気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ロクでなし魔術講師と禁忌教典

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「私は先生を信じています。たとえ、どんな結果になろうと……私は先生を信じていますから……そのことに後悔なんてきっとありませんから……だから……」

(略)

「……どうか、私の『異能』を、お使いください、先生……」

 

行方をくらませていたジャティスが、またしても現れて。

ルミアを誘拐し、グレンをフェジテ市庁舎爆破テロの容疑者に祭り上げ、目的遂行の為に好き勝手動き回っています。

同調するかのように、天の智慧研究会も現れたり、宮廷魔導士団の方でも色々と思う所があるようで、イヴがフェジテに来訪したりとかなり混沌とした状況になっておりました。

 

グレンは事件解決の為にまた走り回ることに。

システィーナの助力を得ながら、ルミアをさらったジャティスからの要求に振り回されていましたが……

そんな中で、かつて倒したはずの敵から襲撃を受ける、という事態まで発生して。

あちこちで状況が動き続けていて、一場面ごとの描写は少なくなっているはずなのに、かなりの熱量がありました。

 

宮廷魔導士団の『愚者』であったグレンには、オリジナルの魔術以外にも切り札がまだあったようだ、なんて情報が出て来たりしてました。

手札少ない状況で、辛勝が多かったとはいえ、これまでの騒動で勝利収めてきたのか……ここぞという時の勝負強さはあるんですねぇ。

 

一方で、立ち位置が定まらず、今回良い所なしだった某「彼女」。

まぁ……うん。あとがきでも触れられていましたが、ある種の愛だよ……

揺れまくっている精神面が安定すれば、もっと頼りになるキャラになれると思うんですが。今後に期待……出来るのかなぁ。

グレンの奔走もあり、目先の問題は片付けられましたが……本命は、これからだっていう状況。

かなり風呂敷を広げた感じがありますが、これがどう畳まれていくのか。10巻が楽しみです。


 

ロクでなし魔術講師と追想日誌2

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「真面目な事は結構。だが、物事には緩急というものが肝要じゃ」

 

短編集―。

「紙一重の天災教授」、「帝国宮廷魔導士アルバイター・リィエル」、「任務に愚直すぎる男・アルベルトの落とし穴」、「貴方の私の忘レナ草」、「二人の愚者」の五話収録。

 

第一話は……緊急職員会議が開かれて。

グレンも中々ロクデナシですが、他の教授たちもかなりの変人がそろってますよね……

そんな中でも、一級の変人。五階梯に至った天才ながら……斜め上に才覚を発揮し、周囲を大騒動に巻き込む、自然災害と同じ扱いを受ける「天災教授」。

この人にもうちょっと常識があったら、この世界をより良い方向に持って行けそうな人ではありましたが……残念度も突き抜けてるな……

 

2話はタイトル通りリィエルがアルバイトを試みる話ではありましたが……

猪武者の彼女にそんな高度なことを期待してはいけない……3話のアルベルトも、中々コメディよりでしたし。

……実は特務分室ってポンコツの集まりなのでは疑惑が。

いや、戦闘力とかそっちに極振りしてるせいで、他の分野にボロボロな部分があるだけですが。下手にスペック高い分残念部分がなお笑える。

 

4話は、白猫ことリィエルが魔法薬の効果で記憶喪失になってしまい。

解毒するために行動していますが……何者かの妨害も入って。

その真相が何とも残念なものだったというか、この学校生徒も極まった子が居るなぁ、という感じでした。

 

5話は、グレンの幼少期。彼が『愚者の世界』を編み上げるまで。

魔術特性を知った直後はやはりかなり荒れていたようです。

憧れていたような正義の魔法使いにはなれないけれど……魔術師として無様な姿でも、はじめて彼がオリジナルを使った時、それを肯定してくれる相手が居たのは、救いだったのではないでしょうか。



ロクでなし魔術講師と禁忌教典8

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「俺の見立てじゃ、お前ら三人が、このクラスで一番強いからだよ」

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「だから、最初に纏めてコテンパンに叩いとけば、後が楽だろ?」

 

派閥争いの煽りを受けて、「成績不振のため退学」という通知が来たリィエル。

それを回避するための実績を作るために、ある女学院へ短期留学する事になって。

システィやルミアも同行し、グレンも臨時講師として派遣されることになりました。

ただし、男子禁制の学園の為、グレンは魔術で女に変身するというひと手間が加えられていましたが……

セリカが嬉々としてグレンに魔術をかけていて、人生楽しそうだなこの人と思いましたね……

 

そして何とか潜り込んだ女学院ですが、そこはお嬢様同士が派閥を作り内部で抗争が起きているような状況で。

グレンは、今まで講師としてやってきたように、彼女たちのこれまでの積み重ねてきた常識を打破し「魔術師」にしてやると断言。

普段がかなりロクデナシですけど、こうやって真面目にやっている時は格好いいですよねーグレン。

 

まぁ、今回は始まりからしてリィエルの退学回避が目的だったわけですが。

そうやってリィエルを動かしたことが敵の狙いの一つでもあったようで。

女学院にもまた変な輩が入り込んでいたようですけれど、この国裏で蠢いている闇、深すぎませんかね……

敵の尻尾を掴むことはできませんでしたが、リィエルが新しい友人を得たようですし、そこは良かったですねー。

途中でリィエルがやっていた「縄抜けの魔術(物理)」と「鍵開けの魔術(物理)」にはひたすら笑いましたけど。それでいいのか魔術師……!




ロクでなし魔術講師と禁忌教典7 

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「私は先生を信じています。その先生が他でもないクリストフさん達を頼って信じているんです。どうして、私があまたたちを信じられないことがあるでしょうか?」

 

学院でのイベント「社交舞踏会」。

生徒同士の交流を目的としているが、来賓として女王陛下などもいらっしゃる、意外と大がかりな物で。

その中にはダンスコンペなんかもあり、優勝者には魔法のドレスの着用権が与えられる。

それはよくある、そのダンスを勝ち取った男女は将来幸せになる、という曰くで。

 

ルミアが方々からモテモテでしたが……

このイベントの裏側で、彼女を害する目的で天の智慧研究会の過激派が動きを見せて。

特務分室がそれに対抗するために出張ってきて……グレンも巻き込まれていましたね。

室長、『魔術師』のイヴ。

特務分室にはやはりそこを立ち去ったグレンに思う所があり、あしざまに言う人もいるようで。彼女はそっち側。

アルベルトや、今回登場した「隠者」、「法王」みたいに変わらずグレンと接してくれる相手の方が貴重なんですな……

 

しかしまぁ、イヴは手柄を求めるあまり、ルミアを囮にして相手を捕えようと画策して……見事に失敗。

いや、初登場から失敗までの速度はいっそ見事なぐらいでしたよ。

彼女は彼女で色々と背負っているものがあって暴走してしまったみたいですが……

これでグレンたちの奮闘がなければ、取り返しのつかない失態になりえたかもしれないと思うと、彼女はちょっと不用意なんじゃないかなぁ。

 

研究会側も、一枚岩ではないのが今回明らかになりましたが。

上層部の怪しさとかヤバさはいまだ明らかにならず。全てを見通している大導師とやらは本当に何がしたいのやら。

一方でルミアは今回の事件で結構追い込まれてる、というか。自分がいることで事件が起きている。今回は凌げたけど次はどうなるか分からない。

ここにいてはいけないのではないか、とトラウマスパイラル。一人書き置き残して消えてしまいそうな雰囲気すら感じますが、どうなるかなぁ。

 

ロクでなし魔術講師と禁忌教典6

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「俺とお前は、家族だ」

 

学院の講師の義務として論文の提出があり……グレンはそれをさっぱり忘れていた。

すわクビの危機かと思いきや、校長が温情で古代遺跡の調査報告を出せば今回は何とかしのげるだろう、と案を出してくれて。

けれど、遺跡調査を行うには人手が足りない。おまけに金もない。

だからグレンは生徒たちを巻き込んで遺跡調査を行う事にした……って相変わらず勢いで生きてるな……

 

ランク的にも最下級だから大丈夫だろう、と思っていたら予想もせぬトラブルに巻き込まれて。

セリカまでついてきたのにかなりピンチに陥っていますね。

ルミアの増幅能力に関しても、敵がこれまで注目していた理由になりそうな片鱗が明らかになりましたし。

情報は色々と出てきていますが……ここにきてセリカの戦力ダウンが入ってくるとは。

まぁ、彼女強力な札過ぎて、こうでもしないと最終的に彼女が居れば何とかなる状態になりますからね……

 

セリカの過去だとか、お伽噺だったはずの物語の裏側だとか。

気になる情報がどんどん出てきましたが、全てが明らかになるのはいつになるのやら。

ジャスティスも未だ逃げ続けてるようですし、厄ネタばかりが増えてくるなぁ。

 

ロクでなし魔術講師と禁忌教典3

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「だから状況を打破する作戦を考えた」

「ほう? 言ってみろ」

「まず私が正面から突っ込む 次にグレンが正面から突っ込む 最後にアルベルトが正面から突っ込む…どう?」

「…お前がいなくなった後の俺の苦労 理解したか?」

 

この3巻で魔術競技祭をほぼ終わらせています。

競技の場面が割とカットされてるので、「やったグレン先生の言った通りだ!」な場面が続いてちょっと盛り上がりには欠けた印象。

 

猪武者なリィエルがグレンに突撃かます場面は中々いい感じだったと思います。

アルベルトは全てにおいて「正面から突っ込む」という彼女の相手に、それは苦労した事でしょう。

完全な前衛と後衛で能力的な相性はいいから、今回みたいにコンビとか組まされてるでしょうし。

 

まぁ、リィエルは猪だけどグレンに帰ってほしかったから喧嘩しかけたわけだし。

アルベルトにしたって、グレンに多くは聞かないけれど、いつかは去った理由を話せと心配はしているみたいですし。

 

なんだかんだグレンも同僚には恵まれていたんですね。ただ、彼自身があのまま進むことが出来なかっただけで。

こういう過去のつながりって言うのは結構好みなシチュエーションです。

しかし、優勝が決まる場面までたどり着いてますから、4巻の半分くらいで原作2巻分終わるんじゃなかろうか。



ロクでなし魔術講師と禁忌教典2

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「組織でしか生きられなかったお前の境遇にゃ同情する」

「だがそれに流されて自分で道を選ばなかったのはお前の責任だ」

「テメェの不始末はテメェでカタつけろ」

 

魔術学院に現れたテロリストからグレンが白猫を助けたところからスタート。

少し駆け足気味ではありましたが、テロ事件が終わるまでを描き、最後の一話で次への引きをしっかりと作ったいい構成だったんではないかと。

 

敵の一人を打倒したものの、手練れが出てきてピンチに。

一応グレンも手札を活用して、上手い事立ち回りますが、ジリ貧。

彼の性格をよく知っていた白猫の援護があったからこそ、最後の肉を切らせて骨を断つ作戦が成功しただけで。

 

彼女が居なかったらグレンはここでリタイアしてたよなぁ。まぁ、そもそもグレンが講師として赴任していなかったら、白猫もルミアも無事で済まなかった可能性の方が高いわけで。運が良かったね二人とも……。

そして、この事件を経て思う所があったのか、臨時講師だったグレンは正式に教員として働くことに。とりあえず、ひと段落ってところでしょうか。

 

ロクでなし魔術講師と追想日誌

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「ふん! 貴様に言ってやりたいことは他にも色々とあるが――」

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「まぁ、良い目をしている」

 

ロクデなし魔術講師~の短編集。

帯でアニメ化企画進行中と書いてありますが……どうだろうなぁ。

上手いことハマってくれればいいんですが。原作小説ですらタイトルにいる「禁忌教典」の正体が明らかになってませんし、ストックでいうと微妙な所なのでは。

現時点で企画進行中だから、本決まりすることにはある程度まとまってる算段なのかもしれませんがねぇ。

 

閑話休題。基本的には、ドラゴンマガジンで掲載していた短編をまとめた短編集ですねぇ。

あちこちで重大な事件に巻き込まれるので、こういう学園での日常とかそこまで大事でもないハプニングとかだとちょっと和みますねぇ。

前半で和んだ分、後半で荒んだ時代の『灰燼の魔女』セリカのエピソードが入るわけですが。ある意味でバランスとれてる……んですかね?

 

収録作品の中で一番気に入ったのは「虚栄編」でしょうか。

学校で授業参観をすることになり、娘を溺愛し、魔術師として自分にも他人にも厳しく接するシスティーナの両親も訪れることに。

解雇されたくなかったら、どうか授業参観の時だけでも身だしなみやら態度やらを気をつけてくれ、とお願いされて。
 

しっかり授業しているあたりもそうですが、やろうと思えば色々出来るんですよね、グレン。ただ、普段のふざけた態度になれた生徒たちは、真面目な姿勢で出てきたグレンに噴き出すのをこらえてる状態なわけで。

うん、日ごろの行いって大事ですな……笑った。

 

ロクでなし魔術講師と禁忌教典5 

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「確かに戦うのは怖い。だけどな、自分に力があるのに……できることがあるのに……目を背けて、逃げて、自分の大事なモノを失っちまう方が……余程、怖い」

学修旅行から帰ってきたら、白猫ことシスティーナに求婚してくる男がいて。
教員に欠員が出た関係で、その男は学校に臨時教師として潜り込んでくる。
伯爵家の御曹司。次期当主候補。魔術師としても優秀と非の打ちどころがない人材。
セリアは、協力関係にある家とはいえ、お家騒動もあるのに御曹司自ら出てきたことに疑問を感じているようで。
実際、爆弾が仕込まれていたわけですが。

その後の流れで、グレンとその婚約者が担当クラスを率いての決闘をすることになって。
裏側で動いていた事情なんかも明らかになってきたわけですが。
今回の騒動システィーナの事情ではなく、グレンの過去にこそ原因があって。

システィーナを白猫と呼ぶ理由。
かつて彼の隣にいた、白犬と呼んでいた女性。彼が戦いの中で失ってしまったもの。
喪失を得た事件と同じ犯人が動いていて。当時を思い出してグレンは焦っていて。
……あの「正義」は、いい感じに狂ってますね。
自分の理想を信奉しているから、それにそって行動するとき、止まることが無い。言葉は届かず、負傷しようが歩みは止めない。狂信者って言うのは本当怖い。

しかし、今回はやっとシスティーナに見せ場があった感じですかね。
これまでのところ、彼女ヒロインとしての活躍ってほとんどないというか、ルミアのヒロイン力が強すぎてかすんでた印象なんですが。
……実際今回にしたって、魔導士として非常に徹して敵と戦うグレンの姿に、一度は逃げ出してしまいますし。
けど、彼女はそこから自力で這い上がり、グレンの元へと戻り彼を助けたわけで。すこしは成長できた感じですね。

「正義」が敵に廻った理由を真実を知ってしまったから、と述べてますが。
それもまだすべては明らかにならず。
王家の秘密と天空の城、そして「禁忌教典」。タイトルにでていて、これまで幾度も名前が出ますが、その正体がいまだに分からないもの。
そろそろ真実の一端だけでも明かされないものですかねぇ。気になります。

ロクでなし魔術講師と禁忌教典1

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「今のお前らは単に魔術を上手く使えるだけの「魔術使い」に過ぎん」

「「魔術師」を名乗りたいなら自分に足りん物は何かよく考えとけ」

 

富士見ファンタジア文庫のコミカライズ。

原作も読んでいますが、いい感じにシーンを拾ってるので、スラスラ読めますねー。

グレンにハーレイが絡むシーンとかがカットされていました。

 

ニートとして過ごしていたグレンが、非常勤講師として魔術学園に赴任することに。

やる気のない彼に、生徒たちは呆れて、実力もないとばっさり行くわけですけど。

グレンには、生徒たちとは違う視点があり、魔術というものをより深く理解していた。

魔力消費効率から三節詠唱を勧める。俺が一節で出来ないからじゃないぞ! のシーンがなかったのは少し残念。

グレンの微妙に締まらない部分が出てる場面だと思ったので。

 

ま、システィーナに対する板書まだ消さないでと言われて急いで消しだすみたいな、子供じみたいやがらせをやるロクでなしではありますが。

それでも事件が起きれば行動を起こし、とりあえず事件の実行犯相手に立ち回れる実力と覚悟があるのはいいですねぇ。

普段ふざけている分、真面目にやっている時は格好良く思えます。

このペースで行くと、2巻で原作1巻分のエピソード終わりそうですかね。

本編もいい調子で刊行されているので、このまま続いてほしいものです。

 

 



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