ルールブック
アトラタンという戦乱の大陸を舞台にする新作TRPG。
新作とは言っても、富士見ファンタジア文庫から『グランクレスト戦記』、『グランクレスト・アデプト』。MF文庫Jから『メイジ・オブリュージュ』と、既に小説によって描かれている世界ではあるんですけどね。
まぁ、そういう小説も含めて世界観を描いていくっていうのは結構好きです。
ただ、ルールブックとしてみると、ちょっと読みにくい。そもそも左開きの文庫っていうのがあまりないですしねー。小説を読んで、ある程度世界観知っているから、読めたっていう部分があるかなぁ、と。
あと、結構誤植があるので、なんだかなぁ。サンプルキャラクターのデータで、『解毒薬』の解説が『文字を書くのに使用する』だったり、『マイナーで使用、ダメージを〈炎熱〉に』だったり、あからさまに違うんですけど。
混沌という災害が大陸に広がり、それを消し去る『ロード』。混沌を操作し、魔術を扱う『メイジ』。混沌をその身に宿し、猛威を振るう『アーティスト』の3つのクラスがあります。
で、クラスとは違うスタイルっていうものも。これは、ロードと一口に行っても、自ら武器をもって戦うロード、民を護るために力を用いるロードと、色々な種類が居ることを表すデータですね。
ロードのスタイルは、前衛に起ち自ら武器持つ『セイバー』、防御や防衛に特化した『パラディン』、仲間の支援や敵の妨害を行う『ルーラー』。
メイジのスタイルは、地水火風の元素を操る『エレメンタラー』、生命の神秘を説き貸す『ヒーラー』、時空魔法を専門とする『プロフェット』。
アーティストは、混沌によって不死に近い肉体を得た『アンデッド』、隠密能力を得た『シャドウ』、狙撃能力特化の『シューター』、体を人外のものへと変化させる『ライカンスロープ』。
アーティストだけ4つで、残りの二つは3つ、なので合わせて10のスタイルが掲載されていますね。小説とかで使われていた召喚魔法だとかいろいろは、1月発売予定の『ルールブック2』で追加されていくんですかねー。
ちなみに、魔法のデータは5レベルまで掲載。6レベル以降の魔法は、『ルールブック2』になるとか。あとは、その後のサプリメントになるそうですよ。
戦乱の大陸という事もあり、個人対個人のみならず、戦争用のルールもあります。マスコンバット。さまざまな部隊や、士気といった要素もあって、面白そうではあります。ただ、データ満載過ぎて、運用は結構大変そうだなぁ、という感じ。
クラスの一つが『ロード』、すなわち君主であることもあり、国を運営することもできます。そのためのデータだったり、管理用のシートもあるので、国を持って、大規模戦闘とかしてほしいんじゃないだろうか。
小説で結構よさげな世界だとは思っているので、いつか実際にやってみたいですねー。
そして、冒険者は神へと至る。
まぁ、正確には神の位階に至れるだけの資質を得るっていうことになるんでしょうけど。
ルールブックも3冊目となると、かなり高レベルのデータが掲載されています。
キャラクターは実に15レベルまで成長させられますし、それに見合った特技や武器も追加されています。
プレイしたことない身で言えば、もうこれらがどれだけすごいのかの検討もつかないですな。
魔法とかの規模もかなり大きかったり、効果の大きいものが掲載されていますし。
まぁ、実際に自分でこのレベルの冒険者をプレイすることとかはないだろうなぁ、とか思うと同時に、機会があるのならやってみたいようにも思ったり。
まぁ、そういった高レベルデータの他にも、色々要素はあります。
モンスターのデータがかなり豊富に掲載されていたりしますし。
このルルブに合わせた高レベルモンスターばかりではなく、低レベルのモンスターのデータも増えて、幅が広がっていますね。
あとは、ライダー技能が追加されたので、騎獣とかそういった技能に関するデータも増えています。
新しい地方のデータやNPCも増えてます。
あとは、人間の騎手、エルフの魔導士、タビットの魔導機師、ルーンフォークの拳闘士、ナイトメアの神官戦士、グラスランナーの軽戦士とサンプルキャラクターが掲載されています。
これらは、2レベルのものと10レベルに成長させたものとあるので、成長方針とかの参考にもなったりするんじゃないですかねー。
改定前のルルブと改定後のルルブまとめて記事にします。
それぞれ単体だと、ちょっと短すぎたので。
世界観を知るっていう意味で、ルルブを読むのは好きなんですけど、こう、実際にやったことないと書くのが難しい部分もあるといいますか。
TRPGの「ソード・ワールド2.0」のルールブック。
蛮族との戦いに辛うじて人類が勝利し、滅亡を免れてから数百年。
人々は未だ復興のただなかにあった。
文明は時代の流れと共に何度か滅び、そこから再び別の文明が起こっている。
そうしてかつて滅びた文明の遺跡から、当時の魔法の品などを発掘したり、蛮族に占領された土地へ赴いたり、数々のトラブルと対峙する『冒険者』たちの物語。
3本の剣が生み出した世界を生きる冒険者を演じるTRPG。
まぁ、わかりやすい、剣と魔法のファンタジーと言ったところですかねー。
しかし、私事ですが、改訂版を買ってから、改定前のルールブックを買うという謎な行動に出ているのは、我ながらなぜなのか。
改訂版との違いは、とりあえず表紙が違う。
改訂版では、種族と戦闘ルールが追加されてるからページ数が増えてるとか、比較して読んでました。
ただまぁ、これは普通「改定前⇒改定後」でやるべき読み方なんじゃないだろうか。
種族としては人間、エルフ、ドワーフ、ルーンフォーク、タビット、ナイトメアの6種類が掲載されています。
で、改定版には追加で北の大陸からやって来た、シャドウという種族が追加されています。
ルルブⅠという事で、今回は基本的な世界の説明だったり、低レベル用のデータが掲載されています。
具体的には1~6レベル。
あとは、簡易戦闘のルールが追加されていますかね。
読み物としてはそれなりに楽しんでいるんですが、この手のルルブはやっぱり実際楽しんでこそ、っていう思いもあるので星は少な目。
ちゃか
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