気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

にいち

現実もたまには嘘をつく4

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「…寂しく ない?」

「……んー …ちょっとはね でも今は」

「画面越しでも分かるくらい不器用で怒りっぽくて ゲームが大好きな友達と出会えたから 平気だよ」

 

お泊りイベントが発生して照れまくってる七海可愛い。

対異性知識はおよそギャルゲーで構成されているせいで、「大体えっちなことになるやつ」とか思ってるの、交友関係の狭さを示してますが……。

薫にお世話になるばかりではなく、彼のために七海が母にならった肉じゃがを提供してるのは良かった。

家主を床で寝させることなんてできない、という言い訳でゲームを始めて普通に面白くて徹夜してる七海、あまりにも彼女らしくて笑っちゃった。

 

薫の家から出てくるところを友人に見つかった七海がファミレスで詰められたり。

体育祭が開催されて、男の姿で薫が七海母と対面する事態になったり。

2人の関係についても着実に進んでいるけれど、それ以外のキャラとの絡みも増えてどんどん状況が変化してるの良いですねぇ。

体育祭の借り人競争でモブ生徒の平口くんが「片思いの相手」連れてきて、相手もそうだと返事をするリア充イベントになったりしてましたが。衆目にさらされての(実質)告白を受けてくれる相手で良かったね……。

 

他のほんわかエピソードでいえば、昨年の冬の時の七海との会話を覚えていた薫が誕生日プレゼントとしてマフラー編んで送ろうとしたうえ、真っ先に送りたいからと前日から泊まり込みに来てるの、本気度が凄い。

現実もたまには嘘をつく3

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「あなたがやってあげたいと思ったことはね あなたがやってあげなさい」

「不格好でも時間がかかっても そのほうがずっといいのよ」

 

相変わらずの交流を続けている七海と薫。

ゲーセンに行ったり、ほつれた薫の服を七海が繕ってあげたり。たまには外で一緒に運動したり。変わらない距離に、安心感がありますよね。

 

七海と一緒に行動してる女装姿の薫に、彼の友人が一目ぼれして接触してきて、テンパった薫がアレは姉だと肯定してしまった一件は、微妙に好みから外れますが。

既に偽ってる状況で嘘重ねると、後々大変だよーって気分になってしまうのがな……。返答次第では薫君詰んじゃうし。

……まぁ、詰むと言っても日常青春系の世界では女装趣味があると知れ渡りかねないってくらいで、致命的とまでは言えない気がしますが。服屋の店員さんとか、理解者も居るし。

 

実は七海は薫の一つ上だと発覚。

もっとも今は休学中で、今から通うとなれば薫と同学年になるだろうってことで。そこから編入試験を受けて、一緒に通うって事になったのはひとまず良かった。

とやかく言う気はなかったけど、娘が外の世界に踏み出すのを見守る母の愛とか良いシーンもありましたし。クラスメイトとも上手くやっていけそうなのは、良かった。

現実もたまには嘘をつく2

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「…あっ でも去年の願いはかなったよ」

「「趣味のあう友達が欲しい」って書いたから」

 

七海の家族には「女子」と伝わっているため、遊びに行く際には女装をしている薫。

しかし女装用の夏服を持っていない為、しばらくいけないかもしれない……と言われて、誤解を解こうとするのではなくって、新しい服を買いに行くあたりが、この二人だよなぁ。

嘘を吐くのは簡単でも吐き続けるのは難しいんだよ……どんどん嘘が重なっていくからね。でも、七海母には結構怪しまれているというか、バレてる疑惑ありますけどね。

 

自分の女装グッズを買いに行ったのに、七海に似合う服を選ぶ辺りは本当にもう……早く付き合えばいいんじゃないだろうか。

かわいいと思ったから、自分が苦手としたコーデを薫に着させる店員さんとってもいい性格してますね。別の日には七海がかけるメガネを一緒に選びにいったり、こんなのもうデートじゃん……。

 

薫が女装姿を学校の友達に見られた上、ソイツが惚れてくるとか言うトラブルもありましたが。龍二くん、嫌いじゃないけれど部活の先輩が好きなので、それに気付かぬ鈍感っぷりを叩きたくなる。こら。

先輩の天河みるくちゃんが、コスプレしてリアルで薫や七海と出会ってたのは気付いてなかったな。検索したらTwitterにも上げられてたので単純に見逃しです。

電子限定特典の線香花火やってる二人も微笑ましかったし、カバー裏のコーデを選んでる場面の追加エピソードも良かった。

現実もたまには嘘をつく

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「…女装すれば良いのでは…?」

「良くないよ!?」

 

元はTwitter連載の4コマコミック。

コミケとかのイベントで、ある程度まとめたものを刊行されたりしていたシリーズですね。今だと同人誌版の最新巻は5巻かな?

作者さんの方針としては、WEB公開版だけで楽しんでもらえるものを描いて、同人誌版はもっと二人の話を見たい人へ向けての「+α」のものだそうで。

 

単行本化に当たっては、これまでに同人誌版買ってくれた人への感謝と配慮を込めて、原則「WEB公開+描きおろし」になるそうです。展開上必要なコマは引用するみたいですが。

今回も半分(20Pくらい)は描きおろしですし、それもカラー収録。さらにほぼすべてのページに、目元・口元などの微修正が入ってるらしくで、作業量想像しただけでくらっと来た。

同人誌版で揃えたい人向けに、単行本化に合わせて重版したりと精力的に発信されてて尊敬する。

 

さて、前置きが長くなりましたが本編について。

オンラインゲームで知り合った男女。好きなゲームキャラの話題も通じる、話しやすい相手ということで、オフ会をしようという事になって。

男性PCを使っていた男子が苦手な女子と、女子PCを使ってネカマプレイをしていた男子。

 

対面したときに女子の方が大分ショックを受けてましたが、それでも解散とならずに一応会話を続ける辺りは優しいというか。

変な勧誘とか引っかからないようにね……みたいな気分になりましたが。まぁ、薫も人柄は良いし。そもそも家に帰れば「娘に近づく男絶対なぎ倒すマン」な父親いるから、ガードは硬いし。同好の士は貴重なので、語り合えてうれしかったという前提があるから平気か。

 

とはいえ、そこで話は終わらず。母に女友達を連れてくると言ってしまった手前、引き下がる事も出来ず。

薫が女装すれば良いのでは?! という錯乱した発想に至り、実行してしまう辺りは二人とも凄い。

その後もリアルでの交流が続いて、ゲーセン行ったりカフェ行ったりと楽しそう。「ふて寝するアルマジロのポーズ」とか、別れの挨拶の時に離れて「君のお父上が御在宅の場合速やかに避難するためだよ」とかコミカルな絵が好き。

 

描き下ろしの花見回も良かった。楽しみにしている七海の為に工夫している薫は良い子。

電子描き下ろしは1P4コマで「譲れない好物」。七海ご両親の話。好きな物に妥協は出来ませんよね! 撤退を選んだ七海たちは賢明です。

カバー裏にも4コマ収録していて、七海たちの髪型アレンジ。カオリちゃん可愛いな。「何か腹立ってきたわ」という七海の発言に思わずうなずいてしまった。

恋が夫婦になる前に

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「…『ただいま』って言ってくれたこと…かな」

 

作品集『夏色の君へ 少女アラカルト2』に収録されていた「四年目記念日」の二人をピックアップしたコミック。

4年付き合ってきて、同棲もしている二人が。交際4周年の日に、指輪を送られて。

結婚に向けて準備を始めるお話です。

もう本当に、お互いが好きなんだなぁと言うのが伝わってくる。誰も彼もが優しくて、ほっとする作品でしたー。

 

ご両親にあいさつにいって、合間にだらだしたりデートしたり。

寝顔が可愛くて起こせなかったといって、朝食当番を変わり、体調崩しているのに気づけば仕事を休んで看病する。

てつ君が優良物件過ぎて、お目が高いとか思ってた。何目線だ。

真紀の方も、落ち込んでいるのを見たらクッキー作って元気づけようとしたりしてますし。

思いやりの心に満ちてる。優しい世界。

 


プロフィール

ちゃか

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