気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

さいね

とってもカワイイ私と付き合ってよ!3

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「いや……楽しかったよ。本当に、俺にはもったいないほど。だから俺は偽物から始まる関係ってのも悪くないと思う」

(略)

「ただ、いつまでも偽物のままじゃいられなくなる。どこかで、自分の気持ちと向き合わなきゃいけなくなるんだ。結局、先延ばしにしかならないのかもな」

 

偽りの恋人関係を続けている大和と結朱。

でも結朱は大和から貰ったネックレスをずっと付けてるし、彼女の友人たちから大和の前では違う顔を見せてるとか、男が出来た途端にべったりとか言われてるんですよね。

クリスマスも目前という時期に、寒くなってきたという名目でマフラー買いに行くデートしたりしてますし。

 

結朱がマフラーを巻くとせっかくのネックレス見えなくなっちゃうといって、不満そうにしたり。でも、大和にマフラー贈ってもらえるなら同じかなとか言っちゃうのが、可愛くて良い。

当人は直後、大和相手に「今の可愛かったでしょ?」とウザ絡みを披露してるんですけど、読者目線だと割と照れ隠しに見えるというか。

大和にもしてきされていますけど、割と防御力低いからな彼女……。

 

恋人とクリスマスに過ごさないと疑われちゃうしね、と偽装デートをすることになって。

直前で失言をした大和がデートプランを考えることになり、雰囲気が良いイベントを見つけたものの……それは、「好きな人に告白する」ためのイベントでもあった。

雑誌買って調べたりしてたのは偉いけど、肝心なとこ見逃すあたり大和もまだ脇が甘い部分ありますが。

どうにか誤解を解こうとする過程で、自分は既に結朱が好きになっていた、と言う事に気が付く流れは中々良かった。

終盤にかけてすれ違うシーンも出てきましたが、それでも追いかけて意地をみせてましたし。2人なりの恋をしっかりとみせてくれたので満足。

とってもカワイイ私と付き合ってよ!2

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友情は永遠に続かなければいけないものではないし、終わってしまったからと言って偽物になるわけじゃない。

俺にとって、ヒナと過ごした時間はとても大事なもので、楽しいものだった。

その価値は、俺がどういう在り方を選ぼうとも変わらない。

 

結朱の抱えていた三角関係の問題は、ひとまず区切りをつけたけど。

交友関係が即座に戻るわけではなくて。下手に突かれないために、偽物カップル関係を継続する事に。

本当に付き合うことになった、と表向きは説明しているそうですが。……偽装カップルの割にはいちゃついてるんだよなぁ。

建前をすっ飛ばして、嘘を本当にしちゃっても上手くいきそうな気配はする。

 

そして今回は、近くに迫った文化祭について。

クラスの準備は順調なため、遅れている部活のサポートをしてもらえないか、と相談されて。

大和と結朱がバスケ部の演劇に駆り出されることに。よくよく縁がありますね、というか。

そこで、大和が昔親しくしていた女子が登場して、結朱がモヤモヤしてるのが可愛かったです。

 

ヒナという少女は人見知りだったところ、昔の陽キャ頑張っていた頃の大和と縁が出来て。背中を押してもらって、変わることが出来た。

でも、彼がキャラを切り替えた時に縁が切れてしまって、そのままずるずると来てしまい……今では別の居場所を見つけて、言葉を交わすこともなくなっていた。

 

ただ、以前培った思い出まで損なわれたわけじゃなくて。相手の事を理解してる態度が垣間見えて、ますます結朱がもどかしい想いをすることになっていましたが。

思う所があっても、やり残したことがあるんじゃないの、と言ってくれるのはありがたいというか。損をする性格だなぁ、とは思いました。幸せになってほしい。

文化祭というイベントを通して、それぞれが少しずつ前に進んだ感じがするのはいいですね。

ヒナと大和は、かつて言えなかったことを伝えあってましたし。ちゃんと結朱のところに戻って、彼女に贈り物をしていた大和は偉い。彼氏力上がってるよ。いやもうほんとに、そのまま付き合ってしまえばいいのに。


とってもカワイイ私と付き合ってよ!

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「というわけで改めて。不本意ですが、付き合ってください」

(略)

「……不本意ですが、よろしくお願いします」                 

 

一人で本を読んだりゲームをしたりするのを好み、クラスに友人がほとんどいない和泉大和。

そんな彼が、接点のなかったリア充グループの一人、七海結朱から告白されて。

グループ内で三角関係が生じてしまい、関係悪化を避ける為に、先んじて恋人を作ってしまうという荒業。

大和側にメリットが薄いので、一回はすげなく断られてましたが。

結朱に興味がないのが明らかでプラス査定入って、こりずに交換条件を付けて交渉に来た辺りは評価できる。

 

自分の可愛さを理解していて、可愛いアピールにも余念がないですけど、自分に自信があるキャラは嫌いじゃないです。度が過ぎなければ、ですが。

実際可愛いですしね、結朱。努力を惜しんでないし、友情も大事にしてるし。意外と耐性がない所とか、遊園地の絶叫系好きでもお化け屋敷苦手とか。キャラ造形が良い。

大和も、興味ないと言いつつ結構揺さぶられたりしてましたしねー。

 

偽装関係を疑われないようにデートをしたり。

そもそも、偽装を始めた原因であるグループ内の恋愛事情に決着を付けようと模索したり。

二人で相談しつつワイワイやってるのは見ていて楽しかったですねー。

偽装関係をしっかり演出するために、相手の事を知ろう! と大和の趣味であるゲームに付き合ってくれたり結朱も良い子ですし。

大和も、友人づきあいと単独行動では後者の方を好むってだけで、コミュニケーション取ろうと思えば取れる方ですし。意外と噛み合ってる感じがする。

あと、二人がやってたゲームってテイルズ・オブ・シンフォニアですよね……懐かしいなぁ。懐かしむくらい前のゲームになっちゃったんだよなぁ。時代を感じる。

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ちゃか

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