「次はもう少しうまくやるよ」
BOOK☆WALKER読み放題にて読了。
キャンペーン追加タイトルで、対象期間は7月末日まで。
二人で旅を続けるタイキとヤヒロ。
道中、地図と実際の風景が異なる異変に遭遇したりしていましたが。
地図を書き写す際に間違えたか何かだろう、で片付けて進み続けて。
ビルの立ち並ぶ繁華街に到達。
資源が残っていることを期待するも、その場所は2つの勢力の縄張り争いが勃発している危険地帯だった。
この地にあるという秘宝を巡って争う、<天文館>と<果樹園>。
更には<灯台>に所属している、両勢力の和解を呼びかける少女までこの地にはいて。
タイキたちは<学園>関係者なわけで、都合4勢力が集まっている、中々見ないレアスポットになっていましたね……
抗争は中々に苛烈で素直に通れそうにはない。迂回しようにもミサキの生息区の問題がある。
やむにやまれず、タイキ達は繁華街の争いに介入していくことになるわけですが。
タイキも情報が足りない状態で出来る事をしようとはしていましたが、中々上手くいきません。
でも、<灯台>所属のクイナを出しに<天文館>に交渉に行くときのヤヒロとのやりとりは笑えてよかった。
もっと言えば、縄張り争いをしている両陣営の現場すら秘宝の詳細を把握していないというありさまで。
上層部とかの、情報を抱え込んでいる相手に、誰も彼もが踊らされたなという感じ。
善意を信じようとする人々も確かにいた。けれど、全てが無駄になったあの結末は、もの悲しい。まぁ、もとよりこの作品のテイスト的に、どれだけ生き残るかが問題だとは思っていたので、ショックはそんなないんですけど。
タカマガハラや、この世界についての情報も少し出てましたが、謎が深まったばかりと言いますか。序盤の地図の謎の真相には驚きました。あんな爆弾ありかよ……