ico_grade6_2h
「えぇ、行きましょう、どこへでも。だから――」
(略)
「だから、どこへも行かないで」


テンポは悪くないけど、良くも悪くも軽いなぁ、というか。
珈琲ネタもミステリネタも、半端につまんでる感じがする。
作中に出てきた作品よりかは真面目に珈琲とか取り上げているようにも思いますが。
何となく、読み応えがないというか。

物足りなさもあるよなぁ、という印象を抱くもので。
一つ一つのエピソードを描きつつ、裏側でも進行している構成になっています。
しかし、裏の事情に面白味も足りないので、全体的に、物足りない感じに落ち着いてしまっている残念さ。

今回は、美星の妹である美空が夏季休暇を利用して京都までやってきてました。
彼女は彼女で色々と用事があるようで動き回っていましたが。
その行動によって事件を引っ張ってくるというか渦中に突っ込むんだから何とも言えない感じが。

もうミステリー要素を楽しむというよりは、美星バリスタと青山の交流の方がどうなっていくのかの方が気になって読んでいるような。
あからさまに伏線張っていますよーってされると、なんか微妙に萎えるというか。
・・・文章が好みに合っていないんじゃないかと今ふと思いました。