気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

アルファポリス

ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり5 冥門編

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「最後の最後までぇ、生き残るために戦いなさいっ! ヨウジぃの部下なら、上役をちゃんと見習いなさぁい! ヨウジぃなら絶対に最期まで足掻くわぁ」

とりあえず更新再開します。
今月はなんとか毎日更新のペースを取り戻していきたいと思っていますが。
どうなるかは正直わかりません。可能な限り更新はします。感想書いてない本が山になってるし……

門絡みの異変を察知し、門の封鎖を決意した日本。
ただ、これまでと同じように各国それぞれの思惑があり、口出し手出しされるわけで。
オマケにレレイの重要度が上昇しているせいであちこちから狙われてまた大変。
彼女、論文発表の時といい、全方位から狙われすぎではないだろうか。
それだけスペック高い重要人物ではあるんですけどね。

自衛隊の戦力と帝国側の戦力では、まぁ、対策を練っての時間稼ぎが精々で。
……戦力限られる中で、よくやったとみるべきかもしれませんが。
そんな状況の中自衛隊には、特地からの退去命令が下り。
あと一押しで勝てるという状況に苦悩する人もいますが、命令だからとテキパキ撤退の準備を始める人もいて。
 
都合よく運びすぎかなぁ、という部分はちらほら見受けられます。
レレイが拉致されてしまったのも中々危うい状況ではあったわけですし。
ともあれ、大凡の事柄はうまく決着がついたとみていいんじゃないでしょうか。
一部報われなかった人もいますけど。異変に異変が重なる状況の中では、取りこぼしは少なかった方だと思います。

ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり4 総撃編

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「そうよぉ。全く正反対よぉ。ヨウジぃは何かというとすぐに逃げ出すもの」

ロウリィの揶揄するような視線に伊丹は「ほっとけ。どうせ臆病者ですよ」と言い返した。

「いいのよぉそれでぇ。譲れない線を守るためなら、怖いよぉと言いながらも前に進むところはちゃんと見せて貰ったからぁ。いろいろと期待しているのよ」

 

異世界への門が開いた世界。

ゾルザルは無差別ゲリラへと走り、ピニャと皇帝を擁し正統政府との硬派を締結した自衛隊が大規模な作戦を実行する。

一方で、日本含む地球側では、門がつながっていることに起因する天変地異が観測され始めて、と怒涛の展開。

 

異常を調査するために伊丹やレレイは日本の学者ともに異常が起きている特地の一体を調査に行きます。

まぁ、その辺でレレイと学者が大変盛り上がって魔法やら学問の話で色々小難しいことをうわけですけど。

 

門をつなげたままでは、二つの世界に無理な力がかかり、異常が起きる。

しかし、門がつながっていることと異変とを直接結び付ける証拠はなく、門を閉じることでの弊害も多い。

それゆえに対策を打たねばならないが、帝国が割れている現状、そしてアルヌスにおいて日本と繋がり利益を得ている人達からすれば、門を閉じ接触を断ってしまうというのはありえない選択だろう、と身内で話し合っている時点で問題噴出。

 

門を何とかするめどは立ったものの、それがきちんと使えるか実験しつつ、どうにか説得する手法を探して、と状況が混沌としてきた、試行錯誤の時間が多くなった気がしますね。

そして、ゾルザルの必死の抗戦が行われているわけですが、一矢報いれるかどうかの中で戦う兵の心中は過酷極まるものだろうと思いますが。

最後のゾルザルの行動にはちょっと驚きました。ちゃんと作戦練れたのか、というのはアレですが。対策を取られると中々厳しいですねぇ……

 

 

ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり3 動乱編

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「ただ問題は、刺客が並大抵の相手ではないらしいのです。炎龍を倒したという実績を高く評価されてかなりの刺客が放たれたようです。我ら二人だけでは、とうてい防ぎきれぬ相手です。ご協力いただけますかな」
「当然だな。大事な身内を守るのを誰が嫌がるって言うんだ?」

講和のための人員も派遣され、帝国側との話し合いも始まった。
日本側が捕えていた特地の人員も、一部が帰国し、さてとりあえずは交渉のテーブルにつけるかと思ったら、またひと騒動が。
伊丹がダークエルフたちと炎龍を撃ったのが原因の一つでもあるし、帝国がそもそもその内崩壊してもおかしくなかったあたりが、また痛いよなぁ。

炎龍という災害を仕留めたことは評価されるべきだ。
しかし、異種族と亜神、さらには皇太子を打擲した当人がいるとなると中々厳しい。面子の問題もあり、レレイを神輿にしようと皇帝が動き、それが気に食わないゾルザルが刺客を雇ったりと、面倒なことに。
オマケにクーデーターは起こるわ、門の外、日本を取り巻く各国の思惑も加速するわで大わらわ。

車の運転を楽しんでいる姿とか、和む場面もあるんですけどねぇ。それ以上に厄介ごとが押し寄せてくるから大変だ。
マスコミ関連の記述は分かりやすく嫌なヤツとかができたりするんで、好み別れるんじゃないですかね。キャラの主義主張がはっきりしているから、行動も読みやすくはあるんですけど。
どんどん泥沼化していっていますが、どう決着つけるのやら、と初見の時には思ったものでした。


ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 2.炎龍編

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「危険と分かっていても退くことが許されない時がある。負けると承知していてもなお、進まねばならぬ時もある。頭の良いやり方ではないが、馬鹿にならねば男はやっていけぬ。そうは思わぬか?」


異世界に派遣された自衛隊の話。
2巻ともなると、アルヌスで保護した人とか、交流している人々からの評価もよくて、とりあえず平穏無事に話が進んでいる感じがありましたが。

異世界側からすれば、日本と自衛隊というのは強大な戦力や、帝国で作り得ない美術品などがある豊かな国。
一方現代側から見れば、発展がこちら側と比較して緩やかな異世界は、貴重な物資の宝庫に見える。
お互い相手の持っているものが理想的に見えていて、だからこそ交渉というのが成立するんですが。
あちこちで政治的な動きというのも絡んできて中々大変です。

更には、サブタイトルに炎龍編とあるように、自衛隊が追い払った炎龍問題がまたしても浮上してきて。
龍事態は他所へ逃げたんですが、そこで被害に遭った住人が「緑の人」のうわさを聞いて救援依頼を持ってくるんだものなぁ。
そして、それが他国の領土にあるという時点でまた色々と、手続き上だとか柵によって行動が制限されて。

ただまぁ、件の炎龍というのは、エルフのテュカの仇でもあるわけで。
あの事件以来、心を病んでいるらしい彼女を刺激してくる手は有効ではあったわけですが、ま、気持ちのいいものではなかったかなぁ。
唆した本人が罪の意識を持っているのが、まだマシではありましたけど。
そして炎龍との戦いの果てに、損失がありながらも伊丹は生き残ってましたが。
生き残ったことでまた面倒な問題が出てくるんだよなぁ、と思うと彼の今後が心配される。
ま、なんだかんだで強かに生きていきそうなキャラではありますけど。

アニメでダークエルフな彼女も出てきましたけど、果たしてどこまでやるのかなぁ。
ネットで軽く見た感じだと2クール予定みたいですが、このペースでやっていると2クール全部使っても3~4巻のあたりまでしか到達でいないんじゃなかろうか。


ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 1.接触編

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「あんたはやっぱりタダ者じゃないよ。優秀な働きアリの中で、怠け者を演じてられるその神経が、凄い。俺は冗談じゃなくあんたを尊敬する」


2015年の夏アニメ。
アニメの方は、うまく切り張りしている感じがあります。
小説の方では説明があちこち濃かったり、キャラの主張が激しかったりするので、苦手な人もいるとは思いますが。
アニメの方は、ざっくりとしているので、何となくでも見られる感じがします。
……作品読んで前知識があるからそう思うのかもしれませんが。

閑話休題。
以前読んでいたんですが、アニメ見ていて懐かしくなったので再読。
異世界への門が日本に空いて、向こうが侵略してきたので、それに対して自衛隊が派遣されることになった、という話です。
この作品のポイントは、異世界への門が常時空いた状態になっているところでしょうか。
一応、整備の都合や失った場合の事を考えて、古い型番の装備とかを持ち込んでいるようですが。
補給を受けられるというのはかなりの強みであると思います。

魔法という存在があるものの、戦闘の主軸は騎馬隊ということもあり、銃撃・砲撃には無力で。
銀座に門があいた時に被害が出てますが、それ以上の打撃を与えているのは痛快ではありましたが、ちょっとしょっぱなからやりすぎな疑惑も。
敵対戦力を蹴散らした後は、じわじわと現地住人と交流。
その最中ドラゴンに襲われて被害が出たり、日本に門があいたことが気に食わない勢力の工作があったりと大わらわ。
単純に異世界で無双するって言うのではなくて、足を引っ張る勢力とかがいるのは、リアルでいいんじゃないですかね。
実際にこういう事態になったら、そうホイホイ話は進まないでしょうし、もっと面倒な事態になりはするんでしょうけど。面倒な要素を織り込みつつ、ストレスを感じすぎない、いい塩梅で「創作」として成り立っているとは思います。


白の皇国物語

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「――少し前、決めたんです。恐ろしくても、不安でも、私は諦めも放棄はしません。諦めは今を捨てて別の道を探すこと、放棄はあらゆる未来を捨てることですから」
(略)
「じゃあ行くよ、諦めのいい坊や。あんたの諦めってものがどんだけ強いか、見せて貰おうじゃないか」
「ええ、見ていてください」


WEB発の異世界転生モノ。
ただ、これ転生である必要ってどれだけあったんだろうか、と思うんですよね。
過去の記憶とかはこの世界に来た際に置き換えられて、昔の記憶は多少あるものの、過去の自分の名前とかは思い出せない状態だそうですし。

有給使い切れなかったなーとか余計な情報を覚えさせておくぐらいなら別にいらないんじゃないのか。
この世界に「白」を持った存在が求められているなら、別に異世界から引っ張ってこなくても、必要な時にしかるべき場所に生まれる「世界的なシステム」とでもしておいた方が楽なんじゃないのかなぁ。

異世界に来た、っていう要素が影響しているのってこの世界の知識に疎いから、現状説明を行っていくために・・・とかそれぐらいにしか役立っていないんじゃないだろうか。
1巻にちょいと盛りすぎかなぁ、という感じはあります。
まず異世界に来たという事実があって、この世界についての説明があって。
そして滅びに瀕している国ということもあり、どうしてそんな状態になっているかの説明があり。
その上でさらに、緊張状態にあった場所で戦端が切って落とされそうになり・・・と。
詰め込みすぎでしょう。
1冊丸々、壮大なプロローグでいっそ笑える。

白の皇国物語
白沢 戌亥
アルファポリス
2011-06

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ちゃか

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