気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

タスクオーナ

氷菓10

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「絶望的な差からは期待が生まれる」

「だけどその期待にまるで応えてもらえないとしたら行きつく先は失望だ」

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「そしてぼくはまだ ムネに期待したかった」

 

十文字事件の謎解き。

そして「連峰は晴れているか」と「心当たりのある者は」をそれぞれ収録。

期待を語る事件の犯人の「口にできなかった願い」が悲しいなぁ。

この苦さもまた青春の一幕なのかもしれませんが。

 

折木自身はその省エネの思想によって、「憧れを知らない」と自らを評していますが。

いつか彼もまたそうしたものと直面するときが描かれることを願います。

何とかすりすぎた部誌評価についても解決し。

古典部的には上手くオチをつけた感じですなぁ。

 

「連峰は晴れているか」は、うまく言えないんですけど好きなエピソードの一つです。

珍しく折木がやる気を出して、調査に乗り出す話でもあるんですが……

その理由が「人の気も知らないで」というのが。

千反田が言葉に詰まったのもなんとなくは、わかる。

確かに彼は省エネで。けれど決して性根が曲がってるわけではないんですよねぇ。

氷菓 (10) (カドカワコミックス・エース)
タスクオーナ
KADOKAWA/角川書店
2016-07-22
 

Fate/stay night Heaven’s Feel 2

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「魔術師ならばとうに覚悟などできていよう」

言われるまでもない たとえ半人前でも衛宮士郎は魔術師なんだ

あこがれ続けた切嗣の後を追って必ず正義の味方になると決めたのなら

逃げることだけは絶対にしない――

 

聖杯戦争の序章を目撃してしまい、ランサーに追われる羽目になった士郎。

サーヴァントからは逃げられず、死んで。凛が手を打って……なお追ってきて。

という序章も序章ですねぇ。

 

間桐の爺様が気持ちいいほどに悪役だなぁ。

上手い事桜を焚き付けてる、というか。あくどい。

ただまぁ、長く生きてるだけあって情報には通じてるんですよねぇ。

前回の生き残りが戦力を確保してることとか、今回のキャスターが掟破りしてることをこの段階で把握してるわけですから。

魔術師としては優秀なんだろうなぁ。まぁ、それはその分歪み切っているって事でもありますが。

 

セイバーを召喚し、教会で事情を聴き、イリヤが現れたところまで。

その後に間桐家の事情なんかも触れられていましたけれど。

次回、3巻から本格的に分岐して個別ルート入るそうですよー。

後書きも笑えたので、次も楽しみです。

 



氷菓9

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「自分に自信があるときは 期待なんて言葉を使っちゃいけない」
「期待って言うのは諦めから出る言葉なんだよ」
「時間的にとか資力的にとか能力的にとか 及ばない諦めが期待になるんだよ」

十文字が蠢く文化祭はまだまだ続きます。
巻頭三十四話のカラーイラストは中々いい感じでしたね。
古典部の4人と四季の絵が上手くあっているのが気に入りました。

十文字の正体を探らんとする福部。
折木は相変わらず店番をしつつ、思索を張り巡らせていますが。
しかしまぁ、相変わらず折木の姉は謎めいているというか、この事件彼女がいなかったらいかな折木でも解決はできなかったでしょう。
ヒント無しで説ける問題じゃない。ヒントがあろうと、用意に解き明かせるものでもないですけど。

伊原は漫研の方でごたごたに巻き込まれて大変そうですが。
これだけ規模が大きいと、きっと他にも大なり小なりトラブル発生してるんだろうなぁ。
一番の目玉が今年は十文字事件だってだけで。
それぞれが動き回って、得たものはほとんどない結末ですが、騒動のお蔭で部誌を売り伸ばせたと思えば、悪くはなかったんじゃないかなぁ。
折木が犯人の前にたったところで終わり、という気になる引きで終わっています。
結構良い感じにコミカライズされていますね。

氷菓 (9) (カドカワコミックス・エース)
タスクオーナ
KADOKAWA/角川書店
2015-08-26

Fate/stay night Heaven's Feel 1

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『士郎・・・誰かを助けるということは 誰かを助けないという事なんだ』
『いいかい 正義の味方が助けられるのは――――』
『正義の味方が助けると決めたものだけだ』


氷菓のコミカライズをされているタスクオーナさんの新作。
少し前、凛ルートがアニメ化されていましたが、ステイナイトの最後の1ルート、桜ルートのコミカライズです。
まぁ、このルートはあとがきで原作者が語っているように、他の2ルートとは違う重さがあります。
陰鬱な描写多いですしねぇ。
だからか、コミカライズの企画は上がっていなかったそうです。
ただ、タスクオーナさんの方から、話が持ってこられて、この無謀な試みが始まったとか。

一番最初に出てからいったい何年たっているのやら。
自分は後追いで、未だにシリーズ網羅できているわけでもないのでアレですが。
時間が経って直、アニメ化したり、コミカライズ企画がスタートするほどには、人気あるシリーズなんですよねぇ、

閑話休題。
本編は、まぁ、序章も序章ってところですね。
士郎と桜の、心温まる交流が描かれています。
微笑ましい先輩後輩の交流ですが、ここから聖杯戦争に巻き込まれていろいろ悲惨な目見るんだよなぁ……
召喚がなされて、非日常が混ざり始めるところで、終わっています。
中々いい感じに描かれていると思いました。今後に……期待しているといっていいものやら。楽しみではあるんですが、ルートの内容を考えると怖くもありますねー。


氷菓8

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ホータローは単なる灰色一色の人間ではなかった
僕がこよなく愛する意外性を秘めた人間だったのだ
そのことに気づいたとき 果たして僕は本心から それをただ愉快なことと思っていただろうか
だから僕はこの事件の解決をホータローに期待せずに 僕の手で解き明かす
少しだけ見上げなければならなくなった友をささやかに模倣して
そのみっともなさを重々承知しながら――


お料理研のワイルドファイアに決着。
食材が調達可能なルールでよかったねーという感じで。
まぁ、折木がたまさか小麦粉をもっていて、それを投げる気になったから、ですけど。
好奇心の塊、千反田が「知らない方が幸せなこともありますね」と言っている天文部の料理が恐ろしいこと……
そこまで言われると逆に気になるような。

そして、十文字事件があちこちに知れ渡っていくことになりますが。
お祭り好きですね、この学校の生徒たち。
それは折に触れ描かれてきていたことでもありますが。
壁新聞部も活動をあそこまでやっていると、祭り自体を楽しんでる余裕とかなさそうですけど。
まぁ、彼らは彼らなりに時間をかける価値があると思っているから、ああやって新聞発行しているわけで。
リアルタイムで発行する作業はかなり大変だとは思いますが。

4人の視点で色々と考えたり行動したりしている文化祭編。
いやぁ、キャラクターごとの個性が出ていて本当いい感じですねー。
丁寧なコミカライズで、好感が持てます。
ただ、丁寧な分進行はゆっくりなので、ちょっともどかしい。
ま、我が儘な欲求だとは分かっているので大人しく次を待つわけですが。
その間に原作でも読み返しますかねー。余裕があれば。

氷菓 (8) (カドカワコミックス・エース)
タスクオーナ
KADOKAWA/角川書店
2015-01-23

氷菓7

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好きとか面白いとか楽しいとかは結構ナイーブな部分だと思う
(中略)
僕は送り手と一対一の関係で楽しみたい。
なのにそこに割って入って「勝負」とは
(うーーーん 無粋だねえ)

原作三巻、クドリャフカの順番の内容へと入っています。
今回は学園祭で里志がすごく楽しんでいるのがいい感じ。
他から見れば多芸多趣味に見える里志ですが、内心結構ドライというか、醒めている部分ありますよね。
そういう意味ではえるの頼みを断れない、折木とは逆の存在なのかなぁ。
折木は省エネ主義を掲げていて消極的ですがいざ動くと状況を変える。
里志は多趣味ぶってあちこち忙しなく動き回っているが・・・根幹にあるのは「データベースは結論を出せない」という諦めですからね。
そうした違いがあるからこそ、この二人の付き合いはなんだかんだで続いているんじゃないかと思ったり。

漫画研究会の方で伊原は先輩とちょっともめたりしていますが。
この先輩は先輩で中々いやな奴だよなぁ・・・自分が、どっちかというとカチンと来て言い返した伊原寄りのスタンスなので、どうにも気に入らない。
決まって、完成してしまったものに、当日に文句つけて何が楽しいんだろうか。
出し物にしている部員はしたたかだと思いますが・・・なんだかなぁ。

里志のクイズ研究会の大会に参加しているところから、料理大会まで。
料理の方も、折木が叫ぶところで終わっているので、学園祭のはじまり、これから事件が表面化してくところなんで、わりとゆっくり進行していますよねー。
アニメ終わった後もこう丁寧に作ってくれるとありがたい。まぁ、ちまちま引っかかる部分がないわけでもないんですが。それでもどちらかといえば子のコミカライズは好きです。

氷菓 (7) (カドカワコミックス・エース)
タスクオーナ
KADOKAWA/角川書店
2014-07-25

氷菓6

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ああ楽しみだ 文化祭も 明日から僕たち古典部が失敗をどう取り返していくのかも――――
乗り越えるべきトラブルがあるなんて なんて素敵なことだろう!


里志といい、折木といい、高校生らしからぬ、自分の哲学を持っていますが。
一本筋通っているキャラは好きですよ。

プール回を挟んで、クドリャフカの順番へ。
最初に入っているプール回は、コミック三巻の限定版についていたオリジナルアニメの内容ですね。
とはいえ、全くそのままってわけでもなくて、こまごまと変えてあるらしいです。
アニメ版は見てないので、オリジナル展開でも読めたのはうれしいですねー。

文化祭で、えるがあちこちつられて引き寄せられていく流れが笑える。
そして、折木が部活のためという大義名分を得て、堂々と自堕落に店番に興じていますが、らしいなぁ、と。
それぞれ、自分なりに楽しんでいるのがいいですね。
伊原は、ちょっとミスを引っ張って思い詰めてる部分あるように見えますが。

クドリャフカの順番は、視点や場面がころころ変わっていくのが面白いと思っているので、なかなかいい感じに描かれていたかなぁ、と思います。
個人的には、アニメよりはコミックの方が好きなんですがねー。
このペースでのんびりやって行ってもらいたいものです。

 
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