気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

★4

衛宮さんちの今日のごはん

ico_grade6_4

「…私にサプライズなんて いい度胸してるわよね」

「…ううん でも こういうのも悪くないかなって」

 

Fateの亜流、幸せなIFの世界。

サーヴァントたちが普通に生活の中に溶け込んでいて、それぞれの場所で幸せに過ごしている。

そんな世界で食べる、美味しいご飯のお話です。

どの料理もおいしそうですし、それを食べるキャラクターたちが楽しそうで、見ていて和みます。

 

一番好きな話は、「第3話 春のちらし寿司」でしょうか。

イリヤを招いて、ひな祭りを祝う士郎達。

着飾ったイリヤがかわいらしいし、本当平和で穏やかな一幕です。

 

幼少期の士郎が料理をして、切継が食べるシーンとか、良いですよねぇ。

魚屋のランサーが完全に馴染んでて笑う。アーチャーの出番があまりないですけど、プールで士郎の顔を狙ってボール打ち込んできたり、巻末でレシピアレンジしていたりと、彼は彼で変わらずというか……



 

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿4 「Case.魔眼蒐集列車(上)」

 ico_grade6_4

「それでも、あなたのように誰かを守ろうとしている人を、私は信じたい」

 

下巻の発売予定が出るまで、読むの我慢してたんですよねぇ。

ようやく手を出すことが出来ました。あぁ、やっぱりエルメロイⅡ世好きだなぁ。

『序章』のⅡ世の「ああ……やっと……」という言葉にどれだけの思いが込められていたのか。

まだ道のりは果てないとはいえ、彼はまた一つ成し遂げたのだ。それを思えば、少し深酒して寝落ちするくらい可愛いものではないでしょうか。

 

エルメロイ教室の新しいメンバーも登場してましたが……

堂々と他学科からのスパイですと公言するイヴェットに、フラットが術式を読み解きⅡ世が理論化した原始電池を与えられたカウレス。

また個性的なキャラが出てきたな、と言いますか。カウレスはアポクリファの世界線でなくてもエルメロイ教室にくる運命なのか……

 

カウレスの方は、師弟の暴走の結果ではありますが……他者の秘匿した魔術を暴いて、別の奴に与えるとか。

そりゃあ、他の魔術師から歓迎はされませんわな……。グレイにすら得心されてるじゃないですか。

まぁ、その行いが今回後半Ⅱ世を助けるんだから、人生何がどう転ぶか分かりませんな。

 

今回の舞台は、「魔眼蒐集列車」。

その名の通り魔眼を集めるのみならず……オークションを実施し、その移植まで請け負う一種の都市伝説的な存在。

Ⅱ世は招待状を受け取り、奪われたものを取り戻すために、列車に乗り込むことに。

FGOでおなじみのオルガマリーが登場したりしてますなぁ。まだ幼さが見えるというか、人の死を見て悲鳴を上げられる可愛げが残ってる。

 

列車内で起きた殺人事件。

Ⅱ世も対面したときに硬直した、予想外の存在の登場。

そして予期せぬ列車の進路変更。さらにここに状況引っ掻き回しそうな乱入者が来るんだろ……?

なかなか混沌として来てますが、コレをどうまとめ上げるのか、下巻が今から楽しみでならない。


いまさら翼といわれても

 ico_grade6_4

「でも、折木さん、わたし、思うんです。……お話の中の折木さんと、いまの折木さん。実は、そんなに変わっていないんじゃないか、って」

 

久しぶりの古典部単行本です。

書籍化待ちきれず雑誌で追っていたので、余り新鮮味はなかったのがちょっと残念ではあった。

割と好きなエピソード「連峰は晴れているか」は図書館で読んだため、こうしていつでも読めるようになったのはうれしい限り。

 

あちこちの雑誌で掲載されていた短編をまとめた一冊です。

里志が折木に生徒会選挙で起きた不審な出来事について相談する「箱の中の欠落」。

中学時代の折木が行った「悪事」の真相を伊原が探る「鏡には映らない」。

ある教師がヘリが好きだった……と言う話から連想した出来事を確認する「連峰は晴れているか」。

伊原が漫研と決別する「わたしたちの伝説の一冊」。

折木が省エネ主義を掲げるようになった原点が語られる「長い休日」。

そして表題作でもある「いまさら翼と言われても」。

 

6本が収録されていますが、描き下ろしはなし。

雑誌掲載時とは多少描写が変わっている部分はありましたが。

ざっと読んで気付いたのは「箱の中の欠落」の結末部分がちょっと変わってましたねー。

 

どれも結構好きですが、「鏡には映らない」、「長い休日」の二編が特に好きかなぁ。

その次は「連峰は晴れているか」と「いまさら翼といわれても」で悩む。

進級したこともあって進路の話題とかも出てきてましたが。まだまだ彼ら学生なんですよね。

キーワードは時間とか変化って事になるでしょうか。過去に起きた事件、未来への展望、変わり行くもの。そうしたものについてのエピソードが多いように思います

目の前の問題をすべて解決できるスーパーマンに離れない。不器用なりに努力したり、妥協することもあるわけで。

 

伊原は漫研を退部した……けれど、厄介事から逃れられて生き生きしてるように見えますし。

古典部の活動を通して折木のことを多少なり知って、過去の過ちを認め謝る姿勢も示したりしてました。

不器用さが目立ったのは折木かなぁ。

彼の省エネ主義を抱くに至った事件、あんな気付きをしてしまったら、もうちょっと性格捻くれてもよさそうですけど。そこまで行かない辺り彼の性根の良さが伺える。

 

一方で、悩みの渦中にあるのが千反田で。これまでその好奇心で、動き続けていた彼女が足を止めてしまう珍事が発生しているわけですが。

気になるところで終わるので、早く続きを……! という気持ちになりました。えぇ。

いまさら翼といわれても
米澤 穂信
KADOKAWA
2016-11-30
 

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。5

ico_grade6_4

「諦める必要なんて、ねぇよな……」

(略)

「奪われたのなら……取り戻せばいい」

 

デイルと結ばれたラティナ。

彼女は、魔王としての力を望みデイルとの絆を強固なものとしましたが。

「八の魔王」に課せられた宿命によって、他の魔王たちから敵視される結果となり……封印されてしまう事に。

 

それでデイルが黙っているはずもなく。ラティナを取り戻すために、ありとあらゆる手を使って、戦いに望むことに。

ラティナと出会う前の状況よりも、危うかったかもしれない。

縋る物があるからこそ良かったけれど、無かったから魔王以前にデイルが世界に害をなしていたかも知れないというあたり、おっかなくて仕方ない。

 

二の魔王という悪辣の輩が印象に残っていましたが。

魔族総て、魔王すべてが悪なわけではなく。デイルは、自分の大切なものの為に、それ以外を切り捨てて言ったわけで。

タイトル通りうちの娘の為に、魔王を倒してのけたデイルのスペックの高さよ。

……ラティナ取り戻した後はその高スペックをすべてラティナの為に注いでいるあたり残念勇者でしたが。

 

まぁ、事情を知らない人々からすれば、活性化して災害を振りまいた魔王を打倒した勇者という存在は、希望の象徴になったことでしょうが。

実際、「勇者と妖精姫の物語」なんて英雄譚が生まれるぐらいには、活躍していた。

肝心のデイルはそのあたりの評価に全く興味なく、取り戻すためにまっすぐ突き進んでいきましたが。

意固地になりすぎていて、最短ルートは逃しましたよね。どこかで「虎猫亭」に寄っていたらもうちょっと状況変わっただろうに……

 

凶器は壊れた黒の叫び

ico_grade6_4

「現実の君たちなら諦められたことを、君たちは諦められないんだ。誰にだって大切だとわかる感情よりも、自分たちにとって純粋な感情の方を選んでしまえるんだ。僕は現実の君たちが、嫌いじゃない。彼らはいろんなものを諦めて、変化して、満点ではないけれど幸せになっていくんだと思う。ハッピーエンドのひとつの形だ。でも君たちは、あっけなくその結末を否定してしまう」

 

魔女について何かを知るらしい安達がこの島に現れた事で、島の状況は静かに、けれど確かに変化していって。

この島の歴史と、魔女の事情が紐解かれていって、引き込まれました。

想った以上に階段島がファンタジー要素強かったというか、あらすじの青春ミステリって文句とはどんどん離れているような気がしてきますが。

 

階段島の住人達は、「捨てられた」彼らは、その当時のまま変わらずにいて。

島にいる七草は、島にいる真辺はどこまでも彼らの理想を貫いている。

何かを変えるって事は大変だろうけど、同じくらい変わらずにいつづけるって言うのも困難な事だと思います。

 

一人で生きていけるわけじゃないのだから。他人との交流を、誰かからの干渉を、完全に排除しきることは出来ない。

或いは魔女が望めばそんなこともできるかもしれませんが、けれど階段島は基本的にそんな束縛をする場所でもない。

まぁ、今回は堀が彼女のルールを超えて動いた部分もあったりしましたが。

 

揺らがない彼らは、安達の行動の結果、魔女の仕組みについて知っても変わることなく、それぞれの道を行く。

階段島を嫌いだと叫び続けてきた真辺は、変わることなく魔女の過ちを指摘するし。

七草は、この島を綺麗だと思っているから、何とか守ろうと動く。

お互いを嫌ってるわけではないけれど、会話だってできるけれど、本当に大事なところを譲る気はない。

現実の彼らとはまた違う形で並び合う二人の結末がどうなるのか、気になります。

 

100万回生きた猫の哲学が嫌いじゃないですねー。

彼と七草が話していた「愛」についての話は楽しく読みました。

……あとは安達が引っ掻き回していてどうなるのかと冷や冷やし通しだったからなぁ……

 

 

Babel2 剣の王と崩れゆく言葉

ico_grade6_4

「俺の負けと?」

「ええ。私の勝ちです」

「それで死んでもか?」

「私が死んでも」

 

カンデラを脱出した雫たちですが……

城に満ちていた禁呪の瘴気の影響で、転移陣が汚染されて座標指定が狂っていたとか。

ファルサスを通り越して、大陸の西側まで飛んでしまって。

……まぁ、それ以上ずれてたら海の真ん中とかになっていたので、陸地に富んだ分だけ運が良かったとみるべきですが。

 

辿り着いた先で、死んでいるのに動く……ゾンビ状態の馬と遭遇したり、変わった少女とその保護者と遭遇したりもしていましたが。

WEBで別作品読んでいるとこの辺りで既にニヤニヤ出来ると言いますか、不思議な二人組のイラストつかなかったのは少し残念だなぁ、とか思ったりしました。

 

縁があって、なんとかファルサスまでたどり着き……エリクの伝手とかも使い王と謁見することも叶いましたが。

王は雫の事情を聴くと、「務め」として排除しようとして。彼女は一度はその場を逃れますが……

 

その後、自分で王の前に立つんですよね。王を呼びつけて、矜持を以て、彼に傷をつけようとした。

雫の怖い所はここですよね。怖いと思いながら、悔しいと思いながら、それでも目を逸らさずに、行動することが出来る。

彼女自身の譲れぬ誇りが確かに合って、だからこそ、彼女は今もこの世界を生き抜いている。

 

「理性を持たない人間は動物か?」

「自ら理性を退けるなら。少なくとも、人ではありませんね」

とか、言えてしまうあたり彼女もスペック高いというか。この彼女を埋もれさせる姉と妹とは一体……

エリクと一緒に行動していた積み重ねも影響しているとは思いますがね。

 

そして彼女は、この世界に来た時のように、色々と事件に巻き込まれていって。

ファルサスですら事件の渦中に居ようとは。それで生き残ってるんだから彼女もタフだよなぁ。

この世界に広がっている言語障害の話が最後出てきて、「思い違い」にエリクも雫も驚きを隠せない様子でしたが……

ここで他の勢力が動いて、雫拉致するんだから、彼女も大変だ……

後書きで次はいつ頃刊行できるか分からないとありますが、単に作業のペースの問題ならいいですが、打ち切りとかになるととても悲しいんですが……ぜひ完結まで続いてほしいものです。

 

ソード・ワールド2.0リプレイウィアードテイルズ 増えゆく街の異界譚

ico_grade6_4

一同 それ、絶対アカンやつやー!(爆笑)

 

ソード・ワールドと言えば冒険者、ですが。

今回のシナリオはちょっと特殊な環境です。舞台となる街ネスカザラ。

この街は、一夜にして街並みが変わるという奇怪な街で。

昨日あった道が様相変わったり、無かったはずの建物が出てきたり。

街全体が「剣の迷宮」だとか仮説はいくつもあるようですが、原因ははっきりしていないようです。

 

そしてPCたちも冒険者ではなく、この街の住人達。

墓守のレイン、インストラクターのカトランズ、メイドのセラ、造形師のフリーゼ。

ネスカザラで起こる異変を解決していく流れなので、街から一歩も出ませんでしたからね。

結構PC同士の絡みとかもいい感じでハマってたので、そんな違和感はありませんでしたが。

 

「街が増える」というこの街においても異常な「赤い霧」が発生するという事件。

ソレの調査を依頼された者、たまたま現場に居合わせた者、それぞれの事情からPCたちの交流が始まって。

……起こる事件は魔神使いが絡んでいたりとかなりハードモードでしたが。

PCの一人に、黒幕(?)の魔の手が伸びようとしている状況で終わって、次回が気になるところです。

 

活版印刷三日月堂 星たちの栞

ico_grade6_4
「はい。あの夜、印刷しているとき、祖父のことをいろいろ思い出しました。『印刷とはあとを残す行為。活字が実体で、印刷された文字が影。ふつうならそうだけど、印刷ではちがう。実体の方が影なんだ』って」

古びた印刷所「三日月堂」。
そこでは昔ながらの活版印刷を行っていて。
元々は店主の祖父が経営していた印刷所で、亡くなっていらいそのままだった。
活字が合金のため処分が難しく、そのままになっていて。
ある事情から、そこへ戻ってきた孫娘の弓子が、知人の依頼を受けて活版印刷を再度行う事に。

言葉一つ一つを大事にしている、と言いますか。
知識としては知っていましたが、こうして描かれるとまた違った趣があります。
章ごとの扉に活字などの道具の写真が置かれているのもにくい演出だと思います。

冒頭の「世界は森」では母から子へ送られるレターセット。
「八月のコースター」では、叔父から喫茶店を継いだ青年が新たに作り出したコースター。
学校でのワークショップなども行っていました。
誰もが、何かを求めていて。店主との相談しながら「これだ」と思える作品と出会う。
いや、いい作品を読んだ、って感じがします。

([ほ]4-1)活版印刷三日月堂 (ポプラ文庫)
ほしお さなえ
ポプラ社
2016-06-03
 

ワールドトリガー16

ico_grade6_4

(新しい連中がどれだけ派手に追い抜いて行っても)

(それであいつらの価値が消えてなくなるわけじゃねえんだ)

 

ガロプラ編、一先ずの決着。

レギーと接触したヒュースは、上手く立ち回って情報を引き出すことに成功していますし。

ここで迅との賭けの清算を行い、「アフトクラトルへなんとしてもたどり着く」と思いを強くしているようです。

しかし、レギーを一蹴するあたりヒュースも普通に強いですよね。それに倒されず時間を稼ぎ続けた迅さんの腕がさらに持ち上げられることに。

 

ガロプラはまだひと月近く接触可能な距離に居て、作者のコメントでも「ガロプラはまだ接触する予定」(あくまで予定)といった感じの者がありました。

油断はできませんが、米屋たちが敵のトリガー効果を受けたままで解析に回せそうだったり、ボーダー側も手を色々打てそうなので、次に期待。

最もガロプラ側も、「処刑者」を追った時の手口を解析したりとこちらの手札を明かしてきてるので、次も中々いい戦いにはなりそうです。

 

そして修たちのB級ランク戦も開始。

また新しい隊との戦いになりましたが、短い間にそれぞれのキャラの個性をちゃんと見せてくれるのでいいですよね。

今回の相手は、上位常連だったけれどちょっと下り調子の香取隊。

慎重派で中位と下位を行ったり来たりしている柿崎隊。

香取隊はメンバー同士で言い合いになるような状況から始まって、割と隊の中では仲いいところが多かったのでちょっと新鮮。

柿崎隊は隊長が元嵐山隊のメンバーだったという情報も出て、ボーダー黎明期のエピソードが気になりました。

 

香取隊の紹介が間に入ってましたが……

三浦の好きなものに「機嫌のいい葉子ちゃん」、若村の好きなものに「勉強してるときの華さん」と書いているあたりお前ら……

あと葉子と華さんの好きなものに「友達」としれっと入ってる辺りなんだかんだで仲良しかと。

 

カバー裏は柿崎隊と唐突に唯我。

柿崎隊長はオフではリア充だし、割と長生きするらしいし。

照屋の紹介が「押しかけ肝っ玉女房」でコメントからしてもなんかもう強さしか感じない。

虎太郎は「隊長が思ったほどかっこよくない」と判明してもリスペクトは変わらなかったあたり良い子ですし。

オペレーターが仮設住居にいるとかさらっと出るあたり、第一次の侵攻の規模が察せられる。

唯我は……肩書だけ見ればおいしい役どころですが。途中から葦原先生の日常報告に流れるようにシフトしていって……まぁ、そういう立ち位置ですよね、彼。
 

 

Babel 異世界禁呪と緑の少女

ico_grade6_4

「そうだね、それはありがたいことかもしれない。治療法のわからない病気に手立てがあるなら喜ぶ人も多いだろう。ただ線引きが難しいとは思うけれど……単に便利になるだけのものなら、僕は欲しくない。もし本当に必要とされるものならば、それはいずれこの世界かの中から生まれるだろう。だから、どれほど世界の現状が不自由なものであっても――僕は混入された便利さより、あるべき不自由を望むよ」

 

いやぁ、懐かしい。そしてやっぱり面白い。

藤村由樹名義でWEBに掲載されている作品の書籍化です。

作者さんは自分のサイトももってますが、小説家になろうにも掲載してますね。

ただ、作者さんのサイトの方が色々と閑話が乗ってたりするので気に入った人はぜひそっちも見に行ってほしい所です。

 

さておき本編ですが……WEB小説の感想を真面目に書いていた頃に、好きな作品だからと章ごとに書いていた気がしますなぁ。

WEB版と書籍版との読み比べをする根気は無かったのでやってませんが。

書籍化で、好きだった作品の雰囲気が崩れなかったことにはほっとしています。絵師さんいい仕事してる。

 

ごく平凡だった女子大生水瀬雫は、大学の構内で不思議な本を拾った後……気が付けば砂漠に立っていた。

幸いなことに文字は読めないけれど、言葉は通じるのでとりあえず生きる術を見つけてはいますが。

 

……初期地点が砂漠って言うのがなぁ。現代人にとってはかなり厳しい。

実際死にかけて倒れていたところを通りすがりに保護されて、何とか無事だったんですが。

そうでなくても雫は、自分の中に揺るがぬ芯を持っていて、突飛な行動を取ったりして危険な目に合うんですけどね。

想えば最初から運もなかったんだなぁ。いや、エリクという良き同行者に会えたことで運を使い果たしたという可能性も……

 

魔法があるファンタジーな世界。

魔法士であるエリクは、雫が異世界から来たという言葉を信じてくれて。

手がかりを探す手助けをしてくれる。最も彼は彼で「異世界の言葉」という興味深い事柄を雫から教わっているので、ギブアンドテイクな感じではありますが。

雫とエリクのコンビが好きなので、書籍化もぜひ最後まで続いてほしい所ですが……どう転ぶかなぁ。

Babel ―異世界禁呪と緑の少女― (電撃文庫)
古宮九時
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2016-08-10
 

 

livedoor プロフィール
アーカイブ
カテゴリー
最新コメント
記事検索