気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

★4

活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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「自分の知らない世界を見たいんだよ」

 

前巻『空色の冊子』では、三日月堂にまつわる過去が描かれました。

シリーズ6弾となる今回は、三日月堂から広がっていく未来の話が収録されていました。

「マドンナの憂鬱」、「南十字星の下で」、「二巡目のワンダーランド」、「庭の昼食」、「水の中の雲」、「小さな折り紙」の6編が収録。

 

金子さんが朗読会をしたちょうちょうの一人と交際を始めたとか、ワークショップをした高校生たちのその後の話だとか。

当然なんですけど、これまで多くの人が三日月堂を訪れて、色々な経験をしていましたが。

たまたま多くの人々の歩く道が、三日月堂を通っただけで、彼ら彼女らには三日月堂の視点からは見えないこれまでとこれからがあるんですよね……

世界が広がった様で、とても楽しかったです。

 

直近の時間軸のエピソードが紡がれるのかと思ったら、「小さな折り紙」では子供たちの話になっていて、驚きました。

弓子さんが、三日月堂の店主としても立派になっているのが感じられましたし、家族を亡くした彼女が幸せそうな過程を築けている事にほっとしました。

読んでよかったと思えるシリーズで、とても素敵な番外編でした。


つるぎのかなた3

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「大丈夫よ。……みんな分かってる。あたしも分かってる。だから何があっても誇りなさい」

 

2巻と対になる、第3巻。

前回は暑苦しい男たちの戦いが描かれていましたが……剣を手にした女たちだって、同じくらい暑いんだと。戦うためにここに居るんだ、という事が描かれていました。

後書きによれば、相当な難産だったようですけどねー。

帯の文句は「かわいいよりも、強いと言って。」。口絵にはその後に続く一文がありますね。

 

強い部分もあるし、弱い部分もある。人によっては逃げ出してしまうことや、目を逸らしてしまう事だってある。

けれど今、彼女たちはここにいるのだ。戦って、間違って、傷付いて。

そうして立ち止まったときに、見えていなかったものに気が付いた。そして、気が付いた後にはもう止まらなかった。

それぞれが前に進むために動いて、足掻いて。励まされたり、背中を押したり。

 

後書きで語られた、3巻のテーマ2つを真摯に描いてくれたと思います。未熟で青臭い青春模様は、とても輝いてる。

そして章間では、悠が部長となった後の8月の大会の様子が少しずつ描かれていました。うん、新しい形で戦う姿は格好良かったですよ。

4巻書けるかは不明瞭な感じみたいでしたが。もしかけたらそれが最後になる予定だとか。個人的には、続きを期待したいですが、さて。

 


空ノ鐘の響く惑星で12

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「必ず……必ず、リセリナ様やシア達を連れて、戻ってきてください。待っていますから」

 

元首ジェラルドを交えて、ラトロアの議員たちとの会談に臨んだウルク達。

ジェラルドが、リセリナ達を確保したという札を効果的に使ってくるのがいやらしい。

それでも折れずに、反撃をしてのけるあたりフェリオも成長している感じがしていいですねぇ。

しかし、会談の途中でメビウス達が行動を開始し、なし崩しに協力する羽目になったのはちょい残念ではありました。あのまま会話続いていたら、どう転がっただろう。

 

来訪者たちの世界に帰りたいバニッシュと、向こうへ行きたいメビウス。

そして彼らに与するシズヤ達暗殺者集団。さらには強化された屍の兵と対峙する羽目になって。

それでも切り抜けて、メビウスの下に辿り着く辺りフェリオの強さも相当ですよね……

パンプキンが助力してくれたり、状況に恵まれた部分はあるにせよ。

リセリナを救出したときとか、一段上の技を披露してましたし。いやはや、格好良かった。

最後まで諦めずに食らいついて、メビウスを止めてのけたのも見事でした。

 

最後の、平穏無事な未来の話が、とても暖かくて好きです。

某人物のフルネームが愉快で、読んだ当初何度も読み返して覚えたんですよね。未だに空で言えますよ。

空ノ鐘の響く惑星で〈12〉 (電撃文庫)
渡瀬 草一郎
メディアワークス
2006-10-01

Unnamed Memory 零れた灰を嘆くとも

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「……今度は、必ずや」

 

C972019冬コミ)頒布の新刊。陰の新刊だそうです。

こちらがあまりに暗いので、『死骸の森』も執筆されたとか。読み終えてみて、なるほど確かに重かった……と衝撃を受けましたね。

序盤で「え?」ってなって、中盤辛くて、終盤で泣いた。

 

以前同人誌で刊行されていた『灰の見る夢』の、後日譚となるエピソードです。

はオスカーとティナーシャの出会いが違っていたら、というIF1つで。

UM絡みのIFは、同じ結末を辿るとは知っていましたが。それにしたって。

 

今回の感想記事はネタバレ多めになったので、ここから下はご了承の上ご覧ください。



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Unnamed Memory 死骸の森

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「魔女に連れ去られる? え、私たちそんな面倒なことしないですよ」

 

C97(2019年冬コミ)で頒布された短編。

書籍版3巻後のエピソードです。表紙・裏表紙込で36Pとあっさりテイスト。

同時刊行の『零れた灰を嘆くとも』が暗いのであちらを陰の新刊、こちらの陽の新刊とする予定だったとか。

……いや、『死骸の森』なんてタイトルですから、まぁ死体が出たりして暗めではあるんですけど。事件自体はさくっと解決してるのでご安心ください。ちょっと魔女の情報がでて情緒揺さぶられるだけです。

 

ファルサス南部の海岸に挙がった不審な死体。

それは、ファルサスに属する魔法士だった。とはいえ、宮廷魔法士ではなく、地方領主のお抱えだったようですが。

折よくオスカーの下に宴席の招待状が届いたので、顔を出すついでに調査を始めて。

割と片手間であっさり解決するのが、この二人だよなぁ、という感じですね。

「彼女がいると大半の神秘は力技ではぎとられてしまう」って一文がありましたが、まさしくその通りと言いますか。

 

王と魔女がそれぞれに蓄えた知恵。

それに万能とも思える魔女の力と、王の発想が合わされば、解決できない案件の方が少ないですよねー。

 

個人的に今回の見どころは、3巻後の話なので2人が結婚しているわけですが。

「魔女」が同行していると伏せる為に、ティナーシャが外見を伏せていて。

それでも惹かれる見る目のある青年が居て、彼女に近づいた……ところに間髪入れずにオスカーが来た場面ですね。冒頭も冒頭!

いやでもだって、外見変えても人を惹くティナーシャが素敵だし、彼女が退席した後を青年が追ったのに即座に気付いたってことは歓談しながらもオスカーが彼女を意識し続けていたってことで、尊いなぁと。満喫しました。

アム本

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「お帰りなさい あなたの帰還を 風も空も喜んでいます」

 

うえじさんによる、メギド72の同人誌。

アムドゥスキアスをメインに据えた一冊。

COMICCITY東京143(魔宴狂騒)で初回頒布。魔宴には行けなかったんですが、冬コミでゲットー。大変楽しかったです。

 

アジト内で他のメギドと交流している姿に和みます。

「身長差」からの「バスケ」に笑ったし、「もどかしい」は本当もどかしくて画面済でうずうずしてたマルコシアスに共感した。

最後のブエルの大ゴマ一つが特に可愛かったですが、どの場面でもアムドゥスキアスが楽しそうで、温かい気持ちになります。
……いやまぁ、あの翼ににじり寄る猫とかジズとかいて、大変そうなのもありましたけど。マルファスを適度に盾にしよう。

 

ゲーム本編の6章で惹かれて、その次の指名チケットでお呼びしたんですよねぇ。

お手軽スキルバリアは強い。アジトに来てからはまだ短いですが、イチオシキャラの一人。本編で失った記憶の掘り下げが来たら私は死ぬ。

まえがきに「幸せになってくれ」とありましたが、本当にそう思います。

最強カップルのイチャイチャVRMMOライフ 温泉旅行編:繋いだ手だけがここにある

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「……そういう人を好きになるひとも、世界に一人くらいいるよ」

 

WEB既読。

いやぁ、元々楽しかったですけど、書籍化してイラストが付くとまた一段と破壊力上がって良いですね。

書籍化にあたって改稿はされていますが、タイトル通りのテーマは崩さずに、良い按配だったと思います。

                                                                                                                       

学校一の美少女と噂で、どこに行っても注目の的である後輩・真里峰桜。

いつでもゲームに熱中しているという意味で、別方向で名が知られている先輩・古霧坂里央。

現実での共通点は、同じ学校に通っているというだけで。

けれど、ゲーム世界では最強のコンビとして名を馳せていた。

オマケにプレイヤーハウスを設けると使えるシステムが便利で、かつ土地に限りがあるからなんて言ってゲーム内で同棲している始末。

 

いやぁ、なんでまだ付き合ってないんですか??? って感じです。

周囲からも公認カップルのように、からかわれてますけど都度「付き合ってない」「カップルじゃない」と否定してますが。あそこまで息の合った様子を見せられると、微笑ましく見守りたい気分になる。

ま、桜の方は現実の方でも多芸のようですが、里央はわりとゲーム特化と言うか。センスが良くて、すぐ強くなってしまう。だから、一緒に遊べる相手がいなかった。

 

過去に傷を持っていて、それは相手も同じだったから。同病相憐れむ感じで、側に居た。はじまりは、あくまでそれだけだったとしても。そこから積み上げて来た結果が今なんだから、受け入れて言葉にすればいいのに。

 

自分達でもそれを分かっていて、でも踏み込まない。「自分の好きなものは、特別なものなんだと信じたい」そんな意地で、留まってると分析してましたが。いやぁ、面倒くさいオタクって感じですね。

でも、この二人がここまで面倒くさいのお互いに対してなんで、まぁ、仲睦まじくていいと思いますよ。いいぞもっとやれ、の精神。

順調に刊行続いてくれると嬉しいですねー。


Fate/Grand Order-Epic of Remnant- 亜種特異点EX 深海電脳楽土SE.RA.PH2

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「――本当アナタらしいんだから」

 

冒頭のトリスタンの宝具展開シーンが格好良かったですねぇ。

ややこしいのをしっかり描いている、といいますか。迫力がある。

その後の「また1騎余計なサーヴァントが増えるのね」というメルトリリスも可愛かったです。

 

順調に仲間を増やしつつ、進んでいますが。ゲームのシナリオとは結構違った要素が加わってますかねー。

センチネルとしてアーチャー・イシュタルが加わって居たり、キャットの登場が早まって居たり。センチネル宣言を聞いた時の、マスターとメルトの真顔が笑える。

カズラドロップまで登場していたのにはちょっと驚き。マーブルを保護した下りも変わっていたようですし、さて、どんな感じで展開していくのやら。

まぁ、終始BBが楽しそうに状況をかき乱してるのは変わらず。人生楽しんでるなって感じがする……


英霊剣豪七番勝負2

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私が必ず貴女の道を拓くから

 

今回は、表紙にもいるアーチャー・インフェルノ戦。

土気での情報収集なども織り交ぜつつ、決着までまとめていたのはお見事でした。

七番勝負ですし最終的に7巻完結ってなったら綺麗ですけど、それよりは納得のいくまで描いて欲しい。その結果短くなったらそれはそれで美味しい。

 

使い手がよかったと村正に言われたときの「あらん」な武蔵ちゃんとか、異人を見たときの「怪しい」とか。柳生の爺様見た時とか。

武蔵ちゃんの顔芸が豊富で、和みますねぇ。

敵対している英霊剣豪たちの、歪みっぷり、鏖殺に励む業の深い姿を見るに日常パートで癒しを差し込んでくれるのが本当にありがたい。

 

カルデアからの支援が薄く、英霊たちの影を借りて戦うマスターの姿も格好良かったですしねー。

相変わらず良質なコミカライズで、満喫しました。


恋が夫婦になる前に

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「…『ただいま』って言ってくれたこと…かな」

 

作品集『夏色の君へ 少女アラカルト2』に収録されていた「四年目記念日」の二人をピックアップしたコミック。

4年付き合ってきて、同棲もしている二人が。交際4周年の日に、指輪を送られて。

結婚に向けて準備を始めるお話です。

もう本当に、お互いが好きなんだなぁと言うのが伝わってくる。誰も彼もが優しくて、ほっとする作品でしたー。

 

ご両親にあいさつにいって、合間にだらだしたりデートしたり。

寝顔が可愛くて起こせなかったといって、朝食当番を変わり、体調崩しているのに気づけば仕事を休んで看病する。

てつ君が優良物件過ぎて、お目が高いとか思ってた。何目線だ。

真紀の方も、落ち込んでいるのを見たらクッキー作って元気づけようとしたりしてますし。

思いやりの心に満ちてる。優しい世界。

 


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ちゃか

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