気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

まち

花冠の王国の花嫌い姫1

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「…殿下

 エスカ・トロネアの姫として 国の利益についてあなたと相談したいです」

 

鳥井まあさんのイラスト、好きなんですよねぇ。

それで気になっていたんですが、原作は20162017年あたりにビーズログ文庫から刊行されていたシリーズみたいですね。BOOKWALKER読み放題対象にもなっていたので、追々読みたいと思います。

 

豊かな土壌と穏やかな気候に恵まれた大国、エスカ・トロネア。

一年中美しい花が咲き誇り、花冠の王国や地上の楽園と褒め称えた。

しかしその国に生まれた第二王女のフローレンスは、重度の花粉症だった。花のある所ではくしゃみ鼻水に目の充血やかゆみなど花粉症の症状をフルセットで発症してしまって。

そうなれば当然、王女として見られた顔ではなく、引きこもるほかなかった。

作中世界では「花粉症」というのは未知の病のようで、エスカ・トロネアの医師にも原因不明だと匙を投げられたとか。

 

フローレンスはそれでも諦めず、一年のほとんどが雪に覆われた極寒の王国ラハ・ラドマに留学した時には症状が出なかったから、その国との縁談を纏められないかと奔走して。

大陸でも名の知れた大国の姫君があまりにもグイグイ迫ってくるので、ラハ・ラドマ側から不審がられたりしてましたが。

実際、ラハ・ラドマは不毛の地と軽んじられている貧しく厳しい土地柄みたいなので、分からなくもない。

 

それでも失礼のないように可能な限り花を揃えてフローレンスを出迎えた結果、花粉症に悩むフローレンスは変な態度をとってしまって。

それゆえにラハ・ラドマ側の相手から「なにか裏があるのでは……?」と疑心暗鬼に陥ってしまったわけですが。

花粉症が落ち着いていることで、エスカ・トロネアの姫としてするべきことをしなくては、と奮起しているフローレンスが可愛かったですね。

簡単に調べてラハ・ラドマのイスカ殿下相手に切り込んで、初動のすれ違いを思えば良い関係を築けそうなのが良い感じで、続きが楽しみ。



没落令嬢の異国結婚録

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「だから――リェン・ファ、ありがとう」

 

没落寸前、名ばかり貴族の令嬢レイファ。

彼女は金髪碧眼が幸運を呼ぶという占い師の託宣を信じた、異国の婦人に買われて。

すわ珍品扱いが待っているのかと思いきや。

レイファを買った夫人の息子であり、当主でもあるシン・ユーが、一族が人買いをしたなぞ表に出せるはずがない、と反発。

最終的に、シン・ユーの妻とすることで落着。奥様は結構反発してましたけどね……

 

シン・ユーの妻となるとは言っても、異国の言葉も文化も分からず、一先ずは家の中で勉強して。

名のある家ではあったけれど、使用人の人々も優しくレイファを迎え入れてくれて。

結婚に当たって名をリェン・ファに変えたり、異国の地ならではの慣習などもあって大変そうですけど……

 

リェン・ファ、自身を繊細だと言いますが、割とタフですよね。

繊細さがみじんもないとまでは言いませんが。シン・ユーが咳をしていて辛そうだから、蜂蜜の飴を作ってみたり。薬膳の勉強をしたり。

シン・ユーも彼女の努力に気付いて、少しずつ親密になっていくのがいい感じです。


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ちゃか

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