気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ワキヤくんの主役理論

ワキヤくんの主役理論2

ico_grade6_4

「(前略)そういうイベントが、俺はなるべく人生に多く起きて欲しいんですよ。仮に悪い目を引くとしても、とりあえずサイコロは振っておく主義なんです」

 

すれ違った主役理論者と脇役哲学者は、夜の公園で青春して以前よりも仲良くなった。

まぁその代償として「恥ずか死にたい」と悶える羽目になっていましたが、それが君の選んだ結果だよ……

電話にて登場して来る我喜屋の旧友の言う通り、我喜屋、面倒くさくて恥ずかしい奴ですよねぇ。見ていて楽しいのはありますけど。

 

1巻接続章において、そんな二人のやりとりを目撃していた、友人のさなか。

実は彼女は、我喜屋がこの地に引っ越してくる前に、その姿を。行動を目撃したことがあって……

迷子の少女を助けようとした我喜屋が偉い。けど自分も分からないんじゃ効果半減だよ……その時に言っていたサイコロの話は興味深くて良かった。

TRPG経験あるので、うんうん判定できるならやりたくなるよね、みたいな気分になったというか。

 

今回は、表紙にもいるさなかがメインの話でしたねー。

我喜屋が新規開拓したおでん屋の店主、赤垣此香の事情なんかも絡んで、さなかが彼女の青春をする話、というか。

我喜屋に影響されて、彼女自身が主役になろうと走りだす、きっかけとなるエピソードだったように思います。

 

それ以外にも、叶の弟である望くんがアパートにやってきて、疑似的な同棲状態になっていることがバレたり。我喜屋が彼から、姉は優良物件ですよと唐突な売り込みを受けたりとイベントは発生していて。

我喜屋から連絡をとり、2回目に会う時にたまたまさなかと出くわして、そのまま恋人関係だと嘘をついたりもしてましたが。自分から提案しておいて悶えるんじゃないよさなか……かわいいな……

                                                             

我喜屋は夜の公園好きすぎないか問題。

1巻では叶の脇役哲学を尊重し、側にいて欲しい(意訳)と言って。

2巻ではさなかの背中を押して、一緒に行こう(意訳)と手を取る。

対比が効いてていいと思いますけど、向いてる方向が微妙に違うので、いつか道を違えることになりそうな。

望くんが仄めかして来た、叶の事情と言い厄介そうなネタの気配が濃厚だからなぁ。これで3巻が出てないのは悲しすぎる。とりあえずカクヨム行こうかな……

ワキヤくんの主役理論

ico_grade6_4

――人は簡単に変わる。ただ、変わるに足るきっかけのほうが起こらないだけだ。

 

高校デビューって、ありますよね。

進学を切っ掛けに今までとは違う自分になろうとする。

この作品は、それをどこまでも真剣に実践したとある二人の物語。

片や友人と「主役理論」を組み立てて、物語の主役たろうとする少年、我喜屋未那。

片や一人で「脇役哲学」を作り上げて、物語の脇役で良いと主張する少女、友利叶。

本来であれば、真逆な二人の青春は重ならず、互いに干渉することも無く学校生活を送っていたはずだった。

 

しかし。高校デビューって結局は、環境が変わったタイミングで、自分も変わるわけじゃないですか。

この二人は自らの主張に妥協をしないので、進学だけではなく、それをきっかけに一人暮らしを始める事で、環境の変化を劇的にしていて……

実家からの支援があるとはいえ、高校生の身で借りられるアパートで、進学にも適している物件を探せば、重なるのも無理はない。

 

我喜屋は102号室、叶は103号室とアパートの隣人になっており……バイト先まで一緒。

さらには、不慮の事故と言うか。相手の主張を認められずに壁を蹴ったら崩壊し、部屋が繋がるハプニングまで発生し……

誤魔化そうとしたものの友人にもバレ、彼女らは黙っていてくれる事になったものの。二人の詰めが甘かったせいで、付き合ってるのではないかと噂が流れる羽目になったり。

途中で我喜屋は「バカ+アホ+間抜け+ドジ」で満貫とか言ってましたが。

なんというか、ここまでトラブル重ねられてると役満と称してもいいんじゃないかな、みたいな気分にはなる。

 

お互いの主張を理解出来るけど、真逆であるために認めることは出来ない。

それ故に、どうしても交流せざるを得ないとなれば。争いは避けられないのだ……とか言いましたけど、二人とも外面は良いし、主張を理解出来てる部分もあるので、傍から見てると仲良くも見えますけどね。……ガンガン言い合いしてるので、仲悪くも見えるのが困りものですが。

 

1巻は面倒臭いところのある二人が、交流してすれ違い、少しだけ歩み寄るお話でありました。

初版3年前なので入手難度は高そうですが、今は電子書籍とかあるので……作者さんの新作『今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。』と合わせてオススメです。

プロフィール

ちゃか

 新刊・既刊問わず、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。コメント歓迎。ただし、悪質と判断したものは削除する場合があります。当サイトはリンクフリーです。ご連絡等はコメントかメッセージよりお願いします。

メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ