気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ソード・ワールド

ソード・ワールド 蛮王の烙印2 魔域の王と黄泉帰りし英雄

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「姫さん、俺はあんたに感謝してるんだ。俺を生き返らせ、もう一度果たしきれなかった使命をやり直させてくれたんだからな」

 

姫と共に戦う、かつての英雄の旅第2弾。

最終目標のヴェルカーの魔域にも到達してましたし、完結巻かなー。

姫の実家の事とか広げようとすればネタはありそうですが、ここで終わりでも綺麗だと思います。

 

目的地に行こうと思えば、街を蛮族が襲って。

その中に蛮王を知る者がいてエルヴィンに跪いた上に、それを街の住人に見られて。

ひと悶着起こるかと思いましたが、そうかああいうのもアリなのか。蛮族や魔神についての知識が足りんなー。

あらすじにもあるとおり、エルヴィン以外の300年前の英雄が蘇って戦場で相対する事になったりもしてましたが。

全体的にサクサク進んだ、と言いましょうか。アンデッドの軍勢とか喫緊の課題があって、それに対処しているうちにどんどん前進していくので、かなり読みやすかったです。

姫様の不器用な想いと、それを見守っている2人がなんとも言えない味わい出してて好き。

 

あとがきで実は2.5ルルブのワールドパートに、「その後」が少し書かれてると会って、引っ張り出してきましたけど、NPC紹介のページにしれっと居たのか……

購入した直後にざっと読んだだけだったので、気づかなかった……

あと、短編小説集「ショートストーリーズ」の新作刊行予定って書かれてましたし、楽しみです。



ソード・ワールド・ノベル ダークエルフの口づけⅣ

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「大切な人を守るのに、復讐のための刃は必要ありませんから」

(略)

「だから、あのときの言葉といっしょにお返しします」

 

ダーク・ファンタジー、完結巻。

アマデオは本当に、腕が足りなくてでも運だけはあって。

秘されていた事実だけ見れば、主役にもなれそうな要素詰まってるのに…

あくまでも彼は、舞台要素としての一員でしかなかった。

 

彼は最後、守るためにファルドリアを去り……戦いの結末を、知らないのだ。

遂にベラの秘密を知り、それでも戦う道を選ばず、さりとて忘れるでもない彼の愚直さが好きですよ。

ベラに結構影響与えてるようにも思いますし。しかし、死を偽装して、てっきり里に帰るのかと思いきや任務を果たそうとは。意識が高いというかなんというか。

3巻の時のように、ベラほどの腕があっても捕まることはあるし……同時に、彼女を捕えた相手であろうと一つの油断で躓く辺り、平等だとは感じました。

 

今回プロローグが「夜の終わり」、第1章が「夜のはじまりは静かに」ということで、プロローグも全部終わった後のエピソードで、読み終わった後見に来るとまた美味しい感じですね。

最初読んだ時は、あれどこか飛ばしてしまったかなと思いましたが。

ベラとアマデオが、それぞれの道を行く結末で。いずれ交わる約束の時を想像すると、どんな結末になるにしろ、ニヤニヤしてしまいそう。
ベラが一貫してアマデオを切り捨てても良いし、情によってわずかに刃が鈍りアマデオが「俺の腕で主任に勝てるはずがない!」って叫んでも良いですし…どう転んでも尊いですよね……
妄想はさておき、ダークな魅力を描き切ってくれた素敵な作品でした。


ソード・ワールド・ノベル ダークエルフの口づけⅢ

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「復讐は、だれかのためにするものではない。私がそれを望むからするのだ」

 

ララサベル公爵。

アマデオの故郷の村が属する地域の領主。エビータの父君。

そして――20年前、刺客として訪れたベラに手傷を負わせ、逃走を選ばせた猛者。

今になって彼の家にあった魔剣が盗まれたという話がベラのもとまで届いて。

 

その情報を齎し、これまでの貸しの対価として、サンク・べラスタというファンドリアの闇の1つ。政争に敗れた者達の監獄にいる男を殺してほしいというもので。

公爵家にまつわる陰謀が明かされていくわけですが……

アマデオの過去についても、掘り下げがあって読み応えがありました。

しかしまぁ、本当に闇が深い。

わりとあっさり人が死んでいきますしね。これを見ると、本当に良くアマデオこれまで無事だったなという思いが強まります。


ソード・ワールド・ノベル ダークエルフの口づけⅡ

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「人を殺せば、その者の血を浴びます。その者の願いも悲しみも憎しみもいっしょに。そうやって血にまみれていくのが、わたしたちの仕事です。」

 

かつて荒廃した村。再建の為に頑張っていたが……

幼馴染の少女は病に倒れ、死の間際にいた。それを救ってくれた神官様が居た、という話。

会館の警備兵となったアマデオは、ベラと共に、故郷へ帰る事に。

賓客の館が近くにあって、館の主との交渉の結果として派遣された形ですが。

 

故郷の村も属する、ララサベル公爵領。

そこの姫であるエビータは、1巻でも登場しアマデオが庇った事で懐いている感じ。

彼女の姉であり他家へ嫁いだ姉であるクララは、ベラと仲が良いというか渡り合える傑物で、もうバチバチ火花散ってる感じで怖い。

 

アマデオ、返事は良いんですよね、毎回。

衝撃を受けて、自分の思い出が壊されようと、ちゃんと返事をする。

ただ、如何せん我を通しきる腕が無いのが悲しい所。

彼は今回、故郷に救う敵を討ったつもりでも……その裏では新しい陰謀が渦巻いてましたしね。おっかないわ、ファンドリア……


ソード・ワールド・ノベル ダークエルフの口づけ

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「…………それは、君の痛みだよ。大切な人たちを失った、君の憎しみだ」

 

ソード・ワールド無印時代のノベルですねー。

「混沌の王国」ファンドリアが舞台。ここは、傀儡の王を立て、貿易商ギルド、盗賊ギルド、暗黒神神殿などの組織に実験が握られ、対立しあう闇の都。

 

少年アマデオは、そんなファンドリアの片隅の小さな村で育った善良な子どもだったが……村がダークエルフに襲われ、親類を殺された。

彼を助けたのが、エルフの女性ベラで。アマデオは彼女に憧れて、村を飛び出て彼女の下で働くことになった。

しかし、ベラは魔法の道具で姿を変えているダークエルフの密偵で……!

 

主人公はあくまでベラで、アマデオは実力が足りず何度も死にかける甘い青年なんですが。

彼の善良さ、嫌いじゃないですよ。ただ、悪徳に満ちたファンドリアで良く生き残って来られたなとは思いますが。

貿易者ギルドの会館に潜入しているベラと、彼女を高く買っている盗賊ギルドの幹部のラミア。二人の腹の探り合いと言うか、事情を分かってる同士のやり取りが、もう楽しかったですね。



ソード・ワールド2.5リプレイトライ 継承される物語

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ディクス わははは! ありえる!(笑)

ジューン 偽書がいっぱい。情熱がいっぱい(笑)。

グース 偽書、外典が大量にある遺跡! ああ、あるだろうなあ!(笑)

モーレンジ そんな無茶な!(笑)。

 

第一話「呪われし熱狂の宴」。GM:秋田みやび。

第二話「最強の魔動機兵を求めて」。GM:北沢慶。

第三話「夢のアリーナ」。GM:清松みゆき。

第四話「回せ冒険者! パパを求めて」。GM:笠竜海。

以上、四話を収録した単巻完結の、リレー形式のリプレイ。

 

バージョンアップした事もあるし、GMをやるのは楽しいよ! ゆるくてもいいんだよ! と見本を示すキャンペーン。

アルフレイム大陸で魔動機文明の遺跡を探索する、新人冒険者たちのリプレイなんですが……いやぁ、楽しかったですね。

 

自由極振りな感じで。『トリプルクラウン』は傑作ながら、三題の制約もあったので、今回はお題抜きでもっととっつき易い部分を描こうという趣旨だったと思うのですが。

GM達がそれぞれの「好き」を盛り込んで、自分たちでハードルを上げて行ったような。

かつて開催されていた偽書舞う祭典、魔動機兵●●ドゥーム……ここまでなんでもアリなのを公式でやってくれると、敷居が下がる想いですね。

新人冒険者のチームが、各々冒険を満喫しているのが感じられて良かったです。

 


ソード・ワールド・ノベル 混沌の夜明けⅣ

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「あの男が戦ったのなら、俺も戦おう。あの男がしたことを無駄にはできん」

 

混沌の地を描くノベライズ、完結巻。

現地の氏族エリアラの協力により、安全な土地を確保する事が出来たプライア達。

けれど、平穏な日々は遠く――「混沌」と呼ばれるこの地の災いが降りかかって。

 

手から酸を出す、など人間離れした能力を発揮する彼らによって騎士にも犠牲者が出て。

「混沌」によって村を滅ぼされ、彼らの奴隷のように使役されている者もいて。

様々な理由で氏族を追われた「はぐれ者」故に、氏族に助けは求められない。

けれど、そうした柵がないプライア達ならば、と助けを求められたりもしていましたが。

 

巡り合わせによって、殺し殺される展開。

エイクが混沌に落ちた相手とした「そうだよな。あんんた、俺を殺したいか?」「殺したくはない」という会話が切ない。

スタート地点からは想像できなかったところに連れてきてくれた、良いストーリーだったと思います。



ソード・ワールド・ノベル 混沌の夜明けⅢ

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「こんなことをすれば、あなたの運命は大きく変わりましょう。二度と故郷の地を踏むことは、おそらくかなわなくなります」

「わかっています」

 

魔法使いが死に、女盗賊も砦を去って。

さらには囚人たちの反抗があって……始まりが始まりゆえに仕方がないともいえますが、彼らを押さえつける人員が致命的に不足してるんですよね……

 

不幸にも川に流されることとなったエイクは、現地住人に保護されて。

言葉が通じぬと分かってから、速攻で切り捨てるような輩ではなかったことが救いでしょう。

少しずつ交流し、言葉を覚えて。現地の風習についても教わって。

 

「混沌」と呼ばれる禍についても知り。現地住人との争いを続けている場合ではない、と悩みを得て。

この大陸に来て成長していたエイクだからこそ、決断を下せた部分もあるでしょう。

自身の力量を示すために、攻撃を躱し続けるパフォーマンスは中々の見ものでした。

終盤、エイクとプライアが軽く打ち合うシーンは、初期の彼らから考えられない程穏やかで……同時に力量が近しい男同士の通じ合ったやり取りという感じで、好きですねー。



ソード・ワールド・ノベル 混沌の夜明けⅡ

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「危険だ」

「承知の上です。しかし、わたしはそう判断したんです」

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「わたしの頭は飾りではありませんから。意見を言ってみました」

 

船上でトラブルがあったものの、運よく混沌の地に辿り着いた一行。

しかし、事故により船は沈み帰還の術はなくなり。

ひとまずの拠点を得る為に、探索に出れば毒をもった植物、獰猛な獣など危険が多く存在して。

 

プライアへの反発から参加したエイクたちも、生き延びる為に協力し合える程度には距離が近づいたようですが。

船長はこの地にかなり怯えて、最終的には別行動をとってしまって。

偽りの英雄にしたてあげる他なかったプライア達の決断が辛い……と言うか。

 

曲がりなりにも船員たちのトップであった彼が居なくなったことで、導火線に火がついた感じはありますよね。

いつか不満が爆発しそうで怖い。

魔術の働く迷いの森、意思疎通の出来ぬ現地住人による襲撃。

森を抜けた先で得た拠点と、魔術師の死。

順調に歯車が欠けていっている感じでハラハラしますね。



ソード・ワールド・ノベル 混沌の夜明けⅠ

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「わたし自身が行きたがっているのです。『混沌の地』を見たがっているのです。自分のしらないものを」

 

たしかTRPGにはまった後、イエサブあたりでセット買いしたハズ。

今では2.5までアップデートされたソード・ワールド世界ですが、2.02.5は同世界の別大陸舞台。無印と2.0は色々と変更が入ってたんいたはず。

リプレイなどで描かれてこなかった、西の「ケイオスランド」。混沌の地を舞台とするノベルだそうです。

 

アレクラスト大陸のはるか西にある未踏の地を探索せよ。

事実上の追放に等しい指令を、騎士プライア・ウルグは受諾して。

元冒険者で王に気に入られている存在が邪魔と思う勢力の横やりではありましたが。

プライア自身は知らない場所に赴く、それ自体に興味を持っていて。

 

神官や魔術師なども幸いにして参加はしていましたが。

植民を進めるため囚人を積み「恩赦」というあたりに、危うさがあると言いますか。

プライアと罪人をまとめて追放できればそれでよし、という思惑が透けてる。

騎士たちと船員と囚人とでバラバラになってしまって、成功する未来が見えないな……


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