気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

★4.5

川上稔短編集 パワーワードの尊い話がハッピーエンドで五本入り2

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電子専売の尊い話、第2弾!

個人的には1巻の方に好きな話が集まってたんですが、こちらもまた尊くて良かったです。


各話ごとの感想は下記。

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シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~1 エキスパンションパス

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「今は無理でもいつか俺が…」

「必ずお前を倒すからな…!!」

 

小説家になろうで連載中の作品『シャングリラ・フロンティア』、そのコミカライズ……なんですが。

小説本編の書籍化を経ずに、いきなりコミカライズして。その上、アプリとかではなく、週刊マガジン本誌でも連載している異色の作品ですね。

WEB版には最近になって手を出したのですが、面白さにハマって最新話まで一気に読みましたね……

 

舞台は、フルダイブ型VRゲームが主流となった近未来。

副題に「クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす」ある通り、主人公の陽務楽郎は主に「クソゲー」と言われる、バグ山盛りだったりキャラに難があったりするゲームを愛するゲーマーであった。

 

特別「クソゲー」と評判なゲームをクリアし、軽く燃え尽きていた彼に、行きつけのゲーム店店長が「逆に神ゲーやってみたら」と勧めて。

WEB版だと自分から手に取ってるんですよね。ヒロインの玲の登場も後ろの回だったりするので、コミカライズにあたってうまく見せ方を変えてる感じがします。

 

フルダイブ型VRゲーが発展した世界であっても、更に五世代先なんて噂が出るくらい先進的なゲーム。それこそが、『シャングリラ・フロンティア』。

クソゲーとはいえ数多のゲームをクリアしてきた経験は、神ゲーで遺憾なく発揮されて。

開始位置がランダムスタートで、速攻でモンスターと戦う羽目になっても適応して、始まりの街に立ち寄らずにフィールドボスに挑んだり、中々ピーキーな立ち回りしてますね。

 

元々がクソゲーマーなせいで「バグらずにプレイ出来て凄い!」とか、感性が毒されてるのが笑えます。

自由に暴れまわる中で彼は、このゲームにおける目標を見いだして。それに向かって走ることを決意するわけですが。

序盤も丁寧に描いてくれているので、この調子でコミカライズ進んでいってほしいですねー。

 

エキスパンションパスは、俗に言う特装版ですね。

ヒロインのPC、サイガ-0が「最高火力」と呼ばれる称号を勝ち取るまでが描かれる、書き下ろし小説が収録されています。

厳密にはエピソード前編~後編は週刊マガジン連載時にも掲載されてて、その後ろに番外編が書き下ろされてる形。

番外編で、最前線の廃人ゲーマーたちの楽しそうな準備を見てるのも中々楽しかったです。

 

「人外魔境」という、WEB本編など読んでる人から外道トリオとか言われる三人が『ベルセルク・オンライン・パッション』でバトル面白エピソードも書き下ろされていて、満足度の高い1冊でした。

 

本編とは関係ないですけど、電子版でも特装版だしてくれるのは正直ありがたいですねー。

収納スペース問題はかなり切実なので……。

BabelⅡ 魔法大国からの断罪

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「まるで人間のようなことを言う」

「人間ですから」

「ならば証明してみろ」

 

ついに出ました、『BabelⅡ』!

帯に在る通り終盤に「衝撃の展開が待ち受ける」巻となってまして、読んだ方ならかつて電撃文庫から出た時はここで切られてしまったんですよ……という既読者の嘆きが分かってもらえることと思います。

 

未読の方向けに書くのならば、タイトルが「バベルの塔」を思わせるものであるように、この作品のテーマには「言葉」があって、そこに切り込んでいくことになるんですよね。

ここから更に面白くなっていく作品で、完結済みの書籍化ということもあり、全四巻と予定も立ってるのでどうか読んで欲しい。

 

文庫版には収録されなかった「無言の花嫁」。

過去に囚われて、どうしようもない結末に辿り着いてしまった男女の話なんですが……

あの二人の行動をどうしてか咎めることは出来ない、そんな気分になる。

罪を犯しているので、罰せられるべきとは思うんですが。そもそも二人とも、自らを許さなかったからあんな結果になるんだからなぁ……という感じ。

 

それはそれとして雫のウェディングドレスのカラーイラストはとっても素敵だと思いました。綺麗だ……。え、この子の個性を埋没させる姉と妹って何者……(姉と妹だよ)。

イラストで言うと、カラー口絵に登場しつつ、ほぼ同じ場面のモノクロ挿絵もついてたリースヒェンが推しです。かわいい。

 

転移失敗した後もトラブルに見舞われつつ、なんとかファルサスに辿り着いた2人。

エリクの伝手も頼って、王様との面会を取り付けたものの……

魔法大国ファルサスの王・ラルスは、異世界から来た雫を異質な存在として切り捨てようとして。

一度はその場から離脱したものの、即座に取って返して、啖呵を切りに行く雫の覚悟の決まり方が凄い。

 

雫もエリクも、戦闘能力は低いんですよね。でも、それは戦いを選ばない理由にはならない。それが必要であるならば、出来る事を躊躇わない。

かなり覚悟は決まっている、といいますか。頑固さは作中でもぴか一だと思いますね……

27年ニンジンを嫌って食事を疑い続けているラルスも、中々ですが。

「あるのは言葉と――自分自身だけだ」と割り切って、手札として扱えるのが普通の大学生としては稀有な資質だと思います。……出来れば発揮されない方が良い資質ですがね……

 

辛くも命を拾って、ファルサスで情報収集を行っていくことになり。

今まで聞いたことのなかったエリクの事情だとか、探していた240年前の事件の事とかについて知ることに。

得た情報が信じられずに、1時間ほども議論している辺り、文官よりなんですよね雫もエリクも。

 

そんな二人が、ガンドナの時と言い危機の最前線に踏み込んでいくことになるんだから皮肉と言うか。

「前例が無い少女」の手がかりを追うんだから、否が応にもトラブルに巻き込まれやすいってのはあるでしょうけど。

コチラが気を付けていても、異質な少女に目を着けて向こうからやってくるからな……さて、WEBで結末を知っていても続きが気になる終わりでした。3巻で出てくる新キャラの挿絵が今から楽しみです。流石にあるだろ……


着せ替えは心変わりを呼び起こさない!

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――たとえばほんの一度、自身の感情を彼女に告げたのなら。

夏コミで出るはずだった、古宮九時先生の新刊。
Act.2に突入した『Unnamed Memory』のオスカーとティナーシャを描く同人誌です。
4.5巻とでも言いましょうか。書籍新刊まで読んでいれば楽しめる作品なので是非読んでほしい。
逆に、まだ1巻しか読んでないよ! って人にはネタバレ含む感じなので、お間違えの無いようにしてくださいー。

とはいえ、モノが同人誌ですからね……。事前に確保だけしておくのもワンチャンあり。
古宮九時名義の、書籍読んでいれば平気なシリーズは電子化もしてくれてますが、修羅場だと後回しになりますし。
特に今回の先生は、これまでの反省を活かし「絶対再版しないマン」になってるそうなので、まぁ、状況に合わせてご利用下さい。

閑話休題。
本編は、ある商家に伝わっていた「人の心を変える」力のある指輪の話。
それが盗まれたと陳情が来て、対応する事になってました。
まぁ、それはそれとして話を持ってきたのが服飾扱ってたのもあり、ティナーシャ連れて行って着せ替えして楽しんでるオスカーが素敵。

精神魔法のかかった魔法具の可能性を踏まえて、ティナーシャの協力を取り付けた、という真面目な部分もありますが……
着せ替え楽しみたいのも本心ですよね??? 気晴らしであっても金惜しむ気はないとか思ってるし。いいぞもっとやれ。

Act.2になって変化した二人の関係は、見ていて切なくなる時もありますが、今回はかなりラブコメしていた印象ですね。
いやまぁ、指輪が裏に流れて闇オークションに懸けられるのを知った二人が、組織に踏み込んでいつも通りどうにか解決させるパワーパートもあるにはありますが。
『Unnamed Memory』4巻まで読んでれば、あれくらいは朝飯前というか、軽いオードブルというか……調教されている……

オスカーが、王族として割り切っている、秘した感情の熱量が変わらずあると地の文で示され続けるのが、もうたまらないんですよね。控えめに言って最高でした。

数字で救う!弱小国家5 勝利する者を描け。ただし敵は自軍より精鋭と大軍であるものとする。

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「奴は僕らを襲わずしてすでに攻撃してる。未来のファヴェールをね」


北の小国ファヴェールが属する『同盟』と、帝国やピエルフシュが属する『誓連会』。
2者間での大戦争が開幕しようとする段階にあっても、各国の思惑は蠢いていて。
同盟の連合軍が帝国を攻める一方、ファヴェールはピエルフシュを相手取る2正面作戦が結構されることになったのが4巻。
ファヴェールが戦果を挙げたのに対し、同盟は敗北して。戦争の長期化が避けられない情勢に。

そんな状況だって言うのに序章ではまたナオキとトゥーナがおっぱい論議していて、相変わらずだなこの二人……とちょっと笑ってしまった。
けれど、結局はそんな平穏な時間こそが一番尊いんですよね……
戦争をする以上、犠牲は避けられない。
単純な事実を容赦なく突き付けてくるエピソードでもありました。

同盟内の関係もあって、ファヴェールは帝国側の戦線にも戦力を割かないわけにもいかず。
初戦で帝国を勝利させた立役者、ナオキの戦法を流用した指揮官が登場したり。
共和国側も、次代の英雄を投入して状況を動かしに来たり。
中々油断できない状況ではありましたけれど。
相手の思惑を読んで上手くあしらったりしていて、ナオキ達の成長著しいなと感じました。

ソアラは北方の雌獅子と称され、ナオキは魔術師の名を確かなものとした。
……ソアラは今回も要所で哀れまれて「かわいそがらないでください」って言ってましたけど。
味方からも悪だくみしてると言われるような、ナオキの在り方が見ていて楽しいです。
ファヴェールの若い世代も育ってきて、ますます今後が楽しみになる下地が整ってきている。
だからこそ、喪失が痛いんですよね。的確に心を刺しに来ている。
手紙を読む場面も中々きましたけど、やっぱり一枚だけ遺していった彼の事を想わずには居られない。
あぁ、格好良かった。心の底から震えるくらいに。


りゅうおうのおしごと!12 小冊子付き限定版

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「たとえあなたが機械にどれだけ評価されていようと、俺には関係ない。自分の将棋を指して勝つ。それだけです」

 

三段リーグがついに決着。

さらに、八一はついに帝位リーグの挑戦権を得て、新たなタイトルに挑む。

姉弟子との関係を踏み込んで、封じ手した状態だったところに、刺客も現れて。

将棋を指している場面はやはり熱いし、なんだかんだでイチャイチャしてるし、控えめに言って今回も最高でしたね……

 

決着に至るまでの三段リーグが、長かった……と言うより、銀子が本当に全身全霊で望んで、ボロボロになっていくのをこれでもかと描いてきたので、そこは苦しかったですけど。

それ以外の三段リーグ在籍者だって、決して戦っていないわけじゃないんですよね。

負けてる奴ほど強くなる、という魔窟。

盤外戦術も飛び交う中で、戦い抜いた人々にただただ圧倒される。

辛香の背景なんかも明かされてましたが……聴くだけでも中々重い。死んだと思って出直して来た人なりの強さ。徹底的にヒールだった彼のことは、苦手ですけど嫌いには慣れないかなぁ。

 

あいが迷い、天衣が行動するという弟子たちの行動に差が出ているのも中々。というか天衣強いな本当に。その後悶えているのも可愛かったですけど。

姉弟子が現状強すぎるんだよなぁ。……桂香さん相手の惚気とか、うん、御しきれてない部分もありますけど、うん。

終盤見せた気合の入れ方が吹っ切れすぎてて怖い。月夜見坂さんがやべーという反応もそれはそうだ……としか言えない。

 

あとは帝位リーグでの戦い。於鬼頭帝位が、勝負に際して予想外の行動をとったのにも驚きましたが。

八一の強さに揺るぎはなく。いや、本当に最近の八一大躍進と言うか、主人公してて格好いいですね。

観戦記でついに関東の人々から呼ばれている彼の異名が明らかになりましたが。……あれ、それ主人公じゃなくてラスボスでは……?

 

りゅうおうのおしごと!、基本的に電子書籍で購入していたんですが、今回は察す付きの限定版が欲しかったので紙版で購入。表紙が既に強い。

書き下ろし短編『銀子とただイチャイチャするだけの話』が笑えました。いや、イチャイチャしてるんですけど、二人ともお互いが好きすぎて、割とブレーキぶっ壊れているから二人だけだと暴走するんだよなぁ……あ、イチャイチャはしてます。ちゃんと。


奇跡のような嘘をあなたと

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「何処であっても」

 

201812月頒布の同人誌。

オスカーとティナーシャが、互いの抱えている荷物を下ろした後出会う話。

呪われた王は青き月の魔女ではなく、沈黙の魔女に会いに行き。

魔女は、別ルートから悲願を果たした。

 

ずっと抱えていた案件が片付いて、もはや「どうやって生を終わらせるか」と、自分の終わりを想像していたティナーシャ。

たまたま酒場に居た所に、魔法士を探していたオスカーが登場して。

二人は協力して遺跡を踏破。戦利品を持ちより、オスカーから提案して、次の約束をした。

正確には、連絡用の魔法具をもらったんですが。

 

それを活用して、二人は冒険をした。そのすべてがきっと輝いていた事でしょう。

詳細が描かれたいくつかのエピソードを見るだけでも、二人が充実しているのが伝わってくる。

ティナーシャも使い魔のリトラに早い段階から楽しそうだと指摘されてましたし、「また呼んでくれるかな」と口にする彼女が可愛い。

互いに、自分の抱えていた難題を解決していたこと。そして、王と魔女と知らずに出会ったこと。それらが上手く作用して、ティナーシャの照れる反応が見られてニヤニヤしてしまった。

「進展の無さが面白くなってきてる自分に気づいて、さすがにまずいと思った」というオスカーが相変わらずでしたけどね。そこを面白く思えるような彼だからこそ、ティナーシャに届いたのでしょうけど。

 

C97の陰の新刊で受けた衝撃が、多少緩和された気分。『灰夢』本編も、幸いの話だと思っていたのに……で、でもこれは最後まで幸福だって書いてあったから……例え試行の1つだったとしても。素敵な時間だったことに、変わりはありません。

りゅうおうのおしごと!10

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「い………………いつ、から……? いつから……そんなことを考えて……?」

「最初に将棋を指した、その瞬間から」

 

始業式を迎え、担任が変わったというあい。

それまでの先生は将棋に理解があったが、若い女性の先生ということで、あいが内弟子として八一と同居しているのを問題視。

まぁ、打倒ですよね……とはいえ、始業式のその日から、事前連絡なしの家庭訪問には首を傾げてしまいますが。

JS研のメンバーの訪問と、小学生向けの大会の話が出て、そこで戦果があれば考えるということに。

 

とはいえ一番才能のあるあいは既に女流なので、アマチュア大会には出られないとのこと。

彼女自身も女流としての対局があって、JS研のメンバーと道を分かつような態度を見せてました。

指導の一環として小学校のスペースを借りたりして、八一のプロらしい一面も見れました。

 

しかし、本当に震えたのは、彼が隠していたあいの指導方針で。

将棋に全てを捧げた棋士の顔。観戦に来ていた先生が「わからなくなりました」と言うのも無理はない。

そして、大会が始まって。未熟だろうと、JS研のメンバーはそれぞれに最善を尽くして戦った。その姿はとても眩しく……

 

最後の、三段リーグで連敗を喫し、八一の下へ駆け込んできた姉弟子の深い絶望とのギャップが凄まじいことになってました。

桂香が八一と交わした約束の事と、これまでに描かれた姉弟子の追い込まれっぷりを見ると予想出来た展開ではありますが、予想以上に暗くて驚きました……

りゅうおうのおしごと!10 (GA文庫)
白鳥 士郎
SBクリエイティブ
2019-02-14


インフィニット・デンドログラム11 栄光の選別者

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「君にとって、彼との約束はあれこれ考えてやめてしまうようなものか!!」

 

アニメ化も決定し、好調の作品。

今回は、かつてアルター王国で起こった災害。

SUBM【三極竜 グローリア】編が描かれました。

WEB版では、過去編やユーゴ編などレイが絡まないエピソードも結構あるんですが、その中でも屈指のお気に入りです。

 

レイ以外のマスターも、それぞれに積み上げて来たものがあるのだ、と。

クラン第2位のバビロニア戦闘団。自分たちがホームにしている街へ災害が迫り、戦い抜いた彼らの姿が、鮮やかでした。

彼らが残した情報が、後の挑戦者たちの勝利につながったというのもにくい演出ですよね。

……そこに至るまでに、数多屍を積み上げて、惨状を生み出している辺り容赦ないですけど。

 

管理AI達の行動を想えば、絶対にこの世界ただのゲームじゃないわけですが。

……ゲームとして考えれば、1度しか登場しないレアエネミー相手にやすやすと共闘出来ないというのも分かるんですよねぇ。

AIにもそれぞれモットーがあって、フィガロをチェシャが焚き付ける場面とか熱くて好きです。

三本の首を持つ強大な竜を相手取って、フィガロが、月夜が、シュウが。それぞれ死力を尽くして戦う展開は必見です。

あの戦いぶり見ると超級凄いというか、大賢者の葛藤も少しは分からなくもないけど……フラグマンはフラグマンで事故案件だからなぁ……


つるぎのかなた2

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『分かった』

今、決意と共に改めて、その言葉を噛み締める。

『俺が、お前たちの大将だ』

 

団体戦。敗退すれば3年生は引退となる大会。

悠は、剣鬼として仲間を鍛える道を選んで。その標的となっている「常勝」秋水も、その重さを背負い練習に手を抜くことはなく。

先輩方の縁というか意地のために、大会前に秋水相手に出稽古をすることに。

 

大会が近いという事もあって、手札を伏せようとしたり暴こうとしたり。お互いに画策してましたが。

瀧本にしてやられてた悠は、剣道強いけど、まだこの辺りは苦手みたいですねぇ。

でも、悠はそれを必死にやったんですよね。苦手だろうと、泥臭かろうと、嫌われる事になったとしても。

 

集中しすぎて千紘とかにはちょいと仕返しされたりもしてましたが。

その努力の成果が見られる、団体戦。熱気がこちらにも伝わってくるような、迫力がありました。

帯にもあらすじにも書いてあるので触れますが。秋水と藤宮との戦いの果て、涙が流れることとなるんですが…

あの場面は、圧巻だった。そうだよな…勝負すればどちらかは負けるわけで。あの涙は、悔しくてそれでも、目を離せない美しさのようなものすらあった。

快晴も悠も、勝ち続けた末に化け物のように言われていましたが。

まだ高校生なわけで。彼らの人間らしさが描かれて、胸にこみ上げてくるものがありました。

 

いやまぁ、人間味があろうがどっちも剣道星人なの変わりませんけどね!

むしろ、悠が剣道復帰したことで、瞳は上段解禁するし、乾兄妹は互いに悠贔屓でテンション上げていくし。剣道星人レベル、急上昇しているのでは???

大会前に藤宮の男子組が焼肉食いに行ってる場面は笑えました。「この罪は重い」からの流れが特に。「こんなの、あまりにひでぇっス……」って八代の台詞がツボだった…。



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