気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

みかきみかこ

ナイトウィザード The 3rd Edition リプレイ ラブ is デストラクション!

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藤井:………は? 恋をしないと世界が滅ぶ――……は?
(中略)
藤井:皆さん簡単に順応しすぎです!?(笑) ていうか、GM、どういう発想ですか?
GM:愛で世界が救えるなら、愛で世界を滅びてもいいかと思いまして(笑)。
藤井:意味わかんねぇっ!?(一同爆笑) 


御薬袋明日香が彼氏を作らないと――世界が滅ぶ。
そんな予言が下され、各組織は彼女の周りにエージェントを派遣する。
からは、羽音々鋼矢。別のリプレイに出てきた鈴夜の兄弟というか同型機。人造ウィザードだからね。
戦場帰りの傭兵で、常識に疎かったり、トラップ設置のロールプレイしたりするポンコツ。
聖法庁からは、聖職者でありながらアイドル活動まで行う、少年聖歌隊という音楽グループのリーダーだとか…っておい、それでいいのか聖職者。いや、ナイトウィザード世界の聖職者としてはマシな部類だろうか。グイードとかいるしな・・・
中身はラテン系の美男子ながら、諸事情により、ほとんどの場合でペンギンの着ぐるみを着ているロンギヌスのエージェント。
PCっていうのは、集まるとカオスにならないといけないっていう裏ルールでもあるんだろうか。

明日香は自身も魔剣をもって前に出る、武闘派。
女子力(物理)を持つと評判で、PCに男前と言われてしまう程度には格好いい。
しかし、そんな彼女の過去には黒歴史が潜んでいて……。
ライフパスの目的で出た黒歴史がまさかあぁいう風に活用されようとは。
いい感じにまとまっていたんじゃないですかね。

ヒロインの格好よさに比べて周囲の男PCたちのポンコツ具合がまた。
格好いい場面もあるんですけど、ポンコツ具合の方が光っていた感じ。
いや、それを見て笑いをこらえきれずにいたり、読んでる途中吹き出したりしている時点で負けですけど。
結構楽しいリプレイだったと思います。
特に笑えたのは、判定の結果自分も痛い目見ることになった1話のボスかなぁ……どうしてああなった。



ブレイド・オブ・アルカナ The 3rd Edition リプレイ ハイデルランド英雄譚

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ルーファス:ひとりであの軍勢を相手にする気か。命が要らねぇのか。度肝を抜かれて唖然と見ているぜ。
バルバロッサ:騎士には生命より守らねばならぬものがある。それを失った我は、生ける屍も同然。もはや失う生命さえも持ち合わせておらぬわ。
ヘクトール:騎士の誇りだけが彼に残った唯一のものなのです。私にはもう止めることができません……。


菊池たけしGMの「ディングレイの魔核」。
稲葉義明GMの「まことの騎士」。
2本の単発リプレイが収録されている作品となります。

しかしまぁ、英雄叙事詩、ヒロイックファンタジーがテーマなシステムだけあって、なかなか見栄えがする作品といいますか。
特に後者の「まことの騎士」なんかは、周辺の事情とかを交えた話やら後の話とかが気になる感じで。
キャンペーンを自分でプレイしていくと、情勢も変化していって、楽しめるシステムなんだろうなぁ、と思います。
いつかやってみたいものです。
「ディングレイの魔核」は・・・いや、好きですよ? これでもかってほど笑えましたし。
ネタ分は満載な分、こう、ブレイド・オブ・アルカナの自由な部分が前面に出ていて、温度差すごいなと思った物です。

各リプレイについて。
「ディングレイ~」については、前述のとおり、割とネタ。
あまり戦闘で役に立たない奇跡を持っているアルカナ3つ組み合わせたビルドをしたキャラがいたり、今後サプリメントで追加する予定だった、基本ルールには乗っていないデータ使ったりとか。
白鳥人って。なんでも魔神の娘である闇の眷属だとか。・・・GMが許可しているからいいのか。
強大な殺戮者を倒し、残された「魔核」に対処するために、準備をしている英雄たちがいた。
PCたちは、その英雄の実子だったり、錬金術師の元にいるクレアータ(人造生命、ホムンクルスみたいな感じか)だったり、英雄に感銘をうけた白鳥人だったりするわけです。
最後の色物具合がまた。こう、シナリオのあらすじを抜くと、対抗策を準備していたが、敵もまた動いていて準備していた武器が奪われてしまう・・・という王道な展開なんですが。
あちこちでPCたちがボンクラでなぁ・・・それがいい感じの笑いにつながっているんですが。腹筋辛い。

「まことの騎士」が、騎士とは何かという問いに真摯に向き合っている良いリプレイでした。
滅びを免れない国と最後まで戦うことを決めた姫。
彼女の元へ集った、何かを失ったあるいは何かが満たされずにいた騎士たちの話。
震えた。短いながらも見事に答えを描いていた感じが素晴らしいと思います。
こういうの見ると面白そうなのでやってみたいと思いますが。


アルシャードセイヴァーRPGリプレイ 黄金剣と救世者

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勇吾 だから、勝手なことだとは思うけど……お前には、笑っていて欲しいんだ。

「お前を、お前の笑顔を、俺に守らせてくれ」

 
 「サクセサー」、「セイヴァー」に至る超上級ルールを取り入れたリプレイ。
なので、もう最初から20レベルという、超高レベルでPCを作成しています。
サクセサーとセイヴァーに至るイベントも用意してあって、高レベルの見本という意味が強いですかねー。
基本クラスに合わせて3人PCという、リプレイでは珍しい形式になってますし。

第一話 「月の杯と継承者」
第二話 「黄金剣と救世者」
 
厳つい顔と態度から、周囲から危険視されている鬼塚勇吾。
アイギスに属するルーンナイト、レパルス。
忍者の里で育ち、勇吾の幼馴染の少女のもとに、師の指示で赴いた少女、矢車菊花。 
そして、勇吾の幼馴染で菊花の訪問を受けるヒロイン相当のNPC、計斗歩音。

主軸にあるのは、主人公の勇吾とヒロインの歩音の交流といいますか。
順調にイベント積み重ねている背後で奈落が暗躍しているという王道の物語ですね。
「月の杯」っていうレリクスが、少女のもとに持ってこられたりします。
大きな陰謀に巻き込まれるだけの理由を持った少女、ってわけですね。
まー、20レベルクエスターが傍にいる状態でわざわざ目的もなく少女を狙う存在もいませんか。

勇吾がしっかり主人公をやっている脇で……
レパルスの量産型っぷりが笑えるといいますか。
いや、格好いいシーンでは格好いいんですけど、どうしても、その時に演出で笑えるといいますか。

最後の決断は、そうするしかないのかな……とあきらめていたところでしたが、
エピローグで、ちゃんとその後が描かれていたのがよかったですね。


神曲奏界ポリフォニカRPGリプレイ2 貴方と繋がるハーモニー

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「その先へ繋げなければな。その人の先に行かねば、先祖に申し訳が立たぬ」。

ティアンが結構いいキャラしてるよなぁ、という感じで。なかなかいいお話だったと思いますよ。ティアンとレイファスの関係、楽士と精霊の関係っていうのは、神曲奏界ポリフォニカの世界では、避けて通れない話題ですし。

プレイヤーは敬称略で、神曲奏界ポリフォニカ・シリーズの生みの親である榊一郎。
レンタルマギカなどの作者、三田誠。
F.E.A.Rの社長で多くのリプレイの著者でもある、鈴吹太郎。
ダブルクロスのデザインなどを行ている矢野俊策。
そして、イラストレーター兼漫画家の合鴨ひろゆき。

心優しい熊の精霊、サムライ神曲楽士、オウムの精霊、仮面で素顔を隠す対人恐怖症お嬢様、そして攻撃力特化の恐ろしい精霊。
まぁ、TRPGのPCなんてそんなもんですが、見事に個性的なキャラクターだよなぁ、という感じで。

第3話、波乱のジャムセッションでは、ライバルが登場。
まぁ、王道ですよね。家の因縁で絡んでくる相手と、決着がついた後に、仲良くなったりとか。神曲楽士の事務所の優劣を決めるのに、料理対決ってのはどういう事なのか、と思いますが。ま、アレはアレでお約束か。

第4話、悪意のインプロヴィゼーション。
精霊との付き合い方についての、悪意ある面を押し出してきた、シナリオ。
ティアンがいろいろと悩んでいる中で、レイファスが結構天然に追い込んでいくのが、えげつない。それでも、最後は二人で、納得のいく結末を導き出すんだから、見事というか、さすがというか。

神曲奏界ポリフォニカRPG リプレイ2 貴方と繋がるハーモニー (GA文庫)
加納 正顕/F.E.A.R.
ソフトバンククリエイティブ
2009-05-15

ナイトウィザードリプレイ 愛はさだめ さだめは死

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死は、逃れられぬ“さだめ”。
だが、少年の想いは、その“さだめ”を超えた。


タイトルは古典SFの小説にあやかっているそうです。
原作は読んだことないんですが、こういうあやかりを見るとちょっと気になりますね。
田中天さんの頭おかしい(褒め言葉)リプレイは好きです。
奇抜なデータ構成の敵キャラだったり、明らかにネタだったはずなのに、最後はシリアスだったり、いい話になったりするあたりは、さすがプロの技。
プレイヤーでいると、どう転ぶのか予想もつかない地雷原のようなお方ですが。
まぁ、PL時のはちゃめちゃ感も好きですが、GMとしての田中天さんも結構好きです。
 
さておき本編。
一人のウィザードが魔王と戦い、命を落とした。
敵である侵魔の力を借りてでも、大切なものを護るために蘇った少年。
しかし彼がみたのは、かつての戦いから1年がたった世界と、ある絶望だった。

PC1は、魔王に殺されたものの、敵の力を借りてでも蘇った、落とし子の少年、夜見トオル。
PC2は、PC1とかつてともに戦い、今はPC1の幼馴染の傍にいる陰陽師の少女、鳳来寺麒麟。
PC3は、封印を守る使命を帯び、 転生を重ね、イノセントに寄生している謎の生命体、ゲシュペンスト。
PC4は、脳みそスライムだけど、ウィザードとして、ヒーローとしての心を持つ熱き男、橘輪之助。

この4人とが、とあるものを封じた封印、そして、PC1と戦った魔王を取り巻く事件に挑んでいくことに。、
魔王モッガディートは結構いいキャラだったよなぁ、と思います。
その葛藤だったり、演出だったり、その懐の広さだったり。
腐っても魔王、というか、王の風格が確かにあった。
けれど、どこか人間臭さもある、一風変わっててるいいキャラでした。

そして、後半第2話。
正直、単なるネタ要員だとばっかり思っていましたよ。
まさかという感じで、驚かされました。
フラグとかそういうイメージで、ここまで怪しいと逆に、っていう発想があったとは思いますが、しかしそこからさらに超えていかれるとは。
個人的にはこの話のボスのデータが結構面白くて好きです。
あと、うっかり今回予告を書き忘れて、その場の勢いで考えて実行できるGMが好きです。さすが。

ウィザードたちの葛藤が上手く描かれていて、いい話だったと思いますよー。


 
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ちゃか

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