気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ふゆの春秋

世界の終わりの世界録9

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「その終焉を超えてこそ英勇なんだろうが……!」

 

神聖都市の入り口に辿り着いたレンたち。

最も、そこでトラブルがあって、別の場所へ飛ばされてしまったわけですが。

その飛ばされた先が、天使や悪魔を捕えた監獄で。まだ見つかっていないフィアがここにいるのではないか、と探索しています。

転移した先で、シオンの仲間であるガブリエと合流し、エルメキア・ダスクの連中と一戦交えた末に、ついにフィアと合流。

 

そして、その足で今度こそ神聖都市に足を踏み入れることとなったわけですが……

神聖都市には未だに、三起源が救っていて。エリエスやシオン、そのパーティーやレンと三大姫など、強力なメンバーがそろっていますが、容易く撃退できる手合いでもなく。

分断されたり、それ以外の勢力……沈黙機関やエルメキア・ダスクも入り込んで、かなり混沌とした状況になっております。

 

その中で、レンたちはまだ生きていた施設から、世界録が作られた目的などの情報を得たりもしています。

『黄金の夜明け』の面々も、この神聖都市に入り込んでいて、戦力的には場違いな彼らですが……沈黙機関のミスティと培った絆は本物で。

オマケに、悪魔まで引き込んでいる辺り、団長の勧誘能力凄いな……

5月発売予定の10巻で完結の想定だそうで、盛り上がってきてますね。

一人で大陸放浪しているゼルブライトも都市に到着してるようですし、それぞれの決着がどんな形になるのか今から楽しみなんですが……これ本当に後1冊でまとまるのだろうか……

 

霊感少女は箱の中

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「《道具》として、擦り切れて終わるまで《道具》として生きる。霊と人とに望まれるまま自分の力を使って、死なせた人間の存在を全部背負って、それに押しつぶされるまで。それしか報いる手段がない」

 

甲田学人さんの新作、となれば買うしかない。

発売日に買っていたんですが、ドタバタしててやっと読めました。

さすが甲田さんって感じで、適度に暗く重い感じでしたが……他の作品と比べれば、読みやすい部類に入るかと。

 

転校生の少女瞳佳は、前の学校で心霊事件に巻き込まれ退学になっていて。

受け入れを表明してくれた学校に転がり込んだが、転入早々クラスメイトにおまじないに誘われ……そして、そこでも新たな騒動が起きて。

五人で行い写真を撮ったはずが……いないはずの六人目が移りこんでいて。おまけに、おまじないに参加していた一人が姿を消す事態にまでなり。

 

心霊案件の相談を有料で請け負っているクラスの男子、守屋真央に相談して。

その中で瞳佳は、色々と心霊関係の知識や、巻き込まれてきた自分の体質についてなど知識を得て。

守屋は見事、消えた少女の行方を突き止め、依頼を完遂していましたが……

 

いやはや、何事も一見しただけでは分からないものだと言いますか。

おまじないを行った4人の友人たちの隠していた物。学校で行われていた、陰惨な交流等。

イジメていた少女たちに報いがあったのは、正直すっとしましたが……一方で、救いもなかったなぁ、という感じ。

守屋のサークルの仲間たちにも色々事情ありそうですし、刊行続いてくれると嬉しいんですが。



世界の終わりの世界録8 慟哭の神霊

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「ここからが俺の戦いだ。そうだろエルライン」

(略)

「来いよ精霊。お前がどれだけ絶望を語ろうと、俺は、その絶望を超えていく!」

 

ゼルブライトがしれっと大陸わたってるの怖さしかない……

何なんだよあの怪人。もうちょっと人間の範疇に収まれよ。

「偽英勇」ことレンを探し、あちこち放浪しているようですが。「取り戻しに来させる」つもりで色々手を打ってる辺り、容赦ないなホント。

 

キリシェと無事合流したレンは、他の仲間の手がかりを求めて大陸を渡ることに。

「黄金の夜明け」の持っていた情報から、アルカナ大陸にある聖地カナンを目指して飛び立ちます。

道中精霊たちに語り掛けられて、気になる情報を得たりしていましたが。

何とか無事にカナンへ到着。エリエスもカナンも無事ではありましたが、やはりこの異変の影響でかなり大変な状況のようで。

 

天界が地上に落ちたように、冥界も一部が地上に浮上して。

魔王とルルがカナンでお世話になっておりました。最も、その分戦力を提供しているのでギブアンドテイクな感じでしたけどね。

先にカナンにエリーゼがたどり着いていたこともあり、交流に問題が発生しなかった、というのも大きい。

 

居場所が判明したかに思えたエリーゼですが、レンたちが到着したときには気になる遺跡の調査に向かって……それなりの時間が経ったのに戻らなかった、という状況に陥っていたわけで。

 

レンたちはエリーゼが調査に向かった場所へ向かい……怪しげな神殿を発見。

その神殿の奥で、神聖都市に関する情報がボロボロ出てきたわけですが。

時を同じくして世界各地でも大きな動きが生じていて。

神聖都市で各勢力が鉢合わせする展開になりそうですが……さてはて、どうなるかな。

 

世界の終わりの世界録7

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「俺は、俺だけの力で勝ったことなんてきっと無い。だけど」

(略)

「俺一人でも負けられないんだよ」

 

終焉の島から飛ばされ、実家の近くで保護されたレン。

三週間も寝たきりだったそうですが、目覚めた彼は一人でも進むことを決意して。

徊獣がうろつき、気候が変わり……

休学中だった学園に足を運んでましたが、そこでもかなりの混乱が起きていて。

 

夏蕾が巡り合わせで、学生たちに指示を出す役回りになってましたが。

彼女本当ついてないというか、周囲に振り回されてますよね……

レンも旅の中で多くを経験して成長してます。

ただ、学園にいた時はパッとしない生徒だったので、学友たちはレンの変化を信じられない気持ちで見てましたね。

それを見ると、レンもここまで成長したんだぞ! と自慢したくなる。

 

学園都市には女神レスフレーゼが滞在していて。

天界が落ちた街に足を運ぶことに。その中で沈黙機関のミスティが属していた旅団「黄金の夜明け」の面々と交流もしていました。

やはり彼らはあんな別れ方をしたミスティを探しているようで。

同じように三大姫を探している上、ミスティの事も知ってるレンは色々葛藤してましたねぇ。

 

古の怪物なんかも復活してあちこちに被害が出てきてますが。

旅の中で結んだ縁を活かし、協力して撃破していってます。

……悪縁ともいうべき、ゼルブライトまでも動き回ってるようでおっかないですけどねぇ。

そして遂に、キリシェと再会。他の二人はまだ手がかりがない状況ですが、着実に進んでる感じがしていいですねー。

 



世界の終わりの世界録6

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「来いよ沈黙機関の姫(フィオラ)。お前がどれだけ理想を語ろうと、俺はその未来を超えていく!」

 

終焉の島へ行くための法印の一つを沈黙機関に奪われて。

三種族の力をあえてまとめず混沌のままにしているので、法印を持たずにツッコめば確実に海の藻屑コース。

法印を取り戻そうにも、拠点も分からぬ沈黙機関を探すって言うのは現実的ではない。

レンにしか声が聞こえないように、精霊に近しい存在だったらなおさら。

打つ手なしかという始まりでしたが……ルルが何とか対策を取ってくれて。

 

彼女にも何かあるとは思っていましたが、予想以上の秘密が出てきたなぁ。

それをエリーゼが察しながらも、言わずにいるって言う関係も良いと思います。

法印があっても、島の結界を安全に抜けられるわけではなく。カルラの力まで借りて、何とか辿り着いていました。

最もレンたちが抜けるタイミング……法印の力によって結界が弱まるタイミングを狙って他の勢力も島に乗り込んできて。

 

剣帝シオン達は島を目指さず、覇都に侵入しなおして調査したりしてましたが。

沈黙機関の行動も、三大姫を知ってるとなかなか容認できませんが。

それを排除しようとしてるエルメキア・ダスクを受け入れられるかと言うとそうでもない。

……むしろ彼らのこうした行いこそが、沈黙機関の怒りを煽りまくってるんじゃないか、という。

 

そして遂にレンが世界録までたどり着き。

残されていたエルラインの真意に触れていました。

エルラインが探し求めていた相手こそ、沈黙機関と会話できる存在……レンの存在であった、と。エリエスも同様の事できそうですけどねぇ。

英勇の意志を継いだレンですが……今回は相手の方が早く、世界中で大変な事態が引き起こされていましたが。

分断されてしまって一人になったレンが今後どう動くのか楽しみです。

 

世界の終わりの世界録5

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「太古(むかし)を誇るだけの獣が、現在(いま)を生きる人間を舐めるんじゃねえ!」

『驕るな人間!』

(略)

「自分の敗北も受け入れられない。そんな奴に負ける理由なんてないんだよ!」

 

レンが、エルメキア・ダスクの第一位、騎士王ゼルブライトと戦ったその後の話。

ゼルブライトは、今回の騒動の責任を問われて除籍処分に。……ただ配下はそのまま残っているし、実験を主導していた連中もそのまま。

ただゼルブライトという重しだけがなくなってしまい、エルメキア・ダスクが止まりそうにない雰囲気。

……ろくな事しないな、ゼルブライト。

 

一方でレンたちは、最後の法印を求めて冥界へ。

道中、変わった面子でチームを組んでいる旅団と知り合ったり、審問を破壊して回っている『沈黙機関』なる存在が示唆されたりしてます。

剣聖シオンが、独自に動いて真実に近づいているような雰囲気はありますが。

それとは違う形で、レンたちもまた冥界で沈黙機関の獣と戦う羽目になり。

 

レンの特異性が描かれた話でもあったと思います。

精霊に教えを乞う剣士。じゃあ、彼から精霊を取り上げたら、戦う力が無くなるのか、といったらそうではない。

元々彼は、学院では一人で剣を振るっていたわけで。精霊がいなかろうと、諦める理由にはならない。

この旅の中で、自分一人では敵わない相手と戦い、現在を生きる英雄たちの姿に感銘を受けたから。だからこそ、負けられないのだと奮起する姿は、レンらしいというほかない。

 

主人公とはかくあるべし、というような覚悟を彼は持っているのが良いですね。

沈黙機関の手によって、法印の一つを取られてしまったのは痛いですねぇ。これまでがなんだかんだ順調に進みすぎていた、という話でもあるんですが。

エルメキア・ダスク側の準備も整って、改めて動き出しそうですし、どうなることやら。

世界の終わりの世界録(アンコール) (5) 降魔の大皇 (MF文庫J)
細音 啓
KADOKAWA/メディアファクトリー
2015-10-23
 

世界の終わりの世界録4 異端の覇王

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「なぜ立つか? 守りたいやつらがいるからに決まってるだろ!」
(略)
「仲間を守れない悔しさ。もう二度と味わいたくない……そうだよゼルブライト、たとえそれが、あんたには絶対理解できない理由だとしてもだ!」

天界に侵略した旅団、王立七十二階位特務騎士団。
その真意を測るべく、覇都へと赴くことにしたレンたち。
エリエスたちも、聖女を襲ったあの異質な精霊について調べるべく一緒に行動しています。
準備をしている時にエリエスがレンに語った精霊の姫について。
真天使という単語と、名前からしてS.I.R.E.Nに登場した彼女と関係ありそうですが。
この世界もつながっているんですね。細音ワールドは広大です。

しかしまぁ、踏み込んでみた覇都では、予想外の展開ばかりといいますか。
虚構精霊がここから来たというのがレンたちの知るところとなりましたが。
特務騎士団が抱えていた天使の法術すら無効化する技術の源泉、碑文の三賢者。
随分とまぁ、厄介な遺産を抱え込んでいるものですが。
アイツら、世間に火種巻くことしかしないんじゃないだろうか。
覇王本人についても、予想外といいますか。鍛錬もせずにあの強さは反則的でしょう。
剣聖とレンが接触したりと、イベントがあちこちに凝縮されていた感じがあります。

レンは、主要登場人物の中では弱い部類です。
けれど、三大姫に興味を持たれたり、高名な旅団のトップがそれぞれの理由から彼を意識したり、となんだかんだで自分の価値を少しずつ上げていっているようです。
今回は召喚によって、得た物もあるみたいですし、それがどう影響するのかも気になるところです。
一方で、独自の理論で行動している剣聖シオンの旅団。
彼らは女神に願って審問を使った移動とかをしたわけですが。その門を破壊できる何者かが暗躍してるようで。
厄介ごとの種が尽きない世界ですね、本当。


世界の終わりの世界録2 極光の竜帝

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「でもな、だからこそ俺は負けたくないんだよ。力を貸してくれる奴らがいるから!」

英勇エルラインが残した記録を探す旅。
今回は、キリシェの故郷である、竜たちの住まう秘境リ・インファリエルを訪れることに。
多くの旅団は世界をめぐり、それこそ冥界や天界ですら探そうとしているようですが。
地上にある竜の住処がその標的にならないはずもなく。
たまにやってきては、竜にあっけなく追い払われている状況だとかなんとか。

レンたちは、時間のかかる山越えのルートではなく、トンネルのようになっている遺跡を突っ切るルートを選ぶ。
そこで彼らは「カナン巡礼聖教船」の一段と出会う。
フィアたちには、素性を隠すつもりがほとんどなさそうで、色々と察されているような気がします。
そもそもレンに至っては目前で普通に精霊と話したりなんだりしてますしね。唯一と思われていた、古代召喚術の使い手、エリエスが属している団体ということもあり、レンには興味津々みたいです。

訪れた竜の秘境。そこは、今はキリシェの妹分が長としてまとめていた。
竜たちの姫であるキリシェを連れていくことに対して、妹分であるカルラは思うところがあるようで。
というか、いや、そうだとは思っていましたけど、やっぱりキリシェの妹はカルラなんですな……
さてはて、S.I.R.E.Nとどう関係しているのかが、結構気になるところです。

剣聖と呼ばれる男が、竜の秘境を訪れていたり。
古代召喚術の使い手が、自ら動く決断をしたりと事態は色々と動き出している模様。
剣聖は自分なりに、現在の世界の様子についての考察をしているようですし。
前回は先代魔王の部下、今回は竜の姫の妹。となると次回は大天使の関係者が出てくる流れでしょうか。
パーティーメンバーの問題というか背景という意味で、そういうネタが必要なのはわかるんですが。
人間側に高名なキャラクターを用意しているからには、よそで動かすばかりではなく、主人公たちに接触させてほしいなぁ、と思いもします。

世界の終わりの世界録<アンコール>2 極光の竜帝 (MF文庫J)
細音 啓
KADOKAWA/メディアファクトリー
2014-10-23

世界の終わりの世界録1 再来の騎士

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「逆に自信があると言われる方が困ります。功を焦るあまり身の丈にあわぬ実力でもって五大災をと意気込む周りの旅団より、よほどいい」
「それはそうかもだけど……」
「己の未熟さを知ることこそ成長の糧。その謙虚さは、レン、あなたの優れた点ですわ。(略)」


かつて世界滅亡の危機を引き起こした「終焉戦争」を終わらせた英勇エルライン。
ただの英雄よりも勇者よりも、偉業を成し遂げたものとして「英勇」と称号を贈られている。
彼はもう失くなっているが、その旅の記録を記した「世界録(アンコール)」という至宝を残したとされている。
しかしそれはいまだに見つかっておらず、至宝を探す者が多くこの世界には存在していた。

主人公はエルライン生き写しの外見をもつ、平凡な学生騎士。
なまじ外見がそっくりなものだから、それを以て「偽物の英勇」としてボロクソに言われ、散々な扱いを受けていますが。それでも折れずにいるあたり心の強いキャラではあるんだなぁ、と思います。

英勇のエルラインですが・・・彼は決して一人の力で戦っていたのではなかった。
竜族の姫、大天使、魔王。そうした強大な力を持っている彼女たちと協力して成し遂げたものだった。
地上には竜、天には神と天使、魔界には魔王と悪魔。
そうした力持つ種族が共に生きる世界なもので、終焉戦争っていうのは相当な惨事だったんじゃないのかなぁ、と思いますが。
人間は弱小ながらも数と知恵をもって生き延び、戦い抜いてきたようですが。
今回、人間側にあまりいいところなかったので、最後の方でちらっと出てきた主要というか重要そうなキャラたちには是非とも頑張ってほしいところ。

主人公が竜姫キリシェと出会い、彼女たちのたびに同行することとなりますが。
その道中で剣の修行をつけてもらったり別の才能を見いだされたりで修行の毎日。
いきなり大物と対峙して戦うことになったり前途多難ですが。
とりあえず言いたいのは・・・また召喚か、と。
いやこの人の世界観好きですけどね。困ったら召喚、みたいなテンプレートになってしまうとそれは残念だと思うので、今後の見せ方には期待ー。

世界の終わりの世界録<アンコール>1 再来の騎士 (MF文庫J)
細音 啓
KADOKAWA/メディアファクトリー
2014-07-24

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