気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ハルミチヒロ

柔肌

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「そんなことしなくても一緒にはいられるんだよ」

 

いやぁ、重いというか暗いというか。

まとわりつくような恋の、圧力を感じる話が多かった。

ガールズラブ多めの短編集。

 

例えば「柔肌」。

母子家庭で育った少女。母の新しい恋人は、娘にも近づいて……

母は、娘を信じなかった。従姉を頼って逃げた少女が見つけた居場所の話。

「たのしいからだ」。

男遊び女遊びが激しいグループに属する少女が、そのグループから距離を取りたがっている男子に興味を持って。

舞浜君、かなりズケズケ言うなぁ。それでも近づくサラミが強い。まぁ、誠実にフラれるんですけど。

 

他にも数編収録。夜をとめないでの2人が好きなので、アフター収録されてたのは嬉しかった。

柔肌
ハルミチヒロ
白泉社
2019-07-31


あにいもうと

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この恋のゴールはどこにあるんだろう

それがどこでも怖くないし

いま 他の恋ならいらない

 

妹から兄への気持ち。

少女から少女への気持ち。

男女間でのエピソードなどなど。

さまざまな恋…というか愛について描かれております。

 

2Pだけでしたが「夜をとめないで」のアフターが入っていて嬉しかったですねぇ。

幸薄いのは変わらないようですが……変な形になっていたとはいえプロポーズしてもらってましたし。

 

収録作だと「間違ってる恋」の二人の歪さが好きかなぁ。

笑顔ではなく、怒ってる顔、悲しそうな顔が好きだと言う少女。

束縛したい、とか他の人には渡したくないという欲求がある。「大好きなんだよ。だけど、かわいそうなあなたが好きなんだ」と心中で呟いてますが。

相手の男子も悲しそうな顔が好きだとか零してますし、割れ鍋に綴じ蓋な感じでお似合いなんじゃないかな……

 

あとは表題作の「あにいもうと」。

本編よりアフターの方が微笑ましくて好きですね。

兄の事が大切で……でも他の人と結婚して、子どもまで出来て。

学生のうちに「おばさん」になってしまった少女。「おばさん」と呼ばれたくないから子供を教育しに行く、という辺りが微笑ましい。

 

あにいもうと
ハルミチヒロ
白泉社
2016-12-22


夜をとめないで

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私はただ 傷付けて 傷付けて
同じ想いをしてわかってほしかっただけ
あの日の私は あんたと同じに 傷つく心があったんだよって

楽園に掲載されていた短編6本と、巻末にちょろっとおまけまんががついてます。
表題作の「夜を止めないで」と「シャンプーリンスコンディショナー」が好きですね。

「夜を止めないで」。
出張でいった先の支社で評判がよいから、とそのまま転勤先になると告げられたサラリーマン。
本社でずっと頑張ってきたのに。そんな重要なことを電話でいうか、と落ち込んでいるところ、変な女に声をかけられて。
女一人旅で怪しさがあったからか、旅館に泊めてもらえない。お金なら払うから、一緒にいい宿泊まりませんか、と変な誘いを受けて。
割とやけくそだから、誘いに乗っちゃうあたりが何とも。同病相憐れむとはまた違いますが。
落ち込んでいたから。お互いの傷を慰め合って。

「仮初の花」。
整形美人になった女性の話。かつてブスと罵られた過去から見た目重視に思考がいって。
性格の悪さをアピールするときもあって、周囲の評判悪かったりするようですが。
過去が過去だから、恨まれるのも嫌われるのも慣れている、と割り切っていて。
かなりまた歪になっていて辛い。幸せになれればいいのに。かなり危うい。

「はかなごと」。
百合。とはいっても、はっきり付き合っている訳じゃなくて。
ここの二人もだいぶ歪んでいるなぁ。
どうせいつか男の事を好きになるんじゃないか、と不安な思いを抱いて揺れる話。

「たゆた」。
死んでしまった青年の話。
彼女にさよならを言おうと枕元に立ってみたら、彼女にはなぜか彼の姿が見えてしまって。
そこから離れられずに、ずるずると、彼女と日々を過ごしている幽霊の話。
まぁ、ああいう結末になるのは見えてましたが、なんとなくもの悲しい。

「シャンプーリンスコンディショナー」。
彼女の浮気現場に遭遇してしまって。彼女の使っていたシャンプーの香りがトラウマになった佐々木。
ふてくされて酔っぱらっていた飲み会で、同じシャンプーを使っている名取と出会って。
「若くて元気で前向きで…だから この年でひどく傷付くと 治りが遅いんだって事がわからないんだろう」。



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ちゃか

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