気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

マッド・バレット・アンダーグラウンド

マッド・バレット・アンダーグラウンドⅡ

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「シエナ、もう諦めなよ。こいつはこういう奴なんだ。私よりよっぽどイカレてる」

 

主に警察から依頼を受けていた野良の銀使いだったラルフとリザ。

しかし、1巻の騒動で縁が出来た上にシエナを人質に取られた状態のため、フィルミナード・ファミリーにこき使われる事に。

リザは現状に思う部分もあるようで、イライラしたりもしてますが……

 

他の銀使いの能力とかを見るに、二人の能力ってそこまでぶっ飛んでもないんだなぁ、とつくづく思いますね。

今回の敵、復讐者ウェイドの能力とか、汎用性高い上に強力でしたし。

「吹けば飛ぶような存在」とかあるキャラクターには言われてましたしね……

 

迷いもあったためか、ラルフ達今回わりと良い所なしというか。

銀使いや、組織のトップの思惑で良いように動かされてしまってた感じ。

とはいえ今回の騒動で覚悟を決めて、得た情報を元に交渉し、より深みへ足を踏み入れていくようですし……しぶとく生き抜いて、希望を掴み取ってほしいものです。


マッド・バレット・アンダーグラウンド

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「悪かった。素直に謝るよ。ただ、苦い過去を忘れないってのはいいことだと思うぜ。空っぽのまま生きていくよりは遥かに救いようがある。苦悩することもまた、生きている証明だ」

 

犯罪街イレッダ。

警察は無能で、犯罪組織も多く存在し、異能を持った銀使いなんてモノまでいる。

警官が普通に「この街の警察の無能さをなめるな」とか言ってしまう辺り、相当イってる。

緊急事態でもふざけた会話に興じてる場面とか、狂ってるこの街のテンポが結構好きです。

実際足踏み入れたら二秒で死ぬ自信ありますけど。こえーよ、この街。

 

退廃的にもほどがある街で、組織に属さず単発の雇われで日々をしのいでいる、銀使いの二人のお話。

戦闘狂の少女と、皮肉屋の青年。

1つの簡単な仕事をまずこなし、その後騒動に巻き込まれていくって作品の構成が分かりやすくて良かったです。

 

組織から情報と少女を以て逃げた男を捕まえろ、という簡単なはずの依頼が銀使いの襲撃を受けるハードなものになって。

無能な警察を使った「逃げ」の一手とか抜け道の辺りは、そんなんアリかーとゲラゲラ笑った。

こんな狂った街に来て、そこに定住してる以上、多かれ少なかれ歯車がずれてるというか。

クソみたいな過去を持ってるキャラが多くて。悲劇なんてありふれている。

だから、最後ラルフが確実な方法ではなく狂気に身を委ねてみた結末に、少し救われた気分にもなりました。



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ちゃか

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