気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿1

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「――あなたの師匠は最悪の魔術師ですわ」

「……否定はしません」

 

三田先生の引き込まれる文体で描かれた、あの世界を見事に描いていると言いますか。

Ⅱ世がグレイに魔術講義をする場面。ライネスと会話をしている場面。

それぞれの場面で違う表情が描かれていて。シリアスなところとギャグな場面とでメリハリが効いてる。

 

現代の魔術師の扱う「天使」。

それが多く展示された、剥離城アドラ。そこの城主が死んだことで遺言が公開され、遺産を目当てに、癖の強い魔術師が集まったわけですが。

戦闘になったら誰と戦っても負けるのは私だ、と言いながらもⅡ世が言葉によってちゃんと渡り合っているのが彼らしい、と言いますか。

彼なりの戦い方を身に着けてるんだなぁ、と変化が好ましいやら寂しいやら。

 

この城に来た面子はそれぞれに事情があって、それの説明を入れるのがかなりややこしくなるんじゃないかと思ってましたが。

いい感じにはめ込んでいて良質なコミカライズだと思いますね。


ロード・エルメロイⅡ世の事件簿7 「Case.アトラスの契約(下)」

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「だから私達は理由を知らねばならない」

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「でなければ、大切な者を見落とすからだ。あなたについてだって、それは変わらないんだ。ズェピア」

 

6巻の最後で予想外の騎士の名前が出てきましたが。

純粋な英霊として呼ばれたわけではなく、裏技的な出現だったとか。

元々アッドに施されている封印に付与された人格モデルだとか色々情報が出てきましたが。

いったいどこまで作り込まれているんだ、この世界は。

 

新たな同行人を迎え、2週目の村で真実を明かすべく行動するⅡ世とグレイ。

危機的状況に陥りながらも、歩みを止めず進んでいく姿は眩しいなぁ。

一方で現実の方に取り残されたエルメロイ教室の双璧は、ズェピアから色々を情報を引き出しつつ、工作をして啖呵を切ってのける辺り、彼の弟子だなぁ、と。

イゼルマで橙子にしてやられた事をバネに成長している。他の生徒もこんな感じで影響を受け、躍進していったとなれば、階位が上がるのもむべなるかな。

 

一週目の村で死んだ「グレイ」の正体は。村に隠されていた秘密とはなんだったのか、と謎が解き明かされていく流れは見事でした。

あそこまでやってのける愛って、凄いな……

自身の無力さを理解しながらも、強大な相手に立ち向かって言葉を告げられるⅡ世の姿が、見ていて涙が出そうになる。

探偵ならざる彼が、今回の事件の最後に立ち会おうとした時に述べた、彼の魔術師としての在り様に、届かないと知りつつも挑む姿は、どうしようもなく目を惹かれる。

 

Ⅱ世とグレイの、妙に噛み合っている感じの絶妙な距離感が、良いですねぇ。

前回のポカポカ叩いてしまうシーンのグレイも可愛かったですけど、ゲーム三昧している師匠の世話を焼いているグレイも中々。

次からラストエピソードが描かれるとの事ですし、今から楽しみです。



ロード・エルメロイⅡ世の事件簿6 「Case.アトラスの契約(上)」

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「……許して、あげます」

 

上下巻に分かれてるから、下巻出るまで我慢しよう……と思ったはずだったんですが、気が付いたら読み終えてました。

……つい手に取って、つい冒頭に目を通してしまったのがいけない。読みだしたら止まらなかった……

 

第五次聖杯大戦への参加を諦めたエルメロイⅡ世。

順調に冬木の土地では、聖杯戦争の準備が進んでいるようで。

既に何騎かは召喚されたらしい、なんて話も聞こえてきてます。

時計塔でのエルメロイ教室の風景とかも描かれてて、賑やかで楽しそうだなぁ、とは思いました。

渦中にいる講師としてはたまったものではない気もしますが……あの二人のじゃれ合いは茶飯事でしょうし、多少は慣れてきてるんだろうか。

 

そうして時間が流れる中、ついにグレイの故郷について、エルメロイⅡ世と彼女の出会いについて詳しく紐解かれることに。

聖杯戦争で勝ち抜くための手がかりを求めて訪れた辺境の墓地。

それを管理するブラックモアの一族と、近くの村にある変わった掟。

その村に滞在した当時にも事件は起きていたようですが、その謎は明らかになっておらず。

真相を明かせと迫られるわけですけれど。

 

タイプムーンワールドについては、実のところあまり詳しくないので、アトラス院の院長は、また癖の強い輩が現れたな……ぐらいしか思わなかったんですが。

もうちょっと手を広げてみたいところですが、中々。いつか月姫リメイクとか出たら手を出すかな……

……今軽く調べたら発表十周年とかになってるみたいですけど。いつか、出るのかなぁ……

 

もうなんか全体を通してグレイが可愛くて辛い。

悩みを抱えて、自分を見つめ直そうとしてる場面から始まって、終盤「大事な事がもう一つあります」って言う所とか。ぽかぽかぽかとしてるシーンとか。

最後の最後で明らかになった、呼び出された彼については本当に驚くほかなかったと言いますか。今から下巻が楽しみで仕方がない。



ロード・エルメロイⅡ世の事件簿5 「case.魔眼蒐集列車(下)」

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「今後こそ、私は勝ちたいんだ。この事件の犯人が私の敵であると分かった以上、どうやっても負けるわけにはいかないんだ」

 

あぁ、もうやっぱりこの物語が好きだなぁ。

グレイがⅡ世にいい影響を受けてますよねぇ。彼を尊敬している、というか彼の願いを尊重しているのがよくわかる。

「もっともっとこの人は報われていいって思うのに、その笑顔を見ると何も言えなくて」という彼女の思いが本当、魔術世界において貴いというか。彼女自身も色々背負ってますから、師弟でもっと報われる未来へたどり着けたら最高ですね。

 

魔眼蒐集列車が接近した腑海林の仔、これはまた別の死徒の置き土産のような存在だとか。

霊脈を見失っているため列車が立ち往生しているので、マーカーを打ち込み、列車を動かす手伝いをすることに。

怪しい事件が起きている中で、他の魔術師と協力するのは中々リスキーですが、Ⅱ世の怪我の状況も思わしくない為、速やかに氷雪の森から離れる必要があって。

グレイがマーカー打ち込みに協力する事に。前回最後に登場した吐血キャラも合流して、何とか森を突破。

 

「立ち上がったわけじゃない。――単にうずくまる方が辛いだけだ。

諦めなかったわけじゃない。――単に、思考を止められないだけだ」

止まることができなかった、エルメロイⅡ世。彼は、意識を取り戻した直後から、車いすに乗った状態でも行動を開始して。

犯人が「敵」であることを認識し……それを止める為に、行動を起こした。

今回の事件をきっかけに、彼はある決断を下したわけですが。笑顔で、宣言されたら、それはもう頷くしかないじゃないか……

 

カウレスが原始電池を使いこなして、アポクリファ知ってると、こう叫びたくなるような技を身に着けていたり。

グレイの持つ槍の十三の枷について触れられたりと情報が盛りだくさんでしたね……

FGOで見た名前もあって、もう……今から次が楽しみでなりません。

 

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿4 「Case.魔眼蒐集列車(上)」

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「それでも、あなたのように誰かを守ろうとしている人を、私は信じたい」

 

下巻の発売予定が出るまで、読むの我慢してたんですよねぇ。

ようやく手を出すことが出来ました。あぁ、やっぱりエルメロイⅡ世好きだなぁ。

『序章』のⅡ世の「ああ……やっと……」という言葉にどれだけの思いが込められていたのか。

まだ道のりは果てないとはいえ、彼はまた一つ成し遂げたのだ。それを思えば、少し深酒して寝落ちするくらい可愛いものではないでしょうか。

 

エルメロイ教室の新しいメンバーも登場してましたが……

堂々と他学科からのスパイですと公言するイヴェットに、フラットが術式を読み解きⅡ世が理論化した原始電池を与えられたカウレス。

また個性的なキャラが出てきたな、と言いますか。カウレスはアポクリファの世界線でなくてもエルメロイ教室にくる運命なのか……

 

カウレスの方は、師弟の暴走の結果ではありますが……他者の秘匿した魔術を暴いて、別の奴に与えるとか。

そりゃあ、他の魔術師から歓迎はされませんわな……。グレイにすら得心されてるじゃないですか。

まぁ、その行いが今回後半Ⅱ世を助けるんだから、人生何がどう転ぶか分かりませんな。

 

今回の舞台は、「魔眼蒐集列車」。

その名の通り魔眼を集めるのみならず……オークションを実施し、その移植まで請け負う一種の都市伝説的な存在。

Ⅱ世は招待状を受け取り、奪われたものを取り戻すために、列車に乗り込むことに。

FGOでおなじみのオルガマリーが登場したりしてますなぁ。まだ幼さが見えるというか、人の死を見て悲鳴を上げられる可愛げが残ってる。

 

列車内で起きた殺人事件。

Ⅱ世も対面したときに硬直した、予想外の存在の登場。

そして予期せぬ列車の進路変更。さらにここに状況引っ掻き回しそうな乱入者が来るんだろ……?

なかなか混沌として来てますが、コレをどうまとめ上げるのか、下巻が今から楽しみでならない。


ロード・エルメロイⅡ世の事件簿1 Case.剥離城アドラ

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「ボクは、もう十分な栄誉を受けたんだよ」
(略)
「その栄誉は後払いでもらったものだ」
(略)
「だから、ボクはその栄誉にふさわしい人物にならねばならない。順序が逆になってしまったけれど、あなたの見る目は間違えてなかったのだと証明しなければならない」


三田誠が描くFateの世界。
Zeroで描かれた、未熟で必死で、そしてサーヴァントとマスターという関係を変えた、良コンビ。
ライダーと共に戦った、ウェイバーのその後の話。
時計塔の講師になっている、というのはどこかで見たことあったんですが。
割と様になっているというか。

色々な巡り合わせもあって「君主」の一人として、菲才の身ながら末席に名を連ねているようで。
魔術師としては凡庸でも、頭脳の冴えは素晴らしく、第四次聖杯戦争において、キャスターの根城を突き止めたのと同じような空気を感じます。
そこからさらに成長が見られたり、自分の非力を真っ向から認められたり。
ある事情から集まった魔法師たちの中で一番弱くて、決闘したら死ぬのは自分一人だ、とか言っちゃいますからね。
確かに成長しています。けれど同時に、天才たちへの渇望というものもあって。

「君たちは、本当に卑怯だ」
(略)
「ただ天才であるというだけで、あっさり高みへ飛翔していく。私がただ思い描いているだけの空を自由に飛び回る」


剥離城アドラ。ある魔法使いの拠点とした工房。
城内には多くの天使が飾られ、遺言によって魔術師たちが集められる。
提示された謎を解き明かしたものが遺産を得られる、と。
キャラがそれなりに出てきた中で、ちゃんとそれぞれの事情や心情なんかをしっかり描いたうえで、話がするする進んでいくんだから流石というほかない。

まぁ、魔術師が集まって、謎解きやろうとすれば脱落者も出るわけですが。
その人たちもまた魅力的なキャラクターでした。
Fate好きなら読んで損はないんじゃないですかね。
自分がそこまでFateの派生追い切れてるわけでもないんですけど。
もうちょっと頑張って追いかけたいところはあります。
作品は文句抜きで面白かったです。アポクリファは完結しましたが、新たに始まったこちらはまだ巻数でるようなので、今から年末が待ち遠しいですねー。


プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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