気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン下

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「世界でただ一人、嘘をついてはいけない相手はだれだと思う?」

昭子はしばし考えた。

「自分か」

「それでもみんな嘘をつくけどね」

 

友人からの借り物。

帯にもありますし、巻末の謝辞・解説にも名前が出ている『高い城の男』を知っていると、おそらくはもっと楽しめたのではないか。

普段SFを読まないので、新鮮ではありました。

しかしまぁ、どうにもビターな感じですなー。好みからは少し外れる。

 

どうにもこうにも、あちこちが不器用に過ぎると言いますか。

もう少し言葉を尽くせば、行動を惜しまなければあるいは変わった部分があったかもしれない。

六浦賀と妻が、或いは父と娘が。

紅功が口を閉ざしていなければ。

そんなIFを考えたりもしてしまいますが。けど行き着く先はあまり変わらなかった気もしますねぇ。

 

この世界はあちこち歪んでしまっているような感じで、修正するにも大分行き着くと衣まで行ってるような。

多分その内GW団ないし他の組織のテロ活動によって、致命的な打撃をこうむるのではないかと思ってしまいますが。

自浄作用とか弱そう……でもそんな世界でも彼ら、彼女らにとっては今生きるただ一つの世界なわけで。

好き勝手やっているように見えた紅功に覚悟があったように、揺るがぬ忠誠を捧げていた槻野が揺れた場面があったように、ギャップの演出は割と好みでしたが。



ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン上

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「きみを鈍いと評したのはいったいだれだろうな」

 

友人からの借り物。

第二次大戦で日独が称した世界、というIFを展開しているSFモノです。

表紙のテイストからして、もっとロボロボしい感じなのかと思いましたけど、思ったよりは大人しい立ち上がりでした。

 

勝利した日本軍は、アメリカにあった日系人の収容所を解放した。

けれど、同時に彼らのトップを侮辱した発言をした相手へは容赦しなかった。

アメリカはかなり追い込まれていますが……争いの種は尽きず。

各地を爆撃され、多くの死者を出しながらも、「戦争ははじまったばかりさ。黙って死を受け入れるつもりはない」と述べたキャラが居たように、禍根を断つことがどれだけ難しいか。

 

勝利を得た日本がアメリカを統治するようになり、USAならぬUSJとなり四十年。

昇進時に儀式を行ったり、特高が存在していて、過激な取り調べ……と言う名の何かを行う輩も居て。

外から見ていると、全体的に暗いというか、曇り空に覆われているような感じで希望も何もあったもんじゃないなぁ、というような雰囲気ですけど。

 

消息を絶った上官の行方を問われた紅功。

同僚からの勤務態度の評価などは良くないモノの、技術者としての腕はあるのか、調査に駆り出されて、色々と目撃していましたが。

彼のキャラが何ともつかみにくいなぁ。不真面目なのか、真面目なのか。

特殊な銃で死んだ相手を見た時には気分を悪くしていたのに、特殊な性癖を持つ工匠との会話は普通にこなしていたしなぁ。前者は悪臭に耐えかねて、ではありましたが。

本人の中には揺るがない軸がありそうですけど、そこが何とも読み取りにくい感じがします。



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ちゃか

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