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「お前の考えは間違っている。お前は悪だ。私が断罪するべき存在だ。"皇帝の剣"として、真帝国皇帝の名と真帝国公認クエスター、ミカド・ラインダースの名において、カイラス・グーデリアン、お前を裁く」

PLは、今作のイラスト担当、中島鯛さん、フリーのイラストレーター、みかきみかこ。
F.E.A.Rの社長の鈴吹太郎、と副社長の菊池たけし。
演じるPCは、それぞれ以下の通り。
犬を連れた傭兵団の出身の少女、ウルエラ・ウルヴス。
一度死に豊穣の神としての力を得て蘇った、砂漠の緑化を目指す女性ファーナ。
記憶を無くした若き放浪の賢者、テム。
帝国公認クエスターとして、"皇帝の剣"として敵を裁くミカド・ラインダース。

中島さんのPC、ウルエラが、すごくまっすぐな少女で、格好良かった。
ミカドは……格好つけというか、ボンボン。だけど締めるところは締められる、良キャラ。
緑化志しているはずが、良い間違えて度々緑茶化させようとするファーナと、記憶を無くしながらもしっかりフォロー入ったりしているテムとで、結構いいチームだったと思いますよ。
なんか珍しく、キャラ作る場面とか、アフタープレイとかも細かく描かれていましたね。

第一話 旋風少女と大砂虫
第二話 旋風少女と熱砂の罠

スズリ砂漠という場所を舞台に、砂漠の天災、サンドワームを巡る物語。
1話は、帝国の部隊の一つが、どうも「砂漠戦艦」なる秘密兵器を勝手に作っているとかで、それの調査にミカドが行ったりします。飛空艇でいったらうっかりというかやっぱりというか撃墜されるのもお約束。
で、墜落した場所で出会ったファーナと一緒に、サンドワームに呑み込まれてしまう。
まぁ、他の2人もサンドワームに呑み込まれているんですが。
合流場所は、サンドワームの胃の中です。……嫌だなぁ、こんな顔合わせ。
で、シナリオクラフトのチャートを参考にした「楽しいダンジョン」チャートを用いながら、PCたちはサンドワームの中を突き進む。
……いや、しかしサンドワームってどれだけでかいんだ、って気分になりますなー。
そしてラスボスには加護によって逃げられてしまう。
決着は次回に持ち越し。

2話は、砂漠の別の街に舞台を移す。
ウルエラは壊滅した傭兵団の目撃情報を追い、ようやく兄貴分と出会うものの、彼は怪しげな行動を起こそうとしていて。
仲間と、街の人々のことを考え、その上で出した結論の快い事。
そうやって信じるところを突き進めるまっすぐさが眩しいですねー。
またしても、サンドワームが利用されようとしていますが。
……こんな短期間にいろいろやられて、サンドワーム、よく切れないなぁ。冷静な意識っていう者もあってありがたい事です。うっかり怒りに呑まれて街滅びてもおかしくなかったような。