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「俺も小夜のこと、信頼してる。君のいうことなら、全部信じるよ」

「なら、やりましょう」

 

時を操る能力は強キャラにありがち。

だったら逆に、全員が時間を操る能力を持っていたらどうだろう、というお話。

過去に戻して傷をいやすとか、未来視とか、時間を止めることによる物質停止とか。

 

いくつかの分野に分かれてこそいるものの、それぞれが持っているのは「時間」にまつわる能力で。

その能力を用いないと倒せない異形の怪物「バタフライ」が存在するため、学校が設立されて、そこで能力を磨くための特訓をしていると。

で、互いの能力を強化するシステムなんかもあって、主人公と表紙のヒロインは、相性で過去最高の数値をたたき出して。

と、テンプレを地で行っている感じではあります。

 

1巻にしてキャラがかなり登場して、それらを上手く動かせているかというと微妙だし。

あらすじで「過去最高の数値を記録し」とありますが、その少し後には別のキャラとの数値測定で最高値更新しているし。

特段悪い所があるってわけでもないですけど、無難にまとまりすぎていて光るところがなかった印象。

次の巻はちょっと様子見だなぁ……