気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

あき

アルオスメンテ6 

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「何故できない」

「命を捨てる者をとめるのに おまえは命を惜しむのか」

「だからおまえは俺より弱い」

 

今回はダンテとランテ、そしてリヒター騎士団長の話が描かれていましたが……

あぁ、これは厳しいというか。ただ心が痛い。

神託士を排除する国が出てくるのもうなずけるというか、騎士団の面々の心中を察するに余りある。

 

リヒターにも悩みはあった。

「黒い戦車」を生かしてしまった事。本来なら、あの時に見捨てておくべきだったのではないか。

キアンの策に納得できる部分もあった。部下には恨むなと諭していた。けれど、悩みは尽きず心は淀み……悪魔の誘いに心が揺れかけた。

そしてそこをレグナが拾ってしまい……本当にこれは誰を責めればいいんだろうか。

引退した後もキアンの名で戦車を動かしていた元老院の面々かなぁ。

 

幼き時に、アルオスメンテを実行していた双子。

レグナとは対照的なボロボロな環境ではありましたが……驚きの速度で答えを導き出してましたね。

双子サイドで見ると、かなり神託ってのは胡乱な存在に見えますなぁ。リヒターが投獄されるまでの流れを見ると、レグナが聞いた強い殺意の正体も本当に陛下に向かっている物なのか怪しく思えてきましたが。

さて、レグナは真相に辿り着くことが出来るのか。……かなり父親世代の因縁とかも含めて複雑に絡んでる感じがしますので、何をもって真相と言うのかもあやふやですがね……

 

 

彼岸の石

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「俺の経験によると いい結果を期待して願ったものは大概ろくな事にならん」

「…不安になるこというなよ」

「だが 悪い結果ばかり浮かぶ『願い』は逆かもしれん」

(略)

「おまえが不幸になれば 誰か幸せになるかも知れんぞ」

 

願いを叶える石を体に持つ男、露華。

彼は、願いを持つ者も前に現れそれを叶えていく。

喋るカラスを伴い、旅をする彼は、ある街で芝居一座に身を置く楠成と出会う。

彼は願い……というよりは悩みを抱えている男で。

 

「女の顔が分からない」。

白く塗りつぶされたように見えて、区別が出来ない。

でも、自身の見目は良いもので、女がよって来たりする。

それによってすれ違いが生じて……居づらくなって旅に出る、なんて逃避を続けているわけですが。

縁あって楠成と露華は旅路を共にすることに。

 

途中、露華の前身についても触れられていましたが……

元々は大きな石であり長い事大切にされていたため、力を持った。

意識を持った彼は、人々には見えなかったが……願いは聞こえていたため、時に力を使い、村を助けていた。

けれど、それは代償を求めるものであり。こちらの村に雨が降ればあちらに降らず、と言った感じで。

歪みが蓄積されていった結果、砕かれて……年月を経て、また形を作った。

 

そして、旅路の果てに二人はそれぞれの求めていたものを得て。

1冊で綺麗にまとまっていて良かった。

 

 

エルハンブルグの天使

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「手紙や詩なんてとりつくろって書くものですよ」

「つくろえないものもあるわ 隠しても隠してもあふれでる」

「男の裁縫なんてすきまだらけよ だから男は大概嘘が下手なの」

「……なるほど かく言う女は裁縫が上手すぎる」

「理論の破たんもへりくつも自分で上手く繕ってなかったことにしてしまう だから女は大概思いこみが激しい」

 

民を率い、領主を倒し新たな王となったマディス。

その腹心として付き従い友として傍にあったラルヴァン。

彼らは、固い絆で結ばれているようで、微妙に噛み合わず危ういバランスの上にあって。

ラルヴァンは妖精や精霊といった別の存在が感じられる目を持っていて。

けれど、そうした妖精たちが寄り付くのはいつもマディスの方で。

 

歪な状態でありながら、二人はそれなりにうまくやってきていましたが。

王が伴侶を迎え、その子が生まれた時に、すれ違いは決定的なものになってしまって。

ラルヴァンは自ら城を去った。

そしてマディスは、息子との距離を測り兼ね、ついには乱を呼んだ。

 

各話の時間は結構飛び飛びで。

ラルヴァンの心情が痛いなぁ。精霊の類が見えて、けれど祝福されず。

共に育った相手を見下しているけれど、どうしようもなく人を惹きつける彼の傍からは離れられずにいて。

 

軽蔑しながら、それを隠している嘘吐きだ、と卑下してますが。嫉妬なんて誰の心にもあるものだと思うし、ラルヴァンはそれを上手く制御していた方だと思いますがね。

傾いてしまった国。マディスとラルヴァンが領主を打倒してから30年とちょっと。もった方だと思うべきなのかどうか。

ただ、噛み合わなかっただけ。それでどんどん崩れて零れていくのは、辛くて痛い。最後、ラルヴァンは子をなしたようですけど、苦労性の彼がどうか、未来においては少しは良い想いをしてくれてるといいんですが。

 

英国マザーグース物語 花咲けるきみと永久の歌

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「だいじょうぶ」
ジュリアンは目を閉ざし、手に力を込めた。
「死んでも放さない」

電子書籍版を読了。
シリーズ完結巻ですね。
なぜ、これだけ電子版だと書いてるかっていると、特別収録の短編があるからですね。
本編が良い感じの終わりをしてるんですが、「他のキャラたちのその後はどうなの」って感じだったのも事実なので。
後日談も収録されているというので、こっちにまで手を出してしまいました。

閑話休題。
とりあえず、本編の感想から。
セシルの見せた覚悟。ジュリアンを撃てないから。だったら。
まぁ、幸いにして、追いついたレナードがいい仕事してくれて無事だったんですが。
クリストファーには逃げられてしまって。
今回大きな事件を起こして、もう逃げ場もなくなったクリストファーは、他の事情も鑑みて、最後のゲームを提案。
裏で動き回っていた分、切り札たくさん持っているからなぁ。

ロンドンで行われる、最後のゲーム。
それを止めることができるのか、とジュリアンは挑まれて。
ただまぁ、クリストファーがいろんな人の弱みを握っている分、それを活用して動き回っているからどうしても対応が後手後手に回っていて、その辺はもどかしいですね。

前回のレナードからの手引きもあって、ようやくセシルとジュリアンが落ち着くべきところに落ち着いたように見えます。
そのあたりがちゃんと決着がついて、セシルたちの父親の問題についても、解決ができたのはよかったんじゃないかと。
ジュリアンの父が振り回されていましたけど……ご愁傷様です。

特別収録の短編は実に5本も収録。
日常のエピソードが3本と、後日談が2本。
ガイ・フォークス・ナイトを共に過ごすセシルとジュリアンのエピソード、『寄り道は危険の香り』。
『My sweet tea time』は、新聞記者として働いてるセシルたちのたわいない日常の話。セシルが気になったお菓子にまつわるちょっとした謎をジュリアンが解決する、彼らのいつも通りの姿があります。
『幸せへの脅迫状』。これはちょっと男が凝りすぎてるといいますか。
セシルの親友エリザベスの屋敷のメイドが受けとった怪しい手紙の顛末。さて、セシルは相応の礼としてマザーグースの歌を口にしてましたが。どう落ち着いたのかが地味に気になるなぁ。

『Coming back to you』。この世に蘇ったヘンリーの思い付きで、アッシュフォード家でパーティーが催され、なぜか屋敷の中でかくれんぼをすることになって。アメリアがジェフリーに興味を持っているみたいな描写がありましたが、わりと本気みたいで。
ダニエルとエリザベスもなんだかんだで良い雰囲気みたいですよ。頭硬いダニエルは、しばらく葛藤してそうですけど。

『Beautiful May flowers』。
セシルの社交界デビューのエピソード。
ジェフリーが引っ掻き回していたけれど、こうやって笑えていられるのも、無事にヘンリーの死から始まったアッシュフォード家の問題が解決したんだと実感できる話でしたね。


英国マザーグース物語 聖夜に捧ぐ鎮魂歌

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「褒められたようには、思えないかもしれないわね。女の子が大人になるということは、幸せになるという忌みと、かならずしも重なるわけではないから」
(略)
「どうか、人生をあきらめてしまわないで、セシル。あなたはまだ若いのだから、自分で選び取れる未来の可能性を信じていてもいい齢よ」


ジュリアンは、政府のスパイであった。
驚きの事実が明らかになった、前回の終わりから場面は継続してます。
セシルは、ジュリアンのこれまでの優しさが全て「アッシュフォード家から情報を得るため」の仮面だったのではないか、と疑い、彼のことを信じられなくなってしまって。
ジュリアンは仕事で近づいたのは事実だけれど、セシルに惹かれたのもまた真実であるというが、タイミングが悪くて、まぁ、信じてもらえず。

新聞社の仕事からもジュリアンは離れて。
いいコンビであったセシルたちの関係が壊れてしまったのは、残念ですが。
どんどんと距離が近づいていくにつれて、あのままでいられなかったって言うのもまた事実なわけで。
抱えている秘密があるし、セシルの性格もありますし、あれぐらいの爆弾投下したほうが、荒療治になってよかったんじゃないですかね。
まぁ、いろいろあったけど今回のMVPはいい性格していたジュリアンの従者、レナードさんでいいんじゃないですかね……

クリストファーの思惑によって招待された舞踏会。
まぁ、危ぶんでいた通り、行動を起こして要人を害しようとしていましたが。
セシルとジュリアンが、翻弄されながらも、自分たちなりに止めようと努力しているのはいいんじゃないですかね。
クリストファーが上手過ぎて、対応が後手後手に回ってしまっているのは、何とも言えませんが。


英国マザーグース物語 裏切りの貴公子

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「(前略)一見とるに足らないような釘にも、ちゃんと意味はあるし、価値もある。それはきっと、人も同じなんだって。だから、生きることに手を抜いちゃいけないんだって。それは神さまに与えられた使命だとか、そんな大げさなことじゃなくて、ただ心の持ちようの問題なんですけど……そう考えるとなんだか前向きになれる気がしませんか?」


一気に話が動いた感じがありますね。
1巻の事件の時から暗躍していた、大きな組織の影。
それはじわりじわりと近づいてきているような気配ばかり感じられて、不気味な状態でした。
罠に少しずつ近づいて行っているような、怪しげな感じ。
P121のあたりとか、すごくセシルに逃げてーっていいたかった。

一方で、セシルとジュリアンの交流はもどかしいにもほどがありますね。
セシルは、ジュリアンを微妙に意識しながらも、彼に秘密を持っていることと、婚約者がいて結局は離れないといけないと思っていることが影響してあまり進もうとしませんし。
ジュリアンはその秘密を知っていることが「秘密」となっていて、婚約者という立場を隠している事なんかもひっくるめていつ打ち明けたモノかと迷ってましたし。
ひょんなことからセシルの方の秘密はセシルも、ジュリアンが知っていることを知る状況になるんですが。

秘密がばれて引っ掛かりがなくなったセシルは、明るくなった感じがしていいですね。
お互い大切に思っている感じが出ていて中々楽しんでいたものです。
ただ、それすらもひっくり返すような、ジュリアンの秘密が明らかに。
セシルの隠し事がなくなったと思ったらこれだよ。
少し驚きました。しかしまぁ、本編シリアスなのに、短編がまたいつものテンションで……


英国マザーグース物語 哀しみのロイヤル・ウエディング

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「さっきのぼくの言葉は正確ではなかった。いや、正確ではあるけれど、ぼくの考えの一部でしかなかった」
ジュリアンがふりむき、セシルの視線をとらえる。
「なによりも、ぼくはきみに、危険なことに自分から近づいてほしくないんだ」

セシルはセシルで秘密を抱えているという悩みがあって。
でジュリアンの方もその秘密を知っているという秘密を明かそうかどうしようかとそれぞれに思っている部分があるっていうのは中々。
しかしジュリアン。秘密を知っていて、悩む事情もある程度分かるからといって、セシルは「知っていることを知らない」だからともすると超おせっかいというか、心配性というか。
セシル的には男にこういう事を言う人なのか、と思われる可能性あるんじゃないだろうか。まぁ、友人としていい関係築いているから、問題ないようでしたけど。

今回は、都市伝説とか霊媒師とかを追っていく中で、ちょっときな臭い問題に繋がっているようで。
殺人床屋の都市伝説を記事にしようと行った先で説かれた謎。
ある家族の絆に関する謎は、セシルには結構来るものがあったんですね。
確かに凄くにぎやかな兄弟がいるからアレですけど、父も母もいないですからね。
片方「いないことになっている」人がいますけど、会えないことに変わりはないですし。

そして、もう一つの噂の霊媒師にまつわる事件。
今回のテーマは家族とか絆とかそういうものだったんですかねー、と思ったり。
霊媒師となれば当然イタコというか、亡くなった家族の霊を下ろして云々の話が出てくるわけで。

結局のところ、黒幕には逃げられちゃいましたし、どーなることやら。

アルオスメンテ4

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「そう 物事には表の意味と裏の意味がある 寄り添う二人には常に別離の不安がある」
「「魔術師」は新しく創造をするがそれをペテンと嘲笑う群衆の視線は避けられん」
「真に新しいものはいつの時代も多かれ少なかれ嘲笑を受ける それは「創造」の運命だ」
「カードに配置するという事は つまりお前がその人物を そのカードの裏の意味まで背負うに足る人物だとみなしているということだ」

レグナが確かにエンジェルなんだよなぁ、と。
純粋無垢というかアレは純粋培養な感じがしますけど。作られたもの、という印象。
自分の知らなかった事を知ろうとしたり、悪意に触れたりして、迷っているエンジェルはいったいこれかどーしますかねー。
頭が硬いレグナに、カードに合わせて連想するとか結構難しい気がしますけどねー。
18話で、内心でこう叫んですましね。

「おそらくランテは「愚者」のふりをした「何か」だ」
「・・・ だから!! その何かが分からんのではないか!!」


さてはて。事の発端だった「殺意」の持ち主は結構おとなしくしているようですけど、どーだか。
案外殺意の行先エンジェルだったりするんじゃないかなー。
神託がどういう者なのか、よー分からんので適当吹いてるだけですけど。

夢の中での賢者とレグナの問答とかも結構気に入ってます。
カードの表の意味と裏の意味。
ランテは愚者なのかどうなのか。
個人的には気に入っているキャラクターなんで無関係であってほしいように思いますが。
レグナが感じた影とか、そもそも過去の出来事とか因縁的に、全く無関係ってわけにもいかないんだろうなぁ、とは思いますけど。

この国、結構歪な形しているように思うんですけど、それはやっぱり元老院の庇護下にいる「エンジェル」の視点だからですかねー。
側近たちにもいろいろと思惑はあるようですしねー。
絵も好きですけど、話も結構気に入っています。迂遠なところはあるかなーと思いますが。

過去の大人たちの話もちらほら出てくるようになって、キアンの本性はいったいどこにあったんだろう、とか考えますけどね。
あとは、キアンを神託士として抱えていた、前王はどうしたんでしょうかね。

カバー裏のネタが笑えた。さすがだダンテ・・・。
 5巻の予告の文言にありましたが、「そして神託士とはそもそも何なのか」。
その辺にも触れられていくんですかねー。
レグナのパパのターンになるとか。
1年が遠く、待ち遠しいですねー。 


A*D-ANGEL'S DOUBT- 天使の嘘2

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もし本物そっくりの偽物が 本物よりも美しく見えてしまったなら
それはぼくの目が正しくないという事なのだろうか


鉱石の街が案外長引いてますね、という感じ。
気ままな諸国放浪しているフォースたちはまだしも、ロレンスはこんな長期にわたって進路変更の上、一つ所に滞在していていいのだろうか。
あまり進路変更できない行程だったんじゃないのー、みたいな感じが。

英理の兄、真理も登場してましたね。
まぁ、鉱石の街に来るわけじゃなくて、手紙を受け取る場面が描写されているだけですが。
そこで語られた「英理が友人として紹介した人物」っていうのも地味に気になりますなー。

英理がりくとにだいぶ興味深々なようですが。
確かに、のほほんとしているようで、時々なんかこわくなるような瞬間があるといいますか。
つかみどころのなさがすさまじいレベルだからなぁ。
細工の腕前の事もありますし、ある種の天才ではあるのかなー。
どんな背景があるのかは気になります。
りくととの会話をゲームに例えた英理の話は結構的を射ているものだと思いましたね。

「フォース かっこいいよね」
「今日はカワセミがヒマワリくわえたみたいなかっこうなんだよ」


・・・・・・それを格好いいといえるりくとくんが素晴らしい。
そんな独特な感性を持っているのに、目と記憶力と、そして細工が得意っていうのがなんともはや。

そしてりくと、飴細工もできるんですね。
・・・それで虫の飴つくるとか、才能の無駄遣いというか。
そもそもの出発点にフォースがGのつくアレを飴でつくったら美味そうに見えるのか、っていうのが合ったらしくて、それはちょっと無謀でしょうと思いますが。えぇ。 

 

A*D-ANGEL'S DOUBT- 天使の嘘

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「いいえ あれは桜の木です」
「他の人には贋物かも知れない でも私には本当の本物よりも こちらが」
「私の神が決めた『本物』なのです」

嘘桜という桜に似ているけれど、一年中咲いている花に関する寓話、それを元に詩人が詠んだ話の中の台詞。こういうのは結構好きです。ちなみに元になったのは、旅人を引き留めようとした女が男に「あの桜が散るまで」と嘘桜を指し、いつまでも散らずにまんまと騙されたって話です。それを、「私の神が決めた『本物』なのです」と綺麗なオチに変えてるのがいいですねー。

桜の話が最初に来ましたが、別に現代日本とかが舞台ではないです。
名門貴族の四男坊、フォース。彼はどんなド田舎でも「極楽鳥」のような華やかな装いをしている、型破りな存在だった。
その周りには、天然で細工の才があるりくと、主に暴言を振るうジズがしたがっていた。
この3人と、まっとうに社交界の人気者をやっている大富豪・ロレンス家の子息、英里とその執事の2組のお話。
主要キャラに男しか出てきていませんが、BLって感じはまったくないですなー。

「いずれも貴族ではないし 各階でも異端と呼ばれてもっぱら批判の的になっている人物だ」
「しかし 彼らの作りだすものは 確かに素晴らしい」
「彼らの 神に 価値がないと いったい誰が断言できるのだろう」

類は友を呼ぶというか、異端は異端を呼んでる感じですが、フォースの周りは、それぞれ自分の生き様とか主張を持っている人が集まっているんじゃないですかね。「極楽鳥」やっていますが、フォースってやろうと思えば結構な大物になれるんじゃ。いや、態度とかは既に大物の風格ありますけどね。ふてぶてしさとか。

諸国放浪の旅と銘打って、グルメツアーをしているお気楽なフォースと、興味を持つと行動起こさずにいられないロレンス。この二人のやりとりは見ていて楽しい。
ロレンスも、社交界でやたら人気っていう顔があるようですけど、手紙を面倒くさがるところとか、結構いい性格してるんですよね。
まぁ、どちらかというと、天然なりくとが一番好きなんですけどね。
ロレンスの興味も、一度見たものを忘れず、紙をもちいて巧みな細工を作るりくとに向いている部分もありますし。
りくとのダメ連鎖が、毎回楽しみです。ぶつかって因縁つけていた相手からも、最後には「呼び止めて悪かった」と言われるほどの不幸ぶり。
ロレンスには「わざとじゃないんですか」と執事に聞かれた時に、「これだけ捨て身のわざとなら もういいんじゃないかな わざとでも むしろ敬意を表すべきというか」と言われていましたね。
うん、濡れ慣れているとか、不幸とか、そういうレベルのあれじゃないと思いますけど。


プロフィール

ちゃか

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