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「俺はソーディの味方ってわけじゃねぇ。ただな、“人間側”につく理由もねぇんだよ」


剣に恋する種族、ソーディという異世界人によって支配されている東京。
一応人間側にも反抗精力はいるみたいですけど、どうにも迫力がないっていうか。
その実力の前に一敗地についている時点で、なんらかの対策が必須だと思いますが、太陽教の活動に今のところそれが見受けられない。
銃を持ち出したりしていましたけど、実力者には通じないし。
日菜子には何か秘密ありそうですけど、切り札それだけってわけにもいかないんじゃないかとか思いますが。

嫌いじゃないですけど、なーんかもうひと押し欲しい感じもする。
剣に恋するっていう種族特性上、結構な実力を持っているっぽい主人公は、人間っていうハンデがあっても、これから周囲大変なんじゃないかなぁ。

しかし、重要なのかなぁ、と思っていたキャラがあっさり死んだりしてびっくりというか。
その辺はシビアなんですかねぇ。
犯人が、犯行を自供する件は、あまり面白くなかった。
さらっと触れられていた事件が原因です、って言われてもなぁ。なんだかパッとしない。

ソーディの中でも実力者とされる7人の内の一人が主人公の師匠で、現状行方不明。
もう一人が、身元引受人だったけど、今回の事件を受けてこれも行方不明みたいなもんでしょう。
明確に反逆している以上、行方不明というよりは、称号剥奪もあるかもしれませんが。
まぁ、師匠の方はどうせ科話が進めば出てくるんでしょうけど。
主人公がそれまでにどうするか、ですかねぇ。

剣神の継承者 (MF文庫J)
鏡遊
メディアファクトリー
2012-05-24