気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

はねこと

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件3

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「何か辛い事があったら、頼ってくださいね? あなたが私にそうしたように」

 

相変わらず天使様が可愛いし、周も想いを自覚しているのに、距離が縮まらずにじれったい。

樹なんかは折に触れ「へたれ」とツッコミ入れてますが、よくこれを至近距離で見てそれで我慢できるな……もっと押せ。いやまぁ「背中蹴りたくなる」とかも言ってましたけど。

 

進級してクラス替えが発生。

人見知りを自称する周は心配していたようですが、親しい知り合いがほとんど同じクラスで。樹と千歳、なによりも真昼。

さらには接点こそ少ないものの、人気ある男子門脇君まで居て、周じゃないけどあのクラスの人、他からやっかみ受けてそうだなとか思っちゃった……。

 

真昼が千歳と一緒のクラスになって、楽しそうなのも良し。

とは言え、一番彼女が気になっている周は、学校では接点なかったし陰キャが天使様と交流するのも何だから距離を取らないとな、とか言い出すんだからもう。

とりあえずその場では、ほほをつねるだけで済ませた真昼は優しいですね……。

帯にも採用されていましたが、せっかく一緒のクラスになったのに「私だけのけ者みたい」なのが嫌で、少しずつ外堀を埋めてってる彼女には是非とも頑張ってもらいたいところ。

 

疑われにくい勉強の話題とかを振ったり、グループわけの時とかも交際している千歳・樹の友人としての交流ですよ、みたいな顔をしたり。

不審に思われない程度に、しかし間違いなく距離を縮めているのはお見事。その積極性を周にも分けてあげて……。

 

まぁ、周が色々と警戒しているというか、冷めてるのか。

そもそもなんであそこまで生活能力皆無なのに、一人暮らしを許されたのか。

その辺の背景も今回で明らかになるわけですが。人付き合いってのはまー難しいですよねぇ。

 

そのことでどれだけ傷付くかなんてのは、真昼が言ったように個人によりけりですし。

ただ、話を聞いてくれる人がいて。その悲しみを受け入れて支えますよ、と言ってくれる相手を見つけられたのは、二人にとって幸いでした。

しかしまぁ、どうしてこれで付き合ってないんですかね。付き合ってないけど、どんどん糖度増してて作品の色が出てるので楽しいですけど。

 

挿絵の天使様も可愛いんですが、私服がバリエーション豊富で絵師さんのこだわりを感じる……料理してるカラー口絵とか19Pのやつとかが特に好き。

4巻の発売も無事に決定したそうですし、コミカライズも楽しみだなー。

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件2

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「……じゃあ、お願いしてもいいですか?」

 

1巻では、イラストを和武はざの先生が担当されていましたが、2巻からはねこと先生に交代。なので、2巻の初版は「はねこと先生の描いた1巻カバー」が同梱されている特別仕様になっているようです。

イラスト担当のどちらの先生も好きな人だったので、交代に関して不満はなし。

というか今回やたら挿絵が多かったですね。天使様が可愛い。口絵にある寝ている姿が、特に好きですかねー。

 

カバーが二重になっている関係は帯がなし。謳い文句を表紙に直接記載してますね。

こういうデザイン好きだなー。増えないだろうか。無理か。帯って、最初の宣伝以外にも重版したときとか○○化決定とかで、広告的な役割もする場所ですし。

 

隣人ではあるが、親密なわけではなかった周と真昼。

ふとしたことから二人の交流が始まり、周の両親や友人と真昼の接点も出来て。年末年始を共に過ごし、初詣に行って。バレンタインやホワイトデーもあって。

順調に仲が深まっているのが感じられて良いですねー。微笑ましい。なんでこれで付き合ってないんだ。

 

真昼の家族関係が冷え込んでいるのは、これまでも描かれていましたが。

ある場面で、彼女と母親の会話が描写されます。いやはや、よくそこまで言えるな、と興味のなさが凄い。それを、他の人が見聞きするかもしれない場所で言うんだから、本当にどうでもいいんだろうな……

 

実際に、隣人の周がたまたまその場面に鉢合わせてましたからね……これに関しては、真昼一人で抱え込ませずに、会話を聞くきっかけになったのでいいんですが。

これで周との縁が結ばれていなかったら、彼女は本当に壊れてしまったかもしれないかと思うと、割とギリギリの出会いだった。

樹や千歳と言う友人も出来てますし、特に千歳は同性という事もあって結構グイグイ踏み込んでいくので、結構助けになってるんじゃないかなー。

新学期が迫り、天使様がちょっとした覚悟を決めたところで終わり。書き下ろしも増えていて、今回も楽しかったです。



黒崎麻由の瞳に映る美しい世界2

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「…私も、考える。助けられてるばっかじゃやだ。私の問題だし、私も頑張る」

たった一人でいた少女。
ふとしたきっかけで少年が手を差し伸べて、彼女の世界は一変した。
1巻でお化けと呼ばれる場面がありましたが、以前の彼女は確かにそう呼ばれてもおかしくないくらいの歪さがあった。
でも、伸ばされた手を取って、動き始めた彼女の周りには今は友達がちゃんといて。
今の彼女を見て、お化けなんて言う人はいないんじゃないだろうか。

母に習っていたピアノを改めて勉強したい、と自分のやりたいことを見出して。
たまたま聞きに行ったコンサートの奏者が、黒崎母に教わっていたというあたりはちょっと都合良いなぁ、と思いましたが。
まさかまた『彼』に関するエピソードが出てくるとは思わなかったので、ちょっと意外ではありました。
そして、過去のエピソードの方がインパクトありすぎて、実のところ主人公が目立った活躍していないように見える。

実際、黒崎の傍にいただけな気が。
その傍にいる、っていうの一人だった少女にとっては大事だったんだと思いますが。
全体的に穏やかな展開だったので、退屈に思う人もいるかも。
自分はスラスラ読めて気になりませんでしたが。
黒崎の抱えていた父親との問題もとりあえずは落ち着いて。
もう1巻くらい出てほしいですけど、どうかなぁ……


黒崎麻由の瞳に映る美しい世界

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「……私のために泣いてくれる人がこの世界にいるなんた、ちょっと前まで思いもしなかった」
(略)
「黒崎はここにちゃんといるよ」
(略)
「……私も、黒井君たちと、これからももっと一緒にいたい。……だから、助けて」


純度100%の学園青春小説、と帯には書かれてますなー。
まぁ、おおむね間違いではない。途中でちょっとノイズ挟まっているような気もしましたが。
黒崎麻由。誰もが気になって仕方ない存在でありながら、誰もが手を出せずにいた少女。
平凡な少年、黒井は、学園祭の準備をきっかけに、彼女と交流していくことに。

それまで誰ともふれあっていなかった彼女。
黒井が引っ張り出したことで、興味を持っていた人が彼女と交流するようになったり。
何気ない日常が描かれています。
仲良くなった相手がいて、同時にそれをよく想わない相手もいて。
そのあたりの面倒な交友を含めて、青春しているなぁ、という感じです。

好奇心優先で、危険なことに手を出す山田は正直危なっかしくて見てられないですけど。
校舎に忍び込んだときも結構危なかったし、その内、もっとひどい目に遭わないか少し心配。
いや、正確にいうと、今回の時みたいに心配した友人たちが山田の自業自得に巻き込まれないかが心配になってくるんですけど。

たった一人だった黒崎が、クラスメイトとのふれあい、友情を感じ。
お化けだと罵る奴がちょっといたりしましたが、それを乗り越えて。
こちら側に踏みとどまったのは、幸いであったんじゃないかと。
幽霊とかちょっと非日常の要素混じってましたが、まぁ、デビュー作としては良質な青春模様が描かれていたんじゃないでしょうか。

黒崎麻由の瞳に映る美しい世界 (ファミ通文庫)
久遠 侑
KADOKAWA/エンターブレイン
2015-01-30

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