気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

シリウスコミックス

悪食令嬢と狂血公爵~その魔物、私が美味しくいただきます!~

ico_grade6_3

「今度私にも食べさせてもらえないだろうか 魔物の肉を」

こんな方 人生で初めて出会ったわ

 

毒を持つとされ、食べると腹を下すなどの弊害が生じる魔獣。

実際には肉そのものに毒があるのではなく、魔獣が宿している魔力が人体にとって有害だそうで、適した処理をすれば食べられるし、なんなら結構おいしいみたいです。

主人公のメルフィエラ・マーシャルレイドは、その研究の第一人者であり当人も美味しいものを食べるの大好きで、色々と工夫しているみたいです。

……まぁ、魔獣という存在を食べることへの忌避感や、食べると有害であるという認識が強いことから彼女は「悪食令嬢」なんて悪評で呼ばれて、結婚相手もなかなか見つからないなんて状態になっていたようです。

 

そんなある日、常に魔獣の血に濡れる戦いの中に生きているため狂血公爵と呼ばれるガルブレイス公爵が、社交の場に乱入した魔獣を切り落とす場面に遭遇して……。

互いに悪評が付きまとう身でありながら、噂に踊らされることなく相手をしっかり見ていることで好印象を持って。

メルフィエラ、魔物使った干し肉持ち歩いていたり、それを公爵に差し入れしちゃったりする豪快さがあるので「悪食」って噂が無くても付き合いは限られたかもな……感はある。

 

ただそんな彼女だからこそガルブレイス公爵には合っていた部分はありますよね。

……相性の問題もあったからか、速攻で求婚されることになって話が進んでいったのはテンポ良かったですけど。

WEB小説のコミカライズで、原作も好きだったんですが最近更新停滞気味なのでそこは惜しい。

六姫は神護衛に恋をする 最強の守護騎士、転生して魔法学園に行く2

ico_grade6_3

「これで終わりにしますか? それとも まだ続けますか」

 

争いが無い世界が見たいと願い、そのために不戦結界を張ったアルスメリア。

しかしそれが命を燃やすものだったのは、配下にもほとんど知らされていなかったらしく……。事情を知っていたヴァンスは、彼女の最期に立ち会って「転生の儀」に臨んだ、と。

ロイドには「アルスメリアについて他人に伝えられない」制限が掛かっている以外は、記憶も技も継いでいそうですけど。アルスメリアの魂だけ、6つに分かれたというのは何の意味があるんだろうか。

 

1巻から時間が流れて、実に8年後。

サブタイトルの魔法学園に入学する時期がやってきたようです。

以前気になっていた森の奥に住む魔獣バスティートと腕試しや会話を楽しむ仲になっていたのは、ロイドの器の大きさを感じましたが。

「今日も僕の勝ちだね」って言いながらぼふっとロイドがバスティートの上に乗ってるページ、むすっとしたり不服そうに尻尾でビタンビタン地面叩いているバスティート可愛かったですね。

 

ロイドとカノンが入学する年は、各帝国の姫がやって来る時期と合致していて。

不戦結界が張られた世界ではあれど、国の威信を背負っている以上、多少言い合いをしたり実力を見せたりする必要もあるみたいですね。

退けない理由はありつつも、相手を立てられる部分もある。なかなか難しそうな立場ですなぁ。

衝突を回避するためにひっそり介入した存在にも気付いてるみたいですし、今後どういう付き合いをしていくことになるんだろうか。

 

ロイドはあくまで妹の護衛としての姿勢を崩してませんでしたが、実力を隠しつつ試験に臨んだ彼を、しっかり評価してくれる教師がいるのは安心材料ですね。

受験生の中にはロイドにちょっかいかけてくる馬鹿もいましたけど。その後ボコボコにされてたから、ご愁傷様というか。

試験を受けおえたところで終わり。結果発表については次巻のようですが……予告でなんか姫と戦うことになっていて笑った。なにしてるのロイド。

六姫は神護衛に恋をする 最強の守護騎士、転生して魔法学園に行く1

ico_grade6_3

「一緒に戦ってくれてありがとう これからもカノンを護るよ」

「…わ 私もっ」

「兄様が危ないことをしたら私が守ります!」

 

千年前、七つの帝国が争いを繰り広げていた。

それを憂いた天帝国の主が命を懸けて『不戦結界』を張ったことで、1000年後の時代はそれぞれの国の特産品を楽しむことの出来る、貿易が盛んになった良い時代になってはいるようです。

 

主人公のロイドは、その不戦結界を張った女天帝アルスメリアに仕える騎士ヴァンスだったが、その主の死に合わせて「転生の儀」を行うことで、未来で彼女と再会しようと考えた。

その儀式は成功して、彼はかつての記憶と技を持ったまま1000年後の未来に生まれた。

身寄りがなく僧院預かりだったようですけど、フィアレス伯爵家の当主に引き取られてることになって。

 

母は実子と変わらぬ愛情を注いでくれたが、義妹のカレンはロイドに対してつれない態度をよくとっていた。

そんな時にカレンに取り入ろうとする他家の子息が来訪して……ちょっかいかけてきた相手を、兄妹で協力して撃退したことで態度が軟化。仲睦まじくなったのは良かったですねぇ。

 

今の家族仲が良好なのはいいですけど、ロイドはかつての主を探すという目的も忘れたわけではなく。母を頼って調査の魔法を使っていましたが……魂が分かれてしまったのか、探し人が六人いるという事実が明らかになったところで引き。

いや7人いたやないかーいってツッコミは有るけど、双子ということならアリ……なのか? あと1話のカラーイラストで妹のカレンが中心にいるのも気になるところではありますが。

1巻は世界観説明という向きが強かったですけど、面白くなりそうな要素は感じました。

よくわからないけれど、異世界に転生していたようです3

ico_grade6_2h

なんだかよくわからないけれどワクワクしてきたみたいです!?

 

街道に出たところで商人と遭遇。

馬車に轢かれるってトラブルがあったそうですけど、怪我の功名で目的地まで乗せてもらえることになったのは良し。

……まぁ、その商人の護衛の質が悪くてまた別の問題が発生するわけですけども。レンの胸にばっかり目線をやって、容姿が良いと気付くや迫って来て、そして魔物が出たら逃げる。厄介事フルセットで、乾いた笑いが出ますね。

 

オーク程度ならレンと狼たちの連携で蹴散らせて。

無事に目的地に辿り着けたのはなにより。大きい町に入って、市場に様々な品があるのを目にして、テンション上がっているのは珍しい……って言いかけたけど、割と自由に生きてるし、『趣味』とか料理作る時に割とあるなって思い直した。

目立たないようにしよう~って思ってる割には目立ちまくりで、もうちょっと警戒した方がいいよって言いたくなりますなー。

WEB既読で、宿泊先での振る舞いで料理人がそれをコピーして来るのは知ってましたが……悪い顔してるわぁ。「ふふん」じゃないのよ。

よくわからないけれど、異世界に転生していたようです2

ico_grade6_2h

「ノルン 私ここを出ようと思うんだけど」

「森に残る? それとも一緒に来てくれる?」

 

2匹を保護して名前を付けて、家ではモフモフしつつ一緒に狩りに行ったり。

鑑定能力レベル8になったレンが、狼たちを鑑定した所フェンリルとかいう、この世界でも伝説級の名前が出て来て。伝承では人の言葉を理解すると言うが、2匹は若いのか喋ってくることはなかった。

索敵能力に長けた狼のサポートを受ければ、オーク10匹でも簡単に倒せるので普通に生活してく分には問題なさそう。

 

引きこもり志望のレンとしては、理想的な暮らしを送っていたわけですけど。

ゴブリンに襲われている少女を目撃してしまい、人と接触したくないとは思っていたが「そんな事言ってる場合じゃない」と助けに入る辺り人が良い。

病気になった母の為、薬草を探しに森に入ったって言う少女のために薬を生成したのも、彼女の善性の現れですけど……。

 

その善意にたかる村人が無遠慮に家に押しかけてくるんだから、まったくもって度し難い。

押しかけ村人を放置してそれで死人が出ても罪悪感が……ってなるレンは小市民っぽいけど、それドツボにハマるだけだよ……。

そうやって薬を貰ったから押しかける人が出たんじゃん。噂が広まって押しかけ勢増えるし、主人公が不利益を被りまくる展開はモヤモヤしますなー。……レンの行いが招いた禍では、あるんですけど。

責任とらないととか言ってる村人男子は、思い上がるな。

人外姫様、始めました Free Life Fantasy Online

ico_grade6_1



えーっと、久しぶりの酷評です。

電子書籍って時々販促で試し読み増量とか、1巻無料とかやるんですけど、それで手を出してみた上での酷評になります。



ご了承の上、お読み下さい。

続きを読む

よくわからないけれど異世界に転生していたようです

ico_grade6_2h

「逃げよう」

一人で生きよう

(略)

行けるところまで行って・・ 運が悪けりゃ死ぬだけだ

 

なろう書籍化作品のコミカライズ。

けやき先生の書かれている女の子は可愛いですねー。

環境的に、人間のキャラがほぼ一人しか出てきていないので今後の展開に期待したいところではあります。

 

孤児の少女レン。

特殊なスキルに目覚めたため、孤児院から出資者の商人の下へ運ばれる最中で、山賊に襲われた上馬車ががけ下に落下。

辛うじて生き残った彼女は、馬車からはい出たタイミングで前世の記憶を取り戻す。

前世では研究者やっていたおっさんで、今世では美少女になっているTS要素のある作品ですね。

 

前世の記憶を獲得したからか、ステータスにも変化が起きていて。

収納スキルのストレージと、MPさえあれば応用が効く創造魔法に覚醒。

生き残っているとばれてしまえば、商人に売られる奴隷ルートに入ってしまうため、彼女は森の中で自活することを決意して。

ステータスを伸ばし生活拠点を確保して、女性になったなりに楽しい生活を送っているようではあります。

 

商人に売られるIFの夢とか、彼女が獲得した「趣味」の事とか、ちょっと下世話なネタが多いのでそこは好み分かれそう。

WEB既読ですが、絵になるとなかなかインパクトあるなーと言ったところ。

……あと、冒頭のモノローグでは事故が「1か月前」なのに、その後の描写では「準備に2か月」かけて家作ってるので、どっちか誤字だと思うんですよね……

 

ポーション頼みで生き延びます!

ico_grade6_2h

「だから私は大丈夫だよ」

「笑ってお別れねって」

 

なろうの異世界転生モノのコミカライズ。

原作は未読ですが、タイトル通りの展開が待ってる作品ですね。

転生チートでポーション作成能力を貰って、原価ゼロの薬を売りさばいて楽をしようとおもった。

 

神様のミスで死んで、保護できたのは魂だけ。

肉体の死を覆すのはさらに大きな不具合につながりかねないので、異世界に送ることになる。

そんな神様の話を聞いて、チート能力のほかに家族と友人に夢を通じて別れを告げる、という願いを告げたのは珍しいかなと思います。

 

神様と交渉して色々と能力を勝ち取っていたものの。

異種交流って、難しいよね……というのを突き付けられることに。

魔法やハンター(冒険者)などがいる、創作によくある異世界だと思いきや。

転生チートで獲得したような、即座に傷をいやすポーションなんてものは存在していなかった。

……稀少すぎる能力を持つ者は狙われる。そう考えて逃げようとした少女を即座に確保しようとした領主様は良い耳を持ってらっしゃる、というところか。

うまくあしらわれて逃げられてるわけですから、目は悪かったみたいですけど。

計算違いもあってカオル自身もそこまで視野広いわけではないですが。囲われそうになっても脱出する手立てを作ったり、野宿を厭わなかったり割とタフなのでどうとでも生き延びるタイプだなと思いました。

俺だけ入れる隠しダンジョン~こっそり鍛えて世界最強~

ico_grade6_2

「ありがとうエマ」

 

魔窟と呼ばれる存在が数多存在する世界。

その中には未発見のモノもあり、「隠しダンジョン」と呼ばれてるとか。

……なんで魔窟と言った直後にダンジョンに変わるんですかね……

あちこちツッコミを入れたくなって、私には合いませんでしたね。

ただ、ノリは軽くテンポよく進むので読みやすい作品ではあるかと。

 

平民が功績を上げる事で認められる「準男爵」という最下級の貴族家に生まれたノル。

仕事が決まった者の、上位の貴族にそれを横取りされて。

今後の進路について悩んでいた時、幼馴染の少女から耳寄りな情報がもたらされる。

 

彼が持つ「大賢者」という、「世界のあらゆることを教えてくれる」と言う、ユニークスキルについて。

使用時に死んだほうがマシと思えるほどの頭痛に襲われるため、これまでノルには使う事がなかった。

幼馴染曰く、かつてそのスキルを持っていた大賢者は使用後に頭痛を覚えたら妻たちにキスをしてもらっていたとかで。……賢者タイムとかけてるのかそれ……?

でも、実際にキスしてみるとか、もうとっとと結婚すれば、というような感じ。

 

強くなって、英雄学校と呼ばれる場所で新たな進路にめどをつける。

その為に、隠しダンジョンにもぐる、と。実際に行った先で出会いに恵まれ、特殊なスキルを授かることに。

性欲・食欲・物欲などを満たすことで得られる、幸福度を代償に効果を発揮するスキルを得たため、実力アップと欲望充実を兼ねた生活がスタートします。

試験を突破して入学資金を稼いだところで1巻は終了。

クロックワーク・プラネットⅤ

ico_grade6_2h

「無限の暴力を手にするならそれを行使しない意思を持たねばならない」

「…それがYのメッセージです」

「ナオトさまなら アンクルを適切に扱えると信じていましたから」

 

まさかのアニメ化決定なシリーズ。

この作品映像化するの結構手間だと思うんですけどねぇ。

全てが歯車に置き換えられて。何万何億という歯車が使われている世界なわけですし。

原作1巻の修理シーンとか、かなり大変そうな未来が見える。

 

閑話休題。

本編は、アンクルと相対したリューズの戦闘場面からスタート。

とはいえ、従者であるリューズと兵器であるアンクルは、作り手が同じでもコンセプトが違うため、劣勢に違いはなく。

最終的に、アンクルのマスター認証も含めて何とかしていますが。ナオトの作戦がなかったら危なかった。

規格外のYシリーズ同士の戦闘は、人知を超えた領域になるため……まぁ、率直に言って勢いはあったけど、ちょっと読みにくい部分があったのは残念です。

 

しかしリューズの時にも思いましたが。

自由意志をもつオートマタを作るとか、Yは本当頭おかしかったんじゃないのかなぁ……

歯車化した世界においては、全てがそれに置き換えられて。故に、歯車に悪影響を及ぼす技術なんかは封印されていったわけですが。

政治はいつも綺麗事で済まないわけで。秘密裏に研究されていた、歯車世界に対する切り札。それを切ってきた復讐者たち。

あちこちの思惑が絡まって、かなり混沌とした状況になってますが。収拾つけるの大変そうですな……

 
プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ