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「ずっと今のまま変わらなかったら、これ以上楽しいことが起こらないよ?」

完結後のエピソードを描く短編集。
少し時間が空いてましたけど、まぁ、相変わらずの空気で何よりです。
今回の話の合間には、各キャラクターたちの前身が描かれる座談会が掲載。
明久は安定の「超お馬鹿」みたいですが。
ほかのキャラクターの中には「前世」としか言えない程、原型が残っていないのもいました。

クリスマスでのドタバタが中心ですね。
学園で行われたクリスマスの行事。
そして、仲間内で集まって行ったパーティーの二つ。
あとは明久たちがスカート捲りに励もうとしたり、進級したのちのエピソードとかでしたね。
あの卒業式での挿絵は卑怯だ。吹いたよ! 真面目なシーンかと思ったらアレかよ!

学園でのイベントは、異文化交流をするためにクリスマスパーティーを実施することに。
当然のように、学園長が色々と企んでいるわけですけども。
文月学園流にアレンジされた「ヤドリギの下でのキスは拒めない」がひどい。
(※ 参加者の性別を問わない)という脚注がこれほど恐ろしいものだったとは……

身内のパーティーの方も、相変わらず恐ろしい爆弾が仕込まれているわけで。
一致団結して乗り切ろうとしろよ明久たち……
団結したときの突破力凄いけど、同時にコイツら仲間割れ大好きだからなぁ。
相変わらずの雰囲気で、楽しめました。
後書きによれば新作で頭をひねっているとかなんとかありますので、出るなら早めに出てほしいものです。

バカとテストと召喚獣12.5 (ファミ通文庫)
井上 堅二
KADOKAWA/エンターブレイン
2015-03-30