気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

さとやす(TENKY)

境界線上のホライゾン ガールズトーク 狼と魂

ico_grade6_4
「貴女は騎士です、ミト。武蔵において、戦士団でも、傭兵でも、総長連合や番屋でもない。彼らとは別の、一つの力としての騎士が貴女です」
ゆえに、
「その証明を、御願いします」

聖譜歴1648年。大規模な禊祓を行う武蔵は行っていた。
その事業を行っている時にたびたび、梅組も彼らが口にする昔あった同じような事例。
当時武蔵にいなかった正純が知らなかったエピソード。
この機会に聞いてしまおうと、狼の語りが始まるわけで。
回想中に現在から厳しいツッコミ入ってるあたりは相変わらずというか、本当いコイツラ共食い好きだよなぁ、というか。

中等部ということもあり、あちこち未熟だったり、外道度抑え目だったりします。
だから、本編になれているとちょっと物足りない感じも。
薄いし(シリーズ比)。いやこの薄いっていうのは決して表紙のキャラの胸部装甲的意味じゃ……
……まぁ、ラノベとしてはこれぐらいが正しいといいますか。
普通だったら、これで、ちょっと厚いかなとか言われる感じじゃないだろうか。
慣れとはかくも恐ろしいものか。

男子どもも回想では登場するから表題のガールズトークな感じは少なかったかなぁ。
一応現在のチャットでは女子しかいないと思いますが。
後書きでなんか「個人の年表がある」みたいなこと言ってますが。
本当に川上さんどこまで設定練り込んでこのシリーズ始めてるんだろうか。
恐ろしいにもほどがある。この短編は短編で面白かったんですが、過去編でいえばBD特典のきみとあさまでの方が面白かったですね。
外道さになれたせいで、ちょっと物足りなかった。というわけで本編はよ。







境界線上のホライゾンⅤ

ico_grade6_3h
「じゃ 行こうかみんな 頼りにしてるぜ?」
「Jud.」

アニメ版もあの厚い原作をうまく切り貼りして、凝縮していた面白さがありましたが。
漫画版は、アニメよりも余裕を持って進められる分、もうちょっと原作よりですね。
なかなか良質なコミカライズ。安定しています。

討論が終わってトーリが行動を起こし始めるところから、契約認可の場面まで。
それぞれが必死に、それぞれにできる事をやっていく。
モブであろうと、自分を偽ることをせず、進んでいく様は、一言格好いいなぁ、とそれだけ。

アニメでは切られていて残念に思っていた正純父たち暫定議会のメンバーの会話とかも入っていて満足です。
正純父の態度の理由。暫定議員に向いていないと判断した理由。
仕事に関してはかなり真面目で、有能な人材がそろっているんですよね、本当に。
ちょっと、職業的にも世を忍ぶ趣味を共有しているオタク集団ってだけで。
趣味に突っ走っている時はいい年したおっさんが集まって何しているんだと思うものですが

また番外編で巻末に短編が収録されてます。
『落雷場の処罰者達・後編』。
青雷亭のP01-sが来た時の注文の地雷感がたまらないね!
決して自分で体験したくないですけど。
「――ご注文を伺いましょう」。

この一言のセリフが、すごく怖い。というかメニューもなんか怖いですけどね、何が出てくるのか分からないっていう意味で。

境界線上のホライゾン (5) (電撃コミックス)
武中 英雄
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2014-08-27

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅦ 〈下〉

ico_grade6_4
●画:『歴史って何? って話よね。そんなのは、簡単よ』
義:『簡単?』
(略)
●画:『アンタが生きてて良かったと思えるなら、アンタの後にできる歴史は、アンタにとって良い歴史よ。だからもし、アンタに生かされて良かったと思える人がいるなら、それはあんたの歴史が間違ってなかったっていう事』

関東解放クライマックス。
ネルトリンゲンに向かった武蔵と、関東に残った面々。
戦いはそれぞれの場所で続いていくわけですが。
前回の引きもありますし、直政の武神対決と、義康の戦闘が開始。
関東解放の方が、とりあえず先に決着がつきますねー。

「――彼のした事が、私を、ここに連れてきてくれたのさ」
「――私が、ここから先に、連れて行く」
「私達は、ここで、それを見ていよう。私たちがつけた道の、この場所で」
「私達がここで見ているから、安心するといい」


亡国である、北条。
後を託して退場していく彼らの起こした行動には震えた。
地の文もあるんですが、台詞だけ拾っているので、アレですが。
義康と北条の会話。退場していく人たちも、本当に格好いいから、このシリーズはたまりませんね。

第七十章の義康と、生き残っていた里見の第三特務との会話。
それに巻き込まれて、仕事が増えている大久保と副会長のやり取りとかが笑えた。
大久保、上司がウォーモンガーだったり、武蔵に馴染んだ外道だったりすると大変だよね……。
でもそういうのを経て成長したら、きっと君もあぁいう外道になってしまうんだろうなぁ。
正純も武蔵に鳴れていなかった初期のころはまだ、行き倒れこそしているもののわりと常識枠だったのに。
最近じゃナチュラルに大久保こき使うようになって。……ウォーモンガーなのは当時からなんで何とも言えませんが。

ネルトリンゲンでは、なんか傀儡人生楽しんでいるマティアスがヒャッハーしてたり、巴御前がわりと前線で因縁ある相手とガチバトルしてたり。うん、平常運転ですね。

途中、長岡夫人が唱えた「歴史再現」について。
端的にまとめれば、昔より厳しくなっているだろう、という事ですが。
それに関係している場所が、京である、と。
京は結構重要な場所であるとは思っていましたが、ここでまた別の顔が出てきましたね。
そろそろ東に本格的な出番があったりするんだろうか。
出番少ないのに、なんかどんどんミリアムと距離縮んでないか、と出てくるたびに思うんですがね。

新キャラのくせして、長岡少年がなんか無事に嫁確保してました。
傀儡皇帝マティアスの持つ大罪武装を二代が分捕ったりと、戦果もあり。
作者コメントによれば「次巻から、怒涛のクライマックスに向けて新たに物語が動き始めます!」だそうで。
まぁ、うん……7巻全体通して、小田原征伐の翌日とかそんな感じだろ……?
密度濃いのに、全く時間進んでませんからね。
夏休みが少し前から、どうなるのかと取りざたされてますが。さて、これからどう動いていくものやら。


GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅦ 〈中〉

ico_grade6_4
「手が届かなかったってのは、引きずるもんさねえ」
『――そうだな』
向こうにも、そういうものがあるのか。だったら、
「やろうさ。――ちと、今度こそ手を伸ばせるように」


ネルトリンゲンの様子も少しえがかれていますが・・・
長岡夫人、超自爆する気満々ですね。丑の刻参りに行くといわれても信じられそうな格好でしたが。
腹にも頭にも爆弾巻いているとか、結構デンジャー。

関東解放。
鈴がどんどん武蔵の操艦技術向上していっているんですが。
順調に武蔵内での重要度が上がっていくなぁ。さすが、唯一の良心枠。
喜美は喜美で、呼吸や踊りと合わせて艦隊の回避運動を行うとか。
本当に真面目に武術やっていたら、他国の総長クラスになっていたりするんじゃないだろうか。
少なくとも、二代相手には、勝ったりしているわけだしなぁ。

「おい、武蔵総長」
(略)
「――海を見せてくれ。里見に通じる海を、だ。」


里見がかかわるという事で、義頼に助けられた武蔵勢としては色々思う所もあるようで。
まぁ、関東解放に参加して、それとは別にはっちゃけてた立花夫妻とかもいますが。
あの夫婦、なんかイチャイチャしながら、艦隊撃破したり、敵撃破したり軽く無双しているんですが。
ネルトリンゲン組のはずの武蔵勢も、結構本気で楽しんでませんかって勢いで突撃かましてましたね……。

羽柴の若い世代。
長岡夫人を助けたいと願う、長太少年だったり。
可児と同世代の連中だったりも、慶長の役の再現で結構頑張ったりしていますが。
襲名しているだけあって、妥協をしていないんだよなぁ、と。
小田原でも活躍した可児が長太誘拐作戦を実行している二代と相対したり、人狼種族である糟屋がネイトの前にたったりと、少しずつ状況は進んでいきます。
そうやって、歴史再現が進んでいっているので、これまでは武蔵が先を行く他国を追いかけていくことが多かったですけど、長岡少年を含め、年下の世代が出てきてるんですよね。
武蔵の主力が先輩として、他国の後輩と戦う。
敵が成長していく様も、先輩として戦う場合の安定感も中々良いものです。

しかし、人狼女王は、想像以上にチートだったといいますか。
流体砲の直撃喰らっても死なないで、むしろパワーアップして反撃するとかどういうことですか。
アレと戦うことになった糟屋たちは大変だなぁ、というか……。
中指デコピンの音が、大砲みたいな音とか表現されてますが、おいおい……。

表紙の直政は、関東解放組でしたが。
そこで発見した武神に、因縁をみつける。
里見、第三特務の武神「信」。そのパーツが朱雀のものではないか、と。
あちこちで、縁が結びついて、つながっていくから、面白いですよね。

個人的にツボだったのはうどんの宿命回避の為に会計補佐がとった作戦「さらに公金着服」。
……っておい。累積分の罪の換算が必要だとかで、とりあえず翌日に持ち越ししたとか。
なにやってるんだか。これ、回避できる目あるのかなぁ……。


GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅦ 〈上〉

ico_grade6_4
ウキー:『やはり戦争だったか……』
不退転:『何をしても戦争になるなら、羽柴も仕掛けてこない訳ね……』
いんび:『ははは、頼もしいね!』
副会長:『いや待て! 普通そうだろ!? そうするだろ!?』
あずま:『方法が悪いんじゃないかなぁ……』


関東解放に向けて準備を勧める武蔵や周辺諸国。
しかし、羽柴の介入もあり、戦力が削られたり、武蔵は別の歴史再現に駆り出されることになりそうだったりと大わらわ。
事前交渉で、輝元から大罪武装を二つ差し出されて、小田原征伐の負けを精算しに来たりと色々と動いていますね。
交渉も、他国間で行われるので、あちこちの思惑や事情、歴史再現についてなど入り混じっていて。
一体だれが敵で味方やら。
副会長のウォーモンガーっぷりとか、武蔵勢の外道さとかに磨きがかかっていていい感じです。

ただ、結構状況が動いているというか、武蔵の戦力が増強されていくと同時、敵も動いているわけで。
羽柴勢も含めて、次の世代。
後輩たちがどんどん出てきているんですよね。武蔵では大久保や柳生とかも、結構動いてくるようになっていますし。
五大頂も撃破していないのに、十本槍とか可児と同世代の連中とか色々出てきて、バリエーション豊かだよなぁ、というか。

武蔵の方と言えば、会計はうどんになる瀬戸際だし。
書紀は最近、黒歴史街道驀進していて、そこまで活躍していないような気がします。
しれっとチャットに混じっているシェイクスピアとのやりとりは笑えるんですがねぇ。
交渉事で結構大久保が活躍するようになってきていて、先輩としてお前ら本当に大丈夫かって感じが。
他国と関係していくたびに外道度増してないか武蔵勢。
P243あたりの成実と大谷の会話模様で思わずふきました。
成実は元から突飛というか、行動力溢れていましたが、伊達の状況が変わったってこともあるでしょうけど、武蔵の影響受けてるよな・・・

『何がですか?』
分からないかしら? と問いを重ねて、成実は言った。
「武蔵の天下になったら、全世界がこうなるのよ」


武蔵主力と対になっているような、十本槍。
なんか内部で百合な雰囲気展開しているお二人が居ましたが。
うん、まぁ、好きにすればいいんじゃないかな。今さらだし。
口絵のイラストは……色々とおかしかったですが。それこそ今さらかぁ……。
十本槍内でのやり取りで被害に遭うのは大体片桐ですが、今回は蜂須賀も中々いい感じに被害を受けていたんじゃないかと。

関東解放、開始。
表紙の義康は出番あまりなく、次回以降にご期待、って感じでしたが。
歴史再現でネルトリンゲンに向かうことになった武蔵。ただ、義康を含め、いくらかは関東解放組として残ることに。
けれど、一から十までレールに従うような連中ではないわけで。
ネルトリンゲンには向かうけど、ちょっと関東解放も手伝っていくよーと、はしゃいでますなー。


GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅠ〈下〉

ico_grade6_4
「俺が出来なくても、オマエらは出来る。だから覚えておいてくれ。もし、自分に大事な人がいたら。その人が危険な目に遭っていたら、――オマエらは救えるんだ」
歩いて、
「オマエらは出来る。――出来ねえ俺が、保証するさ」


三河は消滅し、P01-Sは捕えられた。
トーリたちは、聖連に近い副会長の正純以外の権限をはく奪され、周囲に味方もいない。
君主が自分の手で自分の領土を消滅させた、なんて中々弁護できるものではないでしょう。
元より色々と制限があった武蔵のことでもありますし、P01-Sは嫡子ホライゾンとして処刑される流れも出てきている。
問題が山積した状態で、無能の代名詞である武蔵野総長兼生徒会長であるトーリはどう動くのか。
ま、正確には王になろうとするトーリをいかにクラスメイトたちが支えるかという話なんですけど。
シロジロが、金の話とかをしていますが、本気で政治の話というか、きな臭かったり面倒くさかったりする部分もしっかり描いているよなぁ、と思います。

唯一権力を持っている副会長を引きずり出そうと、臨時生徒総会を開くことに。
不信任決議を行うとなれば、さすがに出てこざるを得ないとかなんとか。
機関部の直政、騎士のネイトも正純側につき、トーリたちとの相対が始まる。
前回あった相対なんてオリオトライVS梅組と、忠勝と宗茂くらいですか。生徒たち同士のちゃんとした初の相対が、身内同士っていうのがまた何とも言えない。
いや、この作品のキャラ、大体が外道属性持っているので、割と身内同士でやりあってたりするんですけどね。

聖連に敵対してなお武蔵が飛べるのか証明を求める直政と、金の力で武蔵が戦えると唱える商人シロジロ。
力を持つ騎士であるが全てを守れるものではないと守るための道を模索する騎士ネイトと、最も庇護されるべき市民、鈴。
そして、暫定政府側について正純と、ホライゾンを救いたいトーリ。
臨時生徒総会の内容は結構充実していたものだと思います。
教皇総長の乱入や、追加の第四戦があったとはいえ、半分以上それに費やされていますからね。

そして、ホライゾンを救いに行くため、聖連との戦闘に踏み込んだ武蔵学生一同。
モブでも熱い場面とかがあるのはいいですよね。
アデーレが盾にされてる場面とかこんな状況でも笑えるシーンが挟まるのがなかなかいいです。

分厚い分気に入っているシーンはたくさんあります。
鈴が書いた作文「わたしのしてほしいこと」。
トーリが相対の時に選んだ先攻後攻の判断とその意味。
行動を起こしたトーリたちの前に立った、学長のエール。
見開き3ページぶち抜きのイラストは最初見た時は驚いたものです。
作戦立案のネシンバラの宣言とかも気に入っています。
『帰るべきところはあるかい登場人物達?』

ノリキも結構気に入っているので「行って来い。俺はここで、――一仕事していくから」っていう場面がアニメになかったのは少し残念に思ったものです。

ほかには、生徒総会において、正純が下した決断。王のそばにつく、宰相の道。
アニメだと正純の父親が本当に格好いいんですよね。
「現役でありたかったよなぁ……!」
正純に対しての態度や言動、小西に言われているように歪んでいるけど、愛情はあるんだろうなぁ、という感じで。

トーリがエロ不注意でハプニングを起こしながらも、過去の罪と向き合った場面。
そこも忘れてはいけないんだろうなぁ。
タイトルの意味。平行線の二人が交わる場所、境界線上。
安定の川上節で、毒された身としては満足でした。
やっぱり面白いですね。


GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅠ〈上〉

ico_grade6_4
『危機って、面白いよね?』
元信は、言う。
『先生、よく言うよね? 考えることは面白いって。じゃあ、やっぱり、どう考えったって――危機って、面白いよね?』
だって、
『考えないと、死んじゃったり、滅びちゃったりするんだもんなぁ。すっごくすっごく考えないと解決できないと思うんだけど、それってつまり、――最大級の面白さだよね?』


相変わらずの川上節が光ります。
ネタが多くていったいどこからツッコめばいいのか悩みますが。
設定盛りだくさん、キャラクター大勢。おまけにキャラクターはほぼアクが強い。
エロネタとか、外道ネタとか多い。そんな作品なので、どうしたって合わない人は合わないんじゃないかなぁ。

前にアニメ化されていましたが、この厚さの原作をよく落とし込んでいた感じがしますので、この文章読むのはなぁ、って人はアニメから入ってみるといいんじゃないですかね。
コミックも、それなりに分かりやすいので、それでなお気になったら原作読めばいいんじゃないだろうか。
まぁアニメだと正純の父親とか普通に格好いいけど、割愛されたシーン見ると、うん、武蔵の住人だよなぁ、とある種納得してしまうんですけども。

過去栄華を極め、地球を離れた人類。
しかし、その力を以て争い、再び地上へと戻った。
争いによって多くの者が失われたが、記録は残った。だから、過去の栄華を取り戻すために、過去と同じ行動を行ったらどうだろうか、と人々は考えた。
歴史が記された『聖譜』。それに乗っ取った行動を『歴史再現』と呼び、人々は少しずつ進展してきた。
だが、今聖譜に記されていない滅び、末世が近付き各国は思惑を以て動いている。

主人公たちが住まう武蔵はそうした思惑の渦中にあって色々と制限を受けている都市なわけですが。
そんな中でもキャラの濃さ変わらないというか、抑圧されて煮詰まってんじゃないのかと一瞬思います。
外見ると案外そういうキャラ多いから、この世界の標準装備なわけですが。外道属性。
どうしてコイツラは身内で陥れ合うのが好きかなぁ。
点蔵なんかはからかわれるのが仕事の一部みたいな勢いですけど。
キャラの濃さはモブにも反映されているので、案外モブがガヤでツッコミ入れていたりしてその辺りも笑えたりはします。

アニメでは描かれていなかった場面で気に入っているのは、ミリアムの点数評価と御洒落の話ですかね。
東とミリアムも何だかんだでいいコンビですよねー。
今のところ、ミリアムがどんな価値を持っているのかっていうのが気になるところですが。
あのクラスに配置されて全くなんも関与しないっていうのはないと思うので、その内あるだろう東の回を待ちますか。
元信公の演説も一部抜粋されたものですし、アニメでは描かれなかったあれこれがあります。
まぁ、一から十まで描いていると、本当癖強くなりすぎるし、ヤバいネタもあるしであれぐらいがちょうどいいさじ加減なんでしょうが。

今回の一番気に入っているシーンはやっぱり、元信がはっちゃけているあたりですかね。東国無双と西国無双のやり取りとかもいい感じですし。1巻からいきなり状況を動かしてきたなぁ、という終わり方しますが。トーリが伸ばした手は届かなかった。失われようとしているものを、彼はどうにか得られるのか、というところで次回。
 

矛盾都市TOKYO

ico_grade6_4
「じゃあ、僕が総長連合入れたら、僕を一度でいいから応援してくれ、それも心から」
「じゃあ、私が総長連合入れたら、私を一度でいいから助けて頂戴ね、それも心から」


星が地上に降りて踊り、風は電柱の上で歌を歌う。
何もかもが完全であるがゆえに、不完全ある都市。矛盾を内包するその場所が「矛盾都市TOKYO」。
そこで副長を務めていた「僕」はある事情から記憶を封印しようとする。
記憶を封印する過程で、「僕」はそれまでの記憶を振り返ることとなる。
それは走馬灯のように過ぎ去るもので、時系列もバラバラな記憶の断片たち。
「先輩」や「君」を含む仲間たちと共に過ごした記憶が、「僕」の中を通り過ぎていく。

とまぁ、今書いたように、「僕」の記憶の断片が連なった作品。
時系列もバラバラで、あっちにいったりこっちにいったり。
その中に出てくるキャラは、相変わらずの川上節というか、奇人変人のオンパレードで。
そんな連中の過ごす街も、奇行が目立ったりするわけですよね。
都市の性質として、明確な名前が出てこないでどのキャラも「僕」とか「令嬢」とかって記号で呼ばれているので、ちょっと取っつきにくいかも。
まぁ、慣れてしまえばそれまでなんですがね。

起動力という力も存在し、「僕」のそれは「思い信じて打撃したら全てが打撃力を持つ」というもの。
概念ですら殴れるので、まずいラーメンを殴って「不味さ」を抽出することだってできてしまう。
いやまぁ、それやった後、ラーメン屋の店主に叩き出されてましたけど。
副長に任じられた能力をそんなことに使うなよ・・・って言いたいけど、川上作品だと割とデフォルトですよね。
むしろ上層部こそ頭おかしくて普通、みたいな。

前述のとおり、頭おかしいやりとりが多いんですけど、川上作品に慣れ親しんだ身としてはそれが楽しいんですよね。
電車が学生で混雑しているから、八倍圧縮かけてみたり。
体育祭の障害物競走では地雷が使われたり、メイン競技は42.195㎞高飛びだったり。
奇怪な実験を行って騒ぎを起こすキャラクターが居たりとはちゃめちゃ。
しかし、その奇人変人のごった煮がどういうわけか面白いんですよね。
どのキャラも結構好きなんですが「先輩」が一番好きですかねー。

川上作品が好きだったら是非読んでほしい作品ですなー。
都市シリーズとか前過ぎて、新刊書店ではもうほとんどおいていない気がしますが。

コマ切れの話なんで、章の終わりらへんにコマ切れの記憶ごとに解説が入っているんですが。
「麻酔効いてなくて、手術中に医師のダジャレに突っ込んだら、無言で麻酔を追加された友人」がいるそうで。
ホライゾンとかの後書きでも思うんですけど、結構、周囲にいろんな人がいますよね。
波乱万丈とまではいかなくても、愉快なイベント巻き起こす友人がいるのは類友ってやつでしょうかね・・・


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ