気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

アリアンロッド

アリアンロッド・サガ シナリオ集 ロスベルク島攻防記

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タイトルからわかるように、アリアンロッド・サガで描かれている、アルディオン大陸を舞台にしたシナリオ集。
ただ、大陸にある国、と言うわけではなくて、すごく絶妙な位置におかれた群島が舞台ですね。
アルディオン大陸ガイド掲載のシナリオ「孤島の火種」の続編としても遊ぶことができるように設計されているようです。

構成としては、まず舞台となっているクレスト諸島の背景設定の紹介。
レイウォールとグラスウェルズに挟まれた島なんで、立場が微妙と言うか。分割統治されているような島ですね。まぁ、大国2つがかかわっていると、いつ爆発してもおかしくない状態といいますか。
その島の住人だったり、他国からの間者がPCとなって、島を巡る騒乱と向き合っていく、っていうのが骨子になりますねー。

表紙にも載っていますが、この島の争いにはベルフトも関係しています。
「アリアンロッド・サガ」シリーズの印象が強いので、ベルフトって名前を見るだけで、これはもう勝ち目ないんじゃないかって意識が……
そんな状況でも折れない住人たちが凄いといいますか。根性あるなぁ、と言う感じで。

5本のシナリオからなるキャンペーンしない炉ですね。
シナリオ1「レイドの反乱」、シナリオ2「結成!! クレスト同盟」、シナリオ3「秘宝島」、シナリオ4「交渉の行方」、シナリオ5「ロスベルク島への帰還」が掲載されています。
単に戦闘をしているだけじゃなくて、金策に走ったり、交渉を行うシナリオもあったりして、全体的にはバランスとれてるいいキャンペーンなんじゃないかと。

シナリオフックも5つ収録。
シナリオ2と3の間の「押し寄せる敵」、3と4の間の「絶海のサバイバル」、4と5の間の「ゴーダ伯暗殺指令」。
でキャンペーン終了後(シナリオ5の後)のネタになっている「フェリタニアの要請」と「分裂の危機」。
こういうフックも、参考になりますねー。

アリアンロッドRPG スキルガイド

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旧版アリアンロッドRPGのサプリメント。
タイトル通り、スキルの総まとめ。
幾つもサプリメントが出て、それぞれで追加されていると、どれ参照したものか迷うので、こういうまとめの一冊が出てくれるとありがたいですね。
ダブルクロスから入った人間なんでそっちで言うと『エフェクトアーカイブ』とかこういう類のサプリだよなーって思いながら読みましたけど。

特にデータを比較しているわけではないですが、多分いくつかは効果も変わっているんじゃないですかねー。
コンボスキルの扱いは変わっているようでしたし。
トラベルガイドでは、出自「特殊な一族」を取らないといけなかった地方クラス(ヴァイキング、ヒーラー、グラディエーター、シャーマン)が出自を選ばなくてもサポートクラスに選べるように。
まぁ、GMの采配次第ですが。
『アルディオン大陸ガイド』後の刊行なので、フォーキャスターとか、エクスマキナとかのデータもあります。

イントロダクションのところ、P10、11にあるスキルの一例として載っているイラストが可愛かった。インタラプトしているナーシアとか、弓撃ってるベネットとか。

アリアンロッドRPG エリンディル・レジェンド・ガイド

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旧版アリアンロッドのサプリメント。
エリンディル大陸における伝承をまとめた1冊。実に72編も掲載されているとか。
伝承によって世界の背景というか設定とかが掘り下げられたうえ、ネタになりそうなデータがこれでもかと追加されて夢が広がりますね。
こういう伝説を見るとそれを用いたシナリオとか考えてみたくなります。

伝説データには色々と種類がありますね。
創世の神様たちの残した遺産を取り扱ったもの。
伝承にある動物の王たちに纏わるもの。
パーソナリティとして掲載されているような人物たちが過去に成し遂げた偉業の話と、それに基づいた、あるいは類似した状況を想定したデータなどなど。
呪われた騎士が魔族を倒して呪いを解いたってエピソードがあれば『アンチカース』っていう呪いを受けている状態を表すデータが付くわけですな。
実際にレジェンドデータ使っているリプレイもありましたし、クラン=ベルの風雲児とかどこかで聞いたことあるような人物の逸話も載っていたりと中々面白い。

個人的に気に入ったのは「審判者の失意」、「防人の"しるし"」、「武芸者の矜持」、「伝説の弓術」、「ロクペルの首級術」、「陰の森の"カルロッタ"」とそのあたりですかね。

まぁ、その伝説を実際に参考するもよし、噂だとするも良し、というのは、TRPGにおけるGMの采配の自由度に委ねられているわけですが。
そしてそんなGM用に、裏設定とでも言いますが、伝説の裏事情が明かされてもいるわけで、GMセクションを読むのも中々乙です。

あとは、リプレイのデータも掲載されていますね。キャラとかストーリーの紹介とかでPCが使える実データとして何かが乗っているわけではないですが。

巻末にはキャンペーンシナリオ『第3次ギルマン戦争』の1話と2話のシナリオ、そして3話のシナリオフックが掲載されています。
3話だけがフックなのは、2話の結末で導入とか展開が代わってくるからですね。
レジェンドデータも絡んでくるシナリオになっているので、中々いい感じでした。

アリアンロッドRPG エリンディル東方ガイド

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旧版アリアンロッドのサプリメント。
東方世界について描かれています。
 
カンナギ、チューシ、バートルという3つの新しいクラスが追加されています。
東方世界舞台にしたリプレイもありましたねー。
えーっと「リプレイ・ブレイド」でしたっけ。
アレはアレで面白かった。
チューシのデータが気になっていたので、実際に参照できたのは個人的に満足。

で、新クラスの解説と、スキルが掲載されていたり、東方世界における国家や文化などの設定が記されています。
エリンディルの西方とはまた違う武器とかアイテムとかもあるので、そういったデータとかもあるんですよね。東方世界の伝説データとかもあります。
ひねり出すのは大変そうですが、こういうデータ設定も楽しそうだなーと思います。
東方世界のパーソナリティ、モンスター、ネームドエネミーなど、一冊で東方世界が全てわかる、という感じのサプリ。

巻末には東方世界を舞台にしたシナリオ『明日を取り戻せ』と『魔族の潜む山』の二本が収録されています。

アリアンロッドRPG   エリンディル東方ガイド
菊池 たけし/F.E.A.R.
富士見書房
2011-02-19

アリアンロッドRPG アイテムガイド

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旧版アリアンロッドのアイテムをまとめたサプリメント。
とはいえ、アイテムだけってわけでもなくて、スキルのデータが追加されていたりと要素としてはたくさん。
追加でアイテムを出すことになった時用のアイテムチャートとか面白いものもありましたね。
設定してなかったからダイスで決めるね、というランダム性は面白いんじゃないかと。

サプリ系はなんか表紙にノエルいること多いように思いますが。
地味にエイプリルもいるんですよねー。

で、肝心がな面アイテムですが、これは結構見やすいし、いい感じですね。
種別:格闘とか、種別:長剣とかで分類されているので参照しやすいですし。
それぞれの種別において「長剣とは」「現実の長剣」「エリンディルにおける長剣」といった3項目に関しての短い解説文が掲載されていて、雑学っていう意味で読んでいて面白いですし。
まぁ、色々とアイテムあるんだなーと言う感じで、データ部分は割と読み流しています。
リプレイとかで見覚えがある武器だけ、軽くデータ見た感じですかねー。
雷鳴の弓とかそのあたり。

アリアンロッドRPG エネミーガイド

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タイトル通り、旧版アリアンロッドのエネミーガイド。
実に350体以上のエネミーが収録されいて全部イラスト付きとか……
想像するだに大変そうですね。
まぁ、新規収録のモンスターもいますが、これまでのサプリメントとかのモンスターをまとめた1冊なんで、全部1度に書いているわけじゃないから……それにしたって、なかなかアレというか。壮観ですが。

種別ごとに分かれて掲載されていて、それぞれの種族の行動原理とか、背景とかも軽く書かれているので、わりと取っつきやすいというか、見やすいかなー。
実際にアリアンロッドやったことはほとんどないので、データとしてどれくらいのものかっていうのはよく判らないんですが。

あー、ネームドモンスターがバカみたいに強いのは分かる。
"白の"ケテルとか、これ勝ち目ないんじゃないか。いや、守護役の古代龍なんで、勝ってもらったら困るんですけど。
悪役だけじゃなくて、こういう状況によっては味方になってくれそうなキャラクターにまでデータを持たせてるっていうのも面白い。

アリアンロッドは2Eを一回やったことがあるくらいですかねー。
フィッシュアンドチップスは偉大。

アリアンロッドRPGエネミーガイド
菊池 たけし
富士見書房
2007-09

アリアンロッドRPG エルクレスト学園ガイド

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アリアンロッド・リプレイ・ハートフルの舞台になっている『エルクレスト学園』の生徒になれるサプリメント。
冒険者育成のための学校なので、そこに通う学生としての日々が楽しめる、というサプリメントですね。
まぁ、学生だけじゃなくて、先生やってもいいし、用務員やってもいいそうですけど。

この手のリプレイに直結というか、関連している部分が大きいサプリを読むと、ついついリプレイ読み返したくなりますねー。影響を受けやすい性格ですね、我ながら。

エルクレスト学園の興りから、MAP、講義ガイドまで。
細々と設定されてて、面白いですねー。参考になりそう。

学園を舞台にした、シナリオも収録『学園の怪談』と『湖に消えた指輪』。
で、実習用のダンジョンもあるので、そのダンジョンを舞台にした冒険用のレギュレーションと、ミッションのデータとかも掲載されています。
ランダムダンジョンとか面白そうですよねー。
というか、エルクレスト学園は、冒険者育成といっても環境が整いすぎていて怖い。
これで立地が国と国の間にあるとなれば、中立を謳っていても、それは騒乱の種にならないか心配されるというか、他の国の情勢に気を配らないといけないわけですよね。


アリアンロッド拡張データブック リインフォース

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旧版アリアンロッドのサプリメント。
高レベルキャラクター用のサプリ、ですね。
高レベルサンプルキャラとか、ドラグーンとテイマーのクラスが追加されたり、コンボスキルやら色々要素が追加。

コンボスキルは、サガ・ブレイクのPCたちが使っていたっけなぁ、とか思い出しました。
今度読み直そうかなー。

高レベル用のサプリという事で、掲載されているシナリオも骨があるといいますか。
巨大なダンジョンを攻略するシナリオがついていて、想定だとプレイ時間20時間越えるから、複数日程推奨してるのがあるんですよね。
日程調整とか考えるといったいどれだけクリアに時間かかるんだろうか。もっと前に知っていたら、こういうのもやりやすかったのかぁ、とか思ったりしますね。
ここまで要素詰め込んでいるとGMも管理大変そうですけど、ちょっとくらいはこういう1本ですごく長いシナリオもやってみたいものですね。

で、ダンジョンだけじゃなくて、一応上位クラス用の高レベルシナリオも掲載。
『邪神竜の復活』。タイトルからしてやばそうな匂いが。
で、シナリオ終わった後に、コラムで『永遠を生きる古代龍たち』っていうのが乗っていて、こういうのも面白いですねー。世界観が広がっていくというか、掘り下げられていくネタは大好物です。
"銀の"ケセドとかは、他のリプレイとか、サプリメント掲載のシナリオとかで名前知っていましたけど。割とたくさんいるんですね。世界の広さからすると、少ない部類になるのかな?

アリアンロッドRPG 上級ルールブック

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旧版アリアンロッドの上級ルールブック。
少し前にイエローサブマリンで、旧版のルルブとサプリ「●冊で~円」みたいなまとめ売りしてたので、それで購入。
ルルブ読むのとか好きなんですけど、旧版のルルブを買って、果たして実際に使うのかどうかというと微妙なところ。
いつか友人とやるにしても、2Eのデータでやるでしょうしねー。
まぁ、そうわかっていてもつい手を出してしまったわけなんですが。
世界観とかそういう設定を知れるのが面白くて好きなんですよー。

ガンスリンガー、ニンジャ、セージ、ダンサーの4クラスが追加。
10レベル以上のキャラが選択できる、上級クラス4クラス毎に2種で合計8職追加。
ワールドセクションでは、キャンペーンセッティングとして『覇王の空中庭園』という拠点となる場所のMAPとか設定とかが乗ってます。
あとはミッションデータとして、ランダムダンジョン形式の『覇王の空中庭園』で使用できるものが結構豊富に掲載。

プレイヤーガイドとゲームマスターガイドには、結構基本となる心構えとかが書いてあるのでその辺は参考になるかもなー。
ルルブやらリプレイやらは結構持っているんですが実プレイ数はわりと少ないもので。

アリアンロッドRPG上級ルールブック
菊池 たけし
ゲーム・フィールド
2005-03

アリアンロッド・リプレイ・アンサンブル

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稲葉:また、ずいぶんあやしげな技の名前が(笑)
GM:まあ剣豪モノですから。
かわたな:剣豪モノなめんな!(笑)

ゲームフィールド掲載の単発のシナリオを2本まとめた文庫。
「ルネス殺人事件」と「アリアンロッド剣豪伝 明星連也降魔剣」の2本が収録。
おまけとして「ベネットのうろ覚えエリンディル東方ガイド」も掲載されています。サプリの「東方ガイド」を読んでからだと、なるほどこれは確かに「うろ覚え」とつくわけですね、という感じ。
まぁ、ベネットだからなぁ……

「ルネス殺人事件」
GMは久保田悠羅。舞台は温泉の町ルネス。そこにあるムーンスター芸団員育成のための学園、ムーンスター・エンターテインメント・アカデミー。ひょんなことから、そこで行われる劇に参加することになったPCたちは、その劇の裏側で進む陰謀を防ぐことができるのか、というリプレイ。
演目が『クラン=ベルの四英雄』、という事で、「ベネット役のベネット」がみられることに。本人が舞台とかで本人役を演じるっていう展開は、それなりにありますが、それがベネットだとどうしても笑い話に感じてしまう。
実際お調子者なんで「本物のベネット」といっても、「はいはい」みたいに流されているお約束のテンプレが出来てましたけど。

PLはベネット役の大畑顕。
安達洋介とツジヤスノリ。どちらも『アリアンロッド』のエネミーイラストをやられたりしているそうです。安達さんは『ダブルクロス・リプレイ・オリジン』の辰巳狛江のPLだそうで、そっちの印象が強いなぁ。
ビアンカというアコライト/バードの少女。
チャンピオン・レックスというグラディエーター経由のウォーリア/モンクのドゥアンの男性。
この二人は、レックスがグラディエーター経由ってこともあって、選手とそのマネージャーという設定に。チャンピオンなレックスがいるから、最後の戦闘とか、そういう格闘技な色が強くなって笑った。P125のイラストとか、演出としては完璧なんじゃなかろうか。

「アリアンロッド剣豪伝 明星連也降魔剣
GMは丹藤武敏。タイトルから連想できるように、剣豪モノですね。こういった遊びもできるとは、アリアンロッドの懐結構広いですね。当然のようにPC1はサムライなんですが。師匠との関係とか、兄弟子との因縁とか、お約束ではあるんだけど、王道だからこそ面白いですよね。
秘剣の存在とか、結構面白くなるエッセンス込ですし。

豪快なサムライ、アケボシ・レンヤ。
呪いをかけられ隔離され、金銭に価値を見出したアルケミストのお嬢様、リオナ。
フィルボルの賞金首なギャンブラー、シャーマンのナジャール・コジャール。
復讐を目的としているはずがどこか間の抜けたニンジャの少女、シノブ。
PLはそれぞれ、稲葉義明、田中信二、大畑顕、鈴吹太郎。

この4人の掛け合いがいい感じでしたねー。リオナの呪いとか、最初は敵対しているシノブとかの構成とかも中々。出てくると面白くなってしまうザンマが個人的には好きですよ。えぇ。面白いから。
プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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