気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ぼんくら陰陽師の鬼嫁

ぼんくら陰陽師の鬼嫁6

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「わ、わいろには、まもりは……ちょっとしかくっしません! でも、うちでのおゆうしょく、たのしみにするのに、やぶさかではない、です」

 

一年と二か月ぶりくらいの新刊。

前回の終わりが気になる感じだったので、刊行されて嬉しいです。

廃園となった遊園地に踏み込んだ芹たち。

しかし、そこで芹たちは不審なミステリ作家かつ陰陽師である鷹雄光弦に出会う。

「北御門を、此処から出す気はない」。

それだけを告げると、彼は芹たちの前から姿を消して。

 

外に出ようにも、正門の外は八城曰く「ダイナミック握手会」と化しているので無理。

本間さんと笑ちゃんも残っていたのが、今回は良い方向に左右した感じですねぇ。

とりあえず、腹ごしらえをして方針を決めよう、と提案してくれた本間さんはナイス。

その後、園内を探索する事になってましたが、その際も廃墟探索の経験などを活かして色々とフォローしてくれてましたし。

 

ヘタレだけど優良物件だと思うんだけどなぁ。笑ちゃんに色々言われてたけど。色々言ってたのも、場の空気に呑まれて気落ちしない為って効果もあったし、いいんじゃないですかね……険悪になったわけでもないし。

 

あとは、「や、です」「いじわるー」みたいな玄武たちの会話がかわいくて和みました。

わいろにちょっと屈してる護里も可愛かった。アレをみて小さく噴き出すにとどめた芹の忍耐が凄い。

皇臥が連絡を受けて駆けつけてくれたのも良かったですね。愛されてるねぇ、芹。

自分には陰陽師の妻としての知識が不足しているのでは、と勉強する決意を決めたようですし。覚悟を決めた彼女は強いぞー。

 

廃遊園地と、そこにいた陰陽師。

その真意が明らかになった時は、正直ちょっと脱力しましたね……

口下手にも程があるというか、これだけの仕込みをしたのに、終わりはコレか。骨折り損のくたびれ儲け、という言葉を贈ればいいのかな。

 

まぁ「北御門への呪詛」は本物で、それを為した怪しい存在が居るわけで。式神がら逃げおおせたっぽいし、何者なんだ……

芹の父親のこと。芹自身のこと。不審者と、先生の名前。などなど、気になる情報があったので続きが楽しみ。続刊を祈っております。


ぼんくら陰陽師の鬼嫁4

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「わたしねえ……お義母さん大好き」

 

ぼんくらながらも陰陽師としての活動をしている皇臥。

退魔の式神が祈里だけでは心もとない。……というか、祈里は芹至上主義だから、皇臥を見捨てる可能性が捨てきれない。

故に新しい十二神将を作ろうか、と考えているようですが。動物形態をシマエナガにしようとして既存の式神たちに散々言われている場面には笑ってしまった。

一時の流行で、形を決めるな! と。ここまで思考がハッキリしている式神を作れる辺り、こっち方面に秀でてるって言うのは確かなんですねぇ。

 

得意先の紹介で、出張祈祷に出かけて。

それ自体は問題なく終わったものの、突然の雨による土砂崩れで、帰路を塞がれ近くの宿で一泊する事に。

そこでは、霊的なトラブルが起きていて、解決の為に降霊会を行わんとしていて。

鳴り物入りの術師には、見鬼の才を感じず……怪しんでいたりしました。さらには、その主催に元北御門の門人も居て、もやもやする場面もありましたが。

                                                                                                                              

知人を見つけてまとわりついている護里が可愛かった。

史緒佳との関係もなんだかんだ良好ではありましたが……かつて、同じように可愛がられていた相手と遭遇して。色々と感情を揺さぶられていたようですが。

あらすじからすると、もう少しギスギスするかと思いましたが、最終的には協力して問題を解決していましたねぇ。

 

史緒佳と芹の関係にも変化がありそうというか……化粧してない芹のために試供品を集めてくれてたり、と史緒佳もなんだかんだ芹に甘い。

ここの嫁姑はどっちも不器用で、見ていて微笑ましい。嫁姑は良いですが……夫はもうちょっと頑張れ。服装を褒めようとすれば式神に先を越され、嫁の大好き発言は姑に向けられて……

ちゃんと依頼を受けるようになって、当主らしくはなったかもしれませんが。もうちょっと夫としてな、うん。



ぼんくら陰陽師の鬼嫁3

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「――……たけひとは、せりさまのてきなのですか?」

 

ぼんくら陰陽師、あれでちゃんと当主だったんだなぁ、と……いい加減、本家の嫁の披露をしろ、と分家筋の親戚がやってきて実感しました。

この叔父さん、姑とかなり相性が良くないみたいで。まさかの嫁姑コンビが結成。

なんだかんだ言って、この嫁と姑も仲いいよな……敵の敵は味方、というほど元の関係悪いわけでもないですが、そんな雰囲気で。

姑があまり酷いいやがらせするタイプではないって言うのと、芹の度量が大きいのが良くハマってる感じ。

 

それと同時に、またある以来が持ち込まれて。

本間先輩が持ち込んだ、いわくつきの白無垢。何でも色々とトラブルを招くとかで。

芹がまた災難に見舞われていましたが、彼女もなんだかんだタフだよなぁ。

そしてまだ未熟な本家当主の嫁にグチグチ行っていた分家の人間に、護里が敵なのか、と迫った場面は笑った。

祈里の影響ガッツリ受けてるじゃないですかー。

 

まぁでも武人叔父さん、嫌いじゃないですよ。

姑と一緒で、悪人になり切れないというか。概ね正論ですし。いくらか感情的な部分も混ざってますが、助力するといったらしっかり守ってくれるし。

「何を、嫁にさせとるんだ、ぼんくら家長!」と叫んだ場面とか、愉快な一面も見れましたし。やはり本職からしても「なし」な手だったんだな……

何とか今回の問題も解決出来てましたが……トラブルを仕込んだ黒幕も居るようですし……それを祈里が知っている、という時点でなんか厄ネタの予感しかしませんけど、どうなるやら。



ぼんくら陰陽師の鬼嫁2

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「ね? うちの末っ子は、デキた奴っしょ、奥方? あれでも、大将の最新の式神なんでね。性格は悪くてもデキはかなりのものなんすよ」

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「うん、そうだね。いい子だって思う」

 

家事で済むところを失い、陰陽師と契約結婚をした野崎芹。

まぁ、最初にそういうものとして割り切ってるから、いい感じに北御門の家に馴染んでる感じがしますけどね。

式神たちとも仲良しで、いい雰囲気です。

別の場所で修行していたという見鬼に特化した式神朱雀の錦が戻ってきて。

 

利害関係が一致した契約とはいえ、結婚した以上は北御門の関係者に結婚のお披露目をしなくてはならない、なんて話があったり。

芹の大学の友人たちが旦那さんに興味を示したり、と今後面白くなりそうなネタもまかれていましたが。

今回のメインは、悪霊に憑かれたという依頼への対処。

持ち込んだのが芹の大学の友人、という事もあり外聞も気にして皇臥は対応に動くことに。

 

そうして動く中で祈里の危うさ、何かも出てきてましたが。

まぁ、なんだかんだで玄武の双子は可愛いから良し。北御門の家に戻り、芹たちの傍にいられるようになった今なら、これ以上歪まないでしょうし、より良い方向に変わっていけるんじゃないかなぁ。

退魔の祈里と見鬼の錦が居たから、悪霊がらみっぽい依頼にも臨んだってことですが……芹に渡してた最終手段が、本当最終手段すぎてもう……

アレは酷い(褒めてる)。芹が怒ったのも無理はない。

けど、その発想に惹かれ弟子が出来るかもしれないという、人生何がどう転ぶか分かりませんな……

 

ぼんくら陰陽師の鬼嫁

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「わかった、結婚する」

出逢って十数分。浪漫も風情も情緒もない無味乾燥なプロポーズはこうして受諾される。

(略)

「それでは……我が家にご案内しよう、我が花嫁」

 

何かと不幸に見舞われる体質の野崎芹。

ついには住居が火災に見舞われ、家なき子に。築年数が長く、ボロかったため家賃が安かった。

この機に建て替えて、その場合は優先的に部屋を貸してくれる……と大家さんは言ってくれたが、直近でバイトも首になり、経済的に見通しが立たず断念。

 

公園で黄昏ていた彼女は、通りすがりの陰陽師に唆されて、その手を取ることに。

いやまぁ、唆されてってのは語弊ありますけど。ちゃんと交渉して、条件に納得した上で契約しているわけですし。

……まぁ、相手が陰陽師だと明かしていなかったのは確かなので、ちょっと騙されていたのは確かですけどね。

それでもメリット・デメリットを計算して受け入れる辺り芹もいい根性してます。

 

ビジネスライクなスタートを切った二人の関係ですが、これが中々いい感じにはまっていて。

会話の調子なんかもそうですし、読んでいて楽しい二人ですね。

陰陽師と言うだけあって式神を連れているんですが、彼ら彼女らもまた個性があっていいです。可愛い。

 

芹の夫となった北御門皇臥。

彼は本来家を継ぐ予定のなかった次男で、才能が偏っているとか。

特にお祓いなんかは苦手ジャンルとかで。……家を絶やすわけにもいかず当主をやっているというけど、それは大変だろうなぁ、という感じですが。

今回は何とか、呪詛系の依頼を解決できましたし、手札も増えましたが、いつもこう上手くいくとは限らないだろうし、先行きはちょっと不安。

ただ、この夫婦の関係は好みだったので、次にも期待。

 

 

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ちゃか

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