気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

★4

君がいた美しい世界と、君のいない美しい世界のこと

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「だから今、こうしていられるコトが、幸せ」

 

高校を卒業したばかりの春休み。

恋人を病で亡くし、失望していた主人公の下に、彼女からの手紙が届く。

「もう一度会いたければ『リセット』して」               

という謎の手紙。その手紙の指示に従ってある住所を訪ねれば、そこには猫のかぶりものをした「クレセント」と名乗る不審者が居て。

 

クレセントの指示に従いながら、彼女との思い出の場所を訪ねていく。

多くの人が彼女の死を惜しんでくれた。ただ、過去形で語られる事がどうしようもなく痛い。

辛い事があったら立ち直って生きてゆく。多くの人がそうする事は分かる。

けれど、最愛の人を亡くしたばかりの主人公は立ち直る事が出来ずにいて。

自分でもわかっていて、それでもどうしようもない。

だから『リセット』なんて不確かなものにすがっている。

主人公の叫びがどうしようもなく読んでいるコチラにも刺さる。

 

喪われてしまった彼女との交流を、『リセット』を求める旅の合間合間でしっかり描写してくれているからこそ、なおさら。

突拍子もない行動をとるところもあれど、彼にとっては魅力的な存在で。

彼の想い出を通してみる彼女の存在に惹かれない筈がない。

 

『リセット』の真相についてはネタバレ回避で何も触れませんが。

この作品はタイトルにある通り、とても美しいと感じました。おすすめです。




GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンXI(下)

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「そこに一人でいたら駄目だオメエ。――こっちへ来いよ」

 

圧巻のシリーズ完結巻。

あとがき時点で1150ページって……マジ鈍器……

発売日に買ってたんですが、この物量に手を付けるだけの余力がなかったので先送りになってしまってた。

GW休めたので、そこでやっと手を出せた感じですねー。

 

ヴェストファーレン会議が終わって、世界が同じ方向を向いて。

「その後」の事を考えて今から根回しだったり、「暫定許可」な事案とかがあったりするようですが、まぁいつも通り。

……決戦前のアレコレの調整中。武蔵の学生の年齢上限が上がったこともあって、武蔵内部の事を相対で解決してて「今武蔵行くと相対でなんとなる」と各国が乗り込んできたという部分も笑えた。さらっと流されてましたけど、収拾つけるの大変だったのでは。

 

会議終了直後、運命の借体が来て色々情報落としていってくれたのは、ラッキーというか。彼女もうっかりというか。

「……今、余計な事、言いましたよね? 私」という場面が可愛かった。その後も要所要所で情報収集に借体出てきて、バレて逃げるというコントが挟まってたのも笑いました。

そして、王と姫たちのいちゃつきイベントを挟んで決戦。

一応、東照宮としての立ち位置をはっきりさせるという事情もありましたが……肉食系というか、やる時はやるなというか……

 

そして最後の総力戦。

各国の戦力があちこちで戦いを魅せてくれたのが、長く続いたシリーズならではで好きです。

シェイクスピアが脚本家として敵をうまく捌いてくれたシーンとか好きです。

「多分向こうと一緒に消えると思うけど」な場面とかも笑えましたし。

 

でも一番笑ったのは正直、景勝たちの上越露西亜ですね。「平和の一斉攻撃」とかパワーワードがすごい。

「これ、あっちも動けないから、これでいいんじゃないかなあ」じゃないよ軍師。

平和攻撃に対抗してテーブルセット準備するとか、あそこだけなんかおかしいぞ……

 

最後運命が抵抗として示した表示枠。

それを押すことを迷わなかったトーリたち、全ての登場人物の生き様が、見事でした。

……格好よさと同じくらいトンチキさにも数値振ってある武蔵流のノリも最後まで健在で、見どころ満載でしたよ。満足。



腹ぺこな上司の胃をつかむ方法~左遷先は宮廷魔導士の専属シェフ~

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「いいんですよ、俺が自分の意思でエステル様の側に居るんですから」

 

小説家になろうの書籍化作品。

WEBで読んでたので、発売日に飛んでいって購入してきました。

エステルがかわいい。

後書きにも書かれてますがコンセプトが「ヒロイン可愛い」だそうで、十分に満喫できます。扉絵の最後。「……おいひいです」と言ってるエステルが特に可愛くて好き。

 

筆頭魔導士を夢見るヴィルフリートは、組織のナンバーツーに目をつけられて、変人の巣窟である第二分室へ異動させられることに。

そこで最初に出会ったのは、空腹で倒れた美少女エステルで。

ヴィルフリートが出したパンケーキを気に入って、おいしそうに食べているエステルが直属の上司。

しかも、特級魔導士という位階の高い相手という事もあって、最初のうちはヴィルフリートもプライドを刺激されてる部分があったようですが……

 

順調に餌付けして、懐かれて、そんな環境にも慣れていってる辺り、適応力高いというか。

周囲に規格外が多いせいで物差し壊れてますけど、彼自身もそこそこスペック上なのでは。

実際、同僚となったエリクからは「一般からすれば飛び抜けてる」と評されてましたしねぇ。

 

 

ヴィルフリートも普段は平然と仕事していますが、彼が魔導士という職を志したのは中々重めの過去があって。

幼少期に誘拐され、助けられた。記憶があいまいだが、あの時の人にお礼を言いたい。

それでしっかり成果を出して職場に在り着いてる辺りは凄い。

彼が魔導士として組織に入ったからこそ、ディートヘルムは彼を使おうとしたのでしょうし。

ヴィルフリートの存在がエステルの救いになったのは、彼自身の為した事ですから、そこは誇ってもいいと思います。

……最終的に男としては大変な目を見てますが、彼の理性に期待。頑張れヴィルフリート。



Unnamed Memory 水月妃

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「逃げるだなんて。私たちにある選択肢は、勝つことだけですよ」

 

517日に2巻が発売となる『Unnamed Memory』。

その同人誌ですね。コミティア128にて頒布していたのを購入して、即日読破。

好きなシリーズというのもありますが、30P程度の短いエピソードだったのでサクッと読めます。
2巻発売前に短編読めて凄い嬉しいです。

 

やっぱりこの二人好きだなぁ、という想いを強くしましたね。

二人のやり取りが楽しいし、魔女としてティナーシャが一線を引いては居ますが、信頼が確かにあるようで安心感がある。

 

書籍版1巻と2巻の間に起きたエピソード、という事でしたが。

最強の魔女と、魔女の教導を受けた王剣の使い手って……相手する方が可哀想になりそうなタッグですよね。

レベルMAXにした魔王がフィールドでしれっと出てくるようなもので、遭遇した悪人はご愁傷様です。善良な相手だったら良き助けとなってくれますけどね。

自分の人生はどっちたガチャ。負けると命はない。

 

冗談はさておき。

隣国で起きているある事件。

大貴族が花嫁を大々的に募集しているが、その裏で行方不明になった娘が居るらしい。

自分を餌にしようとティナーシャがオスカーに花嫁衣裳を作ってくれと言い出して。

それを真正面からオスカーに言うあたりがティナーシャだよなぁ。

他の男の為にドレスを作るのか……と言いながらも、着せ替えはしたい。金は出すから最初に見せろ、という事で妥協したオスカー。

魔女が王子を見上げて、それでいいと返す場面とかが好きです。しれっと触れるオスカーは流石。

事件自体は、まぁ、二人が赴いて解決できないことはないよね……という事でひとつ。

気になる方は、何かの機会にお求めください! 
確か電子も検討されていたはずなので是非。

 




◇おまけ

ティナーシャ、美人だとは思うし性格も好きですが、彼女にとって唯一の存在の隣に居て欲しいという気持ちが強いです。

決して手の届かない彼女に目を奪われ……その思いに蓋をする。つまりコレは私もティナーシャに失恋したという事でUM失恋部に入れるのでは(寝言)

Everlasting

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「大丈夫。どんな未来がくるとしても……あなたがいてくれる限り、私は幸せだわ」

 

後書きによれば「日本のとある地方都市を舞台に、侵攻して来る異形と、迎え撃つ異能者のお話。そして少女二人の深い情のお話です」とのこと。

作者さんの「好き」が叩き込まれた本作も、面白かったです。

 

異能者達の寄り合い、廃城機関。

町の治安維持に動いているが、内部での権力争いもあって。

特に力を持つ古三家があるけれど、異能者の位持ちには外部からの成り上がりも混じっている。

 

当代最強の能力者である少女、亜貴妃も三家の内の1つの出身で……女である関係から、機関では第二位。いずれ第一位に相応しい男がその座につき、彼女を妻にする、という。

旧家らしい柵もあるようです。

とはいえ彼女自身は、それにさしたる感慨もなく。機関の外で出来た友人との時間をただ大切に過ごしていた。

けれど、それすら横やりが入る、って言うんだから世知辛いですねぇ。

 

亜貴妃と友人のメイ。

お互いがお互いを大切にしていて……大切にするためなら、他の全てを切り捨てそうな、愛の重さというか深さというべきか。

まぁそうした情念の強さが、未来において世界を変える原動力になるんでしょう。……どんな形であれど。九割くらい世界滅びそうですけど。

 

メインの少女二人の交流も好きなんですが。

その二人を除くと、機関第六位の緑谷さんが好きです。

外部から来て、異能に目覚めて。機関内で位を得てそこそこ発言力もある。

独自に情報を収集して、異常事態に気付けるだけの洞察力があって。

――そして過去を忘れずにいる強さがある。

亜貴妃に情報を渡したり、急場で彼女を先に進める為にフォローに来たりと、こういう要所を抑えてるサブキャラが結構好きです。

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 貴族院外伝 一年生

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「あのディッターで不満以外に得るものが、本当に何もなかったのですか?」

 

SS置き場のハンネローレ視点を本編に入れられなかったため、外伝でまとめることになったそうで。

書き下ろしが多くて嬉しいですが、作者さん的にも厳しいものがあったようで。二年生以降の予定が無いのは少し残念。

とはいえ、体調第一ですからねー。無理のない範囲で刊行していってほしいものです。

 

見どころはいくつもありますよねー。

オルトヴィーン視点は上位領地側の意見とかも見えて新鮮でしたし。

ヴィルフリート視点の「女のお茶会」は、彼とその側近の稚拙さが光ってましたしね……割と自分で問題抱え込んでいるくせに、ローゼマインの側近に不満を抱いてるとか、何してるの……

トラウゴットが親族会議を経てもなお自分の犯した罪を自覚してないのも中々頭がいたかったですけどね。ユストクスが格好良かったので良し。

 

ただ、特に印象に残ったのはやっぱりルーフェンとアンゲリカのエピソードですね。

ルーフェン先生、正直もっと脳筋かと思ってたら、ちゃんと先生していましたし。

正直ディッターしたいだけかと思ってた……

エーレンフェストの姿勢を確かめたいと思ったからディッターを仕掛けた。

そして自分たちが敗れた後の生徒たちの発言から問題点に気付き、改善しようと手を打ち、領主候補生相手にもしっかりと訴えかけた。

二年生以降のディッターでダンケルフェルガーが手ごわくなってたのこのせいかよ……

 

あとはアンゲリカ。

貴族女性らしくない判断基準と、勉強苦手というイメージが強かったですけど。

彼女は彼女なりに色々と考えているんだなぁ、というのが分かってよかったです。

ローゼマインが笑顔で出迎えてくれて。自分の居場所がある、と感じてくれているのが嬉しいなぁ。

貴族らしからぬ彼女だからこそ、神殿の側仕え達とうまくやっていけそうなのもうなずける描写です。



Fal-raisia3 –world memoriae-

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「あの人を、止めて」

 

Fal-raisia、完結巻。

第四の大陸そこに穿たれた楔の辿った結末の話。

レイシアの狙いを阻止するために、情報収集をしています。

レヴィとユディトは動き始めた軍部を止める為に別行動となって、キーファとミリアムだけ。

リーズの故郷に行って調べるものの振るわず。

 

オマケにそこから離脱しようとしたら軍部に確保されて、キーファは査問を受けることに。

あそこで素直に信じる辺り、まだ甘いなぁ。

でも、そうやって見捨てられない彼だからこそ、継承の片割れに選ばれたんだろう、とも思います。

査問会でキーファから思ったように情報を得られなかった上層部が、自分達から情報を明かしてくれたのには笑った。

 

人の精神は、人が思うよりも、強い。

キーファは人を信じ、一度は折れそうになり……片割れであるミリアムに背を押され、レイシアの前に立った。

人間の意地を押し通して、楔を打破した二人に幸いあれ。

 

そしてレヴィとユディト。

この作品、単体でも楽しめますし、キーファとミリアムの上司である彼らは頼りになる存在ですが。

–world memoriae-シリーズを読んでいると、彼らにもう一つの顔があるという事が分かる、というか。知っているんですよね。

此度の「一目惚れ」の結末が、また痛い。無茶しすぎだよ、レヴィ……と思わずにはいられないですけど。同時に彼らしい、とも思うんですよねぇ。

読み終わった後、作者様のサイトにある「鳥籠の女」読み直してきましたよ。えぇ。

Fal-raisia2 –world memoriae-

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「私たちは、自分たちはいつ死んでも当然と思っています」

砂に汚れた窓から、無限の荒野が見える。

「それでも、好きに思う人を殺して死ぬよりは――守って死ぬ方が、きっと満足ですよ」

 

故郷を滅ぼしたのが軍部だった。

その事実に気付いたけれど、真実を知るために軍部に残ったキーファ。

指揮官で会ったセラと彼女が属していた組織の足取りを追っています。

上官であるレヴィのカードを借りてその権限で情報を探したりもしていましたが、情報の断片しか得られず。

 

施設内で調査をしていたら、捕虜となったテドラの構成員と出くわして。

以前の拠点制圧時の戦いで異能持ち。彼女が捕虜になったとはキーファも知らなかったものの。怪我をしながらも脱走した彼女を放っておけず、手を貸すことにして。

軍部の人間が何を、と警戒されていますけどね。

幼馴染の少女がテドラにいたという事実もあって、ほんの少しでも警戒を解けたというのも大きい。

キーファ、エギューラを使った治癒機構に興味あるって言うのも嘘じゃないのがアレですけどね。

 

後書きによると、制作進行の都合で、今回はあらすじみたいな部分だけでイラストを描いてもらったとか。

……本編を読んで絵師さんどんな反応したんだろうか。表紙のリーズかわいいです。

 

そしてキーファの故郷、滅びたシエズに足を運ぶことに。

レヴィがユディトを確保したりしてたせいで、途中でテドラの関係者に囲まれたりしてましたけど。

無事に辿り着き……消息不明になっていたミリアムを発見。

情報を突き合わせて、キーファとミリアムに力を継がせ、諜報部が探していた「レイシア」の屋敷を探索する事に。

そこでまた多くの断片と気付きを得るわけですが。

諜報部、しつこいなぁ。いや、ひとつの街を滅ぼして、生存者を確保して記憶操作までしてる連中が易々と手を引くはずもないですけどね。

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?8

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「獅子の牙は己の力を誇示するためにあるわけではありません」

(略)

「友のため、弱者のため、あるいは己が王と認めた強者のため、獅子はそのために牙を揮うんです」

 

4月刊行だけどクリスマス回だよ! という日常イベント回かと思いきや、それもちゃんとやるけれど、シリアスもしっかり入ってました。

まぁ、ファンタジー世界なので名称は「アーシエル・イルメーラ」となってましたが。

教会由来の、親しい間柄で贈り物をする日。

裏路地の孤児たちすら知っていた催しを知らない安定のザガンの不憫っぷりに涙が出そうになりました。

ちゃんとその後情報を得てプレゼント用意してましたけどね。ネフィをちゃんとデートに誘ったりとか、そういうイベント逃さないよな、ザガン。

 

フォルはザガン配下の魔術師達と、ザガンへのサプライズパーティを準備して。

ネフィやネフテロス、シャスティル達三人娘も贈り物の為にちょっとしたバイトをしてたり。

女性陣は準備に抜かりなく。ゴメリが愛で力が溢れてるとまたテンション上げてましたね。ぶれないな、あのお婆ちゃん。

 

サプライズを成功させるために、ザガンの注意を逸らすべく無茶をしたりもしてて……そこまで愛でる為に力を注げるなら、本物だよ。尊敬しそうになった。

……でも、師匠のオリアスの御仕置から女の子愛でるために逃げてきてるんだよなこの人……

あとさらっとキメリエスとの出会いの片鱗が描かれてましたが、え、昔はキメリエスあんな感じだったの?! 衝撃的だ……

 

そして今回初めて名前が出た、教会に派遣されているザガン配下の魔術師、シャックス。

治癒魔術が得意で……かつては別の魔王の下にいた過去を持っていて。

彼も中々いい性格してましたねー。ザガンから医療魔術の使い手としてネフィやネフテロスを例外とすれば「この世界でも五指に入る」とかなり高評価されてました。

 

表紙にも登場した黒花が、彼と出会い、祝祭の日に起きた騒動を経験し目を治そうと思えたのが何よりです。

ラーファエルが親バカ披露して、それを見たザガンがフォルの時に同じようにならない自信がない的な事を言ってて、聖騎士長や魔王の親バカは冗談にならんぞ……とは思いましたけど。

 

魔王シアカーン。

昔起こした騒動のせいでほぼ再起不能状態のようですが、ザガンの継承の時にはちゃんと来てたんですよね。アンドレアルフスみたいに影武者でもいるんでしょうか。

……あと魔王や魔王候補は名前を72柱の魔神から取ってると思ったのでちょっと意外。ゴメリみたいな例外もいますし、バルバトス、キメリエスみたいに魔神の名ついてても魔王じゃない例もありますが。

その弟子が72柱由来のシャックスって名前なのにはちょっと皮肉を感じると言いますか。

なんか厄介な同盟が結ばれていたので、シアカーン張り倒した後、シャックスが刻印継いだりしたら燃える展開かなーとは思いました。戦闘力ないから無理かなー。

 

シアカーンが何を望んで過去の事件を起こしたのか。望まれぬと分かっている願い、その結果世界が滅ぶかもしれない、という気になる部分が多いので、シアカーン絡みのエピソードはまたいつか掘り下げて欲しいですねー。


死にゆく騎士と、ただしい世界の壊しかた

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「は、はか、謀ったんですか、わたしを……!?」

 

最愛の女性の命と引き換えに生き延びてしまったラミ。

偶々立ち寄った街で彼は、エイネの後輩である神子シトリーと出会う。

彼女は、神子としてのスペックはあれど、それを使いこなせていなかったため……ラミを師と仰ぎその教えを受けることに。

しかしまぁ、このシトリー神子として選ばれたスペックあるのに概ねポンコツというか。朗らか脳筋ガールというか。

 

作中で師と競争して、女子力の勝利だと叫んでましたが。女子力とはと聞かれて、

「それはもう体力腕力脚力その他諸々の総合力ですよ、師匠!」

「完全に物理じゃねえか……」

と言われるくらいには筋力に全振りというか。初代神子を、これが神子で本当にいいんですかと問い詰めたい気分。

 

まぁ、ラミが「救世を諦めさせようとしている」のに対し「絶対にあきらめない」と分かっているシトリーという組み合わせはアリだったのでは。
シトリーが間に居るおかげで、アウリも話を聞いてくれてる部分あるでしょうし。

簡単に真意を語らないラミが最初にアウリと出会ってたら……戦争になってたろ……

いやアウリもアウリで、あの詠唱は卑怯というか。彼女もかなりひねくれてる感じがしてますけどね。


プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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