気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ジェノサイド・オンライン

ジェノサイド・オンライン3~極悪令嬢の混沌激突~

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「……でも、でもどうせなら楽しく遊びたいじゃないですか」

(略)

「――私、今からレーナさんの敵になります」

 

ゲーム内ではレーナが暴れ回って治安悪化して盗賊が増加したりしてるそうで。……あそこまで好き勝手暴れれば、それもそうなるか。

さらにユウという伝手を使って、レーナ限界オタクことマリアが合流。目クルクルしてるマリアの横で小首傾げてるレーナの挿絵は可愛かった。

 

……その直後に、王太子殿下直々に率いてきた軍勢と遭遇して。何かのイベントかと思って周りにたむろする他プレイヤーもプレイヤーですが、ジェノサイドしに行くレーナもレーナだよ……。

王太子は転移アイテムで逃げたけど、軍隊は蹴散らされて。さらに第二王子が失敗をあげつらってきたり身内に足引っ張られるの辛い。

 

だって、ジェノサイダーはその隙に接近して王女に目を付けてまた被害増やしてますからね。鬼だね。献身的なメイドとか見て困惑したり、レーナの歪さもまた際立ってきてる気が。

マリアはレーナのリアルも察しがついてるし、その寂しさに気が付いた上で、楽しませるために挑戦したりしてますし。気にかけてくれる人も居るのは良いですね。

……まぁ、それはそれとして王族殺すし、王女を攫って帝国に宣戦布告するし。帝国が動かした軍が他のプレイヤーに蹴散らされるトラブルもありましたが、その後も貴族削りに走るし。ジェノサイダーの名前に恥じない惨劇を巻き起こしてるので、危ういというかチグハグというか。言葉は通じるけど、会話はかみ合わないというか。

そこがレーナのレーナたる所以ではありますが、どんどん規模大きくなって怖いわぁ。

ジェノサイド・オンライン2~極悪令嬢の集団遊戯~

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「……お主はこれからなにを成す?」

「? 自分のしたいようにするだけですが?」

 

2巻はBOOK☆WALKER読み放題にて読了。面白かったので、追々買いたいな……。
はじまりの街での「遊び」に区切りをつけ、次の街であるベルゼンストック市に辿り着いたレーナ。

道中で確保した検証勢で、はじめてフレンドとなったユウから情報を引き出しつつ、この街で新しい「遊び」を始める事に。

……彼女の前に、奴隷を酷使している領主とか持ってきちゃダメですって……。

コレ、本来なら秩序側のプレイヤー達が正義に燃えて、領主を打倒する感動のシナリオになったんじゃないのかなぁ。

 

酷い目に遭いかけていた奴隷の少女達を救出して、そこから自由を勝ち取ろうと足掻く勢力との縁が出来て。

初めて受けるクエストが、No.番外の7ワールドクエストとか、普通とは違うルートを進んでる感じが凄い。

実際ルート分岐までしてますしね……かなり自由度の高いゲームで楽しいだろうなぁとは思います。

 

最も現状某ジェノサイダーちゃんのせいで、渾沌勢力が力を付けているというか。彼女の与えた影響によってあっちこっち大変ですけど……。

大事件が起きた事で商人の足が遠のくとか、妙にリアルよりですからね、この世界。

 

そして初となる公式イベント。

イベント専用マップで、秩序・中立・混沌の3勢力による『隠れ鬼ごっこ』。

広大なマップで敵を探し、あるいは潜み、撃破する事でポイントを獲得する形式で……。

プレイヤーのカルマ値によって、得られるポイントも変動するとか集計大変そうなイベントではありますね……。

各陣営のトップ5のカルマ値が発表されていましたが、レーナが他プレイヤーと100点近く差をつけていたのは正直笑った。

 

しかしまぁ、そこそこ人気なのかレーナの学校にもプレイヤー多いんですね。

……ジェノサイダーちゃんのせいで、悪い感じに噂になってそうだと思いましたけど。

実際模倣犯もでてる(すぐ捕まる)らしいし。

ユウやハンネスたちの存在を察知して、リアルで隠す素振りも見せなかったのはちょっと意外ではありました。こうやって縁ができた事で、玲奈が「普通」を知っていければいいんですが。さてはて。

ジェノサイド・オンライン 極悪令嬢のプレイ日記

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「いやー、笑った笑った! こういうのが見たかったんだよ!!」

「それに振り回される現場のことも考えてくださいよ……」


VRMMOモノで、WEB未読。フォロワーからのオススメの一冊。

以前にもオススメしてるのを見たかなんかで、購入だけはしていたのを読了。

実際オススメして来るだけの事はあるというか、一気に読んでしまうくらいには満喫したので、もっと真面目に積読を崩すべきだと思いましたね……。

 

華族の家に生まれた主人公、一条玲奈。

しかし彼女は「普通」の感性が分からず、父からも距離を取られていた。

母親は愛を注いでくれていたものの、病いで既に亡くなってしまって。孤立しているといっていい。でも、孤立してること自体にはなんの感慨もないんですよね、彼女。

 

常識とずれていることを指摘してくれていた指標が、なくなってしまったために自分の中の異常と折り合いをつけにくくなることの方が死活問題だったそうで。

実際、アリの巣に水を入れるような子供らしい残虐さを、人に向けてしまう「遊び」をしてしまう「異常」は社会で生きるのに致命的すぎるんですよね……

 

そんな彼女が、折り合いをつける為に手を出したのが『カルマ・ストーリー・オンライン』。

プレイヤーにカルマ値が設定され、ゲーム内での行動によって変動。最終的には秩序、中立、渾沌の三勢力に分岐することになるようです。

さらに、重要NPCだろうと殺すことが可能とさらに仕様上NPCは復活しないため、自由度は高いもののプレイヤー達の倫理観によって、ベータテスト時代から環境は秩序寄りだった模様。

 

そして玲奈が選んだのはもちろん混沌ルートで、プレイ初日からカルマ値が減る凶行を開始。

プレイ開始早々に、人気のあるチュートリアル説明NPCを殺害。プレイヤー達が混乱している隙をついて更にNPCのキルスコアを増やし、勇敢にも立ち向かってきたPCは自身のプレイヤースキルで撃退。

他にも多くの騒動を引き起こし、掲示板でジェノサイダーちゃんの異名を頂戴する事に。

 

いやぁ、他人事なので正直ゲラゲラ笑ってしまった。あそこまで徹底して悪役プレイされると逆に清々しいです。

とは言え、予定していたイベントが潰れた開発の方々の苦労とか。振り回されることになるプレイヤーの方々のことを思うとちょっと目に涙が……。

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ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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