気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ひまわりさん

ひまわりさん 第2集

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「しおり どうやって使うかわかる?」
「自分の好きな時にいつでも読めるように 自分のために目印に挟むものだよ」
「読書は楽しむものだ」
「自分が読みたいから読むものだ それなのに無理をしては楽しくないだろう」

ひまわり書房をとりまくお話、第2巻。
 
白紙の本。
自分の好きなことを書き、日記にするも小説を書くも自由。
確かにそういう本販売していますよねー。ノート買えば安上がりなんじゃ、とたまに思うんですが。いや、本の形に収めたい気持ちもわからないではないんですけど、本に書き込みをあまりしないというか、したくない人間なので、どうにも下手に本の形にされてしまうと、何か書ける気がしないといいますか。なんで自分はあの手の白い本に手を出したことはないですなー。

ちょっと(?)おバカなまつりが風を引き、ひまわりさんに看病されたり。
まつりが落とした携帯をひまわりさんが回収にいったり。
……まつりはひまわり書房に足向けて寝られないんじゃないかなぁ、とか思いますが。
商店街の話は、ひまわりさんは、結構、たくさんの人に愛されているっていうのが分かって、ちょっと安心した、っていいますか。

お兄さんが以前触れていた「前のひまわりさん」に関するエピソードが結構好きです。
こういう系統の話は結構好みかなー。最後のひと時、残せるものがあるのならば。それは幸せなことだと思いますよ。
今のひまわりさんが当時嘆いた言葉も、わかりますけど。「前のひまわりさん」が店に居たかった気持ちも何となくわかるような。
本を読んでいるひまわりさんが好きだと、彼女は言っていましたが。「前のひまわりさん」は本バカで、読むのが好きで、毎日が楽しいと言っていて。朗読を聞いてくれる彼女が居ることが、きっと「前のひまわりさん」にとっての救いにはなっていたんじゃないかと。

お兄さんも因縁というか、かなわぬ想いがあったように見えますが。
……この兄妹の人生の転換点はひまわり書房にあったのか……みたいな?

ひまわりさん 2 (MFコミックス アライブシリーズ)
菅野マナミ
メディアファクトリー
2011-11-22

ひまわりさん

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「…悔しいと思うのは 諦めていないということだ」
「共感したり時には励まされたり 世の中にはたくさんの本があるけれど 自分の為だけに書かれた物語はないのだろう」
「でも その人にはその人だけの物語が確かにある それを諦めていないのなら きっと大丈夫だ」

ひまわり書房の店長は、店名からひまわりさんと呼ばれ、慕われている。
ひまわりさんが、コミュニケーション苦手そうなのに、結構優しい人で、心温まる感じがして割と気に入ってます。

常連客のまつりが、ひまわりさんをしたい、その周囲をうろちょろしたり、交流したり、あるいは友人と一緒に着たりとしているお話なんですよね。
まつりとひまわりの交流はきっと、本人たちには必要になるんでしょうが……
個人的にはまつりみたいなキャラが微妙に苦手なんですよね。
こう、気安いというか、頭緩いというか、ツッコミどころが多いキャラというか。
まぁ、そんな感じで。
ひまわりさんと、その店の雰囲気は結構すきなんですが、うーん。

ひまわりさんの兄貴は結構好きですよ。「次の小説のヒロインになってくれないか」と女性に声かけまくっているのはどうかと思いますけど。
言葉の選び方間違えて相手怒らせてしまう所とか、不器用な感じは結構好きです。

「……本をよむみたいに 相手の気持ちもわかればいいのに」

それはかなわぬ願いで、難しい話ですよね。
本当にそんな風にわかってしまったら、きっとつまらない世界になってしまうと思うんですよねー。読む前にネタバレしてしまったミステリなんて面白さ半減しますし。
わからないからこそ、面倒で、辛くて、失敗もあるけど、違いがあって面白いんだと思いますが。

兄と妹の懸け橋にまつりがなったのは、良いイベントだったんじゃないかと。
……ただ、どうしてか好きにはなれないんだけどなぁ。

ひまわりさん (MFコミックス アライブシリーズ)
菅野 マナミ
メディアファクトリー
2011-01-22

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ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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