気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ヤマザキコレ

フラウ・ファウスト5

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「賭けごとは得意じゃない でも」

「人生一度きりなら賭けてもいいかと思った」


ついにシリーズ完結。

ヨハンナの長い旅路、その終着点。

囚われた状態から身を削ってでも逃げ出すあたりヨハンナはタフだよなぁ、ホント。

復活したメフィストの話しぶりからみるに、不死になる前からの性格っぽいですけどねぇ。

 

教会側の事情、契約外の行動をとる悪魔など災厄でしかないから、ばらばらにして封印しているのだとか。

大鐘楼にメフィストフェレスのパーツを安置してあって、悪魔の気配を広めることで、縄張り争いを好まない悪魔を散らしているとか。

まぁ、苦手なだけで無理ってわけじゃないから、入り込んでくる物好きな悪魔も居るようですけど。

 

途中にあった、ヴァーグナーの「ド派手に打ちあげましょう」の場面はひとしきり笑いました。

警備の人々の「……は?」という言葉が、本当に、もう……。

それぞれの思惑が交差して、かなり駆け足で進んでいきましたが。

望むように生きて、自分の思う道程を歩き切ったヨハンナは、格好良かった。



魔法使いの嫁8

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「己の倖せを諦めなかった 君こそが君を導いているのだよ」

 

竜を助ける為に無茶をしたチセ。

その腕は異形に変わってしまっていて。目が覚めて手を見た時「わお」と言っているチセの顔が個人的にはツボです。

なぜ腕が変質してしまったのか。それは竜に呪われたから。雛が感じた恐怖や苦痛が溶けだしたものを、チセがあの騒動の時に取り込んでしまった。

 

呪いを受けたチセが、どのくらいもつのか。

それはリンデルたちにも分からぬことで。エリアスとかは解決の為に色々と手を打っているようです。

アンジェリカやステラのように、チセをちゃんと叱ってくれる人がそばにいるのは幸せなことですよねぇ。

特にステラがチセを叱ってるシーンは、ちょっと和んだ。後ろでうなずいている一人と一匹がまたいい味しててな……

 

チセと交流する事でエリアスにもどんどん変化が生じていますが……

大切なものの守り方としては、アレは選んではいけない方法でしょう。

チセが納得しないだろうから、と彼女に隠しながら事を進めようとしたことも含めて。

最後の展開にはちょっと驚きましたが、まぁ、ああなってもおかしくないことをエリアスしているからなぁ。少し頭を冷やした方がいいでしょう。

彼らの下を離れたチセがどうなるのか、すごく気になりますけどね……

魔法使いの嫁 8 (BLADE COMICS)
ヤマザキコレ
マッグガーデン
2017-09-08


 

フラウ・ファウスト4

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「なにをしようと全部自分がやりたいからやるんだ」

「その結果だれかを助ける形になったとしても自分がやりたいからやったんだってな」

「――そう思わないと 報われなかった時に他人を恨むようになる」

 

ニコの身体を直すために立ち寄った街で、悪魔に襲撃されるヨハンナ。

メフィストフェレス復活を阻もうとする教会の手のようですが……悪魔の復活を阻止するために、別の悪魔の協力を得る、って本当になりふり構わないって感じですな。

 

ヨハンナがなんで、メフィストフェレスのゲームに乗っているのか、なんて話もぽつぽつ描かれました。

「――馬鹿な悪魔を殴りつけにいってやる理由には十分だ」。

自分の中に折れることのない芯がある、彼女の強さが見ていて心地よいですね。

……傷つくこと前提で行動したりするから、周囲の人々はかなり大変そうですけど。

 

オルガ大主教が本当、手段を選ばない人ですねぇ。

ヨハンナが「他人にやらせて一人おきれいな場所で偉そうな口をきくな」とばっさり切り捨ててくれたのはちょっとスカッとした。

 

メフィストフェレスは封印されねばならない、とオルガは主張して。聖都には元々首が封じてあったようですが、パーツが残り2個…首と片腕になった時点で腕も回収して聖都に封じたとか。

コレ、聖都に連行されたヨハンナが脱走できれば、一気にパーツ2個揃えて大逆転なのでは……下手に纏めずばらけさせておけよ……

いやまぁ、バラしておいたところ、個別に回収されて現状に至ってるわけで、残りを一か所にまとめて防衛戦力整えるのは間違ってはいないのか。

過去のエピソードが描かれたりしていましたが……次回5巻で完結とのこと。果たしてメフィストフェレスは何をしたのやら。今から楽しみです。


フラウ・ファウスト(4) (KCx)
ヤマザキ コレ
講談社
2017-06-07


魔法使いの嫁7

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「誰かを…何かをうらやんでも恨んだりしても苦しいままでどうにもならない」

「どうしたってその人自身にはなれないんですよ」

「それは誰かにぶつけるものじゃないんです…自分の中で折り合いをつけなきゃ」

 

繋がりが切れてしまったチセを探すルツ。

チセは混乱したエリアスに取り込まれて、どうにかできないかと抵抗を試みたり、説得しようとしてみますが、効果なし。

何とか合流できたルツに刃物を取ってもらい、自分自身に突きつけて、脅迫することで何とか脱出。

どんどん強かになっていくというか、逞しくなりますねぇ、チセ。

 

無事に家に帰ったと思ったら、チセの子守唄を聞いてエリアスが眠り目覚めなくなるってハプニング付で。

アンジーに助言をもらって魔法薬作ってエリアス起こしてましたが……チセがエリアスに薬飲ませるシーンが何度見ても笑えます。

チセとエリアスの二人の関係が、また少し変化して、いい感じになってきたかなぁ、と思ったら……

 

今度は竜の国の方で異変が起きたようで。密猟騒ぎとは、また穏やかじゃないなぁ。

学院の面々についても語られてましたが……チセが日本で死んだことになっていた、とか。彼女の過去にもまだ謎があるよなぁ。

レンフレッドの酒癖の悪さとか新情報も出てましたが……誰得なんだコレは。

チセが自身のオークションの時に得た伝手を使い一羽の所在は確認でき、オークションへ参加する事に。

囚われの竜が暴走して、最後結構厄介な状況になってる感じがしますが、チセはこれ大丈夫なのか……? 心配でならない。

 

魔法使いの嫁 7 (BLADE COMICS)
ヤマザキコレ
マッグガーデン
2017-03-10


フラウ・ファウスト3

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「いきものは死ぬんだよ!!」

「どんな奴でも! どんな獣でもだ!!」

「だからしがみついて精一杯あがいて 生きられるんだろうが…!」

「終わりが見えない道なんて つらいだけじゃないか…」

 

主教が悪魔に誑かされて。未熟ながら悪魔と化した少女レア。

異端審問官が、「――きみは」「もう 休まなければいけない」と斬りかかるシーンが悲しいなぁ。

病んだ妻は拾われた子を自らの子と思いこんだ。

けれど、心を病んだままだった彼女はバランスを崩し……子を殺した。

 

マリオンが言っている通り、彼女は可哀想ではある。けど、やっちゃいけないこと。やらせてはいけないことはある。

ファウストが、長く生きているからこそ、それを否定できるのがいいなぁ。

異端審問官の長が出てきましたがメフィストの身体を「絶対に元に戻してはいけないもの」と口にしていたり、気になるキャラですな。

しかもかなり過激というか苛烈というか。立ちはだかるとしたらかなりの難敵になりそう。

 

教会側にもかなり深い闇がありそうですし。

ニコが誕生するまでの過去が明らかになったりして、異端審問官と異端の魔術師・錬金術師の追っかけっこはいつの時代でも繰り広げられてたんですなぁとしみじみ。

そして、ファウストに接触してくる新たな悪魔。嫌な予感しかしませんが、どうなるやら。

 

 

魔法使いの嫁5

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「老いて死に向かうことは…恐ろしい」

(略)

「――しかし変わることは悪ではない」

 

リャナンシーとジョエルのお話。

残り僅かな時間。それをどう過ごせれば一番いいのか。

チセはエリアスにわがままを言って、少し手を貸してもらう事に。

「私は私に笑ってくれた人たちには 私のために 笑ったままでいてほしいだけなんだよ」。

 

妖精を見られるようになる、塗り薬。

それを作り、わずかな逢瀬の時間を与えたチセは少し成長できたのかな……と思ったら、根を詰め過ぎてぶっ倒れてましたね。

妖精の国に運ばれて、そこで治療を受けることに。

チェンジリングなんかも出てきて、また色々とお話を聞けました。

 

一人残されることになったシルキーのお話も良かったですねぇ。

彼女の過去。かつていた家が滅び、廃墟の前で一人たたずむ少女。

他の妖精に声をかけられて、どこかへ歩こうとして……辿り着いた先。

うん、やっぱり彼女はこの作品の癒しですね。和む。

魔法使いの嫁 5 (BLADE COMICS)
ヤマザキコレ
マッグガーデン
2016-03-10
 

フラウ・ファウスト2

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「知識にいいも悪いもあるか」

「知識はただの知識だ そこに経験や主観が混ざるだけだ」

「使い方で毒にも薬にもなる ただそれだけ」

 

ヨハンナの過去。

悪魔と契約する前の一回の村娘だった少女の話。

もっとも当時から知識欲は凄まじく、村人たちからは奇異の目で見られていたようですけど。

悪魔に唆されて尚、自分で実感として得るから意味があるとばっさり切り捨てたのは痛快でしたが。

 

彼女が目覚めて時間は現在に戻りますが……彼女の容姿は大分変貌していて。

傷は癒えたけれど、サイズが縮んでいた。彼女が死なない秘密。悪魔の呪い。

決して不死身という訳ではなく、怪我をすると残っている部分で身体を整えるためにサイズが縮むみたいですが。

それを知っていて行動しているとすれば、彼女は結構無謀な気も。実際今回だって、一見して分かるほどにサイズ縮んでしまったわけですし。

事態が進行したため、ヨハンナは旅の道連れとしていた少年の記憶を薬で封じ、一人で手がかりを求めて旅立つ。

 

異端審問官やその上層部でもヨハンナとメフィストの行動には目を光らせているようです。

……ただ現場と上層部とでは、認識に差があるようで何かしら隠された事柄がありそうですけど。

足を求めて踏み入れた街には、審問官の姿があり。そして、お偉いさんが悪魔に関わっている匂いがする、とヨハンナは彼に接触する。

 

今回は接触時にちゃんと対策していたようでちょっとほっとしましたが、別方向から問題が転がり込んできて思わず頭抱えましたが。

別の悪魔の関与があって、冥府魔道に堕ちた主教。家族の為というその志を否定することこそできませんが。

大切だからこそ、手段を選ぶべきだったんじゃないかなぁ……

フラウ・ファウスト(2) (KCx)
ヤマザキ コレ
講談社
2015-11-06
 

魔法使いの嫁4

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「チセ 君は自由だ」
「君が呪いを抱えて生きても その末にいつか堕ちても」
「全ては君の自由なんだ だけど私は」
「誰かのためでなく――君自身がどうしたいかを考えてほしい」
「そして君の世界の果てまで 本当の意味で飛んでいってくれることを願うよ」

リンデルが語る、エリアスとの出会い。
迫力ある登場してましたが、その後空腹で倒れるとか締まらないなぁ。
自分が誰かも、どこから来たのかも分からない。
今のエリアスがしっかり魔法使いやっているのを見ると、この無垢な状態っていうのは中々新鮮ですね。
リンデルに海水舐めてみると面白いと言われて、実行し噴出しているコマとかは可愛い。

弟子などとれないが、困っている知人がいれば手を貸すぐらいはする、というリンデルが不器用で良いなぁ。
この作品のキャラは皆、自分をしっかり持っている感じがして好きです。
エリアスの告白を聞いて、恐れや驚きを感じても、受け入れていた。
……どえらく不味いスープだとか、オチまでついていたあたりは完璧ですね。

チセを拾ってからのエリアスの心情なんかも描写されて、あぁもうこの不器用師弟が! と怒鳴りたくなります。
だから、リンデルやネヴィンがチセの背中を押してくれたのは良かったですね。
……押された後のチセの行動力にはちょっと驚くばかりでしたが。無茶するわ、彼女。
「若い同胞がきちんと歩いていけるように」先達が作るのに手を貸すという杖の話とかも中々良かった。
最後、一度だけ登場していたリャナンシーが助けを求めてやってきましたが。
ついに時間が来てしまったという事なのかなぁ。どんな結末になるやら。

魔法使いの嫁 通常版 4 (BLADE COMICS)
ヤマザキコレ
マッグガーデン
2015-09-10

フラウ・ファウスト

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「私のすべては私が決めたこと」
(略)
「後悔も反省も私のもの」
「――だれのせいでもない 決めたのは私」
「私は私が選び取った私だけのものよ」

魔法使いの嫁の作者がおくる新シリーズ。
あっちでは妖精とかがいろいろ出てましたが。
こちらでは、悪魔とか異端審問官とかそういうのが登場します。

最初に語られるのは、よくあるお伽噺。
悪魔と契約したファウストという男の話。
頭はいいけど強欲で、契約した悪魔と一緒に悪事を働いた、とそういう話。

主人公は、ある理由から封じられた悪魔を探す少女ヨハンナ。
立ち寄った街で出会った少年マリオンを助け、数日の教師役として恩を売りながら探し物にふける。
P38で語っていた目的がいいですね。
それをきいてぽかんとしているマリオン達の反応もナイス。

悪魔を求めるヨハンナを止めようとする人々もいるようで。
異端審問官は大分容赦ないですけど、それだけの理由があるのかなぁ。
今のところ視点がヨハンナ立ち寄りだから、その辺の事情が分かりませんね。
なにやら怪しんで調べているのもいましたから、その内明らかにはなるでしょうけど。
ヨハンナの娘ニコの覚悟が潔くて結構好きです。

フラウ・ファウスト(1) (KCx)
ヤマザキ コレ
講談社
2015-04-07

魔法使いの嫁3

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「――知らぬままが楽であれば生きものはみなそれに甘んじよう」
「それはおろかなことではなく当たり前のこと」
(略)
「――だがそれではいけない」
「考えることをやめたひとは……もはやひとではない」


チセに手を出されてエリアスが切れます。
その様子を見て弟子君が「これは人間にはなれないものだ」と怯えてますが。
状況を引っ掻き回してくれた青年。エリアスがカルタフィルスと読んだ彼は、いい感じに壊れてくるってるみたいです。
いやぁ、猫実験をそそのかした輩という時点で予想は出来てましたが。

ウィルオーウィスプがかわいかった。
弟子君の頭の上で楽しそうにしている場面とか。
何アレ一匹欲しい。「人を惑わす青い鬼火の妖精」っていうところがネックですが。
そして今回の騒動を経て、チセの傍にいることになった犬。
墓守の犬、ブラックドックことルツ。
チセの使い魔として「結び」を行い、同じ時間を生きることとなった彼。
ちょっと暴走しがちなところがありますから、傍にいてくれる相棒ができたのは良いことでしょう。

アンジェリカさんがチセに優しく接してて、彼女は彼女でいい人ですな。
チセがエリアスに依存しているんじゃないかと、指摘してくれるあたり。
他の場所にいい思い出がないから。このままあの場所を安寧の地としてしまうんじゃないか、とは思っていました。
あの場所は銀の君もいるし、嫌いじゃないんですけど、この作品の「外」の世界の多様さが好きなので、これからもどんどん出張して欲しいものです。
そういう意味では新しい所が見えそうなアンジェリカさんのアドバイスは、ありがたい。
あと、お土産もらって嬉しそうなシルキーがかわいい。喋らないのに喜んでるのが分かる。

エコーズの下で杖づくりを行うことになったり。
エリアスの元に接触してくる人がいたり。次回以降もまた色々と動きそうですねー。
この作品の世界観好きなので、このまま続いてほしい所。

魔法使いの嫁 通常版 3 (BLADE COMICS)
ヤマザキコレ
マッグガーデン
2015-03-10

プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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