気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

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僕らはみんな河合荘コレクションBOOK 入居の手引き

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「あなたがどんな風に変わるのか 楽しみね」

 

ほぼ全てのカラーイラストが収録。

キャラの裏設定や、描き下ろし漫画も読めるとなれば買わない理由がない。

フルカラーイラストがこれだけ乗ってて1800円って言うのは結構お得なのでは。

 

コミックスのカバーイラスト解説、没ラフ公開で率がどんどん変化していってるのが分かってにやける。

意識し始めてる顔が6巻までしっくりこず没に回される仏像系ヒロインよ……

特典絵とかも収録されてて大変満足できました。律可愛いなー。

 

キャラ設定で宇佐と律がそれぞれの影響を受けて、趣味の幅が広がってるのがいい。

宇佐は読書量が増え自分でも気になった本を買うようになったし。

律はストーリーの評価が高いRPGをやって本以外で徹夜するなんて経験をして、時折ゲームにも手を出しているようですし。

あとは佐久間。「恋愛面ではまだ子どもで女子への関心が薄かったところに、河合荘で女性観を狂わされ、これをただすのに結構時間がかかった」というあたりお前……苦労してたんだな……



活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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「運命なんてものはないですよ。みんな自分で決めなければならない」

 

シリーズ完結巻。

これまでの仕事、これまでの縁。

それらがつながって、三日月堂の未来になるというのが良いなぁ。

「星をつなぐ線」、「街の木の地図」、「雲の日記帳」、「三日月堂の夢」の4話が収録。

プラネタリウムの星空館。開館時に作った星見盤の木口木版を使って、リメイク版を作る話。

色々と時期が良かった。弓子が平台を動かそうと決意した後でなければ、縁をつないだ後でなければ、三日月堂に辿り着かなかったでしょうし。

 

そこからまた縁がつながっていくわけですが。

星座館でバイトしている学生が、課題で作る雑誌を三日月堂で作ることになって。

それを販売するために借りた店舗の店主についての話が始まり……三日月堂で本を作ることに。

 

終わろうとしていた、継ぐ予定もなかった三日月堂が、ついにここまで来たのか、と感慨深かった。

何でも電子で出来る時代ですけど、やはり紙は紙でいいですよねぇ。書店員としては、やはり紙の本の良さを推したい。電子書籍の手軽さも良いものだと思いますけどねぇ。

本づくりの時も、全て昔のやり方にすることには拘らずDTPソフトとかも活用してましたし。
良い所どりして共存していければいいんですが……

 

視点が切り替わっていく流れが綺麗にまとまってて、読んでいて楽しい。言葉の選び方が、好みなんですよね。

作中の人物だと、「雲の日記帳」の水上さんの言葉が特に気に入ってる物が多いですねぇ。

「でも、思うんですよ。夢だけがその人の持ち物なんじゃないか、って」とか。

地の文では最後の方にあった、「本とは不思議なものだ。」から始まる6行が好きです。

願いを込めて言葉をつづっても、届かないかもしれない。けど、誰かに心に残るかもしれない。
何の気なしに紡がれた言葉に胸を打たれるかもしれない。

言葉には、物語には、そうした力があるのだと信じたくはありますね。
うん、希望が見えるいいシリーズでした。



僕らはみんな河合荘11

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「いろいろ変わってくけど ずっと変わらない2人になりたいって思うんだ」

 

シリーズ完結巻。

扉絵のカップル二人を狙う女子二人がおっかない。

麻弓は水鉄砲とゴム鉄砲な感じですが、彩花の普通にモデルガンなのでは……

 

河合荘では、文章がうまく書けない、と。創作()しか出来てない、と。

だから出ていく予定で、次を探しているというシロ。

「俺はさぁ もう十分休んだ」という台詞が、染みるなぁ……。

更に麻弓に大ダメージが入ってましたが。いやはや全く素直じゃないというか、面倒くさいなぁ、この二人。

見守り続けていた住子さんの「理想(夢)を人に被せるのは良くない」という発言とか、しんみりする場面が多かった。

 

いつまでも続くような気がしてましたけど……

律が柔らかくなったみたいに、変わらないものなんてないんですよね。

……イチャイチャしやがって。もっとやれ。他の面々の冷やかし技術もどんどん向上していくけど。

番外編での二人も可愛かった。恥ずか死ぬ律……




夜にとろける3

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「純香ちゃんなんで俺と付き合ってくれたの?」

「・・・うーん」

「・・・魔がさしたのかもしれない」

「なんて」

 

最終巻ってことでさみしくなります。

楽園本誌での連載があるから、癒しは残ってる。

好みな作家さんなので、続いてほしいものです。

「制服の恋人」、「こいはやみ」、「夜にとろける」を各3話、同人誌から「かたくなノンシュガー」、「ぎりぎりマイシスター」を収録。

 

個人的には、ぎりぎりマイシスターが収録されていたのは嬉しかった。

同人誌系の情報は積極的に収集してなくて、刊行に気付いたの「ぎりぎりマイシスター2」巻出てからなんですよねぇ。

「かたくなノンシュガー」は、「ぼっちな僕ら~」の追加エピソード。相変わらず喧嘩しているようですが……なんだかんだで続いているあたり、相性はいいのだろうか。

 

「制服の恋人」は新しいライバル登場かと思いきや、愛ちゃんが強かった。

「こいはやみ」の想いの方向がからまりあった複雑な状況は、他人事だと少し楽しかったですけど。当人たちには苦しい場面もあったのでは。

順当に幸せそうな小岩井・速水カップルのエピソードもちょっと見てみたかった気はしますが、あそこは「やみ」じゃないからなぁ……

 

「夜にとろける」は二人が付き合い始めるエピソード。気軽に突っ込んでいける新太は神経丈夫ねぇ。コミュ力高い。

そして告白されて、決定打がなくて迷ってる純香ちゃんが可愛い。「これだけ?」って固まってから顔を赤くする場面とか、もう。糖度高くて好きなカップル。

夜にとろける 3
志摩時緒
白泉社
2018-08-31


幼い女神はかく語りき2

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「この世に真理はなく、万能は遠く、おれたちは必ず、いつか何かを間違える!」

 

激闘を制し、一時の安寧を得た真人たち。

鬼と人と神とが協力して、特別な刀を生み出したことで、人に歩み寄る鬼も出てきて。

概ね順調に進んでいるかと思いきや、厄介事を持ってくる輩が居て。

女神アメノウズメと名乗る少女は、荒神霊に狙われた都を救ってほしいというものの……真人は、絶対に嘘を吐いていると取り付く島もなく。

 

当人は行く気がなかったものの、常夜の説得などもあり都に足を運ぶことに。

そこではまた、これまで見てきたものとは違う神と人との交わりがあって。

どこまでも勝手で、目の前の事しか見えていない、愚かな人間。自分たちの行いを横に捨てて、目の前の救いに飛びつく。

 

アスラウグなんて「何故、あの愚か者どもに罰を与えないのです?」と常夜に直接聞いてましたからねぇ。……いやまぁ、常夜への嫌がらせって言う面もありましたが。

そうして浅ましさを目にして、責められて、それでも人を幸せにできる神なんだと自分を信じると宣言する常夜は眩しいですねぇ。

 

元クラカヒメ、ことアスラウグ。

あの戦いの後、真人に縛られていた女神。

滅びゆく神話世界を渡り歩き、極東までたどり着いた乙女。

幼い頃に見た夢、抱いた願いの為に旅をして、戦い続けて敗れた後に死ぬこともできず自暴自棄になっていた彼女。

諦めの淵から浮上して、新たな願いを抱けるようになったのは何よりです。



悪魔の孤独と水銀糖の少女

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「やりたいことをやることが、生きるということではない?」

 

黒い海の先にある、呪われた島。

ネクロマンサーの孫娘、シュガーリアはある目的を持ってそこを訪れた。

その島には、「孤独を力に変える」能力を持つ悪魔を背負った青年が居て。

 

その二人の交流が、とても愛おしい。

あらすじには「愛など知らない男と、愛しか知らない少女が出会った時、末路を迎えたはずの物語が動き始める」と書かれていましたが。

上手いこと纏めるなぁと思いましたね。

 

「勇者が魔王を倒して、みんな平和に暮らしました」なんてハッピーエンドはない。

ひたすらに終わりに向かう話で、あるは既に終わってしまった話といってもいいかもしれない。

ネクロマンサーたちは滅びを選んだ。悪魔のいる島には孤独があった。

未来に希望はなく……それでも生きることは出来る。罪と言われようと、生き続けることは出来る。その中で、生まれるものだって、あるんだ、と。

彼女たちはそう、やりたいことをやって、愛して生き抜いた。それが宝石のように輝いて見える、良質な話でありました。



ロード・エルメロイⅡ世の事件簿8 「case.冠位決議(上)」

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「でも、拙は連れて行ってくださるのですね」

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「君がいないと、死ぬ」

 

そして始まる、ロード・エルメロイⅡ世最後の事件。

冬木の聖杯戦争が着実に準備が整う中、ドクター・ハートレスの陰謀は進み……

連動するかのように、時計塔の君主達が動く。

いや、実際に繋がっている部分もあるんでしょうけど、未だ明らかにならず。

 

『冠位決議』。時計塔で行われる、君主や代行が集まる、意思決定の場。

かつて、エルメロイ派が鉱石科から外され一件、現代魔術科に据えられる事になった一件。そうした派閥を超えた決定を下す際の決議の場だとか。

議題の重要性に応じて出席率も変わるようですが。今回は、貴族主義、民主主義の筆頭派閥の君主が動いていて、エルメロイ派も否応なく巻き込まれてました。

 

ま、ハートレスの影が見え隠れする時点で、Ⅱ世に退くという選択肢はないわけですが。

いやぁ、君主って言うのはどいつもこいつも化け物揃いというか。少しでも油断すれば足を掬われそうになる。

それぞれの格を感じさせつつ、上手い事凌ぐⅡ世やライネスの姿が見られたのが良かった。

 

というか、ライネスは義兄にいじわるしたりして、楽しんだりしてますけど、割と魔術師のわりに真っ当というか。

「……ああ、私だって、この兄がいなければ、きっとその程度の読破平然と飲むからだ」とか考えているあたり、お兄ちゃん大好きかよ……

 

大好きといえば、冠位決議に備えエルメロイ教室の授業を停止した後の生徒たちの動向が受けた。

失踪した教授を探そうとして、通りそうな場所を使い魔で一日監視したり。

追いかける為に憑霊用の触媒準備したり、君らは君らで教授が好きだねぇ……

 

あと、今回は君主たちと対面するⅡ世・ライネス組と、ハートレス絡みの調査をするフラット・スヴィン・グレイ組に分かれてましたが。

情報共有のための手段が、可愛かった。正確に言えば、それをはじめた見た時に目を輝かせていたというグレイを想像するともう……ねぇ。

 

各派閥の思惑が入り乱れた状況。ハートレスはある程度は見破られても……そこで詰むだろうと予測してましたが。

それをどう乗り越えてくるのか、予想もつかない……というか、おい。落ち着けハートレス。いや自陣にのみ英霊なんで札があるなら切らない方が損というか。だからって初手宝具とか容赦ないな……



ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンXIV

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「……ありがとよ」

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「お前らに出会えたおかげで――俺も、ちったぁましな大人になれた」

 

ついに完結となった今シリーズ。

一体どういう決着となるのかと思いきや。

割合真っ当に戦争していたなぁ、という感じ。キャラが増えて、規模も最大級の戦闘なので、物足りない部分も出てくるんではないかと思ってたんですが。

 

流石に一つ一つのシーンは短めでしたが、キャラごとの動きがしっかりと描かれていて。

共和国側のジャンの思考、イクタの策、そうしたものがうまくハマったなぁという感じで。

戦争ですから、一から十まで理想通りとはいかず。

サザルーフの決断と、副官のメルーザ中佐の覚悟の決まり方が見事でした。

 

眠らずに動き続けてきたジャンと、正しく怠けることを是としたイクタの在り方の違いが戦争の決着に現れたように見えました。

佞臣トリスナイとの決着も描かれていましたが、先のサフィーダみたいに、事情を持っていたようですけど……だからと言って、アイツの行いが許されていいわけではない。

けれど、これは決して珍しいことじゃないんだろうなぁ、というあたり帝国の腐敗は極まっていた感があります。

 

そして、シリーズ当初より言われていた、「上手く負ける結末」へ向かおうとしたときに、想定外の事が起きて。

イクタなら、きっとシャミーユが見たのとは違う結末に導いてくれると思っていましたが……確かに、違う方向には行きましたね。

 

だけど、イクタ。お前のキャラじゃないだろう、そういうのは。無茶しやがって……と呼んでいる間ずっと思ってましたが。

自分を正しく計っていたからこそ、止まれなかったのが悲しいし……彼を止めようと大kの人が動いてくれていたのが、嬉しかった。

それだけの事をして来たんだ、と。もっと認められていいはずだ、と。

 

戦後、共和国の宰相がしれっと夫婦生活に突入しようとしていたのは、釈然としないものがありましたけど。

ジャンやエルルファイ達に良い変化が訪れてくれたには安堵しているので、こう、言葉にしづらい感情が渦巻いてる。

好きな部分、苦手な部分と有りましたが……総じていうなら、読んで良かった。忘れられないシリーズになりそうです。



魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?6

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「――それで、これはどういうことでしょうか?」

 

ザガンの魔王としての成長、ネフィとの交流の進展。

養女であるフォルとの関係。配下や周囲からどう見られているのか。

そうしたものを一冊でしっかり描いてくれるあたり流石のひと言。

 

バルバロスの変化が周囲に如実に悟られていたり、ネフテロスと黒花がシャスティルや教会に馴染んで上手くやっている場面が描かれていたのも和みました。

……バルバロス、黒花に攻撃されてましたけどね! 

 

竜であるフォルの素質は認めながらも、娘として可愛がっているザガン。

彼女が子供でいられる時間を確保してやりたい、というザガンの気持ちもわかります。

けれど、フォルのそれはそれで居心地がいいけれど、助けてもらった分役に立ちたいという想いを募らせていて。

あぁ、可愛いなぁ。そしてゴメリとザガンの協力を得て、成長する術式を溜めそうとしたものの……失敗。

フォルは成長したものの、反動でザガンが小さくなるという愉快な状況に。

その事実を知ってネフィが怒った場面は中々の迫力でした。

 

その状態を解消するために、オリアスに意見を聞くも結果は振るわず。

極東で行われる、大陸種族長老会議に出席する事に。姿が幼くなったことで、精神的に引っ張られてるザガンの、普段と違う様子は見ていて楽しかった。

ザガンが他の面々を頼り、周囲の面々がその声に応えてくれる。それだけのものをザガンは積み上げてきたんだなぁ、というのが。

ネフィと出会って変わり、成長してきたのがよくわかります。

 

ザガンが思った通りに言葉を紡げない、というか突き放したような物言いをするのは相変わらずですが……それに異議を唱えて、彼の真意を汲んでくれる相手が増えるのは良いことでしょう。

そうして交流が進む中で、先代魔王マルコシアスや賢竜オロバスについて気になる情報が出てきてますが……さて、ビフロンスが魔神と呼んだものの正体とは。魔族絡みの問題が どう展開していくのか。続きが楽しみです。


青春女子高生 毎日JK企画

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約束をおぼえてる?

 

いや、全ページカラーで、この厚さで本体価格1300円は安すぎでしょう。

元取れてます!? もうちょっとだしてもいいのよ!?

って感じで、充実した画集です。ツイッターとかで発信されてた、毎日JK企画とか好きな人はぜひ購入してほしい。

 

10P目くらいにいる体育すわりしてるイラストとかが雰囲気好みですねー。

あとは2627Pの「この思いを伝える言葉なんて~」という詩付のイラストも良い。

「セーラー服のここが好き」「ブレザーのここが好き」とかのページもあって、内容が濃い。

作者さんの愛が詰め込まれた一冊な感じ。

 

もうなんていうか、うん、尊い。

和遥キナさんの絵やっぱり好きだなぁ。

この良さを伝えるための語彙力がもっとほしい。

気になる人は買おう。ただの宣伝になった……



プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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