にまとめて渡しても良い。尊すぎたらな仕方ないみたいな事が書いてあって和んだ。

初心者に進めてみたいルルブですねぇ。優しい世界だ。

 

 

銀剣のステラナイツ
瀧里フユ/どらこにあん
KADOKAWA
2018-09-20


青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない

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小さな幸せを幸せだと思えるようにもなったし、やさしさにたどり着きたいと思えるようにもなった。大切なことを知って、大切な人ができた。

それが、間違いだったかもしれないと、突然問題点を突き付けられても、簡単に受け入れられるわけがなかった。

 

アニメ化の人気シリーズ!

放送局の関係で見れてないんですけどね! 無念。

 

三月になり、麻衣の卒業式。

麻衣を待っていた咲太の前に現れたのは、子役時代の彼女にそっくりな女の子。

いつくか言葉を交わしたものの、直後にやって来た麻衣にはその少女が見えていなかった、と。

新しい思春期症候群かと思いきや、どちらにも心当たりはなく。

 

麻衣も、母親との距離が多少なり変わったようですし。

咲太や花楓の母の経過も良いため、会えないかという話に。

対面も順調に済んだかと思いきや、咲太に異変が生じてしまって。

つくづく思春期症候群に縁があるなコイツは……

 

とかからかってもいられないんですよね。

何かしらの傷が、症候群を引き寄せる。

妹と母の問題、距離を取って暮らし始めて。経済的には援助があっても、気楽に助けてもらえない状況。

そんな生活をして、ちゃんと兄であるという立ち位置を見失わなかった。それは、たたえられていいと思う。

 

一方で時間が流れ、これまで見えていなかった事も目に入るようになって。

母親との関係に悩み、最終的にはちゃんと自分の足で立って、会いに行けるんだから、凄まじい。

メンタルお化けかよ……

そして問題解決したら一気に時間流れて早々に大学入学していたのは意外。……また次の爆弾引き寄せてる感じがありますけどね! そういう星の下に生まれたのか……



千年狐~干宝「捜神記より」~ 一

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「物の怪も人もみな この廣い天地に生きている」

 

初見はツイッターあたりで話題になったのを見たんですよね。

それがコミックスになるんだから、応援の意味も込めて購入。

コミック化するにあたり、変更されている部分もあるという事で、そういわれると元ネタ当たってみたいものです。

……積読の山崩す方優先したいけど。どんどん読みたいものが増えてくなぁ。

 

主人が優秀な文官なのに、なぜ出迎える部下は「客です。殺しますか」と好きあらば客を殺そうとするのか。

廣天の変化が完全ではなく、尻尾とかが出てる場面があったりして、笑える。

けれど、物の怪が恐れられている時代の為、正体を暴こうとされたり処刑されそうになったりとシリアスな場面もありました。

ギャップの見せ方が巧い。

 

「どう棹を誤ればこういう秘境に辿り着くんですか」「そんな…褒めすぎです」ってやり取りがやたらツボで笑えた。

綺麗に終わったなぁ、と思いきや何やら不穏な引きで、続きが気になります。




カルデアスクラップ 中谷作品集

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「カルデアはいつも吹雪いてるけど」

「ごく稀に晴れてきれいな星が見えるんだ」

「いつかマシュも見れるよ」

 

アプリFate Grand Orderの短編8つを収めた作品集。

表紙にもある通りロマニとマシュの交流模様が描かれる短編が一番好きかなぁ。

マシュがどんどん成長していく姿は、見ていて微笑ましいものがありました。

それを見守りながら、かつて見てしまった光景の為に立ち止まらずに歩み続けたロマニが、悲しい。

 

士郎と凛とセイバーの三人で過ごしてるエピソードとか、夢を見て迷うぐだ子の話を聞く孔明とオカンなアーチャーとか。

互いを知らない、暗殺者と聖杯の器の話とか。

有ったかもしれない断片。シリアスな場面もあり、笑える場面もあり。

中々好みの雰囲気にまとまっておりました。


放課後は、異世界喫茶でコーヒーを4

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「でも、僕は部外者じゃない。ひとつだけ――もしかしたら、ひとつだけ、僕はあの人たちと繋がっている。マッチ一本分の、小さな希望だけど」

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「たった一本のマッチでも、ときには爆発を起こせるもんさ。坊主に、それを灯す意思があるならね」

 

歌姫効果で人が増え、喧噪に包まれる街。

まぁ、深夜営業を開始して、それに合わせたサイクルで過ごしているユウを見るとあまりそんな感じもしませんが。

……歌姫効果から逃れたら、歌姫と鉢合わせるとか、ユウの引きの強さは相当だな……

1巻の頃から、コルレオーネとの縁があったりしたわけですし。

 

深夜営業になったことで、これまでとは違うお客さんが来て、この店に馴染んでいるのがいいですねぇ。

そこでできた繋がりがまた、ユウを助けてくれているわけですし。

深夜組のろくでなし同盟の様子も楽しそうで、和みました。ティセとコルレオーネさんの対面のところとか笑いましたし。

 

あとは、ノルトリが久しぶりに登場した感。まぁ、人の多さには負けるし、深夜営業時間に学生は来れないという真っ当な事情があったから仕方ない。

早起きして、気合で店まで来たけど、その後寝てしまったのがかわいい。ユウの内心がテンションMAXでちょっと引いたけど。

 

ユウが持っていた、歌姫たちとのつながり。

マッチ一本分の希望は確かに効果を発揮したわけですが……

ちょっとだけ、未来が怖くなりましたね。事情も分からずこの世界に来てしまったユウは、いつまでここに居られるんだろうか、という不安が。

後書きで作者的にシーズン2と言ってましたが。2に入ったからには、まだまだ続いてほしいものです。




はたらく魔王さま! 19

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「毎日、おにぎりを二百個食べてるよ」

千穂は、ごく自然に尋ね返していた。

「聞き間違いだよね」

「聞き間違いじゃないよ。二百個だよ」

 

こ、このヘタレ魔王……!

ちーちゃんへの返答を保留にしているばかりか、新しい爆弾を抱え込みやがって。

ついに想いを自覚した鈴乃は可愛かったです。

それはそれとして、魔王は本当にもう……最近ちーちゃんの方が活躍してるじゃないか!

ここまで引っ張っている以上、魔王が恋とかの答えを出すのは、決戦後とかもありうるのでは……

流石に答えを出さない程ヘタレではないと信じています。                     

 

後、鈴乃は……何というか、運が悪かったというか。

八方手を尽くして、仕事を遅らせていたのに昇進するとはこれいかに。

「仕事の進みが遅いのは、お前の位階が低いのも一因だろう。出世させるから励めよ」的な事を言われて昇進。

しかも、本来なら時間をかけて行う儀式なども緊急時だからと、かなり簡略化されて。

鈴乃の昇格によって、他の面々の工作も裏目に出たりとエンテイスラは大騒ぎ。

 

日本側もかなりの騒動になっていましたが……それが、アシエスが大飯ぐらいになったって言うものだから、言葉にすると、なんか気が抜けるな。

腹が満たされていないと、光を放ち周囲に被害が出るというあたり、こちらはこちらで危機的状況ではありました。

荒療治ながら、それを落ち着ける手を打ったのもちーちゃんで。この作品の主人公はちーちゃんだったんだな……みたいな気分。


はたらく魔王さま!19 (電撃文庫)
和ヶ原 聡司
KADOKAWA
2018-09-07


本好きの下刻上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部 本がないなら作ればいい! Ⅶ

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「…だがまずは情報収集だ」

「神殿に入ってくる前に出来る限り調べておきたい」

「マイン あの子どもがいったい何者なのかを」

 

第一部完結巻。

家族と朽ちることを選んだマイン。

フリーダがもどかしそうな顔をしていましたが、彼女は彼女で良い子ですよねぇ。

……マインを取り込むために祖父の嘘を容認したりとおっかない面もありますけど。

 

洗礼式をしたマインの暴走と、そこから神殿に取り込まれるまで。

ベンノの助力もあって、貴族よりの神官たちと平民との間とは思えないマシな契約に落ち着いていましたが。

ここで神官長はともかく神殿長の怒りを買ってるのが後々に響くんだよなぁ。

 

家族愛を見せつけられた神官長の言葉が、本編を最後まで見ていると重い。

信じられない程、率直に話しかけてくれてますよね。

マインをよく理解してからは、下手に隠さず直截に対応してること多いですが、マインを良く知らない当初の対応としてみると異例なのでは。

ニコニコ静画で閑話を見た時、神官長の最後の台詞に「あなたの●」ですってコメントが多くて笑った。

 

巻末の描き下ろし、「ギルベルタ商会の跡継ぎとして」。

コリンナ様のお宅訪問の、コリンナ視点。結構新鮮でした。

マインとベンノの交渉風景を外側から見てる場面とか、交渉開始前の金額がいくらだったのか、とか色々出てきてました。

ベンノかはお金を引き出したマインに、エーファが衝撃ウケてましたが、大丈夫だよ、ベンノこれからさらに儲けるから。




本好きの下刻上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部 本がないなら作ればいい! Ⅵ

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「続けるよ」

「当然だ やっと切り開いた道だから諦めたくない」

「今マインにやめろって言われてもオレは商人になる」

 

身食いの熱に飲まれたマイン。

ギルド長の家に運び込まれて、魔術具で熱を吸い取ってもらいなんとか復活。

……とはいえ、小金貨3枚近い値段を払っても一時しのぎにしかならない、という辛い情報も伝えられてました。

水がいっぱいになった器から水をすくっただけで、これからも水は増えるから一年くらいしか持たないだろう、と。

 

ベンノとマインのやり取りが楽しいなぁ。

「それ以上は有料です ふふん」「そのしたたかさは向こうに使え」って言ってるコマとか小さいけどマインの表情がかわいい。

あと、手数料についてやりとりしてにやにやしてルッツを囲んでる場面も笑えた。

 

ルッツも覚悟が決まってきてますね。

マインに手伝ってもらうばかりではなく、自分でも出来る事はするとはっきり言えるのは美点だと思います。

そうして楽しそうな場面を見ているから、家族会議は切ないんだよなぁ。

どうしようもない状況に追い込まれていて、苦しい。



プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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