気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ゼロサムコミックス

しかばね少女と描かない画家2

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「自分にとって一番大切なことって 他の人には言えないものなのよ」

 

完結巻。

ネルの過去が語られてましたな。腕はいいけど、有力者の機嫌を損ねて干されていたとかなんとか。不器用な生き方してるなぁ……

ジュリの魂を注ぎ込まれた稀人リリ。強い未練がある魂だけが、リリのように天に帰らず、地につなぎ止めることが出来るそうですが。

 

その未練はいまだ不明なまま。「もっと絵を描きたかった」という願いなら、既にたくさんの絵を描いているリリになんらかの変化があるはず、という話も。

何かしたい事があったなら叶えたい、とリリはジュリの事について色々話を聞いたりしています。

 

とはいえ、未練を解消するという事はリリをリリたらしめているジュリの魂が消えてしまうという事で。

博士とかは、うすうすジュリの気持ちも察していたため、リリの行動を咎めたり、引越しの計画を立てたり、リリを閉じ込めて阻止しようと手を尽くしてましたが、失敗。

リリの事を認め、引越しも取りやめ、彼女を見守りながら、息を引き取った。

 

そして、博士が去った後にリリも自分の気持ちを確かなものとしてネルに伝え……消えていった。

元より、あるはずのない出会い、あるはずのない時間だった。けれど、何の因果か二人は出会い……ネルに多大な影響を遺して逝った感じですな。いい雰囲気の作品ではありました。

 

アルオスメンテ6 

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「何故できない」

「命を捨てる者をとめるのに おまえは命を惜しむのか」

「だからおまえは俺より弱い」

 

今回はダンテとランテ、そしてリヒター騎士団長の話が描かれていましたが……

あぁ、これは厳しいというか。ただ心が痛い。

神託士を排除する国が出てくるのもうなずけるというか、騎士団の面々の心中を察するに余りある。

 

リヒターにも悩みはあった。

「黒い戦車」を生かしてしまった事。本来なら、あの時に見捨てておくべきだったのではないか。

キアンの策に納得できる部分もあった。部下には恨むなと諭していた。けれど、悩みは尽きず心は淀み……悪魔の誘いに心が揺れかけた。

そしてそこをレグナが拾ってしまい……本当にこれは誰を責めればいいんだろうか。

引退した後もキアンの名で戦車を動かしていた元老院の面々かなぁ。

 

幼き時に、アルオスメンテを実行していた双子。

レグナとは対照的なボロボロな環境ではありましたが……驚きの速度で答えを導き出してましたね。

双子サイドで見ると、かなり神託ってのは胡乱な存在に見えますなぁ。リヒターが投獄されるまでの流れを見ると、レグナが聞いた強い殺意の正体も本当に陛下に向かっている物なのか怪しく思えてきましたが。

さて、レグナは真相に辿り着くことが出来るのか。……かなり父親世代の因縁とかも含めて複雑に絡んでる感じがしますので、何をもって真相と言うのかもあやふやですがね……

 

 

しかばね少女と描かない画家1

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「君はジュリじゃない だけど」

「俺はこの感情を知ってる」

「君は彼女と同じ 天才だ」

 

初のオリジナル連載だそうです。

天才と謳われた女性画家が死に、彼女の才能を諦めきれなかった人物が、少女の遺体に画家の魂を移し替えて。

元が死体だから、転げた拍子に手や足がもげたりするんですが。

割とすぐくっつけられたりもする謎仕様。

 

そんな状態ですし、彼女自身よく「私身体死体だから、飲食できない」って感じの発言をしてますが。

……さらっと流してるけど、これとんでもない技術じゃないのかなぁ。「もっと描きたい」と画家が願ったからといって、普通魂を死体に移そうとは思わないのでは。

 

生前の記憶や技術を保っているわけではないので、疑似的な不老不死にもなっていませんが。

別個の人格として行きながら、リリも絵画の技術を伸ばしているように。才能だけでも残せる可能性があるのなら、それを手にしたいって輩は多そうだと思うんですが。

博士の謎さが極まるな……

メインテーマは画家の魂を入れられた少女と、その喪失に落ち込む青年との交流と、絵画に対する葛藤になるんですかね。

リリが、朗らかでかわいいのが救いだろうか。

 

アルオスメンテ5

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今までが「正しくない」と気づいてしまって 我々は果たして大丈夫なのだろうか
(ああ でも)
今さら「あれ」にあの子を戻すことなどできるはずがない
(略)
私はどうしたら あの子を守ってやれるのだろうか


まさか1巻丸々過去エピソードで終わろうとは。
一年に一回の刊行でこれか……!
いやまた新しい情報が出てきてとても楽しかったんですけど。
現在の状況がさっぱりわからないままだからとてももどかしいという。

今回は、終始一貫、レグナの父である前神託士であるキアンのエピソードでした。
神託士は、その能力を保つために、元老院が育てているようで。
母親を亡くした欠損に王を持ってくることで、裏切らない存在に仕立て上げるとか。
はっきり明言はされていませんが、そう考えると最初に行われていたレグナの母親の死因って、国内の有力者によってもたらされたんじゃないか、と。

キアン、優秀だけど、かなり不器用な人でもあったんですね。
王を大事にしていたのは間違いないし、王命によってレグナと接するようになってから、親ばかになっていく過程はとても暖かいものだった。
しきたりに守られていた神託士。それを王は「今まで通りではいけない」と変えていこうとしていたわけです。
けど、神託士にとっての楔であった王が欠けてしまった時。
全てが零れ落ちていってしまったんじゃないかと。

キアンは、王をレグナを大事にしていた。最初は失敗していたかもしれないけれど、いい父であろうとしていた。
レグナに地位を引き継いでから、「黒い戦車」の扱いに気が付いた時には怒っていた。
それだけに、リヒターが武器を用意してしまうような事態になってしまったというのがまたよくわからない。
ディーベルトの言うように急ぎすぎるから、敵を作ってしまったというだけでは足りない気もするんですよね。

キアンが気づいた書状のように、誰かがキアンを陥れていたんじゃないか、と。
そんな見え方もしてきます。何とも錯綜してきましたが……これレグナが天使でなくても混乱するような状況なんじゃないだろうか。
複雑に絡みすぎていて、答えが見えない。ましてや天使なレグナに答えが出せるのか。
殺意の主が何を考えているのか。あぁ、一年後が待ち遠しい。


レムルローズの魔女

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「もう・・・大好きな薔薇も触れなくなるのよ・・・」
「いいさ 僕だけの薔薇を手に入れた」


霜月はるか・日山尚のオリジナルファンタジーアルバム『レムルローズの魔女』の世界を描いたコミカライズらしいですよ。
アルバムの方は知らないのですが、結構世界観は面白そうなので手に取ってみたいところです。
時間と懐に余裕さえあれば。・・・いつになることやら。

騎士を目指す薔薇好きな少年、ロシェル。
彼は、魔女の呪いを受けて七日で死ぬ運命にあった。
それは受け入れられぬと、彼は魔女を倒すべく、森の奥にある居城を訪れる。
だが、そこで出会ったのは謎めいた一人の少女だった。

呪いを受けたことで、家族から見捨てられたロシェル。
霧深き森の奥で一人眠っていた少女アンダルシア。
状況はそれぞれ違うけれど。彼らは帰る場所がなかった。

魔女を求めてロシェルは城の中を探したりしますが徒労に終わり。
アンダルシアの記憶はあちこち抜け落ちていて、それが目覚めた時に、魔女が現れて。
元が音楽ということもあって、劇中でも楽曲がキーワードとなるんですが。
コミック発売記念として、巻末にその劇中歌が聞ける特設サイトがオープンされたりもしてます。
・・・1巻でうまく描いていたんじゃないのかなぁ、と思います。
中々気に入りました。

レムルローズの魔女 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
神江 ちず:漫画 霜月 はるか&日山 尚:原作
一迅社
2014-07-25

アルオスメンテ4

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「そう 物事には表の意味と裏の意味がある 寄り添う二人には常に別離の不安がある」
「「魔術師」は新しく創造をするがそれをペテンと嘲笑う群衆の視線は避けられん」
「真に新しいものはいつの時代も多かれ少なかれ嘲笑を受ける それは「創造」の運命だ」
「カードに配置するという事は つまりお前がその人物を そのカードの裏の意味まで背負うに足る人物だとみなしているということだ」

レグナが確かにエンジェルなんだよなぁ、と。
純粋無垢というかアレは純粋培養な感じがしますけど。作られたもの、という印象。
自分の知らなかった事を知ろうとしたり、悪意に触れたりして、迷っているエンジェルはいったいこれかどーしますかねー。
頭が硬いレグナに、カードに合わせて連想するとか結構難しい気がしますけどねー。
18話で、内心でこう叫んですましね。

「おそらくランテは「愚者」のふりをした「何か」だ」
「・・・ だから!! その何かが分からんのではないか!!」


さてはて。事の発端だった「殺意」の持ち主は結構おとなしくしているようですけど、どーだか。
案外殺意の行先エンジェルだったりするんじゃないかなー。
神託がどういう者なのか、よー分からんので適当吹いてるだけですけど。

夢の中での賢者とレグナの問答とかも結構気に入ってます。
カードの表の意味と裏の意味。
ランテは愚者なのかどうなのか。
個人的には気に入っているキャラクターなんで無関係であってほしいように思いますが。
レグナが感じた影とか、そもそも過去の出来事とか因縁的に、全く無関係ってわけにもいかないんだろうなぁ、とは思いますけど。

この国、結構歪な形しているように思うんですけど、それはやっぱり元老院の庇護下にいる「エンジェル」の視点だからですかねー。
側近たちにもいろいろと思惑はあるようですしねー。
絵も好きですけど、話も結構気に入っています。迂遠なところはあるかなーと思いますが。

過去の大人たちの話もちらほら出てくるようになって、キアンの本性はいったいどこにあったんだろう、とか考えますけどね。
あとは、キアンを神託士として抱えていた、前王はどうしたんでしょうかね。

カバー裏のネタが笑えた。さすがだダンテ・・・。
 5巻の予告の文言にありましたが、「そして神託士とはそもそも何なのか」。
その辺にも触れられていくんですかねー。
レグナのパパのターンになるとか。
1年が遠く、待ち遠しいですねー。 


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