気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

フルーツパンチ

Vermillion 朱き強弓のエトランジェ2

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「オレに、それができるなら。だからが救えるなら。オレはそれをやるべきだ。できるだけの力があるのに、見なかったことにして、尻尾を巻いて逃げるのは、それは、――」
(略)
「それは――『人でなし』のすることだよ」


小説家になろうの書籍化作品。
ゲームにそっくりな異世界に転移してしまったケイとアイリーン。
城郭都市には無事に辿り着いたものの、そこから先に進む足が無く。
流浪の旅人である彼らは信用がなく、それゆえにあちこちで足元を見られているんですよねぇ。
そのあたりはやたら現実的です。

チートで無双するわけでもなく、英雄とたたえられるわけでもなく。
彼らは必死に、今を生きている。
それだけに危険には怯えたり、見捨てておけぬと踏み込んだりするわけですが。
その辺のさじ加減は割といい感じなんじゃないですかねぇ。
モンスターを相手に戦うのではなく、暗躍している裏の人間を傷付ける流れはアイリーンにとっても衝撃の強いものだったと思いますが。

ケイに対してまっすぐから意見を述べた姿は、格好いいものだと思いましたよ。
まぁ、ケイはこの状況に適応せざるを得なかったというか、前回アイリーンのために無茶をした時からちょっとタガが外れたような状態だったと思います。
それを何とかアイリーンが引き戻したような印象。
上手く二人でバランスがとれているんじゃないですかねぇ。

巻き込まれてしまった少女、リリー。
……あの最後の台詞は、正直なんかこわいんですけど。
普通に甘味求めてるならいいですけど、あれ変なもの混ざってましたし。
平穏に暮らせるといいんですがねぇ……


コートボニー教授の永続魔石

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「……なんすか、その残念なイケメンを見るような目は」
「確かにお前は残念な奴だが、さほどイケメンでもないな」


絵は、よかったですよ?
内容はあまり好みではなかったかなぁ。
勢いと情熱で書き上げた、という感じで。
後半は畳みかけるように状況が変わっていくのでちょっとわかりにくかったというか、ついていけない感じがした。
それでも最後まで目は通したんですけどねー。

魔法とか魔力を持った道具である魔道具とかが存在する世界。
主人公スービは、大学10年生。数多くの不名誉なあだ名で呼ばれている変人。
後に、アイテムボックスやら何やらを造り上げる、魔工機開発のプロフェッショナルになるみたいですけど。
要するに、骨の髄まで魔工機オタクで、ダメ人間。
魔道具を作る技術を教える場所があって、スービみたいな学生でもいろいろ作れてるっていうのに、発展度合が遅れてないかなぁ、っていう印象。
一番楽しめたのは、収監されたとき、あの手この手で楽をしようとしているスービのところが一番才能の無駄遣い感があってよかったんじゃないかと。

で、そんな彼が、ある夢をもったわがままな教授とあって、それに振り回されていくという始まり。
設定やキャラをそれぞれ作りこんでいる様子はありましたけど、ちょっとごった煮風になりすぎていた。
タイトルに教授がいるんだから、もう少し教授出てもよかったんじゃないかなぁ、とか。
スービがあまり好きになれなかったとか。色々ありますが。次は買わないでしょう。


冥玉のアルメイン 3

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「フィ……フィンメルハウゼン王家の昔からの血筋を絶やせばいいとか言ってやがった……こんな馬鹿な血はいらねえんだってさ……! まったく、怖い女だったぜ……」

ヒルトルートが過去に使っていたコマの一つが今回見つかるわけですが。
また随分と引っ掻き回すネタを提供してくれるものだよなぁ。
それを聞いたナリアとメーニカの対応がまた個性出ていていい感じですけどね。

ただまぁ、語られた過去の目的。「フィンメルハウゼンの血筋の根絶」。
今回脱獄して、亡命して、他国でも性癖を存分に披露した上で、アルメインのところで騒乱まき散らしたヴィントレーア。
裏側で暗躍して、アルメインに対して怖いくらいの思いを寄せているメーニカ。
そういった例を見ていると、決して間違いじゃないと思えるのが怖い。

出番少ない内に退場したから、性格が読めないし、確実にろくなことはしないだろうと予想はつくんですが……それでもヒルトルートに蘇って、この目的だけでも達成してくれないだろうか。
カリーンみたいに暗躍している、魔道に通じた怪しいメイド。あちこちの国に潜り込んで、誘導したりしている存在もいるようですが……
それにしたってこの国に限らず上層部軒並み酷いぞ。一回徹底的に滅びたほうがこの世界の為なんじゃないかとすら思えてくる。

今回はカリーンの背景とかにも触れられていて、結構イメージ変わりましたね。
割と本気でアルメインの事大事にしているのか。敵に唆されていた、二人での逃避行が、本当に、多分、一番幸せなんじゃないかと思えます。えぇ。

冥玉のアルメインIII (ファミ通文庫)
築地俊彦
KADOKAWA/エンターブレイン
2014-05-30

Vermillion 朱き強弓のエトランジェ

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『……ありがと。助けてくれて』


小説家になろうの書籍化。
MMORPGもので、異世界召喚というテンプレ使用。
ゲームをプレイしていたら濃霧が発生しているエリアがあって、突っ込んでみたら、状況が変化していた。
弓使いのケイと、忍者プレイをしていたアンドレイの二人は、ゲーム世界に酷似した異世界へと迷い込んでしまっていた。

ゲーム自体も、結構容赦ない仕様というか。
死ぬと所持品その場に全ドロップだというんだからPKが横行しているとか何とか。
リアル志向で、世界は作りこんであるから人気なようで。
ベテランは死亡時のことも織り込んで、普段は少しランクの落ちる量産品で装備を賄ったりしている設定だとか。

異世界に来てどうしようか、と迷っていたら襲撃を受けて。
まぁ、PCというよりは異世界の原住民たちなんですけど。原住民の山賊。
二人とも廃人プレイヤーなので、こっちの世界の住人と比べると、スペックとしてはかなり高位にあるんですけど、それでも異世界に来たばかりでちょっと視野狭くなって痛手を追う。
それが毒矢だったもんだから、ヒロインが中盤ずっと寝込んでいるという展開に。

主人公が容赦なさを発揮するあたり、割り切ってしまうあたりも淡白な感じはあります。
あちこちで微妙な雰囲気作りながらも、まぁ、それなりに読める形にまとまっているのは評価できるんじゃないかと。
WEB発作品のなかには、結構読者選ぶのあるからなぁ。
是は是でしれっと人死ぬし、主人公の攻撃の威力高すぎて死体すごいことになっているして何とも言えない部分ありますけど。
とりあえず読了後に、WEBの最新話まで読む程度には気に入りました。

完全な余談ですが、最近、ストックが少ない作品の書籍化が増えていて、それはどうなんだろうかとか思うんですが。
書籍化に感化されて、更新再開してくれる作品とかはまだいいんですけどねー。
更新停滞しないことを祈ります。


インディフィニット・リンケージ1 《不敗の王剣》の帰還

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「幸福が完全じゃないのなら」
(略)
「そんな世界は完全じゃない。そして世界が完全じゃないのなら、そこに存在する神は万能でもなんでもない。――ただの独裁者だ」


絵は好きです。
……最初に絵の話をするあたりで察してくださいと言いますか。
絵師買いしたんですが、正直失敗したかなぁ、という感じ。

技術が発展した近未来の話で、VRゲームとかもあったりするんですが……
それが現実にまで影響を及ぼす、という流れになってきて。
記憶改編まで行えるとなってくると、場面の切り替わりが色々出てくるんですが。
……どうにも癇に障るといいますか。楽しめなかった。

1巻に色々と詰め込みすぎなんですよね。
かつて幼馴染を失ったことがきっかけでゲームから離れていた少年が主人公。
そのゲームで不敗を誇っていたが、大分離れていた彼は、現実離れした事態に遭遇する。
現実世界のはずなのに、ゲームと同じようにバトルが行われている場面に。
で、その「ゲームの裏側で展開している事実」を知り、行動を起こすことに。
男女でバトルを行っていて、女子の方と組むことになるんですが。
男子は通っている高校の副会長で、色々と仕掛けをしてくる。
それだけではなく、別の幼馴染もゲームの裏側に関与していることが発覚し。
更には「喪った幼馴染」すらなにがしか行っているらしい事実に直面したり。

自分で書いていて何を言っているのかわからない。
ゲームの裏側を知って、副会長と対峙する、ぐらいがちょうどいい塩梅だったんじゃないのかなぁ。
で、一段落してから「喪った幼馴染」が登場とかそんな感じ。
記憶改編が可能ってことで、切り替わりが多くなって、それで物語を動かしていくから、説明があちこち足りていないというか、全体的に物足りない。
2巻はおそらく手を出さないでしょう。


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ちゃか

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