それにしても、デートという言葉の懐の広さは凄い。これじゃあまるで、無敵じゃないか。
冒頭は、P120「世界が色づく」より。
見開きの右側にタイトル、左側に小説を掲載した1頁だけの物語。
合わせて124もの物語が紡がれています。
これは、とある先輩と後輩の、二人の不思議なお話。
在る時は前世の恋を思い出して。
別の話では更に前の時代での復讐の連鎖を思い出す。
はたまた、おかしな姿に変貌してしまったり、どちらかが失踪したりする。
二人は時に交際するし、死別する。
結婚することもあれば、別の相手と結ばれるのを見ることもある。
万華鏡のように煌めく話が、次々にやってくる。
話毎に事情が異なるのを説明しつつ、一ページでオチもつけている。
見開きで完結していることもあって、かなりスルスル読めましたね。
Twitterでも発信されているので、ちょっと調べてみて、気になるエピソードが見つかったら。是非、これも読んでほしい。